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マルゼン CA870 ソードオフ (vol.1) ~ シンプルで楽しいエアコキショットガン

2006/10/20 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン CA870 ソードオフ
マルゼン CA870 ソードオフ
エアーコッキング

スペック
全長:555mm
重量:1300g
装弾数:40発
参考初速:89.2m/s(0.79J)
・シングルショット(単発発射)

装着品
G&P 22連ショートマガジン

▼パッケージイラスト。メカニカルなイメージがマニア心をくすぐる。
マルゼン CA870 ソードオフ

シンプルで壊れにくいエアーコッキング・ショットガン
シンプルなシステムと外観、頑丈な構造、確かな命中精度。オイルで磨くことで味が出るというファイバー製のボディ etc..。マルゼンの CA870 シリーズ はオーソドックスなコッキングエアーガンながら、ユーザーには深い楽しみを与えてくれる。

マルゼン CA870 ソードオフ

エアーコッキングの楽しさとは?
エアーガン全体から見ると、サバイバルゲームでのメイン戦力として考えるには劣る部分があるが、セカンダリーウェポンとして背中にかけておいたり、インドア・ハンドガン戦で使ってみたり、シューティングマッチを楽しむツールとして、抜群の面白さがあるのがこのエアーショットガンだ。何より、一発撃つごとにいちいち操作しなくてはいけないところが、電動ガンよりも楽しい。また、独特の雰囲気やカッコよさは他にはない味があり、持ってみれば不思議と愛着がわいてくる。

マルゼン CA870 ソードオフ

下側がフラットに収まるリアルなマガジン(22発)がG&Pから1000円弱で発売されているので、こちらは是非お薦めしたい。外観がガラリと変わり、ショットガンらしさが倍増する。

マルゼン CA870 ソードオフ

まずチューニングしたい点はフロントサイトだ。標準でサイトレスという仕様は、「散弾」であれば納得いくのだが CA870 は単発なうえアウターバレルにテーパーがかかっているので、かなり狙いにくく、照準に迷いが生じてしまう。これは解消しておきたい。

マルゼン CA870 ソードオフ

今回、ラジコン用の4mmピロボールを代用して装着してみた。ネジ長が内側に出過ぎないように若干切って、アウターバレルにキリで穴をあけてねじ込むだけなので簡単なものだ。これだけでも、狙うのがずいぶん楽になり、戦力も上がるだろう。
さて、これで早速ゲームフィールドに持ち出してみたいと思う。

→マルゼン CA870ソードオフ 次のレビュー記事 (vol.2)

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こんなエアソフト・ショットガンが欲しい!

2006/9/15 By: maxi カテゴリー: ショットガン, ショットガン


理想のエアソフト ショットガン

絵空事?こんなショットガンが欲しい!
ショットガンは本来かなりの人気があるはずだと想像している。それは色々なTVゲームや映画で表現されるような破壊力への憧れみたいな所で、威力は無くともその迫力を目の前で体感できたら楽しいと思う。サバイバルゲームの使用においては現実に、本当に満足いくモデルはないので、いつか登場することを夢見てコラムを綴っておきたい。

至近距離での「面制圧力」と「迫力」を再現すべき!?
あの雰囲気をエアーガンで擬似的に体験するには、もちろん威力などは必要なく、安全基準圏内で、より多くのBB弾を満遍なく吐きだすという要素が必要になると思う。
「ゲーム前提」での私の理想ショットガン像その1は、「ケースレス」で「一度に6~9発」が「3本のバレル」で発射され、「コッキングが軽く」て「装填がしやすい」ものである。マルイのショットガンがそれに近いが、飛距離を半分に落としても良いので、発射弾数を増やしてほしい。

また、機種についても一般的なモスバーグM500やレミントンM870、M1897トレンチガン等の伝統的な定番モデルが欲しいところだ。

2つめの理想のカタチは、18発なりのBB弾をモスカート的に発射するタイプである。やはり飛距離や威力ではなく、あくまで至近距離での”散弾”を目指すというところだ。タナカM1879トレンチガンのガスシェルを3点チャンバー、3本バレルに変えて、各チャンバーに3~6発入るような仕様なら、すぐ出来そうではある。例えば軸合わせは、シェル外枠に溝を掘ってチューブ内にレールを付け、一定の方向を維持するという案だ。チューブ内にレール、さらにチャンバーを分散させれば、安全性や非改造性も高まるのでは無いだろうか。
さらにカート式の面倒くささを一掃する程、発射音に迫力があれば言うことはない。CAWのエクステンションバレルのような構造で、飛距離を安定させればもっと良いかもしれない。

スペック例
エアーコッキング式
シェル30発装填
3本バレル、同時6発発射
初速:65m/s(0.42J)
有効射程:20~25m、散開範囲約2m円

これ以外には、フルオートショットガン AA-12 (オート・アサルト12)などのエアソフトガン化も待ち望みたい。
AA12 フルオートショットガン

いやはや、エアソフトガンへの夢は尽きないものである。
今後に期待したい!

ショットガン比較 ミニレビュー

2006/9/14 By: maxi カテゴリー: ショットガン, ショットガン


ショットガン ミニレビュー

現在発売されているエアーショットガンは比較的色々あるが、正直100点を与えられるものは無い。残念ながらどれをとっても何か妥協を強いられる。だが、ショットガンの迫力やスタイルが気に入っているなら、是非ゲームでも投入してみて欲しい。戦闘テクニックがあれば単発のエアーコッキングショットガン1本でも勝てるはずだ!

