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電動ガン の記事一覧

東京マルイ MAC10 (vol.14) ~ パワーソースの終着点 完全互換型リポ

2011/9/02 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

東京マルイ MAC10 長期レポ
東京マルイ MAC10 (イングラム M10A1)
コンパクト電動サブマシンガンシリーズ

スペック
全長:295 – 548mm (サプレッサー装着 536 – 789mm)
重量:1480g (サプレッサー装着 1710g)
装弾数:65発/ オプション480発
参考初速:71.5m/s(0.51J)

←東京マルイ MAC10 前回のレビュー記事 (vol.13)

バッテリー グレードアップ の終着点
これまで、長きにわたって MAC10 のパワーソースについて考えてきたが、ついに結論を迎えることになった。それは、ET1-800mAhと純正コネクターを結合して、マイクロEXバッテリー型の完全互換リポバッテリーを作ることにあった。当然、銃本体の加工は一切不要で、バッテリーも純正バッテリーと同様に着脱でき、便利であることこの上ない。

MicroEX lipo GUN道場PRODUCTS

ET1-7.4V800mAhは25Cと比較的ポテンシャルが高いリポバッテリーであるため、大きな電流を引き出せる。そのため、以前のE-sky 7.4V800mAh(10C)よりもフルオート回転数が上昇し、約1200rpmにものぼる。そうなると、ノーマルヒューズ(10A)では切れてしまうので、15A以上にスープアップする必要が出てくる。また、回転数の上昇に伴い、多弾連射マガジンではBB弾の供給が追いつかなくなってしまう。細長いマガジンは高速回転が苦手であり、フルオートを多用する場合は、ノーマルマガジンが推奨となってくる。

バッテリー構造の設計変更
2011年9月に ET1 から出荷された ET1-7.4V800mAh(イエローライン) は、外形サイズも一層細くなり、これまでと内部構造が大きく変わった。
レッドラインの構造に似ているが、ET1-EX800を製作する観点からみると、それまでよりも製作工程が増え、さらにバッテリー自体に組みつけられている端子が非常に弱くなったため、若干、接合強度が心配されるものとなった。とはいえ、製作は可能なため、引き続き受注を受けて製作していきたい。

リポバッテリーは、一度使うと手放せなくなるほどに高性能かつ、管理がラクなので、是非試してみていただきたい。
リポバッテリー特集 – GUN道場

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KSC HK53 A2 SFPD ~ MP5サイズのアサルトライフル

2011/8/26 By: maxi カテゴリー: ライフル

KSC HK53A2 SFPD
KSC H&K HK53A2 SFPD
2ウェイ エアーコッキングシステム 電動ガン

スペック
全長:782mm
重量:2,785g
装弾数:80発
初速:77.6m/s – 0.2g (0.60J) ~ 82m/s (フルオート時)
メーカー希望小売価格:39,900円
・東京マルイ MP5/G3用ローマウントベースを装着

実銃の紹介 (KSC商品ページより引用)
60年代にロールアウトした HK53 と時期を同じくして設立された サンフランシスコ SWAT 。元祖 SWAT とされる LAPD と、双方が開祖であると主張して譲らず、名称も独自の『タック・スクワッド』を名乗っていました。
その制式ライフル『 HK53A2 』に、誇り高き『 TAC SQUAD 』の刻印が刻まれ、マガジンもロウエンフォースメント仕様としたのがこのモデル。クレバーな取り回しの良さとビンテージ感を合わせ持ち、しかもHK53よりもプライスダウンを敢行した、お得なパッケージとなっております。

まるでサブマシンガンのような コンパクト アサルトライフル
スナイパーライフル的な性格の HK33A2 に対し、機動力を求めた サブマシンガン的 なテイストで構成された HK53 。非常にコンパクトにまとまっており、構えた感触が MP5A4 とそっくり同じで、エアガンとしてもより扱いやすくなっている。年間生産数限定のモデルということで、希少価値も高く、H&K ファンなら押さえておきたい逸品である。

▼ HK53 のパッケージング状態。箱は HK33 と共用で、追加のシールによって識別できる。バッテリーが付属するが、私はニッケル水素とは完全に縁を切っているようなものの為、封すら開けていない。
KSC HK53A2 SFPD パッケージ

▼マガジンとマガジンハウジング部分以外は、MP5A4 にそっくりだ。リブで強化されたレシーバーやマガジンが、機械っぽくて何だかカッコ良い。現代のポリマーフレームには出せない重厚感であり、いまでは希少な魅力だ。
KSC HK53A2 SFPD レシーバー

