GUN道場レビュー

エアソフトガン、電動ガン、ガスガンのレビューサイト
Subscribe

SMG/PDW の記事一覧

東京マルイ スコーピオン Vz.61 (vol.1) ~ コントロールの冴える極小サブマシンガン

2010/2/25 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ スコーピオン vz61
東京マルイ スコーピオン Vz61
コンパクト電動サブマシンガン

スペック
全長:270mm – 522mm
重量:1110g
銃身長:127.5mm
装弾数:58発/ オプション370発(ドラムマガジン)
参考初速:73m/s (0.53J)
メーカー希望小売価格:¥26,800
2007年4月25日発売
・アンダーレイル / ジョイントバレル付属

コントロールの冴える極小サイズSMG
スコーピオン Vz.61 は、比較的 最近の映画やゲームでの登場頻度も高く、東京マルイ の 電動コンパクトSMG 視点でみても MAC10 よりも 圧倒的人気があると思われる。無骨すぎる MAC10 に比べて、 スコーピオン のほうが名前といい形といい、キャラクターが立っているかもしれない。サブマシンガンの中では、ほぼハンドガンともいえる極小サイズであり、片手で撃つのが可能なデザインになっている。もちろん実銃はそうはいかないかもしれないが、エアガンにおいては、片手保持のほうが機動力を上げられる。また、純正のドラムマガジンにより、370発撃てるハンドガンという見かたも出来よう。なお機動力は MAC10 と同等か、それ以上に高い。接近戦でも射撃方向を自由自在に変えられるはずだ。

東京マルイ スコーピオン vz61

しかし今のところ、やはり旧態依然の ニッカドバッテリー (マイクロバッテリーEX)であることが惜しまれる。このバッテリーは、人数の少ないフィールド貸切など、比較的火力の低いであろう 戦闘で使うには事足りるかもしれないが、フルサイズ 電動ガン がメインとなる定例会などでは、やはり絶対的なパワーと回転スピード不足は否めない。その両方が不足していると、戦闘で勝ち進むのが困難なため、使用するなら少なくとも回転スピードは上げたいところになる。
パワーに関してはいくらかのチューンナップパーツが販売されているが、上げることによる弊害、回転数や耐久性の低下がどうしても発生してしまう。とくにメカの小さな コンパクト電動ガン では、標準電動ガンに比べてチューニングパーツの効果が低い。ここは実銃と同じように、パワーではなく高回転数による弾幕で、出来る限りの接近戦を展開するのが、 スコーピオン らしい使い方といえるかもしれない。

…ということで、 MAC10 で使用している7.4V 800mAhの E-sky リポバッテリー がグリップに入りそうなので、内蔵してみようと思う。欲を言えばホンモノと同じく、レートリデューサー(スピードコントローラー)まで実装したいところだ。接近戦で、瞬時に弾幕をはれる銃になれば、活躍の場は必ず広がるに違いない。

東京マルイ スコーピオン vz61

ジレンマの 電動コンパクトマシンガン
コンパクト電動ガンは、カセット型バッテリーや扱いの容易さなど、比較的初心者向けに作られている反面、パワー・回転スピードといった面で不足感があるため、結果的に 実戦では上級者向けのウェポンということになってしまう。
つまり屋外の大人数の戦闘で存分に活躍させるには、相当の戦術あるいはチューンナップスキルが必要になる。なかなか難しいが、そこが面白いところでもあるので、特に前者の「戦術」に関しては実戦で探究してみてほしい。

小さくて見にくいサイト
MAC10 もそうだが、やはりこういった一世代前のSMGのサイトは見にくい。しかし、それでもって一生懸命 照準をあわせるよりも、撃ってバラまいた方が早いというのがSMGでもある。リポバッテリーで回転を上げて弾幕を厚く出来れば、狙わずに即撃ちということがアドバンテージにさえなるので、より早く「当てる」テクニックを練習したほうが良さそうだ。なんだかウエスタン・ガンマンの早撃ちに近いものがある。
ちなみに、コールオブデューティ4で、小型のオープンドットサイトを載せた スコーピオン Vz.61 が登場したが、オープンタイプのドットサイトなら許容範囲かもしれない。しかし、あいにく同様のステーなどは制作・販売されていない。さほど難しいものではなさそうなので、機会があれば作ってみようかと思う。(→ 2012年1月 GUN道場PRODUCTSで開発、発売開始)

→東京マルイ スコーピオン Vz.61 次のレビュー記事 (vol.2)

東京マルイ スコーピオン Vz.61 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ スコーピオン 電動’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ スコーピオン Vz.61 のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

東京マルイ MAC10 (vol.12) ~ 長期レポ&リポバッテリーの寿命

2010/1/29 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ MAC10 長期レポ
東京マルイ MAC10 (イングラム M10A1)
コンパクト電動サブマシンガンシリーズ

スペック
全長:295 – 548mm (サプレッサー装着 536 – 789mm)
重量:1480g (サプレッサー装着 1710g)
装弾数:65発/ オプション480発
参考初速:71.5m/s(0.51J)

←東京マルイ MAC10 前回のレビュー記事 (vol.11)

砂漠戦での意外な活躍
愛用の MAC10 を、こんどは デザートストーム川越 でとことん使用してみた。
ゲーム当日は、比較的ヨコからの風があって弾が流される状況下にあり、前回行った M14 等による長射程の戦闘よりも、近接戦闘のほうが戦いやすかったため、意外に MAC10 の出撃頻度が高かった。やはり機動力がまるで異なり、走りながら対峙して撃ち合うような戦いも展開して、非常に楽しかった。そうなるともう、いちいち照準で狙うこともなく、敵の周囲一体にばら撒く面制圧を走りながら行うといった古臭い戦法にしかならなかったが、MAC10 らしくて面白い戦い方のような気がした。

