GUN道場レビュー

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WA ベレッタ M84FS (vol.1) ~ 優美なデザインと小気味良い撃ちごたえ

2010/9/30 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA ベレッタ M84FS チーター
WA ベレッタ M84FS チーター
ガスブローバック
ステンレス シルバー

スペック
全長:172mm
重量:567g
装弾数:20+1発
参考初速:59m/s (0.35J)
・ABSモデル
・6.03mm精密NEW可変HOPバレル搭載
・Rタイプ マガジン

← WA ベレッタ M84FS 前回のレビュー記事 (vol.0)

流麗なデザイン
ベレッタ M84 は、右に出るものは無いと思えるほど、優美なデザインを備えている。サイズが手頃で、扱いやすさも備えていて、撃つのが楽しい銃に仕上がっている。 M84FS のベースである、M84 というモデルが マルシン からも発売されているが、これもまた流れるような、美しいデザインを再現している。

小気味良く鋭いブローバック
スライドが小さく軽いため、ブローバック動作は素早く鋭く決まる。しっかりとフルストロークで作動し、キレも良くて気持ち良い動作感になっていて、速射するのが楽しい一挺だ。ちなみに、M1934 よりもキックは強い。
非常に燃費が良いのも特長で、1チャージで50発以上撃つことができる。

完全に近距離向けの射撃性能
初速はコンパクトオートらしく控えめで、完全に近距離戦向けといえる。ホップアップシステムは、下からプラスチックの棒でBB弾を押し上げて、上部のホップパッキンに押し付けるというもので、効きが弱くて精度も期待できるものではない。
この旧来のシステムは、いまだに WA の ベレッタ M92FS と M84FS に搭載されているが、ここは是非とも固定ホップに仕様変更して欲しいところだ。ノンホップであれば非常に高い命中精度をもっていることもあり、若干惜しまれる点である。

▼左:WA ベレッタ M84FS 右:マルシン M84 MAXI(固定スライド)
WA ベレッタ M84FS チーター

サバイバルゲームで使うなら、元々の銃の性格からしても、バックアップ用、護身用と割り切ったほうが良いだろう。速射性にものを言わせて、防衛するのが精一杯の活用方法にも思われる。ただし作動の信頼性は高いので、状況やテクニック次第ではこれで攻めに入っても面白いかもしれない。いずれにせよ、インドアゲーム向きといえよう。

エアガンとしてみた場合は、恐らくコレクションアイテムとして大事にしまっておく系になってしまい、サバゲーではなかなか出番が無いかもしれないが、撃つ面白さは十分備えており、魅力的なモデルだ。

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KSC H&K USPコンパクト (vol.2) ~ システム7 俊敏なブローバックが魅力!

2010/9/06 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USPコンパクト System7
KSC USPコンパクト システム7
ブローバックガスガン

スペック
全長:173mm
重量:710g
装弾数:22+1発
参考初速:74.6m/s – 0.2g (0.56J)
2008年7月発売
・可変ホップアップシステム

←KSC H&K USPコンパクト (05HK) 前回のレビュー記事 (vol.1)

新エンジンを実装した USPコンパクト(システムセブンver.)が登場
KSC の USPコンパクト と USP.45 は、インドア戦で比較的主力にしており、気に入っているモデルである。性能(遠距離命中精度)でいうとマルイのほうが断然上なのだが、だからヒットがとれる、勝てるというものではないところが、接近戦のポイントである。自分の場合、マルイのハンドガンはむしろその性能に頼って、遠くからムダ弾を撃ってしまう傾向がある。逆にKSCの「射程の短さ」は自分の動きや連携でカバーするしかなく、必然的に相手に接近するためヒット率も高くなるというわけである。さて今回、色々と焼き直しされた07バージョン、システム7であるが、気づいた変更点は以下の通りだ。

エンジン・・・外見はマルイそっくりのデザインに変更され、負圧式ということらしいが、カラ撃ち時の音が違う(発射ガスがバレルから抜ける為)ぐらいしか違いが分からなかった。動作感は05バージョンとさほど変わらない気がするのが正直なところだ。
スライド・・・05HKはややプラスチック感のあるブラックだったが、システム7ではサンドブラスト調のパーカーっぽい表面色になっている。また刻印の一部がペイントとなり、このあたりはきっと、さらにリアルになったのだろう。なお、ABS素材であることには変わりない。

ホップアップシステムは旧来と同じため、遠距離性能は全く変わっていない。マガジンはマルイと同形式、フォロアー露出型になったことで、扱いやすくゲーム向きになった。ファーストインプレッション的には、「ちょっとリアルさを増して、少しだけ使いやすくなった」ぐらいのもので、エンジンのパワーがどうということはあまり感じなかった。ともかくこのシステム7が、現段階の現行型でベストモデル、ということは言えそうだ。(が、これ以上焼き直しはしないでほしい・・・)

扱いやすさ満点のコンパクト・ハンドガン
一言に「扱いやすさ」と言っても色々な要素があるが、数あるハンドガンの中でも、USPコンパクトの優れている点は多い。
・コンパクトでコントロールしやすい全長サイズ
・小さめで握りやすいグリップ
・狙いやすい前後サイト
・フォロアーがロックできて給弾しやすいマガジン
さらに、システム7のおかげで、跳ねるような迫力のある撃ち味や発射サウンドが備わっており、撃っていて非常に楽しいモデルに仕上がっている。

