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G&G F2000 (G2010) vol.3 ~ 詳細徹底レビュー 全体検証編

2010/7/01 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&G G2010 (F2000)
G&G F2000 (G2010)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
軸受け:8mmボールベアリング
モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

←G&G F2000 (G2010) 前回のレビュー記事 (vol.2)

▼フィールドストリッピング(簡易分解) 開始
F2000 のフィールドストリッピングは、異常なほど簡単だ。P90と同様に、ロックピンを一本抜けば、バレルAssy.とフレームAssy.が分離できる。この簡便さは必ずどこかで役に立つに違いない。
G&G F2000 分解

▼ロックピンは、ちょっと触ったぐらいでは動かず、知らぬ間に外れてしまうということも無さそうだ。また、完全に抜け落ちない仕様となっており、ステアーAUGのように無くすことも無いだろう。
G&G F2000 分解

▼マルイ互換のインナーバレル。フレームが分離すれば、インナーバレルもスッと抜ける。長さは430mmで、アウターバレル側の保持がしっかりしていてガタツキもほとんどないため、安心感がある。もちろんインナーバレルのカスタムパーツへの変更も自在だ。アウターバレルの内側もキレイにストレートで、一度、流速チューンなども試してみたくなる。
G&G F2000 分解

▼緑色のパッキンは、マルイ製に比べて若干固い気がする。中華としては標準的だが、0.2g弾を0.98J以下で飛ばそうとしたときには若干不安定さが出る。
G&G F2000 分解

▼メカボとノズル周辺。ボディ全体はモナカだが、肉厚があって異音や不安な様子は一切見受けられない。
G&G F2000 分解

▼チャンバーAssy.で気になった点がある。よく見ると、チャンバーをノズル方向に押し付けるスプリングが付いていない。飛ばしてしまったか!?と捜索したが、説明書の分解図にも記載が無く、仕様上、無いものとも取れるが、では何のためにスプリングが入る形になっているのか、不思議になった。
G&G F2000 分解

▼ここはノズル→チャンバーの気密のためのスプリングのはずだ。インスペクションポートから見た様子では、スプリングが無くてもしっかり密着はしているので、問題はないのかもしれないが、一応念のため、他で余っていたスプリングを付けておいた…。工場組付けで欠落した可能性もある。
G&G F2000 分解

▼ちょっと残念!だったスプリングアジャスト。 F2000 には、何とも便利なスプリングアジャスターが付いている。最初、操作方法が分からず困ったので、説明書とにらめっこしていたものの、その説明書は、親切そうに見えてそれほど親切ではない。どんな工具を使え、とも書いていないのである。色々といじって結局、大ネジ(マイナス)と小ネジ(六角4mm)の両方で操作することに気づいた。大ネジにはテンションがかかっておらず、普通のマイナスドライバーでも簡単に回すことができる。緩めれば緩めた分、内部にある六角の小ネジも緩められる、という寸法だ。
G&G F2000 分解

しかし・・・実際に確認したところ、箱出しの状態で最強のテンション(アジャスターが一番奥)になっており、それでいて初速は80m/s前後と、控えめな仕様だったことが分かった。ただ、他所の測定結果では、初速 90m/s以上のものもあるようで、組み込まれたスプリングが違うのか、本機の気密が取れていないのかは分からない。
それでもって、弱める方向にしかアジャスト出来ないため、緩めれば当然初速も下がる一方である。全然意味が無いので、一番強い状態に戻しておいた。

アジャスターは約25mmほどの大きな調整幅があるので、やや強めのスプリングを入れて、弱めにアジャストしておくぐらいにしたいものだ。いずれにしても、カスタムを前提にした仕様になっていることが、何となく伺える。

次回はメカボのチェック&必要ならスプリング変更を行ってみようと思う。

→G&G F2000 (G2010) 次のレビュー記事 (vol.4)

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G&G F2000 (G2010) vol.2 ~ 詳細徹底レビューその1

2010/7/01 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&G F2000 インプレ
G&G F2000 (G2010)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
軸受け:8mmボールベアリング
モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

