GUN道場レビュー

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東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.1) ~ 最高の取りまわしやすさ

2006/10/15 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ コルトM733コマンド
東京マルイ コルトM733 コマンド
スタンダード電動ガン

スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm

東京マルイ コルトM733 コマンド

サブマシンガン並みの機動力
東京マルイ M733 は、同社 M16 シリーズの中では最もコンパクトで、インドアゲームからアウトドアゲームまで、活躍の場を選ばない。状況によりドットサイトやサイレンサー等を組み合わせることで戦力を高められる点は M4 と同じだが、ストックを縮めると M4 より70mmも短く、似たサイズの MP5A4 よりは10mm長いという絶妙なサイズ。大差がないと言ってしまえばそれまでだが、構えてみるとその手ごろ良さやバランスの良さ、デザインのカッコよさから、非常に愛着のわくモデルである。説明書にも詳しく書かれているが、まさに「マイ・ライフル」にふさわしい存在である。

東京マルイ コルトM733 コマンド

サバゲーの実戦においても、恐らくこれ一挺あればほとんど事足りるだろう。A2系のピープサイトは見やすく、6段階に調整できるストックもかなり使いやすい。EG1000モーターを実装しており、セミオートの素早さやフルオート回転数の速さも非常に頼もしい。弱点といえばバッテリーがミニサイズであることぐらいだろうが、これはミニサイズでも大容量のニッケル水素バッテリーで解決する。また最大有効射程は、M14に譲るが、M733装備時の機動力は相当高いので、戦術を考え直せば全く問題がないはずである。

東京マルイ コルトM733コマンド

他機種と比較すると、SIG552、MP5A4、G36Cあたりがライバルになってくるが、M733のアドバンテージ(利点)としては、親しまれたM16~M4のデザインの構えやすさと、前述の細やかなストック調整、高めのキャリングハンドルにサイトが位置するため狙いやすく、ドットサイトを付ければフルフェイスゴーグルをしてもなんら邪魔にならない点だろう。照準が銃身線から離れてすぎではないかと思うかもしれないが、30m離れた地点の対人命中精度にはほとんど関係がない。

マルイ コルトM733コマンド

非常に楽なアイポイント
アッパーレシ-バー一体のキャリングハンドルをもつM16系は、ドットサイトやスコープが高い位置にセッティングされる。至近距離での銃身線のズレはあるものの、20m以上離れると大した問題にはならない。むしろ、一度このドットサイトの高さに慣れると、狙いが非常にラクで使いやすいので手放せなくなる。さらに私はストック部分にウレタンスポンジ(ロール状のハンドルグリップのようなものを加工)をパッドとして貼り付けているが、頬あたりの良さやフィット感がアップしてなお良い。

マルイ コルトM733コマンド

M733は、この上ない扱いやすさを提供してくれる電動ガンであり、ややオールドなスタイルと相まって、カスタムの幅も広いため、愛着のわくライフルとなるに違いない。映画ブラックホークダウンのファンならずとも、手にしてみてほしい一挺だ。

→東京マルイ コルトM733コマンド 次のレビュー記事(vol.2)

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東京マルイ グロック18C 電動ハンドガン (vol.2)

2006/10/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ 電動 グロック18C
東京マルイ グロック18C (電動ハンドガン)

スペック
全長:201mm
重量:678g
装弾数:30発/98発
参考初速:約67m/s(0.46J)

←東京マルイ 電動グロック18C 前回のレビュー記事 (vol.1)

調子の上がってきた電動グロック18C
プロライトバッテリーと100連マガジンを装着したグロックの戦闘力は非常に高い。買って箱出し状態ではメカ部にまだアタリも出ていないが、3000発以上撃ってこなれてくるとフルオートの回転数も相当早く、驚異的な弾幕をはれる。その回転数はノーマルのフルサイズ電動ガンを超え、おそらく1000rpm以上は出ている感触だ。

東京マルイ 電動 グロック18C

また前レポートでも記しているが、インドアでは狙点を一瞬で変えられる(=機動性が高い)というのは相当重要なファクターで、MP7やUZIなど他のどんな長物を使うよりも、視野を広く自由な姿勢をとれる点でこのグロックは非常に強いといえる。だが同時にしっかり保持して狙わないと当たらないということも言えるので、練習を重ねる必要があるだろう。

東京マルイ 電動 グロック18C

それから一つ弱点がある。
セミオートオンリー戦となると「圧倒的な弾幕」の話は別になってしまうのである。まず電動ガンであるゆえの初弾発射の遅れ(タイムラグ)は想像がつくだろう。それからプロライトを使用すると、ニッケル水素バッテリーの特性として”立ち上がり”が鈍く感じるので、初弾発射の鋭さはガスブローバックに一歩譲る。インドアに限らず出会いがしらの初弾が重要なハンドガン・セミオート戦で使用すると、グロック18Cでは初弾の遅れに気を揉むことになる。
その点はブローバックハンドガンとうまく使い分けるべきであろう。

東京マルイ 電動 グロック18C

メンテフリーの強み
電動グロックは、アクションがなくて面白くないがゆえに、全く作動部分が露出していないため、バレル以外はメンテナンスフリーで、延々と撃ち続けることが可能だ。現に購入してもうすぐ1年がたつが、ゲーム投入数は10回を超えているのにほとんど何もメンテしていなくても快調で、むしろアタリがついてきた分良くなってきているぐらいだ。
さすがに何万発も撃っていけば消耗も進むであろうが、当分は問題なさそうである。ゲームウェポンとしての信頼性はそんなところにも現れている。電動G18Cをバックアップウェポンとして一挺持っておけば、メインウェポンが壊れたとしても、かなり高い戦力を発揮できるはずである。

