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サバイバルゲーム戦術について考える

2006/7/31 By: maxi カテゴリー: トピック


サバイバルゲーム テクニック

実際にサバイバルゲームを行って、あっという間にやられてしまった、不注意だった、などという経験は無いだろうか?そこで、少しでも長い時間がんばれるよう、サバゲーにおける戦術のあり方について考えてみたいと思う。そもそも「戦術」とは、「戦いに勝つための個々の具体的な方法・技術」である。対して「戦略」は「戦いに勝つための総合的・長期的な計略」ということになっている。サバイバルゲームは短い時間で行われることが多いため、多くは前者が大事になってくる。

自分の動き方を見直す
実際の「CQB戦術」いわゆる近接戦闘技術に関する書籍(メディアライブラリー)はいくつか出版されているが、少し見かけたものでは、戦闘を有利に運ぶための隊列の動きや、建物への突入の方法などが書かれている。しかしそれはサバゲーに関する話ではなく、あくまでリアルな実戦のものだ。サバゲーは「ゲーム」であり、自由な遊びであるがゆえに、なかなかマニュアルどおりには行かなかったりする。
ホンモノの銃の構造や構え方、撃ち方については指導書のようなものがあるが、実際の”サバゲー”という遊びの戦闘で、気をつけるべき基本は少し異なるものでもある。「サバゲー戦術」というものも、挙げればきりがないはずだが、あまり多くの選択肢があっても、実戦で使えるかどうかは疑問だ。なにしろ、戦闘時間が非常に短く、あっという間に決着がつくことが多い。そのため、常に念頭に置くべきことは、シンプルであるべきだと考える。

また今のところ「個」の動きを具体的に描いたものが無いような気がした。個とは、最小の単位「1人」であり、サバゲーでは最も重要な動きとなる。サバイバルゲームで、文字通り「生き残る」ための戦術・動き方の事例をピックアップしてみたい。サバゲーはゲームであるがゆえに、基本的には何らかの形の「勝ち」を第一目標とされる。面白ければ、勝ち負けはどうでも良いのが本筋だが、一定の条件のなかで、目的達成のためにに最も有効な方法を選択して、目的を達成することが「勝つ」ということであり、目的達成も一つの醍醐味であることは言うまでもない。サバイバルゲームは人間相手に行う、触れない格闘技のようなゲームであるため、相手も同じようなことを考える、ということも念頭に置いたほうがよいだろう。だがその中でいちはやく相手に先じた方が勝ちをとれる。どうだろう、奥深くて面白そうな世界ではないだろうか?

戦術を学ぶ – GUN道場
戦術基礎 上手な動き方

サバイバルゲームの遊び方やアイデア

2006/1/24 By: maxi カテゴリー: トピック


サバイバルゲームの原則
サバイバルゲームでは原則的に、自分に弾が1発でもあたればヒット=戦死となり自己申告、フィールドから退出することとなっている。
ゲームメニューとして一般的には、「フラッグ戦」や「殲滅戦」が手軽で、多く行われていると思われるが、さまざまなルールを考案するのも一興である。また、人数にあわせてヒットポイントを設けたりと、工夫する事でゲームはより一層深く、面白くなってゆく。

■いろいろなゲームルール

【目的によるバリエーション変化】

・移動式フラッグ争奪戦(通常は固定されているフラグを移動可能なものにすると動き方は全く変わってくる。ターゲットを人間にして”敵ボス討伐”ということにもできる)
・拠点制圧戦(1箇所または複数の拠点を確保する)
・缶フラッグ戦(フラグを缶にすることで、狙撃でもゲットできる)
・人質奪回/突入(または要人警護/脱出)
・バトルロワイヤル(自分以外は全員敵)
・篭城戦(フラッグ防衛と攻撃)
・ゾンビ防衛戦(攻撃側のみ復活有りの拠点防衛戦)
・狐狩り戦(逃亡するターゲットをハンターチームが追う)
・スナイパー対戦(狙撃手&補佐どうしの長期戦)
・シナリオバトル(映画やドラマのシナリオベース、アイテム奪取やアイテム強奪-逃亡など) etc.

【運用によるバリエーション変化】
■火力による調整
・少人数側=フルオート(高火力)、多人数側=セミ・コッキング(低火力)の設定
・ハンドガン限定戦
・メディック、衛生兵の設定(条件復活ルール)

■人数が少ないときの工夫
・ヒットポイント制にする(2~3HPを設ける)
・無制限の復活ありにする(陣地戻り、デッドカウント、数秒停止など)

■いろいろな制限戦
ゲームはイコールコンディションが基本である。
・弾数の制限(リアルカウント他)
・使用するエアーガンを制限する(セミオート限定/ハンドガン限定/コッキング限定/ガス限定)
・フィールド範囲限定(四方をロープで囲う、ハンドガン、ミニ電動ガン戦など)
・時間制限をつくる(フラッグ10分保守など)

皆さんも是非アイデアを持ち寄って、楽しいゲームをやってみていただければと思う。

GUN道場 ゲームバリエーションの紹介

サバイバルゲームについて [概論]

