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東京マルイ スコーピオン Vz.61 (vol.7) ~ メンテナンスとドラムマガジン改良

2012/3/01 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

スコーピオン カスタム ドラムマガジン
東京マルイ スコーピオン Vz.61
電動コンパクトマシンガン

スペック
全長:270mm – 522mm
重量:1110g
銃身長:127.5mm
装弾数:58発/ オプション370発(ドラムマガジン)
・アンダーレイル / ジョイントバレル付属
メーカー希望小売価格:¥26,800
2007年4月25日発売

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愛用中の スコーピオン Vz.61 は、サイドマウントシステムを開発・搭載以降、その扱いやすさから比較的、ゲームで酷使していた。内部は完全にノーマルの状態だったが、さすがに最近、回転数の低下や、ギヤノイズが気になってきたので、メカボックスを開けて点検してみることにした。

★酷使した結果の 初速・回転数は以下のとおり
初速:68.47m/s – 0.2g (0.46J)
回転数:839rpm (14発/秒) ※ET1-EX800リポ使用

電動コンパクトマシンガンの美点
既に分解したことのある方は分かると思うが、電動コンパクトマシンガンの構造は非常に単純で、分解・組み立てに労力を要さない。(→分解手順) そこが、非常に気に入っている点の一つなのだが、複雑化してしまった次世代電動ガンと比較して、構造がシンプルで、メンテナンスがしやすい所がコン電の特長・美点である。何しろ部品点数が少なく、時間もかからない。これは、次世代電動ガンとは逆方向に行った、電動ガンの素晴らしい進化なのだと思う。

メカボックスの状態
この スコーピオン に関しては、初めてメカボをあけたが、グリスやピストン周辺が黒ずんで、汚れが付着していた。やはり、ゲームで酷使した結果であろう。機械だけに、定期的なメンテナンスは必ずやらねばならない、ということをあらためて感じた。そんな時も、部品点数の少なさが救いで、あっという間に分解できるので、何となくミニUZIやMAC11などのガスブローバックSMGを思い起こさせる。まさに「楽しい」と思える範囲でメンテナンスが出来るのである。

▼ガスガンのフィールドストリッピング並に分解が簡単だ。今回、メカ全般のクリーニングとボールベアリング化を実施。
東京マルイ スコーピオン チューニング カスタム
ボールベアリング軸受けの組み込み
今回、更なるレスポンスの向上と、燃費の改善を狙って、ボールベアリングを組み込んだ。取り付けに際して、何も苦労することは無くすんなり付いたし、シムはとりあえずノーマルの組み合わせで組んでみたところ、特に気になるノイズも出なかった為、そのままでいくことにした。つまりポンづけでOKだった。なお、万が一のクラッシュ時の逃げと、ノイズの低減を期待して、一番大きなトルクがかかるセクターギア部分だけノーマルのプラ軸受けのままにしておいた。

★メンテナンス後の 初速・回転数
初速:75.28m/s – 0.2g (0.56J)
回転数:1063rpm (17.7発/秒) ※ET1-EX800リポバッテリー使用

ドラムマガジンのカスタマイズ
しばらくの間 スコーピオン はノーマルマガジン5本でゲームに挑んでいたが、色々なゲームをやっていくと、多弾マガジンのほうが便利なシーンがあるのも事実だ。しかし、リポバッテリー化で高速回転が実現した反面、標準的な370連ドラムマガジンでは給弾が追いつかず、弾がまばらに発射されてしまうという状況になる。
これを改善するアイデアとして、東京マルイ MP5ハイサイクルの400連ドラムマガジンを、スコーピオンに流用する方法を紹介しておきたい。MP5用ドラムマガジンは、ハイサイクル対応のために、巻き上げのスプリングが強化されているので、リポバッテリー化したスコーピオンにも適している。

スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼MP5HC用400連ドラムマガジンとスコーピオン用370連ドラムマガジンの外観比較。マガジンの口とドラムの厚みが異なっている。
スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼六角レンチで皿ネジ(5本)を外せば、簡単にカバーを開けることができる。
スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼MP5HCのほうが後に作られたからか、内壁が改良されており、BB弾のジャラジャラ音が響くのを抑える加工が施されている。
スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼MP5HC用はマガジンの口部分を外すと、中からなんとスコーピオンのマガジン形状が出現する。MP5用にチューブが延長されているだけだ。
スコーピオン ドラムマガジン 改造
▼それぞれのドラムマガジンの構造。スコーピオン用の給弾口部分は、ノーマルマガジンのそれとは形状が異なる。MP5HC用のドラムに、スコーピオン用のマガジン給弾口を取り付けるだけで、ハイサイクル対応カスタマイズは完了する。
スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼ドラムのフタ部分は、370連と400連のどちらでもお好みで取り付けられる。下記は、MP5HC用の400連を取り付けたところ。若干トリガー側のドラムが厚くなるが、操作性は変わらない。
スコーピオン ドラムマガジン カスタム
▼これで、リポバッテリーにも対応する多弾マガジンが完成。実射してみると、気持ちよくフルオート全弾連射が出来る!
スコーピオン カスタム ドラムマガジン

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KSC HK45 (vol.0) ~ 期待の最新型オートがGBBで登場!

2012/2/28 By: maxi カテゴリー: ハンドガン

KSC HK45 システム7
スペック
全長:204mm
重量:845g
装弾数:29発
・システム7 ブローバックエンジン
・大型バックストラップ付属
メーカー希望小売価格:20,475円
2012年3月下旬発売予定

雑誌などでも幾度かアナウンスされていた、KSC HK45 ブローバックガスガンが遂に登場する。実銃の HK45 においては、米軍の2005年拳銃トライアル向けにP30/P2000をベースとして開発され、.45ACP弾を使用し、ピカティニー・レールを備えている。パワフル感のある外観と、人間工学に基づいた新しいグリップデザインを持ち、USPよりも扱い易さや実用性を増しているのが見てとれる。ちなみに、最近の映画では「プレデターズ」や「ザ・ウォーカー」に登場している。ザ・ウォーカーでは主人公が HK45 だけで派手に戦うシーンもあった。
H&K P2000
KSCのガスガンにおいても、システム7によるハードな撃ち応えと、新型ホップシステムによる安定した命中性能には期待できそうだ。ゲームでもハンドリングしやすいに違いない。個人的には、サプレッサーが付けられるタクティカルモデル(HK45T)やコンパクトモデル(HK45C)の展開にも期待したい。
HK45CT

HK45 の機能をリアルに再現
・ピカティニーレイル仕様 で拡張性アップ
・アンビスライドリリース
・選択式バックストラップ
・作動凍結キー

H&Kの最新型 戦闘向けオートマチック拳銃「HK45」
米軍特殊作戦群のピストル・トライアルにも参加したコンバットオートの最右翼「HK45」の発売詳細が決定!新型チェンバーとシステム7エンジンは完成度を極め、焼結パーツはハンマー周辺だけでなくトリガーにも及ぶ!その他、アンビスライドリリースや、新型キーロックなど、見所満載!とても複列弾倉とは思えない握り心地のグリップは、異なるサイズのバックストラップが付属!3月下旬発売予定。同時発売 29連スペアマガジン4,200円(税込) …KSC HPより

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G&P CAR-15 OLD STYLE (vol.1) ~ 原点に帰る スペシャルな一挺!

2012/2/01 By: maxi カテゴリー: ライフル

G&P CAR-15
G&P CAR-15 OLD STYLE (GX5857)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:685mm – 745mm
重量:2640g
装弾数:110発 (東京マルイ互換)
インナーバレル長: 10.5inch (266.7mm)
メカボックス:8mmベアリングギアボックス/G&P M120ハイスピードモーター
初速:94.1m/s – 0.2g (0.88J)
回転数:約960rpm (ET1-7.4V800mAh使用)
メーカー希望小売価格:48,000円(税別)

実銃の紹介  出典:wikipedia
1965年頃、コルト社の CAR-15武器システム構築の一環として、車両や航空機の搭乗員向けの自衛用兵器、そして特殊部隊向けの特殊用途兵器として開発されたのが、CAR-15カービンであり、一連のシリーズはコルト・コマンドーと呼ばれる。M16を単に15インチに切り詰めた「モデル605」に始まり、銃身をさらに短縮して、銃床を伸縮式とした モデル607サブマシンガンを開発。モデル607はアメリカ軍特殊部隊によって「GX5857」の名称で試験採用され、ベトナム戦争に実戦投入された。しかし、長銃身のモデル602から流用したフラッシュ・ハイダーは消炎効果が不十分だった為、より大型のフラッシュ・ハイダーに変更。また、モデル602のデザインをそのまま伸縮可能にしたようなプラスチック製銃床では耐久性も不足していた。このことから、新設計でより簡素な金属製銃床を採用したサブマシンガンへと移行し、米軍でXM177として仮採用される事となる。

原点に帰る 個性的なオールドモデル
電動ガンとしては最新型の SCAR は、実銃同様、随所に長年の工夫、バトルプルーフが盛り込まれており、まったくもって非の打ち所がない。言ってみれば超・優等生だ。しかし・・・時折、逆を求めたくなるのも人間のサガというもの。今回は、2011年に遂に再登場した CAR-15 を嗜んでみたい。

M16系の最小モデル
CAR-15 (カーフィフティーン) は、M16 のライフルあるいはSMGの形をとどめたモデルとしては最小モデルである。東京マルイからも電動ガンとして、1997年10月ごろに発売されていたが、既に絶版となり、長らく中古品が出回るのみとなっていた。そして今回、遂に G&P が完全なファーストモデル GX5857 を再現してくれたのである。
GX5857 は、現代のM4シリーズの祖と呼ぶべきモデルで、ここから全てが始まったと言っても、恐らく過言ではないと思う。改良の結果、XM177となり、時を経てM4に進化していった。

▼シンプル極まりないスタイル。フルメタルながらも軽量で、ゲームでも活躍するに違いない。
G&P CAR-15

ファーストインプレッション .. 時を経て登場した完成形
まず手にとって思ったことは、フルメタルによる頑強な造りと、ボルトフォワードアシストの無いリアルさだ。これらは、東京マルイ CAR-15 では再現されなかったし、M16系で最初からこれほど剛性感の高いエアガンは自分としても初かもしれない。ようやくG&Pによって完成されたと言っても良いだろう。
パーツ精度の高さは、G&Pの得意とする所で、さらにパーカライズド仕上げ、スチール製の三股フラッシュハイダーなど、こだわりが随所にみられる。ボルトカバーもチャージングハンドルと連動し、引くとホップ調整ダイヤルが現れる仕様だ。

▼発射後、フラッシュハイダーからはキーンと響く音の余韻が約5秒間も続く。
G&P CAR-15

動作性能は及第点 .. 箱出しで使えそうなクオリティ
バッテリーは、懐かしい三角形のハンドガード内に納めるが、スペースが少ないので、ET1-7.4V2000mAhは入らない。1400mAh(30C)セパレートかスティック、800mAh(25C)であれば余裕で入る。
フルオート回転は約960rpmと高速だが、セミオート時はややタイムラグを感じる。
これは、M120モーターの特性ではないかと思い、近々 東京マルイ EG1000モーター に換装してみようと思う。とりあえずグリップエンドを開けてみたら、端子が差込みではなくネジ止めになっていたので、若干改修する必要はありそうだ。
あとは、ボールベアリングが入っているためかもしれないが、メカボックスから若干のギアノイズが聞こえる。とはいえ、それほど気になる程ではなく、ある程度使い込んだ東京マルイ電動ガンと同等の印象だ。

▼ストック後端のレバーをひねると、スプリング圧でストックが飛び出す仕様。微調整は効かないものの、中間でも固定できて、3段階ということになる。シンプルで意外に使いやすい。
G&P CAR-15

▼タイガーストライプ+サスペンダー+バンダナ など、かつてのSEALを髣髴させるオールド装備に、一切飾り立てしない CAR-15 を携えて、ゲームに挑んでみるのも楽しそうだ。
メタルギアソリッド3

▼改良バージョンの CAR-15 (New Style)も販売されている。こちらは、30連サイズマガジン以外は、昔、東京マルイから発売されていたものと同じ外観仕様だ。
G&P CAR-15 NEW STYLE

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