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SMG/PDW の記事一覧

東京マルイ トンプソン M1A1 ~ 他と一線を画すリアリティと重厚感

2007/6/21 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ トンプソン M1A1
東京マルイ トンプソン M1A1
スタンダード電動ガン

スペック
全長:805mm
重量:3400g
装弾数:60発/ オプション190発/420発 
参考初速:80.2m/s(0.64J)

他モデルとは一線を画す「歴史の重厚感」も含んだ一挺
東京マルイ 電動ガンシリーズ の中でも、ひときわ異色を放って「重み」があるのが トンプソン M1A1 である。このように歴史が古くて誰もが知っているような有名な銃は、映画やドラマにもよく露出してきたが、「プライベートライアン」あたりの映画一本でも観れば、この電動ガンも欲しくなってしまうのではないだろうか。何より、ディティールや各部のパーツが丁寧に作られており、箱から出した瞬間から、何か嬉しさのこみあげる電動ガンに仕上がっている。ストックやグリップは木目調のプラスチック製だが、レシーバーやアウターバレルが金属で作られているため、触ったときの冷たさや、リアリティは堪らない。

US トンプソン M1A1

ゲーム実戦インプレ
まず率直に言って、 トンプソン の仕様や造りは、サバゲーでは使いにくい。ただし古い銃なのだと理解して使えば、とても面白みや味があって愛着がわくSMGだといえるだろう。剛性や射撃性能は一線級であり、その点は何ら心配が無いので、ゲームで勝てないという理由は全くない。なお、ゲーム実戦で私はどうしても「照準」を使うことができなかったが、戦果は十分に挙げられた。正直使いにくいという点と、そのときは構えている暇がなかった。

東京マルイ トンプソン M1A1

では具体的に トンプソン の「古めかしさ」「不都合な点」をあげておきたい。粗探しになってしまうかもしれないが、それは トンプソン が悪いということではなく、むしろ古きよき「味わい」の根源だといえる。

■直線的で細いため、銃というより棒を持っている感じ
■操作性の悪いグリップ周辺メカ(セレクターやマグキャッチ)は、操作に相当な慣れを要する
■肩にあてても滑るストック。肩に当てるべきではなく腰だめ用
■バカでかい45ACPサイズのマガジンは、装着時にレールを通すため、入れるのにいちいち苦労する

これらは「時間」をかけて操作すれば何ら問題なく、慣れることでスピードアップも可能になる。ゲームではできる限り「余計な確認や操作」というものは省略したいものだが、そこに緊張感があったりするので一概に悪いとは言えない。

東京マルイ トンプソン M1A1

次に トンプソン の美点も紹介しておきたい。

○マガジンが大きいとはいえ、拳銃弾サイズなので細くて携行がラク
○メタルレシーバーながら重量バランスが良く、重く感じない。細身なのでコンパクトに感じる
○デザインが古く、飾って絵になる
○メディアで目にする機会が沢山ある=愛着がわく。映画やゲーム、メダルオブオナーやコールオブデューティなど、WW2ネタで大活躍

さて、どうだろうか? トンプソン M1A1 の魅力は、他の機種では達し得ない領域に凝縮されているので、WWIIの映画も観ながら、一度は手にしてみることをお勧めしたい。

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東京マルイ FN P90 ~ 超コンパクトボディに秘められた絶大な戦力

2007/4/30 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ P90
東京マルイ FN-P90
スタンダード電動ガン

スペック
全長:504mm
重量:2200g
装弾数:68発 / 300発(オプション)
参考初速:89.0m/s (0.79J)

実銃の背景
1991年にベルギーのFN社が開発したPDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)が P90 である。ボディーアーマーを貫通する、小型化されたライフル弾形状の専用弾5.7x28mmを使用し、50発もの装弾が可能となっている。他にも、構えると被弾面積を抑えられる独特のブルパップデザインや、下方排莢システムなど、さまざまなアイデアが凝らされた近代銃である。

超コンパクトボディに秘められた絶大な戦力
発売されてだいぶ年月も過ぎたが、マルイ FN P90 の人気は全く衰えない様子である。何より私の率いる10名チームの約半数が現在所有しているという比率の高さもあり、ゲームで見ない日は無い。 M16 や AK47 など通常タイプのライフルを所有しつつ、この P90 をサブとして選ぶという人が多い。この特殊なデザインは、ガンマニアの心が惹きつけられるのだろうか。
実際、そのデザインは、ボタン1押しでテイクダウンできる合理的な構成、チューニングのしやすさ、シンプルな造りが成されており、電動ガンとしても素晴らしい出来栄えだ。この、合理性×シンプル×ファイヤーパワーが合わさって、ゲームでも大きな戦力を発揮するに違いない。

拡張性やサイズ的にはインドア戦に持ち込むのがベストかと思ったが、アウトドアでもいかんなく、その性能は発揮される。比較的パワーがあるので、むしろアウトドア向けかもしれない。バレルは247mmと短めだが固定保持がしっかりしており、ホップがよく利いて射程距離、遠距離安定性も充分である。屋外テストをした際、遠距離での集弾安定性はトップクラスだった。更に運搬性に優れたデザインのため、適当なバッグに入ったりと、どんなゲームにも持って行きやすい。

