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マルシン スーパーレッドホーク Xカートリッジ 〜 無骨さがたまらないマグナムリボルバー

2010/8/17 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン スーパーレッドホーク 7.5インチ
マルシン スーパーレッドホーク 7.5インチ
Xカートリッジ
ブラックHWモデル

スペック
全長:330mm
重量:870g
装弾数:6発
使用弾:8mmBB
・可変ホップアップ
・シングル/ダブルアクション

実銃紹介 〜安価で壊れにくく、人気の高いスタームルガー製リボルバー
アメリカのスタームルガー社が1979年に発売した44マグナムリボルバーが「レッドホーク」である。さらに1987年に強化・改良されたモデルが「スーパーレッドホーク」となり、2004年にはアラスカンという2.5インチバレルのコンパクトモデルも登場した。
ベースとなっているのは1968年に登場した「セキュリティシックス 357マグナム」であり、その評価は高かった。メカがユニット化され、フレーム、シリンダー、バレルといった重要パーツには必要以上の強度を与えられており、マグナム弾を数多く撃っても故障することがないということで、人気を博した。なお、スタームルガーのダブルアクションリボルバーの特長は、グリップ以外にスクリューを使用していないことであり、この構造はリボルバーでは極めて少数で、工具ナシでも分解が可能となっている。

マルシン スーパーレッドホーク 待望のXカートリッジ化
今回、Xカートリッジ化されたことによって、リアリティと装填・排莢の楽しさが倍増。もちろん、44マグナム用のスピードローダーが使える。
撃って楽しむもよし、眺めて楽しむもよしの、完全版スーパーレッドホークが登場した。

ヘビーウエイトの重厚感
ブラック・ヘビーウエイトバージョンは、 スーパーレッドホーク 特有のゴツいフレームと相まって、他とは異なる重厚感を放っている。フレームやシリンダーは肉厚があり、握り締めたときの確かな重量感、高い密度感は満足のいくもので、コレクションとしても最適だ。

スムーズで気持ちよいアクション
ダブルアクション時のトリガープルというのは、基本的に重いが、 スーパーレッドホーク はスムーズかつ確実なアクションで連射が可能となっている。グリップのサイズがS&W M29やパイソンのスクエアバットよりも小さめで、たいていの日本人の手にもフィットするはずである。握った感じでは、フレーム・シリンダー部分が大柄なため、とくにヘビーウエイトモデルでは重心が高く感じるが、構えにくいなどのことは無い。
また、独特のプッシュボタン型オープンラッチ(シリンダーをスイングアウトするためのボタン)は、押し込む箇所の面積が小さくて固いが、慣れれば操作のしやすいものだ。

MAXI8のパワー感
8mmリボルバーのパワー感は他のエアガンを圧倒する。もちろん合法の範囲内だが、標準の0.34g弾を使用した場合、初速は80m/s程度であるものの、弾が重いため着弾のインパクト(ストッピングパワー)が大きい。特に夏場はパワフルで、迫力のあるシューティングを楽しめる。もしサバイバルゲームで使われるなら、くれぐれも薄着は避けたほうが良い。

Xカートリッジ 44マグナム 8mmBB

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マルシン アナコンダ 6インチ Xカート (vol.2) ~ 意外に伸びる有効射程

2010/7/01 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン アナコンダ Xカートリッジ
マルシン コルト アナコンダ 6インチ
8mm ガスリボルバー
Xカートリッジモデル

スペック
全長:310g
重量:590g (+ Xカートリッジ 174g)
装弾数:6発 8mmBB弾
初速:80.2m/s – 0.34g (8月計測)
・シングル/ダブルアクション
・可変ホップアップ

←マルシン コルト アナコンダ 6インチ Xカートリッジ 前回のレビュー記事 (vol.1)

先日、CKF(千葉北フィールド)で マルシン アナコンダ のテスト&実戦を行ったインプレッションを載せておきたい。考えてみれば、8mmBB弾を屋外で撃ったことが無かったが、室内で撃っていても0.34g弾は不安定に反れることは知っていた。この機会に弾を割ってみたところ、0.34gは内部に2mm程度の気泡があり、そのバラつきとつまずきホップによって、弾道が反れるであろうことが伺える。逆に0.45g(生産中止品)は、気泡が皆無に等しいくらい微量だった。

CKFで実際にシューティングテストをしてみたところ、0.34g弾では25m先のマンターゲットサイズにロクに当たらず、0.45gならマンターゲットにはほぼ当たるという結果になった。

次に0.45g弾を、見通せる場所で撃ってみたところ、有効射程的には40mほどまっすぐ飛んでいく。これは同時にテストした、G&G F2000 電動ガンとそう変わらない。8mmのしかもリボルバーがこんなにも飛ぶのかと驚いた。もちろん、電動ガンほど精度を求められるレベルではないものの、6発中1〜2発ぐらいは、大体狙ったあたりに着弾する。まあ、6発中2発(30%)というところが結果的に使えないところではあるが、ともかく質実ともに1発あたりの重みがあり、撃って面白いということに変わりは無い。

あとはまだ、8mmエアガンでゲームに参加する人をほとんど見ないため、自分自身が8mmのヒットを食らったことが無く、どんな感触なのか気になるところなので、次はそれをテストしてみたい。着弾の様子から想像するに、たいして痛くはないが、音にビックリしそうな気はする。

