GUN道場レビュー

エアソフトガン、電動ガン、ガスガンのレビューサイト
Subscribe

マルゼン レミントン M870 ガスショットガン ~バランスの優れた逸品

2006/12/29 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン M870 ガスショットガン

マルゼン レミントン M870
ライブシェル式ガスショットガン

スペック
全長:925mm
重量:2550g
装弾数:4+1発
参考初速:87m/s (0.757J/0.2g-1発)
※アウターバレル・ショートカット処理済

2006年末、マルゼン M870 (ガス/シェル/ブラックバージョン)が久々に再販された。特に従来からの変更点はないようだが、価格は タナカ レミントン M870 の半値であり、極端な”モデルガン”を求めず気軽に楽しむなら、タナカよりこちらのほうが良いだろう。

バランスの優れた逸品
性能的には、単発装填時には比較的まともに飛んで集弾性も高いが、特に寒い時期に3発(以上)セットすると、パワー不足感は否めず、弾も散る。おそらく タナカ M870 も同等であろう。逆に夏季であれば、3発装填で充分楽しめるはずである。さらに9発フルに入れると目の前で散る感じで、ゲームでの実用性云々よりもショットガンらしくて面白い。BB弾を9発も同時発射できるショットガンはこの M870 , M1100 シリーズ を置いて他にないのが現状である。

操作においてコッキングサウンドは騒がしく、ポンプアクションらしさがあって楽しい。アクションや重量感は満足のいくもので、ガスガンとしてのシステムや効率も完成の域であり、強いて言えば発射音をもっとハデにしてほしいところではある。外装は CA870 のパーツと互換性があってチューニングもしやすいので、タナカ M870 とは違ったアプローチで、いじって楽しめるのではないだろうか。

→マルゼン M870 次のレビュー記事 (vol.2)

マルゼン M870 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルゼン M870′ sort_type=’6′ category=’101164′]

マルゼン M870 のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

マルゼン CA870 ソードオフ (vol.2) ~ 実戦投入編

2006/11/06 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン CA870ソードオフ
マルゼン CA870 ソードオフ
エアーコッキング

スペック
全長:555mm
重量:1300g
装弾数:40発
参考初速:89.2m/s(0.79J)
・シングルショット(単発発射)

装着品、カスタマイズ
G&P 22連ショートマガジン
・レシーバー塗装
レシーバーをインディ パーカーシールで塗装。ノーマルの荒いプラ地に比べて、やはり質感もリアルさも断然アップする。さらに、パーカーシールは乾燥後に布で磨くとツヤがでて金属感が増す。

←マルゼン CA870 ソードオフ 前回のレビュー記事(vol.1)

CA870ソードオフ実戦投入!
さて、アウトドアのゲームにCA870を投入してみた。シチュエーションは篭城戦、電動フルオートの守り(2人、缶フラッグ、10分防衛)に対して、セミオート(4人)でアタックするルールで闘ってみた。

驚くべき戦闘力
私はCA870ソウドオフ一挺で、スタート後かなり早い段階で距離を詰めてアタックをかけるが、射程ギリギリのところから初弾で1名ヒット、続いて数発のショットで缶をヒットすることが出来たのには驚いた。何よりもクセの無い弾道が使い良い。電動M733でも同じようにやってみたが、使った弾数はCA870のほうが少なく、何度か22発のワンマガジンを使い切らずに終了した程である。守り側で使ってもよくヒットできて面白かった。ここまで攻撃力が高いと、電動ガンは不要ではないかと思ってしまう。ポンプアクションでいちいちコッキングする事も面白い。だが実際にはゲームルールとマッチしたと言うべきだろう。
ソウドオフはストックが無いが、両手で保持すればかなり安定するし、さらに遮蔽物(木など)で片手を固定すると狙いやすい。だがいずれにしてもフロントサイトのアドオン(後付け)は必須だ。

