GUN道場レビュー

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SMG/PDW の記事一覧

東京マルイ UZI SMG (vol.3) ~ ゲームでの頼もしい活躍

2006/10/25 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ UZI SMG 電動ガン インプレ
東京マルイ UZI (ウージー) SMG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:470mm / 655mm
重量:2000g
装弾数:40発/220発
参考初速:85.2m/s – 0.2g (0.73J)

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ゲームでの頼もしい活躍
東京マルイ UZI 電動ガン を使って アウトドアでバトルを行ったが、頼もしい活躍ぶりをみせたので、あらためてレポートしておきたい。当日は、他の人のさまざまな電動ガンも触らせてもらったが、何よりも UZI はフルサイズ電動ガンの中では他に例を見ない身軽さであり、非常に動きやすいのが特長である。

UZI 装備は、スペアマガジンも含めて身軽な上に、命中精度も信頼性も高い。給弾不良が全く発生しない点も好印象だ。銃の調子を気にかけることなく、集中して心地良いバトルができ、改めてUZIを気に入ったのであった。

扱いやすさの謎に迫る
UZI はセンターのグリップ位置に対して、フロントエンドまでが短いので、回頭性が高い。ゆえにサイティングしながらの移動・索敵も非常にやりやすい。改めて、このスタイルはよく考えられているんだなと感心する。発売当初、精度が良いと評判もあった、命中率に関しては、バレルをしっかり保持できる元からの構造もあるが、それはあくまでストックを伸ばしての両手保持が前提であり、シュワちゃんよろしく片手で撃ったりすると全くといって良いほど当たらない。リコイルショックが細かな振動となってぶれてしまい、20mも離れれば相当散ってしまう。しかしこれはUZIのせいではなく、撃ち方の問題だ。ストックを伸ばしてしっかりサイティングを行いつつ、索敵・攻撃をしかけるなら、その安定感や回頭性の良さは最大限に生きてくる。

東京マルイ UZI SMG 電動ガン インプレ

私の UZI に関しては、回転数が前述の7.2V化によって若干落ちているが、他に比べて、ヒット数には全く遜色がないように思えた。屋外の戦闘においては、どれだけ速くバラまくかは、重要ではないような気もする。逆に回転数を落とすことで、弾数がセーブできたり、しっかり狙って撃てる率が上がったり、給弾不良が起こりにくいなどの美点がある。

しかしインドアでは、至近距離での撃ち合いが多発するため、初弾の発射レスポンスが重要になってくる。7.2Vによる初弾発射では当然、撃ち負けるだろう。そこはバッテリーなり、銃を使い分けするのが良い。 UZI に関して、強いて弱点を挙げるなら、照準時にいつも気になる点として、フロントサイトが「ニードル形状」のために、見にくい事だ。これは、そもそも使用を前提にしていないのか、砂漠戦などの明るい場所での利用を前提にしている気がする。リアのピープサイトは拡張して改善したものの、森や暗がりではフロントサイトが見えないのである。せめて長方形型に変更したいところである。

UZI は、M14と比べると有効射程はやや落ちるが、取り回しやすさを考えれば差し引きゼロか、こちらのほうが戦力は上かもしれないと思ったりもする。戦い方によってそれぞれを使い分けることで、楽しみは倍増するに違いない。

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東京マルイ H&K MP5A4 HG ~ トップクラスの戦闘力

2006/9/30 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ MP5A4 HG
東京マルイ H&K MP5A4 HG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:680mm
重量:2100g
装弾数:50発/200発
参考初速:82.2m/s(0.68J)

H&K MP5 は1964年に登場したサブマシンガン(SMG)である。それまでのSMGは、拳銃弾を大量にばら撒く、近距離での制圧力に特化したものであったが、MP5は瞬時の火力と精密な射撃を両立したコンセプトが大ヒットした。現在でも評価は高く、法的執行機関や軍用としても多く活用されている。

