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ガスガン の記事一覧

マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL ~ レバーアクション・エアガンの最高峰!

2011/7/13 By: maxi カテゴリー: ライフル

マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL (ラージループ・フィンガーレバー)
ブラックモデル / レバーアクション・ガスライフル

スペック
全長:965mm
重量:2800g
装弾数:24発
初速:80.0~83.93m/s (平均81.1m/s 約0.658J)
・可変ホップアップ
・フルメタル、木製ストック仕様
メーカー希望小売価格:39,690円
発売日:2011/7/4

レバーアクション・エアガンの最高峰
マルシンのロングセラー商品 ウィンチェスター M1892 に、ランダルカスタムでお馴染みの大型フィンガーレバーを実装したモデルが登場した。これまでの通常モデルはレバー部分が小柄で、手の大きさによっては窮屈な思いをしていたが、大型レバーのおかげで操作が非常に楽になっている。

▼マルシンのウィンチェスター M1892 は標準で木製ストックが奢られ、しかも今回は価格が比較的手頃になっている。(というより、しばらくの間、凝った表面仕上げのおかげで価格設定が上昇していた)
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼フィンガーレバーは、このLLFL版に限らず固定時のロックが甘いが、使用時には常にレバーを握ることになるわけで、実用上の問題はない。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼マルシン ウィンチェスター の最大の魅力は、ローディングゲートからBB弾を込められることである。これを再現しているエアーガンは、現行モデルでは他に無いはずだ。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼指で装填しようとすると、かなり奥まったところに押し込まなければならないが、BBローダーを使うと非常にカンタンに装填ができてしまう。つまりゲーム中でも簡単に補充できる。マガジンレス(一体型)というのは実は非常に重宝する仕組みである。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

レバーアクションタイプ・エアガンの比較
レバーアクションのエアガンは2011年現在、3社から発売されている。それぞれエアーガンとしての住み分けがあり、各メーカーの特徴がそれぞれ異なっている。

HWS =◎美しい外観とメカニズムのリアルさ、軽いレバー操作 ×高価、装填のリアルさに欠ける
KTW =◎実射性能と価格、ノンパワーソース ×ややチープな外観、コッキング重い、壊れやすい、装填のリアルさに欠ける
マルシン =◎美しい外観とローディングゲート装填、軽いレバー操作 ×高価

HWS M1866 ガス 装弾24発 前方チューブ装填 木製ストック 価格69000円
各種仕上げバリエーション有
KTW M1873 エア 装弾37発 前方チューブ装填 プラ製ストック 価格28000円
バージョン違い有
マルシン M1892 ガス 装弾24発 ローディングゲート装填 木製ストック 価格47000円
各種仕上げバリエーション有

マルシン M1892 は、KTWの M1873 (エアーコッキング) と比べても、木ストのリアリティや、レバー操作の軽さなどさまざまなメリットがあり、レバーアクションを買うならマルシンが断然お勧めになる。LLFLになって、若干コストダウンが図られたのも魅力だ。

▼BB弾はインナーフレーム右側から持ち上がり、内部のレールに沿ってチャンバーに送り込まれる。チャンバー付近に見えるイモネジがホップ調整用ネジだが、シーソーで前方のホップラバーを押さえる構造のため、かなりのつまずきホップ仕様である。そのため、着弾は若干散るものと予想される。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼マズル部分のアップ。マガジンチューブ側はガスタンクとなっているが、キャップで目隠しされている。穴から見えるマイナスネジのようなものを「押し込む」とロックが外れてキャップは簡単に外れる。回す必要は無い。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼マズル付近までインナーバレルが延びている。無駄に470mmほどの長さがあるが、ここまで要らないような気もする。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼アウターバレル上部の刻印と、超遠距離に対応した2段階のリヤサイト。このまま寝かした状態なら近距離戦モードである。エアガンならもちろん立てて使う必要も無いが、このあたりはしっかり再現してくれている。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼ボルト部分は、ハンマーがコッキングされる様子や下からロックがせり上がってくる様子、BB弾が運ばれる様子などが、見ていて面白く、ついガチャガチャ遊んでしまう。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼真鍮製のバットプレートも再現されていて、バットプレートさえも眺めて楽しめる。なお、この形状は構えた際に非常にフィッティングが良いデザインになっている。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

▼最後に、WINCHESTER の刻印。ホンモノっぽくて、眺めているだけでも楽しい。
マルシン ウィンチェスター M1892 LLFL

マルシンウィンチェスターの総評としては、非常に出来が良く、撃ったりいじったりして楽しむのに最高なライフルといえる。いつまでも手元に置いておきたくなるような、金属感、メカニカル感、歴史、ロマンなど数々の魅力が詰まっており、買って損は無い一挺だと思う。
次は、ゲームでも実力を試してみたいところだ。

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マルシン モーゼル M712 ~ 作動良好な 6mm バージョンが登場!

2011/7/12 By: maxi カテゴリー: ハンドガン

マルシン モーゼル M712
マルシン モーゼル M712
ブローバックガスガン
6mmBB弾仕様

スペック
全長:296mm
重量:1290g
装弾数:ショート9発 / ロング25発
・フル、セミオート切替式
・可変ホップアップ機構
発売日:2011/6/16
メーカー希望小売価格:31,290円

テクニカルデータ ショートマガジン ロングマガジン
装弾数 9発 25発
初速 ※気温約30度 57.5〜66m/s
(平均60.3m/s 0.36J)
57.7〜69m/s
(平均64.3m/s 0.413J)
燃費 ※セミオートでテスト 約30発 約68発
フルオート回転数 計測不可 約860rpm

実銃の紹介
1896年に誕生した世界初の量産型オートマチック拳銃が、 モーゼル ミリタリー ピストル C96 である。発売当初はライフルのような「クリップ」による装填方式で、当時のハンドガンとしては多い10発装填、距離調整式タンジェントサイト、着脱式(しかも本体が収納できる)の木製ストックが用意されているという、非常にユニークなシステムを備えていた。その特長は以下のようになっている。
・弾倉が銃把の前にあるため重心が前にあり、射撃競技銃のように正確な射撃が可能。
・ストックを併用すればカービンとして使用可能。
・独特の形状をしたグリップは、ブルームハンドル(ほうきの柄)と呼ばれ、手の小さな民族でも関係なく使用できた。
そのC96をマガジン装填式にして、フルオート射撃を可能にしたのがモーゼルM712モデルとなる。

ハンドガンらしからぬ、サブマシンガンのようなデザイン
現代のハンドガンからすれば、 モーゼル ミリタリー ピストル のデザインは不恰好にもみえる。しかし サブマシンガン や カービン として捉えてみると、納得のいくデザインではないだろうか。小さなボルト、細長いバレル、使いにくいが確実なセレクターなど、各パーツの造形は時代を感じさせるが、唯一無二のスタイルは、見れば見るほどに、また撃てば撃つほどに愛着のわく不思議なハンドガンである。

▼ショートマガジン装着
マルシン モーゼル M712

モーゼル 拳銃 はさまざまな映画やゲームにも登場しているが、特に個性的な存在として扱われ、インパクトが非常に強いのが特長である。例えば、下記のようなゲームに登場していた。
・メタルギアソリッド 3 / 4 / PW(ピースウォーカー)
・バイオハザード4 (レッド9)
・レッド デッド リデンプション(Mauser Pistol) etc.

▼ロングマガジン装着
マルシン モーゼル M712

思う存分に撃って遊べる 6ミリ仕様
長らく8mm路線を走ってきたマルシンも、 サバイバルゲーム ユース を想定してか、ここに来てようやく6mmラインナップを増やし始めた。M1ガーランド、M1カービン、モスバーグM500 など、8mmBB弾のパンチ力は魅力的ではあったが、BB弾が高価だったり、ガスの放出量が多い(燃費が悪い)、冬にはさらに使い物にならない等、デメリットも多く存在していた。これが6mmだったら買うのにな、という声もよく聞いたものだ。 モーゼル M712 ブローバック の 6mm化 は、その最たるものではいだろうか。
事実、6mm化 により燃費と装弾数が向上し、よりゲームユース向けとなった。リコイルも中々ハードで、息の長い連射が出来る。

▼ボルトは板のように薄っぺらく、それほど重量があるわけではない。しかし射撃時にはなかなかの手ごたえ・反動を生んでいる。この季節(7月)は快調そのもので、撃っていて楽しいモデルだ。
マルシン モーゼル M712