東京マルイ P90

特殊な形状は若干慣れが必要
グリップの握り角度は、昔ながらの M14 や M40 などコンベンショナルなライフルに近いもので、小型のウェポンとはいえ常にしっかり構えることができる。これは良くもあり悪くもあるが、銃本来の「ちゃんと狙って撃つ」という基本を強制されるデザインなので自然に成果をあげられる、という点がひとつの優れたポイント言える。しかしそのように構えがガッチリ決まる反面、全長が短い割には「回頭性」が低く、照準方向が分かりにくいと感じる部分もあった。回頭性、つまりいかに素早く銃を向けられるか、については、個人的には UZI のほうが優れていると感じる。グリップの角度に起因するのであろう。

標準でドットサイトが装備されているタイプは照準位置が低く、特にしっかり頬付けして構える姿勢を強要されるが、練習を積んで慣れればそれは敵にとって脅威に変わるに違いない。しかし、フルフェイスマスクをしていると、顔を傾けて頬をストックにかなり押し付けなければならず、少し大変ではある。
マガジンは上方からの給弾であることもあり、最後の1発まで撃てるのは好感がもてる。マガジンチェンジも非常にやりやすい。素早いスムーズなやり方は、PS2のゲーム「BLACK」の中でも見ることができる。

高い完成度、初心者にもお勧めの電動ガン
回転数はカタログ値でMAX850rpm程度となっているが、大容量のニッケル水素ミニバッテリーを使えば多少早くなり、EG1000モーターによる起動力の高さのおかげか、セミオートのレスポンスも素早い。ホップシステムも含めて、特にチューン等の必要もないだろう。
ここまで完成された電動ガンはなかなか無いと思うので、是非一度は試してみていただきたい。

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東京マルイ MP5K PDW ~ 超コンパクトな万能ゲームウェポン

2007/2/25 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ MP5K PDW
東京マルイ H&K MP5K-PDW
スタンダード電動ガン

スペック
全長:629mm
重量:1980g
参考初速:80m/s(0.64J)
装弾数:28発 オプション50/200/240/600発

超コンパクトな万能ゲームウェポン
MP5K PDW は、MP5 シリーズの中でも最もコンパクトな「クルツ」をベースに、折りたたみストックとフラッシュハイダーが付いたモデルである。ストックを折りたためば、かなりコンパクトになり、運搬も相当ラクでありながら、クルツよりも20mm長いインナーバレル(130mm)が実装されているため、有効射程も30m程と充分な性能を備えている。

MP5 の ベストシステム
フォアグリップが標準装備で、射撃時に両手の位置がガッシリと決まるため、安定性が非常に高い。MP5シリーズの中では、一番安定するのではないだろうか。同じMP5系では「MP5 RAS」のスタイルが似ているが、PDW のほうがよりコンパクトにまとまっている。拡張性については、ライティングデバイス(ライト)がそのまま付かないことを除けば、ドットサイトもサイレンサーも簡単に付くので、とくに不便はないだろう。

実射においてはクルツと同様、セミオート時に時々トリガーが空振りする(スイッチが入らない)ことがあるのが弱点で、その場合は一旦フルオートに切り替えて撃つ必要がある。ギヤの止まるタイミングや、スイッチ周辺の設計的な問題と思われるが、頻繁ではないため、今のところ対処は講じていない。また、これは使用するバッテリーにより相性があるかもしれない。

マルイ MP5K PDW

オプションパーツ インプレッション
MP5K PDW はオプションが手軽に取り付けられる利点もある。特に、手狭なフィールドで瞬時の照準を可能にするドットサイトなどは試していただきたいところだ。

・ヒーローアームズ 600連マガジン
クルツ用の240連マガジンを伸ばしただけのようなデザインとなっている。プラ製で軽量、給弾も非常に調子が良く、お勧めの一品といえる。これ一つあれば殆どのゲームで使えて、予備マガジンが要らない所も美点だ。但し、フロントフォアグリップとの隙間は多少狭くなる。

・東京マルイ プロサイレンサー(ショート)
クルツやPDWはインナーバレルが短い為、発射音(ピストン打撃音)が大きめに響くようになっている。やかましいまま使うのも楽しいが、戦闘の仕方によっては不利に働いてしまうこともあるだろう。例えばセミオート限定戦では、音はより静かな方が有利である。サイレンサーを付ければ音は若干小さくなるが、さらには、KSC HK33A2でもチューニングしたように、中に減速器と同じ理屈のパッファーを入れることで前方への発射音を、さらに軽減することもできる。

・ドットサイト&マウント
写真には撮れていないが、基本的にマルイのドットサイトを装備して運用している。その際は、取り付けの土台となるマウントレールの選択に少々悩むことがあるかもしれない。マウントレールには「ローマウント」と「ハイマウント」の2種類があるのだが、その2つのインプレも記しておきたい。
ローマウントベース (東京マルイ)
軽量でガッシリ固定出来る反面、位置が低くてやや狙いにくい。・・・とはいえ頬付けして丁度いい照準線にはなるため、私のお勧めとしてはこちらになる。なお、もし照準線を高くしたければドットサイト側のマウントを交換する手もある。

ハイマウントベース (東京マルイ)
レバーで着脱できるため、取り付けが非常に楽だが、逆に誤って外れてしまう場合がある。また重量が重いためトップヘビーになってしまい、コンパクトなPDWに取り付けると少々違和感がある。ただし照準線は高いので、かなり見やすいのがメリットである。あまり頭を傾けずとも、サッと照準できるのはラクで良い。ただし、頬付けにはならないので、ちゃんと遠くを狙う向きではないかもしれない。なお、映画バイオハザードでMP5K+ハイマウントバージョンがカッコよく映されている。

マルイ MP5K PDW

MP5K PDW は機動力の高さと精密射撃のための機能を両立していることで、ゲームで使いやすく、お勧めの電動ガンである。是非一度手にとってみてほしい。

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