リポバッテリーの賞味期限??
MAC10 は2009.11月頃に、一度メカボを完全分解してメンテナンスしたが、ほとんど消耗箇所もみられず、本体の調子はすこぶる良い。しかし、やはり長期使用により、リチウムポリマー電池 のパワーの持続性のほうが怪しくなってきた。以前は、多弾3マガジン程度まで回転が衰えなかったものだが、現在は2マグ(500発過ぎ)に入ったあたりで回転が低下してしまうようである。計測まではしていないが、前回の不定期テストで1020rpmだったものが、体感的にノーマルの800rpm程度まで落ちこむようになってしまった様子だ。そのため昼休憩時に追充電を行った状況である。

リポに換装してから間もなく1年になるが、そろそろ賞味期限は終わりということになるのだろうか。リチウムバッテリーだけに、約1年というのはケータイのバッテリーの感覚と似通っている。しかしやはり1年をとおして、NIMHに比べて非常に安定したパワーソースとして、活躍してくれたのはありがたい。そして同型の新しいE-SKY 7.4V 800mAh リポバッテリーを再度購入した。

→東京マルイ MAC10 次のレビュー記事 (vol.12)

東京マルイ MAC10 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ MAC10′ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ MAC10 のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

東京マルイ UZI SMG (vol.5) ~ リアルカウント戦対応/ パワーソース再考

2009/12/21 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ UZI SMG
東京マルイ UZI (ウージー) SMG
スタンダード 電動ガン

スペック
全長:470mm / 655mm
重量:2000g
装弾数:40発/220発
参考初速:75.2m/s – 0.2g (0.566J)

←東京マルイ UZI SMG 前回のレビュー記事(vol.4)

しばらくレポートしていなかった、東京マルイ UZI だが、実は相変わらず高い頻度でゲームに投入している。その理由を一言で言えば、ともかく手ごろな大きさで使いやすく、命中性能が非常に安定している点、バッテリー1本で概ね1日もたせられるという点である。また、小柄なスペアマガジンを含めた持ち運びの利便性も高い。

とくに、高低差のあるようなフィールドでは、体への負荷が低いものをつい求めたくなるし、ドットサイトによる瞬時のサイティングや、走りながらの腰ダメ撃ちなど、色々なポジションが取りやすい UZI は、古かろうがチューンができなかろうが、使いやすいことに変わりが無い。なお、アクティブに動きたい時、あるいは気分次第では、 UZI の次には G36C → M733 / M4(次世代改)といった具合で、もって行くメインウェポンをセレクトしている。別途愛用の MAC10 は、小さすぎてちゃんと狙うのが難しいという側面もあるが、これもまたフィールドや、ゲームメニュー次第ではメインで使ってみたりする。

東京マルイ UZI SMG

リアカン(リアルカウント)戦 への対応を考える
UZI を リアカンゲームに投入すべく、ノーマルマガジンを揃えてみた。

STAR 50連マガジン
リアルカウント戦向けに、安価(5本で2000円程度)という理由で購入してみたが正直、品質は悪かった。成型の精度もさることながら、そのままではマトモに弾がでない。しかも分解が不能である。基本的にマルイのコピーでありながらも、仕様が異なっているのである。
マガジンをセットしてそのままでは弾が出てこないという有様だが、検証した結果、下から押し込んでいると弾が出るようである。さらに、じっくり観察していくと、下記の点に気づいた。

・STARマガジン= セットしたときに遊びがある(さらに手で押し込むことができる)
・弾ストッパーの角度や形状が違う(左:マルイ=台形/高角度 右:STAR=三角形/低角度)

▼このことより、キャッチのかかる溝にプラ板を貼って、かさ上げして(テンションをかけて)おけば、常に押し込んだ状態になり、ほぼ問題なく弾がでるということが分かった。(下図)

東京マルイ UZI SMG

UZI の 分解メンテナンス
数ある電動ガンの中で UZI だけは、改造防止シールなるものが貼られており、分解に躊躇していたのだが、さすがに最近、時々エア抜け(準・弾ポロ)が起きていた為、分解メンテナンスを行った。しかし開けてみたところ、3年以上使用しているのに内部はキレイなもので、ピストンをコッキングするプッシュロッドとメカボックスの擦れカスが目立ったぐらいであった。その清掃と、あとはピストン・ギア周りのグリスアップを行ったのみである。

なお メカボックス が プラスチック製のため、組み上げの際には、ネジの締めすぎに注意する必要がある。また、モーターのクリアランス(ピニオンギアのテンション)の取り方も、年月を経たせいか、やや分かりにくく、つい締めすぎがちになる。モーター周辺の弾性で吸収されてしまうものと思われる。

パワーソースの再考
先日のレポートでアップしたが、AKバッテリー(NIMH)が3ヶ月で逝ってしまった。さすがにもう次は、LiPo か LiFe にしようと思っているが、今度はバッテリーのパワーがありすぎてメカが壊れるという可能性も否めない。ともかく実装できるサイズで、電流が少なめなもの・・・1200mAh10C〜15C程度?だろうか、あるか分からないが探してみようと思う。MAC10 で使用している、7.4V 800mAhで、先にテストしてみる手もある。

→東京マルイ UZI SMG 次のレビュー記事(vol.6)

東京マルイ UZI SMGの販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ UZI 電動’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ UZI SMGのヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる