GUN道場レビュー

エアソフトガン、電動ガン、ガスガンのレビューサイト
Subscribe

ガスガン の記事一覧

マルシン M586 4インチ (vol.1) ~ Xカートリッジでリニューアル

2012/12/26 By: maxi カテゴリー: リボルバー


M586-XC
マルシン S&W M586 4インチ Xカートリッジ
ガスリボルバー

スペック
全長:244mm
重量:490g(ABS)
装弾数:Xカートリッジ式 6発 6mmBB
初速:49.7m/s – 0.2g (0.24J/12月計測) ~ 適温加熱時 67.0m/s(0.44J)
・シングル/ダブルアクション
・固定ホップアップシステム

マルシンからXカートリッジ式ガスリボルバーの新作 S&W M586 が発売となった。かなり前からアナウンスのあったものだが、突然の発売に驚いた。M586はコンバットマグナムM19が強化されたモデルで、コルトでいうパイソンと同等のスペックをもったリボルバーだ。かつてのTVドラマ「あぶない刑事」で登場していたのを覚えている方も多いことだろう。その当時も、同社からプラスチックカート仕様でM586のガスリボルバーが発売されていたのだが、実に20年ぶりぐらいの復活ではないだろうか。

▼当時あこがれたデイビスタイプのグリップを付けてくるあたり、狙っている。プラスチック製だが、デザインや握り心地が優れていて実用性は高い。
M586-XC02

Xカートは新サイズ。同社チーフスペシャル用(Xカートスペック一覧表)に近いが、こちらは357マグナムを模したのであろう、直径9mm、長さ43mmと少し長くなっている。また、HKS M586用スピードローダーにセットできたが、リムが厚いせいかロックすると若干先細りになってしまう。これは以前レビューしたチーフスペシャルと同じ理由なので、ローダーのツメを少し削れば解消する。

参考までに実銃ではよく、357マグナムリボルバーに38スペシャル弾が使われるという話があるが、このM586においてはM36チーフ用の38スペシャルXカートは装填できない。38SPのほうが径が1mmほど大きいため全く入らないのである。もし入れたとしても、BB弾からフォーシングコーンまでの間に大きな隙間が出来てしまい、実射はできないだろう。

実射性能
ホップアップに関してメーカーすらも情報を出していないが、固定ホップ機能が実装されている。しかしホップが弱すぎて全くかかっておらず、飛距離が出ないという残念な状態だ。
初速に関しても、M29クラシックと比べるとかなり抑え目である。恐らく、昔発売されていたものと何も変わっていないのだろう。

M586-B01

インナーバレルの分解は、バレル下のイモネジを外して、チャンバー側から前にグッと押し込むだけで前方のスリーブごと抜ける構造。
ホップ機構を確認するとラバーパッキンがはまっているだけで、テンションはかなり弱い。調整するような穴が設けられているので、可変ホップ化するのを途中で投げ出した感じが否めない。
調整用であろう穴位置が、センターからオフセットされているのが気になるが、イモネジあるいは単にプラ板挟みこみなどでパッキンに圧を加えてやれば、簡単に適正ホップは得られそうである。
その他、フォーシングゴーンを後ろに押し付けるスプリングが無駄に強すぎる気がする。トリガープルにもろに影響する部分なので、そのあたりもチューニングしたいところだ。

M586-B02

こういったリボルバーは通常のサバイバルゲームには全く不利だが、ワンメイク・ゲームにすればかなり面白い。いずれまたリボルバー戦を企画したいと思う。

マルシン M586 Xカートリッジ の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルシン M586 Xカート’ sort_type=’6′ category=’101164′]

マルシン M586 Xカートリッジ のヤフオク出品状況

東京マルイ グロック18C カスタム (vol.3)

2012/11/09 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


G18C custom
東京マルイ グロック18C
セミ・フルオート ブローバックガスガン

スペック
全長:186mm
重量:698g
銃身長:97mm
装弾数:25発/ 50発(ロングマガジン)
参考初速:70m/s (0.49J)

←東京マルイ グロック18C 前回のレビュー記事 (vol.2)

東京マルイのグロック18C(GBB)は、昨年の夏にゲームで多用していたが、リコイルが強くて暴れるので、グロック17カスタムに付いているようなサムレストが欲しいな…などと前々から思っていた。しかし今年はグロック18Cを使う機会が無く、想像の域を脱しなかった。ガスブロ全開シーズンは終わってしまったが、ようやく試してみたので紹介しておきたい。

▼仮組み試作
グロック18C カスタム

グロック18C ⇔ グロック17 互換情報
基本的に、グロック17カスタム→18Cの組み換えをするだけなので、互換性について調べてみた。

・グロック18Cのフレームは、グロック17と互換性がある
・グロック17のサムレストは18Cのセレクターと干渉するので削る必要あり
・スライドやトリガー周辺などのメカ部分はそれぞれ専用で互換性なし
・リヤサイトはそれぞれ専用で、純正レベルでは互換性なし

グロック18C カスタム

今回はまずイメージをつかむために仮組みで写真を撮ってみた。サムレストの加工など、何も行っていないが、セミオートオンリーならこのままいけそうでもある。しかし、スライドを外す際(前方に抜きとる際)につっかえてしまうので、やはりカットは必須だ。
マグウェル(六角レンチ一本で外せる)とバンパー付きマガジンも付け替え。
あとは、フレームをブラックのまま行くか、フラットダークアースで組むか迷っている。ブラックもなかなか精悍で捨てがたい。

しかしやはり、このゴツゴツしたスタイルと、安心感のある握り心地は好みだ。リコイルや撃ち応えは、グロック17よりもグロック18Cのほうが鋭く強いので、カスタムパーツの効果もより一層感じられるのではないだろうか。サムレストを加工したら、実戦投入も含めてまた紹介したいと思う。

▼後日サムレストを加工。スパッとストレートに落とすのではなく造形に変化を付けた。セレクターをセミオートモードにすれば、スライドの分解も可能になっている。
GLOCK18C-CUSTOM

東京マルイ グロック18C の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ グロック18C ガス ブロー’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ グロック18C のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

東京マルイ ベレッタ M92F INOX クロームステンレス (vol.3) ~ リコイルに重みが加わった進化版

2012/11/09 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス
東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス(INOX) GBB

スペック
全長:217mm
重量:740g
装弾数:26発
参考初速:78.5m/s(0.61J)
・固定ホップアップ
・写真はエアコキM92Fのグリップに換装
※標準はフィンガーチャンネル付きラバー調グリップ

← 前回のレビュー記事 東京マルイ M92F クロームステンレス (vol.2) ~ サバゲー実戦 インプレッション

M9A1発売後…
M92系ガスブローバックモデルの傑作ともいえるM9A1が先日発売されたばかりだが、その後に再販されたM92Fが気になり、期待も込めてM92Fクロームステンレスモデルを再度購入してみた。個人的にM92Fはどうしてもステンレスバージョンが好みで、コレクションとしても捨てがたいものだった。とにかく「カッコよく美しい」そのひと言に尽きる。以前より、M92Fは内部がリファインされ、より良くなったという情報は得ていたし、実際に所有している方に試し撃ちさせていただく機会もあり、確かに撃ち味の印象は変わっていたのを覚えている。

東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス

さて今回は、2012年10月31日に再販されたM92Fクロームステンレスになるが、試しに撃ってみると、明らかに初期の同モデルとはブローバックの感触が違う。キックの鋭さや重さなど、感覚的には最新モデルであるM9A1とほとんど変わらない。初速もM9A1と同等で、以前より若干高めになっている。
参考までにスライドアッセンブリーの重さを測ってみると、M92Fは197g、M9A1は228gだった。マガジン温度が高くなるにつれ、M9A1のほうがキックに重みが加わると思うが、M92Fも全く不満のない、非常にキレの良い撃ち味を得ている。M92F初期モデルおよびM9A1と3挺ならべて、同じマガジンでテストしたが、特に初期型との差は明らかだった。

東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス

初期モデルはピストンカップやスプリングなどをカスタマイズしてあるが、リコイルのキック感が無く、ただスライドが動いているだけの印象だったのに対し、現行モデルはちゃんと手にガツンとくる、重みのあるリコイル感が備わっている。クロームステンレスモデルのファンとして、非常に嬉しく思った。
固定ホップアップのため、弾の飛び方に若干クセはあるが、BB弾の選択とパッキン圧の微調整でチューニングできるので、これは良しとしたい。シューティングレンジでも実射してみたが、非常に良く当たることに変わりはない。
古いM92Fをお持ちで、M9A1ではイヤだという方は是非、この最新版を試してみてほしい。

東京マルイ M92F クロームステンレスの販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ M92F クロームステンレス’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ M92F クロームステンレスのヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる