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東京マルイ SOCOM Mk.23 (vol.2) 〜トリガープルを改善するカスタム方法例

2011/2/10 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ ソーコムMk23 固定スライドガスガン
マルイ H&K SOCOM-Mk.23
固定スライドガスガン

スペック
全長:245mm
重量:850g
装弾数:28+1発
参考初速:88.8m/s(0.788J)

←東京マルイ SOCOM Mk.23 固定スライドガスガン 前回のレビュー記事 (vol.1)

冬のシーズンに大活躍するハンドガンの一つに、東京マルイ 固定スライドガスガン SOCOM Mk.23 が挙げられるが、ノーマルの状態ではトリガープルが重いのが難点だ。特に「最後の切れ」が重すぎて手がブレてしまうため、せっかくの高い命中精度がもったいない事になっている。
そういった場合は、一度分解してパーツの動きを良く観察してみれば、どうすれば改善できるかが分かるのだが、この機会に掲載しておきたいと思う。方法はこれ一つでは無いと思うが、大して工数もかからないので、気になっている方はチャレンジしてみてほしい。

東京マルイ SOCOM Mk23 トリガープル 改善

図解してしまうとこれで終わってしまうが、トリガーの切れが重すぎる原因は、ハンマーの「ダブルアクション用のツメ」の形状にある。その形により、必要以上にハンマーを起こしているとみることができる。具体的には、
・ダブルアクション時に、トリガーバーとハンマーの接続が切れるのが遅い
・シングルアクション時であっても、トリガーを引くとさらにハンマーを起こそうとする
といった現象が起こっており、結果トリガーは重くなっている。

そのため、トリガーバーとハンマーの接続をもっと早く切れるようにすれば良いということになる。加工に際して使用する道具は、小さな平ヤスリ1本で良い。これによりトリガープルは軽くなり、ハンマーもストンと気持ちよく落ちるように改善されるはずだ。ただし、若干初速が落ちる可能性はある。
しかし、何にせよカスタマイズの際は、純正でなぜこのような仕様になっているかも考えておかなくてはならない。そもそもこの設計ではパーツに無理がかかっているような気もするが、あえてこうしたのだとすれば、例えば本物の軍用銃と同じように、わざとトリガープルを重くして、安全性を高めているのではないかというのが1点。そのほかにも、ハンマーを最大限に起こし、インパクトを一定にして射撃性能を安定させるため、さらには、磨耗する部分であるため耐久性を持たせているなどの理由が考えられる。

ハンマーの加工カスタムにより、これらの理由をいくらか削ることになるかもしれない。つまり「安全性」「ハンマーインパクト(安定性)」「耐久性」がノーマルより低下するということである。とはいうもの、トリガーに無理な力をかけずに済むようになるため、耐久性の伸びる部分もある。実際の使用上も何も問題はないし、最初からこれで良いのに、何故だろうかと思ってしまう所である。

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東京マルイ H&K SOCOM Mk.23 (エアーコッキング) ~ 作動条件無用のファイナルウェポン

2011/1/28 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ H&K ソーコム Mk23
東京マルイ H&K SOCOM Mk.23
エアーコッキング HOPUP 18歳以上用

スペック
全長:244mm
重量:485g
装弾数:26発
初速:66.5m/s 0.44J
※L.A.M.とサイレンサーはガスガンから移植

魅力の 東京マルイ エアコキシリーズ
マルイ エアーコッキングシリーズ はいつの間にか幾つも所有してしまう エアソフトガン である。実売2000円台と安いこともあるが、性能の高さや安定性、軽さに惹かれる部分が大きい。また、ガスブローバックではモデルアップされていないような機種も取り揃えているのが特徴だ。

東京マルイ エアコキ ハンドガン
S&W PC356 – スタームルガー KP85
ベレッタ M8000クーガーG – H&K USP – コルト M1911A1ガバメント
ベレッタ M92F (全て18歳以上用HOP付)

そして今回、「冬の夜戦」向けにと SOCOM Mk.23 を追加した。ソーコム の 固定スライドガスガン も所有していて、充分役に立つ存在ではあるが、さらに手軽で確実なエアガンを求めると エアコキ という選択肢もあるのだ。中でも SOCOM Mk.23 は 東京マルイ のエアコキシリーズの中でも、最も高い完成度と、射撃性能 を持っていると言って良い。スライドの引きやすさ、大きめのサイトの見易さなど、総合バランスに優れた一挺であり、間違いなくお勧めできる。ちなみに、実銃ではその大きさと重さが弱点となったが、このエアコキは、実銃の弱点を克服している・・・つまり非常に軽くて扱い易い!!
エアコキ HG (ハイグレード) シリーズは、ショートリコイルも再現し、ガスガンと同様に フィールドストリッピング が簡単に出来る所も楽しい。それから、 SOCOM Mk.23 の ガスガン と エアコキ では、「スライド」「フレーム」に互換性があるのは有名なところで、とりあえず ガスガン用の サイレンサー がそのまま付くのは魅力だ。 エアーコッキング でこれが出来る(サイレンサーがポン付けできる)モデルは他に無かったと思う。消音(減音)効果はガスガンには及ばないものの、充分に 減音効果 は発揮される。なお エアコキモデル は、 アウターバレル が プラスチック製 のため、ぶつけたりすると簡単に折れてしまうので、取扱いには気をつけなければならない。

東京マルイ H&K ソーコム Mk23

気温0℃でも安定射撃が可能。作動条件無用のファイナルウェポン
電動ガン が標準となった今では、驚くことではないが、気温に関係なくソースも不要で使えるエアソフトガンは、コッキングエアーガンが唯一である。軽いので、サブウェポンにしても良いし、隠密行動が可能な夜戦などでは、非常に有効に使えるものだと思う。 SOCOM はスライドが大きく、数あるシリーズの中でもコッキングしやすいのが特長である。

↓もちろんガスガン用のケースにもピッタリ収まる。専用ケースは何故か男心をくすぐるものがある。
東京マルイ H&K ソーコム Mk23

特筆すべきはトリガープルの軽さ
SOCOM ガスガン に比べて、エアコキ にはアドバンテージがある。一つはシングルアクション時のトリガーの軽さだ。コッキングのため、実質的にシングルアクションしか存在しないが、ガスガンよりも トリガーの引き味が格段に良く、ブレずに射撃することができる。ガスガン でも、グリップの大きさと トリガープルの重さ が災いして、20m離れた場所からダブルアクションで当てるのは難しいものだ。一撃必殺の隠密行動を取るなら、エアコキもありだと思うわけである。もちろん2発目がすぐに発射できないため、ヒット&アウェイという行動も重要にはなってくる。

東京マルイ H&K SOCOM Mk23

取扱いの注意点
上記のメリットはあるものの、所詮2000円そこそこのエアガンであり、フレームやアウターバレルの剛性の低さには要注意である。ライトモジュールをつけようものなら、若干フレームがよれて下がってきてしまう有様だし、あまり欲張ってオプションをつけるものではない。何も付けないほうが一番安心かもしれない。

東京マルイ H&K ソーコム Mk23

マルイ エアコキシリーズのBB弾の相性
HOP付き18歳以上用のマルイエアコキは、ホップアップ設定が0.25gとなっている。
そのため、0.2g弾を使用すると強めにかかってしまうが、簡単な対策方法が色々ある。

1. エクセルなど、小径のBB弾を使用する。
2. 大量に撃って、パッキンをへたらせる。
3. お湯などにつけて強制的に変形させる。

もちろん手っ取り早くてお勧めなのは1だ。撃ちこんでいってホップの効きが悪くなってきたら、マルイのBB弾などに変更すれば良い。

東京マルイ の エアコキシリーズ は、射撃性能の高さはもとより、造りに関しても完成の域に達している。昔ながらのリーズナブルな価格で、出来ること(技術)を全て注ぎ込んでおり、日本の エアソフトガン の底力を感じる所でもある。
ちなみに・・・ サバイバルゲーム は エアコキ ワンメイク で行うのが 一番面白かったりするので、一度試してみていただきたい。

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東京マルイ AK102 次世代電動ガン ~ 戦いの匂いがする 現代AKバリエーション

2010/3/03 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ AK102 次世代電動ガン
東京マルイ AK102
次世代電動ガン

スペック
全長:848mm
重量:2900g
装弾数:480発/74発
参考初速:93m/s (0.86J)
・5.56mmNATO弾バージョン 480連射マガジンを標準装備
2009年10月発売

AK100シリ-ズの海外輸出用として、M4A1 で使用されている 5.56mmNATO弾 を使えるようにしたのが AK102 である。カービンサイズのバレル長設定で、そのショートバレルに合わせたフラッシュハイダーを採用し、レシーバー左側面にはマウントベースを装備している。

戦闘的なAKが登場
AK102 は 全長が848mmとなり、M4A1 の851mmと比べても同等のサイズとなっている。取り回しやすく、かつ実射性能も確保できるサイズとなり、ゲームでの汎用性も非常に高い。サイズの近いものでは AKS74U が挙げられるが、AKS74U はそのままではオプションパーツが付かないシンプルな仕様となっており、ドットサイトなどの光学機器やグリップ・サポートパーツを手軽に装着して運用したい方には、このAK102のカスタムモデルがオススメとなる。