ホップアップ特性はマルイ0.2gBB弾でジャスト、飛距離がやや足りないかな、という気もするが(とはいえM733と同等)、パッキンに当たりがつくと若干距離は伸びてくるようだ。安定性は申し分ない。CAシリーズ初期のCQBストックのホップアップよりも性能が上がっているように感じた。(使用弾の違いの可能性もある)
そのうえ、相手との距離に合わせて仰角をつけて撃つことで飛距離をコントロールできる。もちろん電動ガンもそうだが、ある意味完璧なホップアップ設定がされている。また、DIYしたピーズ(RC用ボールジョイント)のフロントサイトが非常に見やすく、功を奏したといえる。サイティングして「ボール」が見える位置(短距離)と、ビーズサイト全体が見える位置(遠距離)で撃ち分けができるので、これは断然ついていたほうがいい。リヤは浅い溝を使うことになるが、視界が広く取れて見やすく、全く問題はなかった。

ハンドガンよりもパワーがあり(電動ガン並み)、頑丈・コンパクトでソース不要、しかも弾幕戦の中でこれ一挺でも勝てることが実証され、ますます気に入ってしまった。単発のため”ショットガン”とは趣が違うが、これはこれで優秀なエアーガンであり、ロングセラーとなっているのもうなずけるというものである。
このコッキングガンはなめてかかると痛い目にあうに違いない。

→マルゼン CA870 ソードオフ 次のレビュー記事 (vol.3)

マルゼン CA870 ソードオフの販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルゼン CA870 ソードオフ’ sort_type=’6′ category=’101164′]

マルゼン CA870 ソードオフ のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

マルゼン M1100 ライアットショーティ (vol.3)

2006/11/06 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン レミントン M1100 ライアットショーティ
ケースレス・ブローバックガスショットガン

スペック
全長:約770mm
重量:約2000g
装弾数:18発 6ショット(BB弾3発発射)
参考初速:88.2m/s(0.78J / BB弾1発発射時)

←マルゼン M1100ライアットショーティ 前回のレビュー記事 (vol.2)

トリガーの引けないトラブル発生と修理調整
次回ゲームまでの間、室内テストを繰り返しているが、M1100にトラブルが発生した。何回か撃っていて、トリガーが引けなくなってしまったのである。M1100のクリック型のトリガーは、力をためて一気にバルブをプッシュする構造のため、もともと重いうえ外側からグリースアップなどのメンテが出来ない。
トリガーが引けなくなってしまっては、M1100も何の役にもたたないので、意を決して分解を行った。

マルゼン M1100 ライアットショーティ(ケースレス)

第一関門のコッキングノブはずし(ピン抜き)は1時間以上かけて丁寧に行った。ここだけが大関門だからである。ピンが抜ければ、あとは難しくない。ノブそのものは布をはさんでプライマーで引き抜くと意外にカンタンに取れ、その他はネジを外していくだけだ。他に、ややこしいのはマガジンチューブ外しで、チューブとスチールのプレートは溶接で一体となっているので、スチールプレートをマイナスドライバーで起こして引っかかりを外すとスッと抜ける。

このような長丁場の格闘の末、ようやく原因の部品まで到着。
原因はグリスの欠如と、トリガークリック用のスプリングが硬すぎることにあるようなので、まずスプリングは1.5巻きカット。あまり柔らかくすると、発射に影響がでるため(トリガーがゆっくり引けてしまい、ガスが穏やかに漏れつつ発射など)、カットはわずかにしておいたほうが良いだろう。グリスをつけるだけでも効果はあるので、安全パイをとってスプリングはそのまま、という手もある。またフレーム側の、クリックピンの頭が出入りする穴は少し削れてきており、使用を繰り返すと磨り減っていきそうであるが、グリースアップ以外の対処法はとくに思いつかない。

マルゼン M1100 ライアットショーティ(ケースレス)

そして、各部のクリーニングとグリースアップを終え、組み上げて作業は終了。
思惑どおりトリガープルは少し軽くなり、ロックされるようなことは無くなった。ただ、圧の低い冬場は意識して、一気にトリガーを引かないとシュッとガスが出始めてしまうことがある。これは健全なノーマル状態でも同じで、やや慣れが必要かもしれない。M1100はこのトリガークリック部分と、ガス気化室の漏れやすさに設計上の問題があると思われるので、もし再販する場合はもう一歩煮詰めて欲しい所である。

→マルゼン M1100ライアットショーティ 次のレビュー記事 (vol.4)

マルゼン M1100のヤフオク出品状況

マルゼン M1100の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルゼン M1100′ sort_type=’6′ category=’101164′]

TUNER’Sギャラリーをみる