東京マルイ MAC10 (イングラム M10A1)
コンパクト電動サブマシンガンシリーズ
スペック
全長:295 – 548mm (サプレッサー装着 536 – 789mm)
重量:1480g (サプレッサー装着 1710g)
装弾数:65発/ オプション480発
参考初速:71.5m/s(0.51J)
←東京マルイ MAC10 前回のレビュー記事 (vol.5)
気になる点を少しずつ解消していく
ゲームにおいてはMAC10をメインウェポンとして使うことも多々あるが、実銃由来の、どうにも「いただけない部分」というのはあった。そこで今回はゲームでより使いやすくするべく、各ポイントを地道にチューンしてみた。内容は非常に細かいので、ぱっと見には分からないようなものばかりだが、使いやすさが倍増するため、より一層MAC10への愛着も深まったというものだ。
1.ガチャガチャとうるさいハンドストラップを消音化
しっかり作られていて頑丈なハンドストラップだが、クリップとストラップをつなげているスイベル部分が結構騒がしい。それなら外してしまえ、という方法もあるのだが、付いていれば何かと便利なので、私は付けておきたい。隠密行動の時にも、高めに響く音がどうにも気になる部分だったので、パラコードを挟み込むことで消音化した。(トップ写真)
2.ストックが半自動で伸びる仕様(?)をキャンセル
スリング(バンジースリング)をストック基部に取り付けているが、大抵ストックは縮めて使用している。バンジーは自在に伸ばすことができて非常に便利だが、手を伸ばして射撃しようとすると一緒にストックが伸びてしまうことも多々あった。これはロック部分が斜めにカットされているためで、その部分をヤスリで90度に削り、リリースボタンを押さないと伸びない、という仕様に変更した。
これで余計なストレスもなく、操れるようになった。
3.ストックの肩当て部分の増強
ゲームでは「突入」や「面制圧」は常時するものではなく、序盤では索敵や中〜遠距離戦が多くを占める。そのため、意外にもストックを伸ばして、狙って撃つことも多いのに気づいた。ご存知の通りノーマルストックでは、全く自然には肩に固定できず、無理な姿勢を強いられた。それならばと、LAYLAX フリップダウンストックを付けてみたら、ラクに肩にあてられるようになった。これ一つで完全に機能するストックに変わったのである。MAC10はバラマキ専用SMGだと思い込む必要はない。特にマルイ電動なら、他と遜色ない狙撃精度を持っているわけで、楽に狙えるようになればより戦力としても上がるだろう。
4.ナイトゲームorインドアゲーム向けのオウルサイト
ドットサイト取り付けは、本体に加工をするのがイヤで、頓挫してしまっているが、特に無くても良いというのも確かだ。しかし暗いところではサイティングも何もあったものではないので、ナイトorインドア戦用に、前後サイトに夜光テープを貼ってある。特に珍しいチューンではないが、夜光テープは非常に良く見え、ドットサイト的に照準を合わせることも可能である。テープ形状などはもちろん自由なので、いくらでも試せるのが楽しいところだ。夜戦ではホタルが飛んでいると見間違われるかもしれないが、敵からは概ね見えないであろう。
メンテナンス試行錯誤
大活躍のMAC10はメカ部分においては全くもってノーマルのままである。ニッケル水素バッテリーを仕込もうとしたが、インナーバレルの固定パーツを外すことになるため、ぐらついて命中精度に影響が出るのでは?と思い、踏みとどまった。その際、回転数アップを期待してヒューズを外してはあるが、大して変わったような気がしない。メカ部に関しては、ノーメンテで半年たち、やや初速が下がったようなので、ポンプのクリースアップなどの基本メンテを行ってみた。メンテ中の初速の変遷を記載しておく。
・購入時 71.5m/s(0.51J)
・半年以上ノーメンテ(多分1万発ぐらい使用)・・・65m/s (0.42J)
・今回、簡易グリースアップ・・・70m/s (0.49J)
まずピストンにオイルをさしただけでこんなに変わるものかと驚いた。しかしその後、バレル内がオイルまみれになってしまったことを確認、再度、インナーバレルを分解して、オイルの除去を行ったところ、75m/s (0.56J) まで上昇した。(しかしこの際ホップ圧をいじってしまったため、どれが適正ホップ時かは不明)
購入時よりわずかに上がって、そんなこともあるのかと驚いた。コンパクト電動ガンの不安定性?を示しているような気もするが、どのあたりで安定してくるのかはまだ分からない。なお回転数は、12〜14RPSで、ノーマルのバッテリー個体差もでた結果となった。
これらの数値だけみると、ヘタレ銃のように見えるが、こんなものでも充分に全ゲームを戦えるのだから、チューンアップの必要性は無いと考える。巷ではハイサイクルなどもはやっていて圧倒的な火力を目にするが、ゲームの楽しさや勝ち負けはそこには無いということをいつも思う所である。火力を高めて本当の戦争のように遊ぶのではなく、足りない「性能」を、頭や足、チームワークで補うことにゲームやスポーツとしての面白さがあるのではないか、いつもそんな思いで参戦している。
→東京マルイ MAC10 次のレビュー記事 (vol.7)
東京マルイ MAC10の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ MAC10′ sort_type=’6′ category=’101164′]
東京マルイ MAC10のヤフオク出品状況
TUNER’Sギャラリーをみる