2005/12/01 By: maxi カテゴリー: トピック


サバイバルゲーム/エアソフトウォー
こんな野蛮(?)で楽しい遊びが生まれて久しいが、皆さんはどのように接しているだろうか。もちろん「GUN道場」に来た方なら、サバイバルゲームに興味があるという前提で話をさせていただきたい。

これ以上楽しい遊びは思いあたらない
サバイバルゲームの何が楽しいかと言えば、例えばTVゲームなどのバーチャルなゲームよりも一層「リアル」に「スリルや緊張感」を感じられることにある。指先だけでキャラクターを動作させながらGUNを撃つのとは全くワケが違い、自らが銃を狙って撃ち、また色々なキャラになれる楽しみがある。さらに言えば、サバイバルゲームとは相手に触れない「格闘技」である。

また少し別の観点から見ると、「何も傷つけることなく」人間の「狩猟本能」的な部分を満たしてくれるような所もあるだろう。それ以外にも「TVや映画の主人公気分」であったり、「森や自然」「時代や憧れのスタイル」を楽しむ、など人それぞれの楽しみ方がある。またゲームの内容をよく練れば、映画やドラマの1シーンを再現して楽しむ、といったこともできる。その中でさまざまな銃のセレクトや戦術、戦略を含めて考えていくと無限大に楽しみが広がっていくのである。あまりに奥が深く、終わりがないホビーと言える。

しかし、どうしてもベースデザインは「軍事」や「武器」「リアリティ」となってくるため、社会的に理解されないのはやむをえないだろう。銃のはこびる現代世界の中では残念ながら「不健全なアソビ」と見られてもしょうがない。今後もひっそりと楽しむしかないだろうが、それでも良いと思う。専用の場所で一般人に迷惑をかけずに遊べる環境があれば十分である。

大切なルール
エアーガンを趣味にしていると、どうしても銃の知識や情報は避けて通れないが、実銃の知識よりもエアーガンの扱いは最低限身につけるべきである。特に一般の人に配慮した運搬方法や、安全な使用法は絶対にマスターすべきだ。法律規制にまでつながった数々の残念な事件は、今後絶対にあってはならないことだ。
日本ではエアガンという玩具を持ち出して「遊べる」ということに感謝し、幸せを感じるべきではないだろうか。
また私が願うのは、世界中から「戦争」「紛争」が無くなって、このゲームがスポーツとして確立されることである。よく考えれば、スポーツのほとんどは古代の”戦い”を基にしているはずである。

サバイバルゲームは「戦争ゴッコ」ではなく「一つのスポーツ」としてとらえるべきであり、相手を傷つけたり、ダメージを与えるのが目的ではないという事は、最初から最後まで念頭に置かなければならない。スポーツ、戦闘ゲームであるがゆえに疲労や苦痛も体験することにはなるが、他人と遊ぶ以上、相手を思いやる必要がある。
具体的には、第一に「パワーアップ」をしないことだ。パワーアップは、自分から見れば何か強くなったような気分で満足なのかもしれないが、撃たれる側にとっては痛さが増すだけの嫌なものである。私はヒットもとるが、よく撃たれもするため、パワーアップには断固反対している。今でこそ上限0.98Jという規制がつくられたが、だからと言って手持ちのガンをすべて0.98Jにアップするのはいかがなものかと思う。
エアーガンにはせっかく色々なバリエーションや個性があるのだから、それを理解し、うまく生かして使い分けをするほうが面白いのではないだろうか。必要以上の性能に頼らないといけないのは、腕がなければ戦略もない。例えば将棋やチェスを思い浮かべて欲しい。基本的に各コマは、ルールとして自身に与えられた力で、与えられた動作しかこなせないが、その制約の中で相手の動きを読み、他のコマ(仲間)と連携することでこの上ない楽しみや勝利を得られるはずである。

力に憧れ、パワーが欲しいという方や、飛距離が50mでは足りないという方は、早々に「諦めていただく」のが良いだろう。パワー以外の楽しみはいくらでもある。むしろ、パワーではないところに楽しみがある。
ゲームをするには今のエアーガンは十分すぎるほど高性能であり、「パワーアップ」は犯罪や、戦争の性質に近づいているものだということをよく認識して、健全に、相手への思いやりを忘れずサバイバルゲームを楽しんでいただきたい。

2006.09 ━━━━
東京マルイ BBスポーツフィールド
さて、2006年9月から東京マルイのサバイバルゲームゲーム専用フィールドがついに運営開始となった。コアなマニアには「マルイ製品しか使用できない」というレギュレーションなどに不満もでているが、初心者や慣れていない人を取り込もうとしている新しい視点が特長ゆえに、これはこれでアリと思っている。フィールド=舞台は絵になるし、例えばここでネット配信のサバゲー番組などを作ってもいいのではないだろうか。前々からゲームとのコラボをしているマルイだけに、今後はこういったソフト面でも色々企画を練っていって欲しいものである。

また、同じエアーガンでも、ベースとする銃には色々な歴史や世界があって奥が深い。個人的には電動ガンやブローバックばかりでなく、フリントロックやウェスタン系など古いモデルアップも充実していって欲しいと願っている。ゲームは、「効率の悪い」道具であればあるほど、頭を使わなくてはならないため、どんどん面白くなる性質があると考える。