その後… アナコンダ は屋外リボルバー戦でメインウェポンとして大いに活躍している。8mmのバイオBB弾(0.35g)はなかなか安定した飛びを見せ、ボールを投げるかのような弾道を描いて飛んでいくので、比較的狙ったところに当てられる。弾速を考慮した未来射撃により、20mほど先で右から左に走っていたプレイヤーまでヒットできたりもした。相手が止まっていれば20m先での2発連続ヒットも可能で、 アナコンダ 6インチ 侮るべからずといったところだ。ちなみに 4インチ では、6インチほどの安定性は得られないため、より至近距離での射撃が必要になる。
しかし、8mmBB弾は何度撃たれても痛い。6mmのパシッという着弾と異なり、ドンッという重い衝撃と痛みが走るのである。もっとも薄着の私服で遊んでいるからそうなるのだが、それでもリボルバー戦にはやめられない面白さがある。皆様にも是非一度、体験してみていただきたい。

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マルシン S&W M36 チーフスペシャル 8mm Xカートリッジ ~ キットモデルに挑戦!

2010/6/25 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ
マルシン S&W M36 チーフスペシャル 2インチ
Xカートリッジ
8mm ガスリボルバー

スペック
全長:163mm
重量:315g (HW版390g)
装弾数:5発 8mmBB弾
参考初速:39.5m/s – 0.34g (0.265J 6月計測)
・ABS仕様 (光沢ブラック素地)
・シングル / ダブルアクション
・固定ホップアップ

懐かしのキットタイプ・エアガンに挑戦!
どんどん刷新の進んでいる、マルシンの Xカートリッジ リボルバー シリーズだが、その中の二機種だけ、キット形態でも販売されているものがある。
それが、S&W M36 チーフスペシャルと、ポリスリボルバー だ。キット形態のエアガンというのは、プラモ全盛期の少年時代を過ごしたアラフォーには懐かしい限りだ。箱を開けたときの、部品が配置された様子は、子供のころのワクワク感を思い出させてくれる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

さて、このキットモデルは、パーティングラインがしっかりと残っていたり、フレームの表面がABSプラまるだしだったりして、きれいに磨いて仕上げたいなあと思いながら、そのまま放置しがちになるのが難点である。完成の夢を見つつ、危うく放置しそうだったので、もう仕上げは何でもいいから、とにかく素組みだ!と製作を優先した。

▼組み立てられるのを待っているかのようなパッケージ。ワクワクする眺めである。
マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

思ったより難易度が高い…
マルシン の モデルガンキット は、リボルバーからライフルまで色々と作ったことがあるが、特に S&Wリボルバー は部品点数も少なく、それほど難しいものではないと思っていた。しかし、今回の M36 チーフスペシャル は他の大型リボルバーに比べて部品が細かく、けっこう難しかった。これは慣れた人でないと苦戦するに違いない。

・小さいスプリングの区別がつかない
説明書に実寸図がついているが、小さいスプリングはどれが何だか分からない。 過去のリボルバー組み立ての経験から、半分、勘で選ぶという始末・・・組みあがった感じでは特に問題なさそうだが、初めてこういったものを組むという方にはあまりお勧めはできない。

・メカニズム構造が特殊
M36 チーフスペシャル の シリンダーストップ や アクションレバー などは、他の大型リボルバーに比べて構造や組み付けがややこしい。説明書には頻繁に、「より慎重に作業してください。」と記載されている箇所があり、そこではトライ&エラーを繰り返さないと、完了にはたどり着かない。それをやっているうちに、構造や造りを覚えられるという副産物はあるが、久々に悪戦苦闘した気がした。

完成 制作時間は約1時間 
細かいパーツで悪戦苦闘をしたものの、ようやく完成。特に削りや磨きなどの加工をしていない、本当の素組みだが、メカにシリコンオイルスプレーを拭いて何度か動作させると、非常に調子よく動いた。BB弾の発射にもまったく問題なく、さすがは MADE IN JAPAN だ。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

38口径 Xカートリッジの仕様
チーフ用Xカートリッジの重量は9gと、Xカートリッジの中では最も軽い。参考までに、M29クラシック の 44マグナムXカート(6mmバージョン) は1本27gある。それもそのはず、38口径サイズのカートから8mm弾を打ち出すため、極限まで素材が薄くなっているのである。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

一つ気になったところとしては、カートリッジの真ん中あたりにBB弾が保持される点がある。これはツールか何かの棒でつつかないと、弾がセットできない仕様だ。他のXカートでは、ツール無しで前方から手で込められる利便性があったので、すこし不便に思った。さすがに2インチのバレル長では初速が出なさすぎるのだろうか。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

HKS スピードローダーとの相性
M36 チーフスペシャルには、5発装填用のスピードローダーが使用できる。
しかし、Xカートを差し込むと、そのままではきつくてロックがかからなかった。これは、Xカートの径がわずかに大きいことを意味しており、下記の写真で、底のほうに見えているツメの先を少し削ることで、きれいにロックできるようになる。リューターがあればかなりカンタンだし、小さな平やすりでも削れる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

Xカート化により、シリンダー内のインサートが無くなったため、スピードローダーからの装填はスムーズそのもので、カートリッジがストンと落ちてくれるようになった。こうなると、リロードがとても楽しい。
Xカートリッジ・リボルバーは、超お気に入りアイテムとなり、結局ほとんどのモデルを揃えてしまったため、近々特集ページを組んで詳しく紹介したいと思う。

→ マルシン M36 チーフスペシャル 次のレビュー記事 (6mmバージョン)
→ タナカ S&W M36 ジュピターフィニッシュ のレビュー記事も読む

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