東京マルイ スコーピオン Vz.61 (vol.1) ~ コントロールの冴える極小サブマシンガン
東京マルイ スコーピオン Vz61
コンパクト電動サブマシンガン
スペック
全長:270mm – 522mm
重量:1110g
銃身長:127.5mm
装弾数:58発/ オプション370発(ドラムマガジン)
参考初速:73m/s (0.53J)
メーカー希望小売価格:¥26,800
2007年4月25日発売
・アンダーレイル / ジョイントバレル付属
コントロールの冴える極小サイズSMG
スコーピオン Vz.61 は、比較的 最近の映画やゲームでの登場頻度も高く、東京マルイ の 電動コンパクトSMG 視点でみても MAC10 よりも 圧倒的人気があると思われる。無骨すぎる MAC10 に比べて、 スコーピオン のほうが名前といい形といい、キャラクターが立っているかもしれない。サブマシンガンの中では、ほぼハンドガンともいえる極小サイズであり、片手で撃つのが可能なデザインになっている。もちろん実銃はそうはいかないかもしれないが、エアガンにおいては、片手保持のほうが機動力を上げられる。また、純正のドラムマガジンにより、370発撃てるハンドガンという見かたも出来よう。なお機動力は MAC10 と同等か、それ以上に高い。接近戦でも射撃方向を自由自在に変えられるはずだ。
しかし今のところ、やはり旧態依然の ニッカドバッテリー (マイクロバッテリーEX)であることが惜しまれる。このバッテリーは、人数の少ないフィールド貸切など、比較的火力の低いであろう 戦闘で使うには事足りるかもしれないが、フルサイズ 電動ガン がメインとなる定例会などでは、やはり絶対的なパワーと回転スピード不足は否めない。その両方が不足していると、戦闘で勝ち進むのが困難なため、使用するなら少なくとも回転スピードは上げたいところになる。
パワーに関してはいくらかのチューンナップパーツが販売されているが、上げることによる弊害、回転数や耐久性の低下がどうしても発生してしまう。とくにメカの小さな コンパクト電動ガン では、標準電動ガンに比べてチューニングパーツの効果が低い。ここは実銃と同じように、パワーではなく高回転数による弾幕で、出来る限りの接近戦を展開するのが、 スコーピオン らしい使い方といえるかもしれない。
…ということで、 MAC10 で使用している7.4V 800mAhの E-sky リポバッテリー がグリップに入りそうなので、内蔵してみようと思う。欲を言えばホンモノと同じく、レートリデューサー(スピードコントローラー)まで実装したいところだ。接近戦で、瞬時に弾幕をはれる銃になれば、活躍の場は必ず広がるに違いない。
ジレンマの 電動コンパクトマシンガン
コンパクト電動ガンは、カセット型バッテリーや扱いの容易さなど、比較的初心者向けに作られている反面、パワー・回転スピードといった面で不足感があるため、結果的に 実戦では上級者向けのウェポンということになってしまう。
つまり屋外の大人数の戦闘で存分に活躍させるには、相当の戦術あるいはチューンナップスキルが必要になる。なかなか難しいが、そこが面白いところでもあるので、特に前者の「戦術」に関しては実戦で探究してみてほしい。
小さくて見にくいサイト
MAC10 もそうだが、やはりこういった一世代前のSMGのサイトは見にくい。しかし、それでもって一生懸命 照準をあわせるよりも、撃ってバラまいた方が早いというのがSMGでもある。リポバッテリーで回転を上げて弾幕を厚く出来れば、狙わずに即撃ちということがアドバンテージにさえなるので、より早く「当てる」テクニックを練習したほうが良さそうだ。なんだかウエスタン・ガンマンの早撃ちに近いものがある。
ちなみに、コールオブデューティ4で、小型のオープンドットサイトを載せた スコーピオン Vz.61 が登場したが、オープンタイプのドットサイトなら許容範囲かもしれない。しかし、あいにく同様のステーなどは制作・販売されていない。さほど難しいものではなさそうなので、機会があれば作ってみようかと思う。(→ 2012年1月 GUN道場PRODUCTSで開発、発売開始)
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