▼コッキングレバーが、HK33 よりもレシーバー側に近づき、非常に操作しやすくなっている。KSCの電動ガンは、パワーソースなしでも、エアーコッキングで静かに射撃できる。
KSC HK53A2 SFPD コッキングレバー

▼フラッシュハイダーは四つ又のロングタイプ。指で弾くと、キーンと甲高い音が、長時間 鳴り響く。アルミの削りだしのようだ。ちなみにハイダーは 14mm正ネジ でとまっている。
KSC HK53 SFPD フラッシュハイダー

▼今更気づいたのだが、給弾口がセンターラインからオフセットされている。つまりチャンバーに対して若干斜め方向から給弾しているということになる。HK33 の時はそこまで気づかなかった…。
KSC HK53A2 SFPD 給弾口

▼ホップ調整は、フォアグリップを外して、ダイヤル操作で行う。クリック感があって分かりやすい。
KSC HK53

上下 両方向からパッキンで押さえてしまう ホップアップシステム は若干、弾道の安定性に欠く。PDI の 05インナーバレル で解決するのだが、HK33 用に発売されていた PDI インナーバレル も HK53用としては登場していない。もっとも今では、HK33用も販売終了となったのか、手に入りにくくなってしまっている。
実射性能としては、上記のようなホップシステムのせいで、東京マルイの電動ガンほど飛距離が出ない。ゲームで、マルイの電動ガンから持ち変えると、射程距離も集弾性も下がるため、慣れるのに若干苦労する。基本的には、インドア戦 や CQBゲーム向けと考えたほうが良いだろう。

▼頑丈なストックはピン1本で着脱が可能。リポバッテリーは、ET1シリーズの中では、7.4V800mAhと1200mAh(2012春 再販予定)が適合し、1400mAhサイズは入らない。なお、トリガーでシアを切って発射するシステムのため、バッテリーはレスポンスに影響を与えず、リポバッテリーの恩恵はそれほど無い。
KSC HK53A2 バッテリー交換

東京マルイの次世代電動ガンがどんなに進化しようとも、 KSC の電動システムによる、キレの良い射撃は最高に楽しく、他にマネ出来ないであろう強い個性を持っている。是非ともバリエーションを増やして欲しいシリーズである。

KSC HK53SFPD 次のレビュー記事 (vol.2)
→ KSC HK33A2 のレビュー記事もよむ

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アカデミー マイクロUZI 電動ガン ~ 唯一のモデルアップ

2011/8/18 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

アカデミー マイクロUZI 電動ガン
アカデミー マイクロUZI
10歳以上用 電動ガン

スペック
全長:249mm
高さ:283mm
重量:346g
装弾数:230発
初速:32m/s – 0.2g (0.10J)
・フルオートモードのみ
・推奨使用BB弾:0.12g〜0.15g
・標準は単4アルカリ電池6本使用(マンガン電池は動作不可)
メーカー希望小売価格:4,095円

実銃の紹介
マイクロUZI の登場は1985年頃で、治安部隊や特殊部隊向けに開発された「ミニUZI」のコンセプトを進めて、さらに小型化したサブマシンガンである。全長282mm、重量1.7Kg、9mmパラベラム、クローズドボルト仕様で、毎分1200発という高速連射が可能となっており、ショートレンジでは MAC10 を上回る制圧力をもっていた。アメリカ一般市場向けに、拳銃としてセミオートのみで仕立て上げたものがUZIピストル(9mm/.45ACP)である。

現在唯一手に入れられる マイクロUZI のトイガン
マイクロUZI (またはUZIピストル) のトイガンはかつて、実にさまざまなメーカーから発売されていた。マルゼン (タイプU / GBB)、マルゼン(ガスセミオート)、JAC(ガスフルオート)、マルコシ(ガスセミオート)、 ポイント(カート式エアー) などである。80〜90年代当時は多くの映画にも登場していた為、このように各社から発売されていたのだろう。私もチャックノリス主演「地獄のコマンド」の マイクロUZI ニ挺使い のインパクトが非常に強い。
エアソフトガンでは、全てが低価格のエントリー向けモデルとして位置づけられていた。唯一ガスブローバックだったマルゼン・タイプUも既に絶版となり、現在はアカデミー製しかない。アカデミーにはストック付きのエアーコッキングモデルも存在したが、現在は見当たらず、絶版のようだ。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

コンパクト × 多弾数 のローパワー電動ウェポン
アカデミーの マイクロUZI は、非常にコンパクトなボディでありながら、230発の装弾数を持っているのが特長である。また、低価格も魅力だ。東京マルイ他から同等の製品は発売されておらず、オリジナリティのあるエアガンといえる。

実射インプレ
発射音はけたたましく響き、回転はやや遅めになっている。固定ホップアップが装備されているので、20mくらいは飛ばすことが出来る。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