電動ガン MP5 の思い出
1992年頃に、初めて入手した電動ガンは MP5A4 であった。当時はまだホップアップ無しの仕様だったが、季節を問わず安定した射撃が出来ることに感動したものである。MP5 は固定ストックのほうが、全体のデザインが美しくまとまっていて、トイガンでも強度の心配が少なく、あらゆるシーンで万能に働いてくれるだろうと期待して MP5A4 を愛用していた。ラージバッテリー搭載の安心感という点も、A5より上だったし、ストックもまったくグラつかないので、信頼性の高さではピカイチだった。電動ガンの出始めの頃は、全弾を同じ出力でフルオート射撃できることそのものが衝撃的だった。それまでのエアーガン(ガスガン)はエアタンクは別として、フルオートで全弾撃ちつくすことすら叶わなかったのである。今でもガスガンでそうはいかないのは、残念ながら進化していない。
初代電動ガン MP5A4 はその後、さまざまなチューンを施したり、HOPバージョン MP5A5 を買い足したりして、ゲームでもかなり活躍した。スプリング、ピストン周りの交換やパーツのメタル化、メタルレシーバー換装、精密バレル、今では無いレーザーサイトやハンドガード、ドットサイト装着など、出来ることはほとんどやった記憶がある。そして、2001年頃には全てのMP5が手元を離れていた。

リニューアル版HGバージョンの登場
そして記念すべき一代目から14年ほど超えた今、 MP5 には食傷気味だと思いつつも、万能選手として、リニュアルされたHG(ハイグレード)バージョンを購入してみた。発売自体は数年前のはずである。HG版では、バレル首周りの剛性を高める強化スリーブ、金属製のリアサイトベース、14mm逆ネジのマズルが採用され、より安定性が高められている。さらに、EG700モーターがセットされ、回転も非常に軽快になっている。昔のEG560モーターやアフターで交換したEG700よりもレベルアップしている印象である。EG1000にしたら、セミの切れは一層良くなるかもしれない。
さて、ショップで現物を持ってみると、思っていたより軽く感じたが、それは最後に持っていたMP5がメタルレシーバー仕様だったからだろう。HGは、金属パーツの増点や、表面仕上げを含めて統合的にレベルアップしていて、初期のものより断然良い。トリガー形状まで変わって、使いやすさも向上しているのである。

東京マルイ MP5A4 ローマウントレイル

新型の軽量ローマウント・トップレイル
オプション装備として、まずドットサイトを載せたくなるが、クソ重たいハイマウントレールを今は使う必要もなく、軽量なローマウントを常備しておける。これもうれしい進展だ。ちなみに上記の写真では前後を逆にして取り付けているのでご注意いただきたい(これはG3の付け方)。私は、視界を広く取るため、ドットサイトをフロント寄りにつけたいがためにこうしている。しかしローマウントの場合、ドット側マウントをハイにしないとフロントサイトが邪魔で…という人がいるが、左目で標的、右目でドットを見るようにすれば、あまり関係がない。

時代と共にバッテリーも進化
ところで、今ではニッケル水素バッテリー登場のおかげで、ニッカドのラージバッテリーを使用する必要もなくなってしまった。その点で、今回の選択もMP5A5やクルツ系でも構わなかったのだが、私は総合的な信頼性やデザインをとってA4にしてみた。そして、できるだけ軽量にして機動力を確保したいため、ミニサイズのニッケル水素バッテリーをスポンジでくるんで、ストックに収納して使用する。ラージバッテリーは300g以上あり、これを入れると結構重くなってしまう。バッテリーの進化も電動ガンの楽しみを広げてくれたといえる。

東京マルイ MP5A4 HG

高い機動性、軽快な回転・・・トップクラスの戦闘力
東京マルイの電動ガン UZI SMGと比べてみると、やはりMP5の回転は高速で、車のエンジンに例えるとUZIがOHVなら、MP5はDOHCだ。立ち上がりの鋭さ・セミのキレ、ハイスピード・フルオートの弾幕は頼もしく、機動性の高さから、戦闘力は電動ガン中トップクラスといえるだろう。今回HGを手にしてみて、食傷気味だったはずの MP5 を見直すいい機会となった。持ち運びも便利で、拡張性も含めて、インドアからアウトドア、シューティングまで幅広く遊べる電動ガンである。古くからのユーザーは、同じような境遇の方も多いと思うが、改めて見直してみても良いと思う。本当に全体的なレベルが上がっていて、パーフェクト版と言うにふさわしい。

