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G&P CAR-15 OLD STYLE (vol.2) ~ 実戦投入レポ&チューニング

2012/3/10 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&P CAR15
G&P CAR-15 OLD STYLE (GX5857)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:685mm – 745mm
重量:2640g
装弾数:110発 (東京マルイ互換)
インナーバレル長: 10.5inch (266.7mm)
メカボックス:8mmベアリングギアボックス/G&P M120ハイスピードモーター
初速:94.1m/s – 0.2g (0.88J)
回転数:約960rpm (ET1-7.4V800mAh使用)
メーカー希望小売価格:48,000円(税別)

G&P CAR-15 OLD STYLE 前回のレビュー記事 (vol.1)

早速のゲーム実戦投入
G&P CAR-15 はとりあえず箱出しでも作動の調子は良かったので、試しにそのままインドア戦に投入してみた。下記のような特徴があったが、インドアの短射程であれば、まずまずの戦績を収めることはできた。

・発射音が大きい
・リポバッテリー(ET1 7.4V800mAh)でもセミオートのレスポンスが鈍い
・フルオートの回転が速い

メカボックス 点検&チューニングの実施
ゲーム後、早速バラしてみた。構造は東京マルイのスタンダード電動ガンと同様で、いたって簡単に分解できる。ストックは、バッファーチューブ中間に空いている穴にドライバーなどを突っ込んで回せば丸ごと外れるという簡素ぶりだ。
しかし残念ながら、G&Pといえども、電動ガン製品としては未完成であり、使う側の事はあまり考えていない仕様が、所々に見て取れる。中華電動ガンのそういう所を楽しめるか否かは、大きな分かれ目だ。

1. グリップ底のピニオン調整ネジが固くて外れない →ネジ止め剤が強固。ガスバーナー等で炙れば外せる
2. フラッシュハイダーが固くて外れない →上記と同様
3. モーター端子が ビス止め のため、容易にモーター交換できない
4. インナーバレルは226mmだがフルサイズシリンダーが入っている
5. ピストンラック2枚カット仕様で若干ハイサイクル向け
6. セレクタープレートが簡単に折れる

▼ピン3本を抜けば、アッパーレシーバーが外せる。
G&P CAR15 チューニング
▼ビス止めのモーター端子。信頼性は高いが、東京マルイのモーターはそのまま取り付けできない。M120モーターが入っているが、セミの立ち上がりが鈍く、フルは速いというハイサイクル仕様のモーター。
G&P CAR15 チューニング
▼メカボを取り出す工程で、セレクタープレートが割れてしまった。割れた状態でも撃てるが、セミからフルに切り替えた際に、最初の一発がセミ発射となってしまう。
G&P CAR15 メカボ チューニング
▼メカボのネジ配置。トルクスネジは使われていない。
G&P CAR15 メカボ チューニング
▼フルサイズのシリンダー、固いトリガースプリングなど、パーツのバランスが良くない。ベベルギアは旧式の2枚ラッチ。
G&P CAR15 メカボ チューニング
▼グリスは機械油のような金属向けのタイプにみえるが、匂いは少ないのでシリコングリスなのかもしれない。国産のグリスに替えたいところ。
G&P CAR15 メカボ チューニング
▼モーターは東京マルイのEG1000に変更したが、そのために端子を交換。エーモン No.1133 平型端子セット を使用。他の電動ガンの補修用にも使える。
G&P CAR15 チューニング

初回のチューニングメニュー
・モーター換装 (東京マルイ EG1000 ロング)
・シリンダー交換 (穴あきタイプ)
・マガジン交換 (東京マルイ M16ベトナム用 190連マガジン)
※初速は90m/s程で安定 (ノーマルスプリング×加速シリンダー)

まず第一段階の、EG1000モーター換装でセミオートのレスポンスは格段にアップし、フルオートの回転数も抑えられた。さらにこれから、内部カスタムを煮詰めたい。
同時期に CAR-15 を入手したMOMOPAPA氏のカスタムでは、さらに鋭いレスポンスと軽いトリガータッチ、次世代電動ガン並みに延びる弾道を得ており、CAR-15のポテンシャルの高さを伺わせる。G&P CAR-15 は外観のデキが非常に良く、なおかつ軽量コンパクトなので、ゲームで非常に重宝するウェポンになるだろう。

今後のチューニング予定
・トリガースプリング交換
・ホップチャンバーラバー交換
・バレル交換
・ベベルギヤ交換、シム調整
・FETスイッチ組込み

→G&P CAR-15 OLD STYLE 次のレビュー記事 (vol.3)

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G&P CAR-15 OLD STYLE (vol.1) ~ 原点に帰る スペシャルな一挺!