→東京マルイ 電動グロック18C 次のレビュー記事 (vol.3)

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東京マルイ H&K MP5A4 HG ~ トップクラスの戦闘力

2006/9/30 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ MP5A4 HG
東京マルイ H&K MP5A4 HG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:680mm
重量:2100g
装弾数:50発/200発
参考初速:82.2m/s(0.68J)

H&K MP5 は1964年に登場したサブマシンガン(SMG)である。それまでのSMGは、拳銃弾を大量にばら撒く、近距離での制圧力に特化したものであったが、MP5は瞬時の火力と精密な射撃を両立したコンセプトが大ヒットした。現在でも評価は高く、法的執行機関や軍用としても多く活用されている。

電動ガン MP5 の思い出
1992年頃に、初めて入手した電動ガンは MP5A4 であった。当時はまだホップアップ無しの仕様だったが、季節を問わず安定した射撃が出来ることに感動したものである。MP5 は固定ストックのほうが、全体のデザインが美しくまとまっていて、トイガンでも強度の心配が少なく、あらゆるシーンで万能に働いてくれるだろうと期待して MP5A4 を愛用していた。ラージバッテリー搭載の安心感という点も、A5より上だったし、ストックもまったくグラつかないので、信頼性の高さではピカイチだった。電動ガンの出始めの頃は、全弾を同じ出力でフルオート射撃できることそのものが衝撃的だった。それまでのエアーガン(ガスガン)はエアタンクは別として、フルオートで全弾撃ちつくすことすら叶わなかったのである。今でもガスガンでそうはいかないのは、残念ながら進化していない。
初代電動ガン MP5A4 はその後、さまざまなチューンを施したり、HOPバージョン MP5A5 を買い足したりして、ゲームでもかなり活躍した。スプリング、ピストン周りの交換やパーツのメタル化、メタルレシーバー換装、精密バレル、今では無いレーザーサイトやハンドガード、ドットサイト装着など、出来ることはほとんどやった記憶がある。そして、2001年頃には全てのMP5が手元を離れていた。

リニューアル版HGバージョンの登場
そして記念すべき一代目から14年ほど超えた今、 MP5 には食傷気味だと思いつつも、万能選手として、リニュアルされたHG(ハイグレード)バージョンを購入してみた。発売自体は数年前のはずである。HG版では、バレル首周りの剛性を高める強化スリーブ、金属製のリアサイトベース、14mm逆ネジのマズルが採用され、より安定性が高められている。さらに、EG700モーターがセットされ、回転も非常に軽快になっている。昔のEG560モーターやアフターで交換したEG700よりもレベルアップしている印象である。EG1000にしたら、セミの切れは一層良くなるかもしれない。
さて、ショップで現物を持ってみると、思っていたより軽く感じたが、それは最後に持っていたMP5がメタルレシーバー仕様だったからだろう。HGは、金属パーツの増点や、表面仕上げを含めて統合的にレベルアップしていて、初期のものより断然良い。トリガー形状まで変わって、使いやすさも向上しているのである。

東京マルイ MP5A4 ローマウントレイル

新型の軽量ローマウント・トップレイル
オプション装備として、まずドットサイトを載せたくなるが、クソ重たいハイマウントレールを今は使う必要もなく、軽量なローマウントを常備しておける。これもうれしい進展だ。ちなみに上記の写真では前後を逆にして取り付けているのでご注意いただきたい(これはG3の付け方)。私は、視界を広く取るため、ドットサイトをフロント寄りにつけたいがためにこうしている。しかしローマウントの場合、ドット側マウントをハイにしないとフロントサイトが邪魔で…という人がいるが、左目で標的、右目でドットを見るようにすれば、あまり関係がない。

時代と共にバッテリーも進化
ところで、今ではニッケル水素バッテリー登場のおかげで、ニッカドのラージバッテリーを使用する必要もなくなってしまった。その点で、今回の選択もMP5A5やクルツ系でも構わなかったのだが、私は総合的な信頼性やデザインをとってA4にしてみた。そして、できるだけ軽量にして機動力を確保したいため、ミニサイズのニッケル水素バッテリーをスポンジでくるんで、ストックに収納して使用する。ラージバッテリーは300g以上あり、これを入れると結構重くなってしまう。バッテリーの進化も電動ガンの楽しみを広げてくれたといえる。

東京マルイ MP5A4 HG

高い機動性、軽快な回転・・・トップクラスの戦闘力
東京マルイの電動ガン UZI SMGと比べてみると、やはりMP5の回転は高速で、車のエンジンに例えるとUZIがOHVなら、MP5はDOHCだ。立ち上がりの鋭さ・セミのキレ、ハイスピード・フルオートの弾幕は頼もしく、機動性の高さから、戦闘力は電動ガン中トップクラスといえるだろう。今回HGを手にしてみて、食傷気味だったはずの MP5 を見直すいい機会となった。持ち運びも便利で、拡張性も含めて、インドアからアウトドア、シューティングまで幅広く遊べる電動ガンである。古くからのユーザーは、同じような境遇の方も多いと思うが、改めて見直してみても良いと思う。本当に全体的なレベルが上がっていて、パーフェクト版と言うにふさわしい。

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