UZI譲りの無骨なデザインを再現
側面に入ったリブは UZI系 に共通した特徴だ。実銃のプレス・スチールゆえの造形であり、現代のあっさりしたプラスチックのフレームとは全く異なる趣がある。UZIファミリーに共通する、機械や機関車を感じさせるデザインは、古いと言われようが力強くて良いと思う。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

10歳以上用ながらもリアルサイズ
マルイの電動ガンBOYSはデフォルメされているが、アカデミーの電動ガン(M4A1/ K2ライフル/ TMP/ マイクロUZI)は全てリアルサイズとなっている。

細かい部分も再現
アカデミー マイクロUZI は重量こそ軽いものの、しっかりと マイクロUZI のデザインを再現している。

・ミニUZI と同様のスリット・マズルブレーキ
コッキングノブ、エジェクションポートは無可動
グリップセーフティはオミットされているが、グリップサイズは小さめで非常に握りやすい。マルイ UZI とほぼ同様のサイズ。
セーフティレバーは2段切替で、左が撃発、右が安全。
 動作させた後にセーフティをかけると、メインスプリングが開放されるというギミックが備わっている。
トリガーはプラスチック製だが肉厚があり、強度にもさほど心配はない。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

230連マガジン標準装備
マガジンは230連のゼンマイ巻上げ式で、東京マルイの UZI と似たような仕様だ。こちらはオールプラスチック製で、ケースがシースルーのスモークカラーとなっていて、残弾が容易に確認できる。マルイの0.12g弾を使ってサイティングして撃つと、15mくらいで浮き上がって広範囲にばらまく感じになる。SIISの0.15g弾を使うと、約15m先でドロップし始めるが集弾性は高い、という結果だった。ちなみに写真の右端に置いてある マルイ 電動UZI用マガジンとの互換性は無い。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

リポバッテリーを内蔵する
さて、アカデミーの電動サブマシンガンシリーズ(といっても マイクロUZI と TMP しかないが…)は、単4アルカリ電池6本使用の、10歳以上向けモデルとなっている。この設定が曲者で、電池の消耗が早くて撃てる弾数が異常に少ないという問題がある。これでは思う存分遊べないので、リポバッテリー化をお勧めしたい。7.4Vリポバッテリーに換装すれば、約600rpmで1000発以上は撃てるようになり、結果的にリーズナブルだ。11.1Vでさらに回転数を上げてみたいところだが、内蔵できるのはET1-7.4V 700mAhがギリギリの為、今後の研究課題としておきたい。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

耐久性に関して
半年ほど前に購入したアカデミー TMPは、ゲームでかなり酷使している部類に入ると思うが、本体/メカに関しては現在でも異常は無い。しかしマガジンのゼンマイ巻上げがいっぱいになると空回りしてしまうなど、少々ヘタリが生じ始めている。TMP についてはスペアマガジンの販売もあるので必要な方はGUN道場PRODUCTSまで問い合わせてみて欲しい。

遊び方を考える
サバイバルゲーム定例会などをメインに遊んでいる方には、使いどころに困ってしまうかもしれないが、色々と遊び方もあるので紹介しておきたい。10歳以上用のエアガンはパワーが低いぶん、直接肌に当たってもケガには至らないため、至近距離でも危険度が低い点が特長である。

・18歳未満の少年たちのメインウェポンとして
 マルイ電動ガンBOYSに比べて価格が安くてリアルサイズ、マルイミニ電動ガン(または電動ブローバック)よりも多弾装填が可能。もちろん大人が使っても良い。10禁ワンメイク戦なら銀ダン以上にスリリングで楽しいウェポンになるだろう。

・フィールド貸切のネタゲーム等で
 ターミネーター戦などでターミネーターに持たせるには丁度良い。レジスタンス(人間)側は持ち弾3発程度でターミネーターに着けた風船を割るなどのゲーム例がある。(ほぼ無敵のターミネーターが通常のフルパワー電動ガンで暴れると痛い事この上ないので、やめたほうが良い)

・インドアゲーム
 手狭なフィールドなら、ハンドガンやローパワーウェポンのほうが楽しめる。

・U18ウェポン ワンメイクゲーム
 どんなフィールドでも、10歳以上用エアガンに限定してゲームをすると非常に面白い展開になる。とにかく走り回ることにはなるが、子供に返ったかのようにワイワイと遊べるので、是非試してみていただきたい。

・スナイパーのバックアップウェポン
 ともかく軽量なので、緊急脱出時のウェポンとして。

・UZIファンならコレクションと割り切っても良い

マイクロUZI は価格も安く面白い一挺なので、是非お遊び用にでも試してみていただきたい。

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