2012/2/01 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&P CAR-15
G&P CAR-15 OLD STYLE (GX5857)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:685mm – 745mm
重量:2640g
装弾数:110発 (東京マルイ互換)
インナーバレル長: 10.5inch (266.7mm)
メカボックス:8mmベアリングギアボックス/G&P M120ハイスピードモーター
初速:94.1m/s – 0.2g (0.88J)
回転数:約960rpm (ET1-7.4V800mAh使用)
メーカー希望小売価格:48,000円(税別)

実銃の紹介  出典:wikipedia
1965年頃、コルト社の CAR-15武器システム構築の一環として、車両や航空機の搭乗員向けの自衛用兵器、そして特殊部隊向けの特殊用途兵器として開発されたのが、CAR-15カービンであり、一連のシリーズはコルト・コマンドーと呼ばれる。M16を単に15インチに切り詰めた「モデル605」に始まり、銃身をさらに短縮して、銃床を伸縮式とした モデル607サブマシンガンを開発。モデル607はアメリカ軍特殊部隊によって「GX5857」の名称で試験採用され、ベトナム戦争に実戦投入された。しかし、長銃身のモデル602から流用したフラッシュ・ハイダーは消炎効果が不十分だった為、より大型のフラッシュ・ハイダーに変更。また、モデル602のデザインをそのまま伸縮可能にしたようなプラスチック製銃床では耐久性も不足していた。このことから、新設計でより簡素な金属製銃床を採用したサブマシンガンへと移行し、米軍でXM177として仮採用される事となる。

原点に帰る 個性的なオールドモデル
電動ガンとしては最新型の SCAR は、実銃同様、随所に長年の工夫、バトルプルーフが盛り込まれており、まったくもって非の打ち所がない。言ってみれば超・優等生だ。しかし・・・時折、逆を求めたくなるのも人間のサガというもの。今回は、2011年に遂に再登場した CAR-15 を嗜んでみたい。

M16系の最小モデル
CAR-15 (カーフィフティーン) は、M16 のライフルあるいはSMGの形をとどめたモデルとしては最小モデルである。東京マルイからも電動ガンとして、1997年10月ごろに発売されていたが、既に絶版となり、長らく中古品が出回るのみとなっていた。そして今回、遂に G&P が完全なファーストモデル GX5857 を再現してくれたのである。
GX5857 は、現代のM4シリーズの祖と呼ぶべきモデルで、ここから全てが始まったと言っても、恐らく過言ではないと思う。改良の結果、XM177となり、時を経てM4に進化していった。

▼シンプル極まりないスタイル。フルメタルながらも軽量で、ゲームでも活躍するに違いない。
G&P CAR-15

ファーストインプレッション .. 時を経て登場した完成形
まず手にとって思ったことは、フルメタルによる頑強な造りと、ボルトフォワードアシストの無いリアルさだ。これらは、東京マルイ CAR-15 では再現されなかったし、M16系で最初からこれほど剛性感の高いエアガンは自分としても初かもしれない。ようやくG&Pによって完成されたと言っても良いだろう。
パーツ精度の高さは、G&Pの得意とする所で、さらにパーカライズド仕上げ、スチール製の三股フラッシュハイダーなど、こだわりが随所にみられる。ボルトカバーもチャージングハンドルと連動し、引くとホップ調整ダイヤルが現れる仕様だ。

▼発射後、フラッシュハイダーからはキーンと響く音の余韻が約5秒間も続く。
G&P CAR-15

動作性能は及第点 .. 箱出しで使えそうなクオリティ
バッテリーは、懐かしい三角形のハンドガード内に納めるが、スペースが少ないので、ET1-7.4V2000mAhは入らない。1400mAh(30C)セパレートかスティック、800mAh(25C)であれば余裕で入る。
フルオート回転は約960rpmと高速だが、セミオート時はややタイムラグを感じる。
これは、M120モーターの特性ではないかと思い、近々 東京マルイ EG1000モーター に換装してみようと思う。とりあえずグリップエンドを開けてみたら、端子が差込みではなくネジ止めになっていたので、若干改修する必要はありそうだ。
あとは、ボールベアリングが入っているためかもしれないが、メカボックスから若干のギアノイズが聞こえる。とはいえ、それほど気になる程ではなく、ある程度使い込んだ東京マルイ電動ガンと同等の印象だ。