▼マガジンが空であることを示すボルトストップ機能はない。
マルシン モーゼル M712

バースト現象
撃っていて気になる点がいくつかあった。セミオート時、フルオート時にそれぞれ2-3発のバーストになることがあった。その他、個体によってトリガーを引いてもハンマーが落ちないなどの初期不良品があった。
どうも、シアやディスコネクター周りの精度、または設計仕様に問題があるように思われる。ただし、その点は説明書にもこう書かれている。「セミオート発射時: 構造上、トリガーをゆっくり引くと連発作動する場合がありますが故障ではありません。その場合はトリガーを少し早めに引くことで解消されます」
なおフルオート時には、指でトリガーを右か左に押し付けながら撃つと、何となくバーストで止まらずに撃てることを発見した。分解調整でうまく解消できるのか分からないが、何となく惜しいところではある。致命的な問題ではないので、あとは使いこなせるかどうかだ。

上々の実射性能
20m程のシューティングレンジで射撃テストを行ったところ、20mぐらいなら充分ヒットを取っていける射撃安定性があることが分かった。(適正ホップ調整、エクセル0.2g弾使用)。さすがにフルオートでは散るが、左右の逃げ場を封じられそうな散り方だ。
なお、フルオートモードは常にバースト気味で、2〜3発発射で安定している。ゲームユースにおいてはフルオートよりも、かえって都合が良いかもしれないと、プラス思考をしてみた。マルシン製品のことなので、途中で調子が変わる可能性もあるが、とりあえずは撃ち味、安定性ともに合格点を与えられるレベルだと思う。

▼マズルから見たところ。さすがにオートマチック拳銃の元祖、時代を感じさせる古いデザインだ。ルガーP08と同じ時代の銃である。
マルシン モーゼル M712

▼セーフティレバーの操作性は非常に良好。ストロークが大きく、撃発状態か否か状態が良く分かる。その左に見えるのがセレクターレバー。写真ではセミオートモード(N)になっている。このセレクターレバーはボタンを押しながら回す仕様になっており、操作しにくい半面、誤動作を起こすことがない。
マルシン モーゼル M712

▼ホップ調整は、付属の六角レンチを使って行う。この銃はホップラバーとチャンバーに装填されたBB弾の間にブランクが無い(つまづきホップでは無い)ため、命中精度の高さにも期待できる。しかし、箱出しで適当に撃ったら、5mで6-7cmの集弾だった。問題があるとすれば、初速のばらつき(放出ガス量のばらつき)が大きいことかもしれない。
マルシン モーゼル M712

マガジンキャッチボタンの配置が素晴らしく非常に扱いやすい。アサルトライフルのM4系と同じ感覚でチェンジできる!

▼コストダウンが図られた、シンプルなパッケージ。綺麗な写真や変なイラストを載せられるよりも、よっぽどこちらのほうが銃のパッケージらしくて良いと思う。説明書は8mm版そのままとなっている。
マルシン モーゼル M712

2011年6月の初回ロットは出荷数が非常に少なく、あっという間に品切れとなってしまった。その際は、スペアマガジンも入荷できなかった。次回は9月に再生産予定があるらしいので、増産とバースト発射の改良を期待したい。

→マルシン モーゼル M712 ショートバレル のレビュー記事

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東京マルイ グロック18C (vol.1) 〜 究極の楽しさ!フルオート・ガスブローバック

2011/7/11 By: maxi カテゴリー: ハンドガン

東京マルイ グロック18C ガスブローバック
東京マルイ グロック18C
セミ・フルオート ブローバックガスガン

スペック
全長:186mm
重量:698g
銃身長:97mm
装弾数:25発/ 50発(ロングマガジン)
参考初速:70m/s (0.49J)

2010年7月9日、東京マルイ から待望の グロック18C ガスブローバックモデルが発売された。数あるエアガンの中でも、最もアクションが激しく、撃ってこの上なく楽しいのが、フルオートのガスブローバック・ハンドガンだ。

東京マルイ グロック18C ガスブローバック

リーズナブルな価格設定
最高の面白さを誇るフルオート・ガスブローバックを、他のハンドガンと同じ価格帯で発売してくれたのは非常にありがたい。これによって一層、とりこになる人が増えるに違いない。ハイキャパ エクストリームも同じ設定だったが、ホールドオープンなど本来の機能がキャンセルされていたこともあり、敬遠した人も多いだろう。