▼フィールドストリッピング
KSC USPコンパクト System7 分解

外観のコダワリと日進月歩
システム7のUSPシリーズに限らず、最近のKSCハンドガンの表面処理にはコダワリが見える。ブラスト処理や抑え目のホワイトマーキングなどがリアルに再現されており、見ていても飽きないし写真にも映える。基本的には、動作スピードを優先したと思われるABSスライド版が標準だが、USPコンパクトには、ヘビーウエイトスライドを実装した、「P10SD」というモデルも存在する。 サイレンサーを取り付けられるように、マズルを1cmほど延長したうえでネジを切って、前後サイトの位置を高くしたものだ。こういった個性的なバリエーションは嬉しい。

ホップアップは及第点、しかし弾道が左にそれる
KSCのホップアップシステムは、ホップチャンバーに3mmほどのスチールボールが入って、それでラバーの突起を押し出すシステムとなっている。マルイに比べれば安定性は劣るものの、実用上の10〜15m程度なら、充分にヒットのとれる性能だ。
なお、この個体では新品箱出し時から、弾が左にそれるクセがあり、原因はまだつかみきれていない。ホップをオフにした状態でも、パッキンには抜弾抵抗があるので、そのせいかもしれない。対策として小さめの弾を使うか、チャンバーを分解してパッキンをヘタらせれば、少し改善するのではないかと思う。

KSC USPコンパクト システム7

スライドストップノッチが削れる
KSC製品は現在もスライドストップ部分の強化は行われておらず、使用しているとノッチ(溝)が削れていってしまう。とくに、ホールドオープン状態から、指でスライドストップを下げてリロードする操作を繰り返すと、削れるのも早い。それを気にして、マガジン装填後にオープン状態のスライドを引いてリロードするようにしている。削れ対策は、WAもマルイも行っているだけに、KSCにもなんとかグレードアップしてほしいところだ。

KSC USPコンパクト システム7

ジャックバウアー気分になれる!?USPコンパクト
USPコンパクトというと、どうしても24 twenty fourのジャックバウアーばかりを思い出してしまうが、その「24」もいよいよファイナルシーズン(シーズン8)となり、まもなくレンタルが開始される。こんどはジャックバウアーがどう暴れるのか、とても楽しみだ。
24 – twenty four – ファイナルシーズン 〜2010年10月2日(土) レンタル開始!〜

KSCのUSPコンパクトは、上記のような欠点もあり、100%優秀なガスガンとは言えないが、非常に扱いやすく、特にインドア戦であれば充分な戦闘力になる。是非、ジャックバウアーばりにUSPコンパクト一挺で、必死の勝負をしてみてほしい。

→KSC USPコンパクト 次のレビュー記事 (vol.3)

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「24」CTU公式捜査マニュアル

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WA ベレッタ M1934R マシンピストル (vol.1) ~ 優雅なデザインの 粋なマシンピストル

2010/8/26 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


ベレッタ M1934R マシンピストル
ウエスタンアームズ ベレッタ M1934R マシンピストル
ガスブローバック

スペック
全長:150mm
重量 :550g
装弾数:20+1発
参考初速:61m/s (0.37J)
・ABSスライド
・トランスファーハンマー
・セミ/フルオート機構搭載
・ダイキャストグリップ
・ロングリコイルスプリングガイド

←WA ベレッタ M1934R マシンピストル 前回のレビュー記事 (vol.0)

ノーマルHWモデルと比べても遜色のない仕上がり
M1934R マシンピストル専用のABSスライドは、質感に劣るかと思いきや、落ち着いた綺麗なマットブラックに仕上がっている。見た目は標準のヘビーウエイト仕様と比べても遜色ない出来栄えだ。持った感じも、全く軽さを感じさせないどころか、小さい割に重量があるため、ズッシリと重く感じる。もっとも、グリップパネルとアウターバレルが金属製だからという理由ではある。ブローバックの動作に関しては、メーカーサイトでは最速と謳われているが、ヘビーウエイトスライドモデルと比べても、もともとが速いので、ものすごく差があるというわけではない。

トリガー操作による撃ち分けは慣れが必要
マシンピストルモデルはトリガーを半分ほど引くとセミオート、引ききるとフルオートといった具合に撃ち分けが出来る。その境目は多少抵抗があるものの、少し力を込めるとフルオートになってしまうため、撃ち分けるには練習が必要だろう。
ゲームで、冷静に撃ち分けていられるかというと疑問だが、それはそれでフルオートと割り切って、最後の防衛ラインとして、この銃を備えておくというのも方法だ。
なお装弾数は20発なので、フルで撃てばあっという間に弾がなくなる。

▼参考動画…リコイルに重みは無いものの、バースト撃ちが非常に楽しい。もともとスライドストップがないため、動画のようにカラ撃ちでも遊べるのが良いところだ。

▼何よりもやっぱり、このオシャレなデザインは良い。インドア戦で是非使ってみたいところだ。
WA ベレッタ M1934R マシンピストル

インドア戦で活躍!
早速、千葉八街市のインドアフィールド「どんぱち」で使ってみた。メインウェポンはVSR-10で、バックアップとして M1934R を携行。敵が接近してきた際や、CQBとなった場合 M1934R に持ち替えて戦ってみたが、やはりフルオートの制圧力は素晴らしいものがあり、何度か危険な状態を打開できた。パワーも控えめなので、CQBにうってつけのモデルといえる。ただし、いかんせん装弾数が20発と少なく、あっという間に弾が切れるので、マグチェンジの緊張感は高い。是非一度試してみていただきたい。

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