▼ストック後端のレバーをひねると、スプリング圧でストックが飛び出す仕様。微調整は効かないものの、中間でも固定できて、3段階ということになる。シンプルで意外に使いやすい。
G&P CAR-15

▼タイガーストライプ+サスペンダー+バンダナ など、かつてのSEALを髣髴させるオールド装備に、一切飾り立てしない CAR-15 を携えて、ゲームに挑んでみるのも楽しそうだ。
メタルギアソリッド3

▼改良バージョンの CAR-15 (New Style)も販売されている。こちらは、30連サイズマガジン以外は、昔、東京マルイから発売されていたものと同じ外観仕様だ。
G&P CAR-15 NEW STYLE

→G&P CAR-15 OLD STYLE 次のレビュー記事 (vol.2)

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東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.4) ~ 実戦投入レポ その2

2007/7/12 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ コルト M733コマンド
東京マルイ コルト M733 コマンド
スタンダード電動ガン

スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm

←東京マルイ コルト M733 コマンド 前回のレビュー記事(vol.3)

機動力が冴える万能ライフル
前回のバトル投入からだいぶ時間が過ぎたがその間、他の電動ガンも使用してみて、改めて M733 は他機種と一線を画した、扱いやすいライフルだと感じている。細身のボディの軽さ、取り回しやすさ、操作性の容易さ、構えやすさ、高い剛性感など、非常に完成度が高いといえるのではないだろうか。

当初満足のいかなかった「有効射程」については、純正S-SYSTEMのホップシステム換装で解決した。ちなみにS-SYSTEMパーツの導入時、同時にH-HOPも装着してみたが、いまいち弾道が安定しなかったので、ノーマルに戻したところ安定感を得ることができた。H-HOP は形状こそ良く考えられているが、素材が硬いプラスチックのため、交換するとマルイホップ性能の要であるノーマルのラバークッションの良さを失ってしまうのが難しいところかもしれない。

▼300連マガジンには、再塗装を施した。ダークグレーの塗装をざっとはがしたあと、シルバー →クリアスモーク→ つや消しクリアという工程を経て、映画などで目にするタイプのカラーに仕上げている。このカラーバージョンが市販されていないので、好みで色を塗ってみたが、ノーマルのように容易にはがれることもなくなったので満足している。
東京マルイ コルト M733コマンド

そのほか気づいた点としては、何度かテイクダウンしてメンテしたのち、照準位置が多少ずれてくる現象が起こった。やはりバレル保持の苦手な「M16系」ということだろうか。その点ではメタルフレームを組みたいところだが、バレル保持をしているアッパーフレームを交換してしまうと、テイクダウンが出来なくなるため、交換までは至っていない。もしそこまで「剛性」と「重量」と「不便」さが上がってしまうなら、自分の戦術を磨いたほうがいいのではないかと思っている。

EG1000+ニッケル水素でのセミの切れのよさ
まずニッケル水素バッテリーを使用すると、同じ大きさのニッカドに比べて回転数が上がる。M733の場合は容量増大の恩恵に加え、EG1000モーターとの相性のよさもあるのかもしれないが、同時に相当切れ味(反応)の良いセミオート射撃が可能になり、さらにアウターバレルから「シャキン」と響く金属音が心地よい。

ところで私のチーム内にも未だに勘違いしている人がいたが、モーターやバッテリー電圧の違いは「発射パワー(初速)」でなく「発射回転数」に現れるということを認識しなければならない。電動ガンのモーターはこれまでEG560-700-1000とグレードアップしてきたが、この数字は「トルク値」ととるべきであり、軸からいくらかの距離(1cm?)で、560g〜700〜1000gのものを持ち上げる力があると考えればよいだろう。これは電動ガンの場合、起動力に値し、トルクがあるほど立ち上がり=セミ/初弾の反応が良く、強い力でラクにまわせるため燃費が良いのである。つまりはモーターのバージョンアップに伴ってセミオートのレスポンスが良くなり、燃費も向上したと言える。なおフルオート時の発射回転数はギヤ比によって大きく減速されるので、モーターが変わってもさほど違いは無い。
つまりは、セミオートを多用しなければモーターの違いも大して実感できないと言うことができるだろう。事実、電動ガン初代である FA-MAS がEG560モーターにも関わらずハイスピードのギア比+ロングバレルで、一線級の脅威を放っているのである。

→東京マルイ コルト M733 コマンド 次のレビュー記事 (vol.5)

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