装備品
・ACOGタイプ4倍スコープ

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2010年6月初旬に発売となったG&G F2000 (G2010) は、同月のCKF(千葉北フィールド)でのテストプレイで、箱出しにしてなかなかの調子の良さを見せてくれた。何もいじらずとも、約40m先まできれいに飛び、集弾性能もなかなか実用的なレベルだ。このままでも充分、定例会ゲームなどにも使えるのではないだろうか。なお、まれに2発同時発射がおきたり、セミオートモードで2バーストが発生したので、さすがに100点というわけではないなと思った。実用的に困るほどではないが、チェックして真相に迫りたい。

▼パッケージング
外箱はシンプルなグリーンで、機種のシールが貼られている。箱の裏面には「Our History」「Our Service」「Our Commitment」とG&Gの取り組み姿勢が記載されており、品質に対する意気込みが感じられる。なかなかのものだと思った。
G&G F2000 インプレ

▼品物が到着した際に、中で何かがガチャガチャ鳴って早速不安に思ってしまったが、空けてみると、銃を固定するブリスターパックが割れているのが原因だった。ここで少し中華ぽさを感じてしまったが、製品自体は非常に美しい仕上がりなので、良しとしておこう。恐らくどの機種でも対応できる、共通のパッケージングなのであろう。
G&G F2000 インプレ

フロント・マズル周りはリアルな造形だ。フラッシュハイダーは、斜めカットのリアルなものだ。痛いほどエッジが立っていて、素晴らしい出来である。ダミーのガスレギュレーターもリアルな出来で、可動させることもできる。
G&G F2000 インプレ

アウターバレル先端は14mmの逆ネジが切られていて、各種オプションがカンタンに取り付けできる。430mmのインナーバレルがギリギリまできている。このネジ山一つみても、工作精度の高さが伺え、非常に好感がもてる。
G&G F2000 インプレ

フォアグリップは、JLSの F2000 からイメージしていたものとは異なり、意外に太い。先端の一番底の細い部分でも50mmあるが、握りにくいということはなく、むしろ自然にしっかり握ることができる。さすがは人間工学、よく考えられたデザインだと思う。
G&G F2000 インプレ

エジェクションポートは手動で開閉が可能となっており、細かい部分の再現にも手を抜いていないのが嬉しい。
G&G F2000 インプレ

チャージングハンドルもリアルに再現されているであろう部位で、複雑な造形や精密な様子が見て取れる。そのままではロックされているので、先端を少し引きだすことで、動かすことが出来る。動きはいたってスムーズだが、可動して後ろに引っ掛けられるだけで、エジェクションポートとの連動などはしない。
G&G F2000 インプレ

▼チャージングハンドル後退位置。ロックできる。ちなみにトップレイルは金属製で、スコープ付きのハンターモデルはプラスチック製という情報がある。
G&G F2000 インプレ

セレクターはP90と同じ仕様だが、クリックが固く、2本指で動かさないと厳しい。あまり緩すぎても困るが、このあたりは使用していくとアタリが出てくるのかもしれない。トリガーはなかなかスムーズで、マルイのP90と同程度の重さだ。リポバッテリーを使った感じでは、セミオートのキレもなかなか良く、気持ちよく射撃できる。
G&G F2000 インプレ

ホップ調整ダイヤルは操作性にやや難あり。インスペクションポートを開けば、ホップアップ調整が可能となっている。この形なら本来は大型ダイヤル式を実装してほしかったが、M4系と同じシステムになっているため、指を突っ込んで爪で回す形になり、操作性としては難がある。回転も固く、弱める方向はまだ楽だが、強める方向の回すには難儀してしまう。
G&G F2000 インプレ

450連射マガジンが標準。上に重ねたのはG&Pの300連マガジン。マルイ製とも完全互換だが、G&G製もスムーズにギヤが巻ける感覚からみて、精度は上々で、何ら遜色がない。給弾も確実だ。300連とはこれだけの長さの違いがあり、450連は下にけっこう突き出るため、個人的には300連のほうが好みだ。伏せ撃ちの際にも300連のほうが低く構えられる。
G&G F2000 インプレ

▼バッテリー収納場所はストックエンド。溝にはまっているだけのラバーパッドを外すと、バッテリー交換、パワーアジャストが可能になる。バッテリーはミニの9.6Vサイズまでは格納できる。スペースにあまり余裕が無い点もあり、ここはリポバッテリーをお勧めしたいところだ。
G&G F2000 インプレ

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G&G G2010 (FN F2000 ) vol.1 ~ ハイクオリティな仕上がり

2010/6/04 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&G F2000 電動ガン
G&G F2000 (G2010)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
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モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

待望の「 FN F2000 」電動ガンが登場!
台湾のG&Gアーマメントというメーカーから、ハイクオリティな仕上がりの電動ガン G2010 ( F2000 ) が登場した。実銃の F2000 は、P90 や ファイブセブンピストル の生産も行っているFN(ファブリックナショナル)社から販売されている、個性的なアサルトライフルで、どことなくP90 にも似たデザインとなっている。ゴルゴ13でも登場したことがあったり、FPSゲームなどにも何故かよく登場する。

G&Gの F2000 においては、実銃をリアルに再現した未来的な面白いフォルム、装備としての個性、マルイ M16マガジン との互換性、コンパクトなボディに460mmのロングバレル といったあたりが魅力になってくるだろうか。G&Gといえば、最近では高精度なBB弾が流通しており、これがなかなか評判が高い。海外メーカーでありながらも、一目置ける存在と言えるかもしれない。

▼ F2000 といえば、FCS (Fire Control System:火器統制装置)が実装された近未来的なデザインが印象深い。G&Gからも「ハンターバージョン」という名称で、これを模したラインナップがあるようだ。Wiki , G&G メーカーHP
FN F2000

F2000 実銃の射撃イメージ動画

マルイを超えた?!ハイクオリティ電動ガン
さて、 F2000 の一体何がハイクオリティなのか、今回は取り急ぎ、箱出し速攻インプレッションを行っておきたい。

この上ない剛性感
この手の一体型ボディはもともと剛性確保がしやすいが、例に漏れず全体の剛性感は高く、キシミやガタツキ、成型不良なども一切無い。バリバリとゲームで使用しても何の心配も要らなそうだ。上部に20mmのレールが標準であったり、ボタン一つでバレルアッセンブリーとストックが外せたりと、利便性も兼ねそえている。

G&G F2000 インプレ

劣化しにくい表面仕上げ
塗装というかシボ加工というか分からないが、プラスチックらしからぬリアリティ溢れる仕上げは、マルイ製を超えている。
さらに、アウターバレルなど金属パーツの仕上げも非常に緻密かつリアルで、好感がもてる。全体的にホンモノっぽい雰囲気に仕上がっている。

高品質なメカボックス
7.4Vリポバッテリーで数発カラ撃ちしてみたが、その感触からみる限り、メカの品質レベルはマルイと同等かそれ以上に感じられた。メカノイズがほとんど無く、非常に小気味良い発射音がする。ちゃんと正確に組み上げ、調整して造られていることが伺える。

▼取扱説明書の図説。パワーアジャスター(スプリングテンション)の調整方法が記載されている(上段/真中)
G&G F2000 取扱説明書

▼初速テスト結果(メーカー添付)
G&G F2000 初速

その他メモ
・セレクターはP90と同じタイプで、セフティ – セミ – フル (S – 1 – A)。
・エジェクションポートのフタが開く
・付属の多弾マグはM16のリアルな30連マガジンサイズだが、挿すと長い。
 (東京マルイの M16用 300連射マガジンがポン付けできて、長さも丁度良い)

サバイバルゲーマーとしてのメリット
・(今のところ) 誰も持っていない。とにかく個性的!
・スタイルが銃らしくなく、居間に飾っておける(かもしれない)
・遠くから見ると、マグロか何かを抱えているように見えて、撃たれずにすむ(かもしれない)
・ブルパップで重量バランスが中心付近にあるため、片手撃ちが容易 (とはいえ3.3Kgあるので軽くは無い)
・古くさくて機械感のあるAKや、UZIとは対極にある、「未来」「デジタル」「サイバー」なイメージ
・これ一挺で、最前線突入から、後方狙撃支援までいけそう。(サバゲーの交戦距離では、どの電動ガンを使っても知れているが、このコンパクトサイズでM14ぐらいの安定性が出てくれれば嬉しいという希望的観測を含めて)

→G&G F2000 (G2010) 次のレビュー記事 (vol.2)

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