マルイ スパス12、M3、M3スーパー90 (エアーコッキング)
ダブルスプリングが採用されているため、命中性能・パワー的には全く問題ないが、コッキングが重くてせっかくの連射機能を活かしきれない点と、3発各装填のノズルがセンシティブであることが欠点といわれる。”両腕”を使ってのコッキングでもかなり連射は厳しいが、3発がほぼ同じ弾道で30m以上飛ぶのは頼もしい。ゲームで敵弾を食らったことがあるが、3発が目前に迫ると逃げ場がなくなるのである。これで、若干パワーを落として、M870やM1897トレンチガン、モスバーグM500などがラインナップされれば大人気となるに違いない。ともかく、電動ガン並のパワーは全く必要ないと思うので、その分コッキングを軽くして欲しいところだ。

マルシン モスバーグM500、M1887ターミネーター (ガス)
現在8mmラインナップがどんどん増えているが、どうしても8mmはゲーム向きとはいい難い。6mmとの体積比で軽めになってしまう弾を、高い圧力で3発も撃ち出さなければならない上、空気抵抗も大きいため、遠くまでは飛んでいかない…。せいぜい良くても有効射程15mというところだろう。最大の弱点は、大量のガスを使用するために、気温によるパワーの浮き沈みが激しいところで、夏場は強烈なストッピングパワーを持つものの、冬は全くショボくなってしまう。
モデルとしてはカート式のM1887フルサイズとソードオフT2モデル、もしくは3発発射のモスバーグがあるが、必要以上に重いことや実射性能を考えると、ゲームでは使用しにくい。8mm弾自体も高価なのが難点である。モデル初期に発売されていた、6mm 5発ノンホップ~3発ホップアップのほうが実用性としては高いだろう。
その他、8mmを使用不可にしているゲーム(フィールド)があったりするのでご注意いただきたい。

マルゼン M870、M1100 Revision ライブシェル (ガス)
M870はオーソドックスなマニュアルポンプアクション、M1100はオートマチックショットガンである。シェルの装填・ローディング・排莢は他の何にも変えがたい魅力。散弾の醍醐味とまめに要求される装填の醍醐味はこれでしか味わえない。だが、やはりゲーム向きではない。ライブシェルはどうしてもモデルガン的要素が強いのである。単発装填なら並の威力・集弾性をもつが、3発以上装填して散弾の設定にすると役立たずになってしまうのが残念である。
M1100リヴィジョンは最新(設計)モデルで、520mmと非常にコンパクトで、片手撃ちも可能なサイズだ。ライブシェルは3+1発(BB弾は1~9発)しか装填できないが、ゲームに持っていっても面白いショットガンかもしれない。”活躍する”というより、バカスカ撃つ醍醐味そのものを味わう、というのが本筋かもしれないが、こんなエアーガンがあってもいい。

マルゼン CA870ソードオフ・フォールド・ストック (エアーコッキング)
単発なのでショットガンの特性とは少し違うが、エアーガン&サバイバルゲームの世界では意外に高い戦力を持っており、あなどれない。現状のサバイバルゲームで戦うには最も適したショットガンと言えるかもしれない。詳細は本編をごらんいただきたい。

KTW イサカ M37 フェザーライト・ソウドオフ (エアーコッキング)
イサカM36にこだわる方やそのオールドなスタイルが好みなら、唯一のモデルアップであるがゆえ、買うしかないショットガンであろう。ほとんどがプラスチック製で耐久性に劣る懸念があり、触ってみると軽さや安っぽさが気になってしまうが、その軽さはゲームで使うには適している点でもある。パワーと1-2発発射の実射性能はなかなかのもので、CA870といい線だ。使いこなすには前方から差し込まなければならないマガジンの再装填の慣れが課題かもしれない。個人的にはもっと高級なモデルを期待したい。もしくは27mmモスカートを使用するM37、なども出てくると面白いと思う。

KHC ウイングマスター、スパス12 (エアーコッキング)
コストパフォーマンスの素晴らしい一品だ。威力は低めだが、ボディが80%ほどにダウンサイジングされており、イサカベースのスタイルも悪くなく、使いやすさはバツグンである。ただ装填方式には一考の余地がある。引き抜くとバネ剥き出しのマガジンは実戦での再装填時、隙だらけになって怖い。それを差し引けば、軽くて素性も良いガンなのでバックアップとしては素晴らしい戦力になるだろう。スタイル重視のモデルとも言える。

タナカ M1897トレンチガン、レミントンM870 (ガス)
価格は高いがそれなりにリアルに再現されているという魅力がある。商品としてはモデルガン寄りだ。M1897はストック基部の強度に不安が残るが、木製ストックの質感は抜群、M870はメタルボディの質感が抜群である。
ただこのシリーズは、準備がとてつもなく面倒な「蓄気式ショットシェル」を使ううえに、一撃”3発”というのが寂しい。また、1バレル方式なので、単発でなければ結局役にはたたない性能といわざるを得ない。飛距離を犠牲にしてもモスカート方式にして一撃で少なくとも6発以上にして欲しいところである。

あとがき
ショットガンにはロマンがあり、ファンも多いと思うし、エアソフトガンもまだまだ発展の余地を残しているように思う。次回は、理想のエアソフト・ショットガン像について、勝手にレビューしたいと思う。

GUN道場ショットガン特集もご覧ください

→ 次のレビュー記事 (理想のショットガン!?)