最高のリアリティ
グロック社の刻印や、スライドのデザイン、フルストロークでの動作、コッキングインジケーターの再現など、妥協点は見当たらない。フルオートのサイクルまでもが実銃と同様となれば、コレクターにも嬉しい限りだ。

パンチのあるリコイルショック
静岡ホビーショーで試射した際にも感じたが、何よりKSCのシステム7と同質の、ハードなリコイルショックが、このエアガンをこの上なく楽しいものにしてくれている。
今までのマルイ グロック17とは異質のものであり、スライドの往復スピードの速さと、軽いスライドが後ろにガツンと当たる強さは、明らかにエンジンがチューンナップされている。これまで グロック17 カスタム を愛用していたが、セミオートだけを取っても、その撃ち味は グロック18C に入れ替える価値がある。そしてフルオートで撃てば、その激しさについ笑みがこぼれてしまうに違いない。なお、マルイの グロック18C に限ったことではないが、フルオートで連射すると、チャンバーから煙(ガス)が噴出すのも、リアルで面白い。

▼グロック17 カスタム との参考比較データ
・スライドの重量(リコイルスプリングとバレルを除いた動作部分)… グロック17 と グロック18C ともに97g
・アウターバレルは同じ仕様
※グロック17 のスライドは塗装してあります
東京マルイ グロック18C ガスブローバック

▼グロック18C では、コッキングレバーにローラーが無くなった
東京マルイ グロック18C ガスブローバック

▼左が グロック17 右が グロック18C 。ブリーチの構造が異なり、17との互換性は無い。
東京マルイ グロック18C ガスブローバック

さて、発売日直後はミリブロが グロック18C 祭りになり、色々と素晴らしい動画なども拝見させていただいた。ここでは詳細や長期レビューをいずれ掲載するとして、早速今週末にグロック18Cを使用する機会があるため、サバゲーでの使い方について考えてみたい。

1. サブウェポンとして、ホルスターに入れて持っていく
プライマリーウェポンの弾切れ時や、フラッグなどの拠点突入時など、今までと同じ使い方である。ここで、18Cならフルオートで制圧するという選択肢が生まれる。もちろん今までも、電動グロック18Cというものがあった訳で、制圧力そのものや効率にさほどアドバンテージがあるわけではない。しかしサバゲーは効率よりも、楽しんでナンボであり、最高に楽しめるのがガスブロ・フルオートハンドガンといえるだろう。なお、実銃グロック18Cの射撃方法や実用性などが、マシンピストルの世界(DVD) で紹介されているので、ファンなら是非一度ご覧いただきたいところだ。

2. これ一挺で戦う
フルオートが可能とはいえ、さすがに電動ガンを交えたサバゲーでは、生き残るには相当なテクニックを要するだろう。機動力は最高峰といえるが、いざ撃てばリコイルが強すぎ、ブレて当たらない。練習に練習を重ねて、リコイルをコントロールするのも楽しそうだが、至近距離まで近づいて、2-3人を一気になぎ倒すような使い方をしてみたいところだ。この連射音でいきなり撃ったら、お互いにビックリしそうだ。
なお、仲間うちのハンドガン戦で使う場合では、フルオートを許してくれるかどうかが境目になる。

3. ニ挺拳銃で戦う
フルオートハンドガンのニ挺拳銃は映画でよく見かけるが、現実にやってみるとまったく当たらない。ニ挺拳銃で10m以上先を狙うのは難しく、また、ちゃんと狙わなくても当たる位置には、なかなか敵がいないもので、完全なロマン装備になってしまう。ロマン装備は全く否定しないどころか、どんどんやってみたい方だが、アウトドアでは難しすぎるので、インドアでチャレンジしてみたい。

…ということで、マシンピストルは実銃と同様に、使いどころの難しいウェポンであるといえる。電動ガン戦には不足し、ハンドガン戦には過ぎるので、ゲーム運用(レギュレーション)でバランスを取るのが、最も楽める使い方になるのではないだろうか。

→東京マルイ グロック18C GBB 次のレビュー記事 (vol.2)

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