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電動ガン の記事一覧

東京マルイ M93R 電動ハンドガン 〜 高い戦闘力をもつオールマイティウェポン

2010/9/30 By: maxi カテゴリー: ハンドガン

東京マルイ M93R 電動ハンドガン
東京マルイ M93R マシンピストル
電動ハンドガン

スペック
全長:250mm
重量:810mm
装弾数:40発/ オプション100発
銃身長:122mm(インナーバレル長)
参考初速:68m/s(0.45J)
※写真はショートカスタム

機動力バツグンのオールマイティウェポン
寒くなる季節、マルイの電動ハンドガンは、ゲームウェポンの選択肢の一つとして候補に挙がってくる。その高い射撃性能は、さすがに電動ガンであり、ゲームツールとして捉えた時の魅力は大きい。
パワーはそれほど高くは無いものの、高性能なホップアップのおかげで、ハンドガンとは思えない弾道の伸びや有効射程が引き出されている。さらに安定したフルオートが使える点で、ある意味最強のハンドガンと言えるだろう。KSCのガスブローバック M93Rも魅力的だが、アウトドアのサバイバルゲーム、とくに寒い時期に使う場合、戦闘力は圧倒的にこちらのほうが高い。

KSCといえば、2010年10月にベレッタ M93R スパルタンというブローバックガスガンが発売予定となっているが、ショート化した私の電動M93Rは既に全く同じ形になっていた。
M93Rのフォアグリップは実際に使うことが無く、むしろジャマに思って外してある。射撃時には、普通にダブルハンドで構えることがほとんどで、フォアグリップを活用した構え方にイマイチ慣れないせいでもある。これにより、ベレッタM93Rらしさは半減するものの、シンプルで取り回しやすく、ホルスターにも収めやすくなって実戦的になると思う。

▼標準スタイル
東京マルイ M93R 電動ハンドガン

撃ちやすい ショートストローク・トリガー
電動ハンドガン3兄弟の中でも、この ベレッタ M93R は、トリガーストロークがデフォルトでシングルアクション位置になっている。実銃がシングルアクションであるという所に由来しているが、つまりグリップを握ったときに、既に近い位置にトリガーがあり、ストロークの遊びが少なくなっているため、セミオートでも銃がブレにくいという長所がある。USPやグロックでは、ダブルアクション開始位置にトリガーがあるためそうはいかない。撃ち方の慣れの問題でもあるが、シングル位置のほうが撃ちやすいことには間違いない。なお、ハンマーが連動しないのは寂しいが、ギミックがない分、故障も無いという面を捉えておくのが良いだろう。

電動ハンドガンは当初、さらに続くラインナップが予定されていたが、3挺出たところで滞ってしまった。もう少しバリエーションが増えて欲しいものである。

東京マルイ M93R 電動ハンドガン

純正バッテリーがネック
電動ハンドガンは、バッテリーがワンタッチで抜き差しできるという画期的なシステムで、ゲーム中でも電池交換ができるほど簡単になっている。標準のニッケル水素か、プロライトを使うことができるが、せっかく寒さに強い電動ハンドガンなのに、ニッケル水素電池が寒さに弱いという、残念な面もあったりする。特に寒いときの、トリガーを引いてからのタイムラグには居た堪れない物があるため、中身をニッケル水素でなく、リチウムポリマーにしてほしい所だ。
トップの写真では電動ハンドガン用のリチウムポリマー電池(インテレクト 7.4V550mAh)を載せているが、一度リポを使ってしまうと、もうニッケル水素には戻れない。それほどレスポンスが良くなるのだが、このバッテリーは現在ほとんど流通しておらず、困っている。購入して2年以上たっても使えているものの、バランス充電が出来ないタイプなので、過充電などが心配だ。→2011年9月 ET1 電ハン対応 リポバッテリー 発売!

電動ハンドガンの存在価値
電動ハンドガン は、撃つ迫力にはまったく欠けるが、機動力の高さや発射音の小ささは隠密行動にも向いていて、冬のアウトドアでも連射できる点など存在価値は充分にある。さすがに「100連射」は、ガスブローバックがどうあがいても実現できない所だ。電動ライフルよりも火力的には劣るものの、機動力は最高レベルにある。この一挺だけでゲームを渡り歩くというのも、スリリングで面白いのではないだろうか。そういう意味では「連携」と「足」での勝負を目指すベテランにもお勧めしたい。テクニック次第では、この一挺で敵を制圧することも出来るかもしれない。

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TOP M4 カービン ライブカート式 電動ブローバック (vol.0) ~ 究極のリアリティ!

2010/7/27 By: maxi カテゴリー: ライフル

TOP M4 カービン
カートリッジ式 ブローバック電動ガン
アルティメット・エジェクション・ブローバック

スペック
全長:803 – 878mm
重量:約3200g
装弾数:30発
初速:85m/s – 0.2g (0.72J)
・フルストローク電動ブローバック
・リチウムポリマーバッテリー仕様

究極のリアリティを実現
ガンマニアには垂涎モノとなるに違いない、ライブカートリッジ式電動ガンが TOP JAPAN から登場する。フルオートでエンドレスに撃てる電動ガンで、射撃と排莢を楽しめるなど、何と贅沢であろうか。良い時代になったものである。技術の進歩とガンマニアの情熱により、モデルガンと電動ガンが1つのものになったという感がある。これは素晴らしい!!あとは製品の完成度に期待したい。