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東京マルイ UZI SMG (vol.2) ~ UZI のアドバンテージ

2006/9/27 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ UZI SMG 電動ガン
東京マルイ UZI (ウージー) SMG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:470mm / 655mm
重量:2000g
装弾数:40発/220発
参考初速:85.2m/s – 0.2g (0.73J)

←東京マルイ UZI SMG 前回のレビュー記事(vol.1)

コンパクトな電動ガンを比較してみる
フルサイズ電動ガンの中で UZI のようなサイズ(500mm以下)は P90、MP5K、MP5A5、G3SAS ぐらいしかないが、例えば P90 との比較を考えてみると、 UZI の優位点としては下記のようなことが考えられる。P90 は非常に人気があるが、電動ガン、ゲームウェポンとしての信頼性では、個人的には UZI が上ではないかと思っている。

東京マルイ UZI ⇔ FN-P90との比較
○ 射撃姿勢の固定されてしまうP90よりも、操作の自由度が高く、実戦向きスタイル。 UZI はハンドガン的に片手で持てる上、疲れない
○ ハンドガンよりも素早くアクセスが可能なマガジンキャッチ。どんな銃よりも優れていると言っても良いだろう。
○ P90の横置きマガジンよりも給弾の信頼性が高い。
× 光学サイト取り付け、拡張パーツの豊富さではP90が断然上。

東京マルイ UZI の優れている点
・初心者でも扱いやすい操作系。
・非常にコンパクト&シンプルで、実戦向きなデザイン。
・手元を見なくてもチェンジ可能なマガジン。
・片手保持が可能な、前後バランス。
・プラスチック製メカボックスにより、非常に軽量。
・バレル固定がしっかりしており、命中精度が高い。
・フォールディングストックが優秀で使いやすい。

・多弾装220連マガジンは軽量で持ち運びやすく、マグチェンジの緊張感も楽しめる容量。
・ニッケル水素バッテリーを使用する事で、ゲームでのバッテリー切れはほとんど回避可能。

UZI のデメリット(と 対処法)
・メカボックスのチューン、高速化が不可。(不要であると考える。バッテリー変更で回転数などのチューン可能)
・玄人的チューニングしかできない。(パーツが何も出ていないので、自分に合わせた外部加工チューンのみ可能)
・リヤのピープサイト穴が小さすぎる。(キリで穴を拡大、または削ってオープンサイト化すれば使いやすさアップ)
・光学サイトがつけられない。(コッキングレバーを外して、レールをつけることで光学サイトも取り付け可能、ただしガッチリ取り付ける工夫が必要)
・フォアグリップがチープである。(ラバーコーティング等で塗装し、質感と実用性のアップが可能)

▼UZIが、光量の高い「砂漠戦」を想定しているからか、リヤのピープサイト穴が小さくて、森林では見にくいので、穴を拡大。
東京マルイ UZI SMG ピープサイト加工

▼ドットサイトが載せられるようにレイルを装着。一瞬で照準が出来るようになり、戦闘力が上がる。
東京マルイ UZI SMG レイル装着

以上、いろいろな観点から 東京マルイ UZI 電動ガン を見てみたが、オールシーズン、インドア・アウトドア で存分に活躍できるモデルであることに間違いはないだろう。また光学サイトなど使わず、すっぴんでフルオート前提で使うのが最も適した使い方かもしれないが、いずれにしても、扱いやすさはこの上ないので、形が気に入っているのであれば是非、使ってみてほしい。電動ガンに、コンパクトさと使いやすさ、バッテリーの拡張性、コストパフォーマンスを期待するなら、個人的にはMP7A1よりも UZI がお薦めである。

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