ダイレクトにリコイルが伝わるスケルトンストック
AK102 や AKS74U クリンコフ は、小型軽量なうえに振動吸収のない「メタルストック」のため、振動が強めに伝わってくる。プラスチックストックバージョンである AK74MN は、ストック自体が振動や音を吸収するためか、比較的マイルドなリコイルになっている。 AK102 のほうは発射サウンドも金属音が響くので、AK74MN や AK105 (コンバージョン) とは違った撃ち味になる。今のところ次世代AK系で最もリコイルがハードなのは AKS74U になるが、 AK102 も負けてはいない。

Lipoバッテリーとの相性もバッチリ
次世代AKシリーズをリポバッテリー(7.4V)で回すと、当然回転は上がるが、特に不安感はない。何よりセミのキレが素晴らしいものになり、=リコイルショックにも鋭さが増すというものだ。システム的にも多少の高回転化への許容度は高いかもしれない。なお、ウエイトの駆動方法の違いによるものと思うが、次世代M4ではあまり高回転をさせるとメカ周りにダメージを与え、何かと不具合が発生してしまうようなので注意したほうが良さそうだ。

▼アッパーのハンドガードを、スッキリしたスタンダードタイプに換えてみる。アンダー側のハンドガードは、 AK102 のサイドレールが、握る手のストッパーとなってしっかり保持でき、なかなか使いやすいのでそのまま使うのも良い。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

フラッシュハイダーを交換
ノーマルのノベスケ風ハイダーは、デザイン的に好みの分かれるハイダーである。どちらかというと好みではないという声を周りからも聞くが、私も要らなかったほうだ。ハイダー単品の重量も軽くはない…ということで、ここでは早速換えてしまう。

■LCT AK104 (コンバージョン) のハイダー
スチール製で、角の丸いリアルなラッパハイダー。ネジ径はピッタリ同じで、カンタンに付け替えられた。

■マルイ AKS74U のハイダー(写真無)
ダイキャスト製で、角の立ったラッパハイダー。マルイ純正仕様だけに、もちろん入れ替えは問題ない。しかし AKS74U の短いバレルにあわせた専用ハイダーということで、AK102 / AK104 / AK105 タイプより少しケースが長い仕様となり、リアリティの面では AK102 に付けるのはちょっと違うのかもしれない。

▼タンゴダウンタイプのフォアグリップ+純正サイドステー+オープンドットサイト装着。ラッパハイダーにより、フロントがずいぶん軽量化される。そしてこの組み合わせはコントロール性も非常に高くなり、とくにCQBに適した実戦仕様となる。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

東京マルイ AK102 次世代電動ガン

▼メタルギアソリッド4 (MGS4 イラスト)にも出てきた、プラストックの AK102 を再現。しかしサバゲーでは、単に刺激を求めて、よりリコイルショックのハードな、スケルトンストックバージョンを使うことになりそうだ。しかし、いつ見てもAK100系の不恰好さ(カッコよさ?)は、「蒸気機関車」のように見えてならない。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

メタルギアソリッド4 スネーク AK102

▼AK102 – AK74M (AK105) マガジン比較
実銃では使用する弾薬の違いにより、マガジンのカーブが異なる。 AK102 は、ほぼ直線ともいえる形だ。 AK102 のスペアマガジン(単品)は、残念ながら今のところ販売の予定は無いとショップでは聞いている。ちなみに中身は AK74MN と同じで、ケースの形状が違うのみ。
東京マルイ AK102 マガジン比較

▼フラッシュハイダーの切り欠き位置 トリビア
フロント部分
上: AK104 (LCTコンバージョン)
下: AK102
東京マルイ AK102 マズル比較

マルイ AK102 と LCT AK104 キット の決定的な仕様の違い
参考サイト http://www.avtomats-in-action.com/parts7.html (海外)
→翻訳すると…ロシア版の戻り止めは高くて(11:00方向)丸く、ブルガリア版の戻り止めは低くて(10:00頃)角ばっている

LCT AK104 フロントキット
ブルガリアのAKを再現、LCTのフロントサイト+ハイダーなら切り欠きは水平になる
マルイAK102
ロシアのオリジナルAKを再現、ピンの位置が上方にあるため、LCTのハイダーを付けると切り欠きが「4:50」の位置になってしまう。ZENのAK105フロントキットに付属するハイダーであれば水平位置で固定できる。

東京マルイ AK102 ハイダー固定ピン比較

AK102 は次世代電動ガンの中でも、最も拡張性が高く、色々な外装パーツや光学機器を付け替えて遊べるので、楽しい一挺だ。射撃性能もスナイピングから突撃までこなす万能選手であり、ゲームでも大いに活躍できるに違いない。

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