3つの射撃モード
1:電動/カートリッジ式発射
2:電動/カートレス式発射(要別売オプション)
3:手動コッキング

仕様
・BB弾はカートリッジの前方から詰める
・リアルなメタルプレス製マガジン
・バッファーチューブ内に11.1Vリポバッテリーを収納
・モーターはグリップ内に設置

11.1Vのリポバッテリーを搭載する理由
通常では、ハイサイクルなどのハードなカスタムに使用される11.1Vリポだが、TOP M4はハイサイクルでもなければスプリングが強いわけでもない。現に、回転速度は公称780rpmとなっている。これは、作動工程がKSCのHK33と同様になっている・・・つまり、初弾はまず手動でピストンをコッキングして(カートをローディング&ボルトが閉鎖した状態から)、シアでピストンを開放し発射、その後、ボルトを後退させながらカートを排莢し、同時にピストンをコッキングする、この部分で相当のスピードが必要になる=大きな力が必要になるためである。かなり難しいことをやってのけるシステムだといえる。

TOP M4 カービン メカボックス 分解図
TOP M4 カービン メカ 分解図

→TOP M4 カービン 次のレビュー記事 (vol.1)

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ARES G36C シミュレーター (vol.3) ~ メカボ分解チェック!

2010/7/13 By: maxi カテゴリー: ライフル

ARES G36C 電動ガン レビュー
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

←ARES G36C 前回のレビュー記事 (vol.2)

G&G F2000 の陰に隠れて、すっかり放置してしまった ARES G36C の使用前チェック&メンテナンスを開始。見た目のクオリティは高いように見えるが、やはり中華のレシピは見ておかないといけない。

▼まずはフィールドストリッピングから。下記の状態にするまで、一切の工具は不要。
フラッシュハイダーも六角ネジは使用されておらず、緩まないようにネジの基部にOリングがはまっているのみ。
ARES H&K G36C シミュレーター

メカボックス以外の分解で気になった点
・フラッシュハイダーが正ネジのため、手持ちの ライラクス エクステンション・アウターバレル他、逆ネジのアタッチメントが使用できない。
・インナーバレルの表面が荒れていて、早速サビがかっている。
・メカボックスから伸びているコードが擦れて傷ついている。

ARES H&K G36C 分解 レビュー

ARES G36C のメカボックス周辺の構造は、マルイG36Cに酷似している。そのため、ほぼ同様の手順で分解が可能だ。むしろARESのほうが親切設計で易しい。チカラワザが一切不要のため、分解組み立ては非常にカンタンだ。

▼グリップとメカの離脱
3本のネジを外し、トリガー上部のピンを抜く。セレクターをセミオートにしてゆっくり引き抜く。モーターにはわざわざ防塵カバーがかかっていた。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼メカボックス右側面
ベベルギヤ部のみボールベアリング軸受け、その他はメタル軸受けの仕様。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼スプリング は単体で着脱が可能。外すときは溝に突起が見える位置までネジを回せば取り出せる。ある程度テンションがかかっているので注意。スプリングは不等ピッチタイプが入っている。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼分解状態 固定は全てがプラスネジというカンタン仕様。シリンダーはニッケルメッキできれいだが、ホール無しのフルサイズとなっている。インナーバレルが240mm程度なので、本来出せる初速が出ていないということになる。しかし、あいにく加速シリンダーの手持ちが無く、今回はこのまま。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼ピストン はラックギアが半分まで金属製の強化型。ダミーボルトを動かすことを前提にしているためだろうか。ピストンヘッドはマルイ純正と同仕様で、気密性も問題なさそうだ。各種ギヤも、もちろん強化型となっている。グリスは、シリコン系の比較的品質の良さそうなものを使っていて、洗浄&差し替えの必要も感じなかった。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

以上で、分解チェックは終了。結局、ほとんど何もせずに再度組み上げた。シリンダーの交換以外、特にやるべきことが見当たらなかったのである。それほど完成度が高い。シリンダーでさえ、フルサイズが入っているのは、何かの他の理由があるのではないかと思ったぐらいだ。耐久性の高いパーツが随所に組み込まれ、一切の逃げが無いのが逆にむしろ不安だが、ノーマルで使っているぶんには問題無いだろう。なお、サバイバルゲームで使用する場合は、ブローバック機能をオミットしたほうが良いかもしれない。その方法はカンタンで、メカボックス上部に飛び出ているツメを後退させたまま、フレームに装着すれば良い。ツメは、何のテンションもなく遊んでいるだけなので、常時後退させておくぶんには、何ら問題は無い。ただしその場合は、ホールドオープンが出来なくなるため、いっそのことツメのパーツを取ってしまっても良い。メカボの上部最後端にあるネジを外せば、カンタンに後ろから引き抜ける。

マルイ G36Cとの比較
ARES G36C には下記のようなアドバンテージがあり、非常に魅力溢れる製品に仕上がっている。価格にも見合った内容ではないかと思う。
・H&K社の刻印が入っている
・ボルトをブローバックさせて遊べる
・シミュレータというだけあって、分解手順やパーツ構成をリアルに再現したものと思われる
・仕上げが塗装でなく、素材そのものの加工になっている
・サイドレールが標準で付属している
・メカボックスは耐久性重視のカスタマイズが施されている

→ARES H&K G36C 次のレビュー記事 (vol.4)

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