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ハンドガン の記事一覧

KSC H&K USPコンパクト (05HK) ~ ジャックバウアーの銃

2006/10/04 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USPコンパクト 05HK
KSC H&K USPコンパクト
ガスブローバック 05ハードキック(05HK)

スペック
全長:173mm
重量:710g
装弾数:21+1発
参考初速:74.6m/s – 0.2g (0.56J)
・可変ホップアップシステム

現代を代表する拳銃
H&K USP(Universal Self-loading Pistol)は1993年に登場した拳銃であり、オーソドックスながらもそのシステムにはさまざまな技術や工夫が投入され、コルトガバメントと同じ操作性をもっているところなども高く評価された。その結果、様々なバリエーションが展開され、軍や法的執行機関に多く使用されている。中でもコンシールドキャリーを目的に開発されたのが9mmコンパクトである。

24 -twenty four- ジャックバウアーの銃
24 -Twenty Four- シーズンIVが最近TV放送されたが、改めて観るとIVでは特に「突入」の回数がものすごく多かった。移動しながらテロを仕掛ける犯人を追っているからなのだが、重要な局面でほとんどジャックは、”USPコンパクト1挺”で突入している。アクションも、ガンファンとしてはつい熱くなるシーンも多かった。なんだかゲームに応用できそうなシーンも多く、テクニックも実際に使えそうなので、一度24モチーフのゲームをやってみたいものである。
24 ジャックバウアーの銃 USPコンパクト
しかしながら、あれほど観る側を”忙しく”させるドラマや映画は今までなかった。身近に例えて言うと、ガスコンロ3つで調理しながら1品が完成する前に、追加注文の札がどんどん掛けられて作らなければならない忙しさだ。一体いくつの注文が同時進行しているのか分からなくなってくる。

KSC USPコンパクト

さて、KSCのブローバックガスガン、USPコンパクトを握ってみての第一印象は、コンパクトで軽量ながら、骨太でカタマリ感があるというところだ。グリップは手によくなじみ、少し小さいと感じるくらいの大きさである。そしてこの丁度よい全長サイズは、まるで”指先”を操るかのようにコントローラブルで扱いやすい。この「指先感覚」で扱えるという銃は実はなかなか無い。実際測ってみると、トリガーからマズル(銃口)までの距離が人差し指とほぼ同じ長さになっており、絶妙な重量バランスと握り心地が最高に良い。その「手」との一体感はグリップの細さ+スライドの太さのバランスに起因する所が大きいだろう。24のジャックのUSPコンパクトは政府支給なのだろうが、ジャックが毎回頼りにしているのもなんとなく分かる気がしてくるのが面白い。
ブローバックの動作は機敏で、重みは無いがシャープなリコイルが心地よい。可変ホップアップ性能は、同社のUSP45よりか不安定で、ゲームで使う場合は比較的、至近距離での戦いに持ち込む必要があるだろう。
マーカーの入った照準は大きめに作られており、非常に狙いやすい。特筆すべきは、トリガー・フィールドのシャープさで、メカ部分に焼結金属を用いている効果が分かる。この質感やデキの良さには、個人的にはマルイのP226以上にほれ込んでしまったので、インドア戦 愛用No.1ハンドガンとなっている。

▼刻印は浅めだが、スライドを塗装してリアルに仕上げたいところでもある。
KSC USPコンパクト

KSC USPシリーズの利点は実銃にも準ずるが、そのひとつはマガジンチェンジ操作が左右どちらの手でも出来ることである。そして押し込みボタンではなく、下に下げるレバーなので、扱いのミスがおきにくい。あなたはゲームで、ハンドガンをホルスターに入れていてマガジンがいつの間にか無かった!という絶望的な経験はないだろうか?このUSPではそのようなエラーが極力起こらないように工夫されている。利き手も問わず、動きのあるハンドガンオンリーのゲーム等でも重宝するだろう。

▼ホールドオープン状態。スライドストップノッチに補強が無いので、長らく酷使するとスライド側の溝が削れてきてしまう。
KSC USPコンパクト

KSC USPコンパクトの重量は約700gで、そこそこの重量があるが、軽快に扱うことができる。安っぽい印象は全く無く、実の詰まった凝縮感がありながらも軽く感じ、サイト・コントロールが非常にしやすいのが特長だ。そしてコンパクトだけに相当な速射が可能で、ゲームでも頼れるハンドガンのひとつになるに違いない。ブローバックの動作スピードをマルイP226と比べたところ、USPコンパクトのほうが上であった。さらに言うまでも無いが、KSCの作りの良さ・高級感はマルイ製品以上なので、総合的な満足度が高くお薦めできる逸品である。

最大有効射程距離での命中精度に関しては、やはりマルイのハンドガンには及ばない。とはいえ20m以内での対人命中精度は、ほぼ問題ないので、実際にはゲームで使えるレベルだ。何といっても「撃ち味」がマルイより良いので、撃っていて楽しいのがポイントである。

さて、24-Twenty Four-をTVで観ているとなかなか分からないが、なぜジャックバウアーがUSPを選ぶのかについては、小説で詳しく描かれているので、そちらも是非ご覧頂きたい。
24―CTU機密解除記録 ヘルゲート作戦〈上〉 (英知文庫)
24―CTU機密解除記録 ヘルゲート作戦〈下〉 (英知文庫)

▼材質は全体的にABS樹脂製で、F/Rサイト、スライドストップレバー、ハンマー、トリガーなどが金属製となっている。
KSC USPコンパクト

USP.45と比較すると、見た目は同じように見えるが実際はこちらのほうがグリップが細く握りやすい。やはり9mmと.45のベースの差がでているのであろう。別のガンを持ったような感触である。ソーコムともなればさらに大型化する。KSCのUSP系シリーズの中で、実戦(ゲーム)向けと考えるなら、ガスガンとしてはこのコンパクトが最も動作条件がよいのでイチオシといえる。

KSC USPコンパクト

05ハードキックのマガジンはリアリティ重視のため、フォロアーが無く若干不便だが(※この後、システム7バージョンではフォロアー付きとなった)、慣れればBBローダーから直接込めることもできる。もしくはBBローダーと純正のアダプターを組み合わせれば100%解決するだろう。ただしその場合、マルイBBローダーは口の外径が大きいため、G&Pの200連ローダーのほうが加工が少なくすむ。具体的な方法としては、純正のアダプターの内側を削って接着なり両面テープを使って装着すれば良い。

【ワンポイント】
買って箱だしではハンマーがブリーチを押し上げる部分の抵抗が強いので、若干グリスを塗ってすべりを良くするとより快調になる。ハンマー周辺は硬質なメタルパーツを使っており、耐久性は心配さなそうだ。

USPコンパクトは良く出来ており、スピーディな撃ち味が面白い。ジャックバウアーのファンならずとも、手にとってみていただきたい一挺である。

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「24」CTU公式捜査マニュアル

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東京マルイ シグ ザウエル P226R (vol.1) ~ 軽快な撃ち味、最高の集弾性

2006/9/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


シグ ザウエル P226 レイル
東京マルイ シグ ザウエル P226レイル
ブローバックガスガン

スペック
全長:196mm
重量:797g
装弾数:25+1発
参考初速:69.2m/s (0.48J)

信頼性の高い中型拳銃
SIG P226 は、シグザウエル社がP220の後継として1984年に開発したモデルである。この年、米軍の次期制式拳銃採用試験に参加し、ベレッタM92Fにその座を奪われたが、性能やコストにおいて遜色は無かったとされている。信頼性の高い拳銃という事で評価され、各国の軍隊、アメリカ海軍SEALs、イギリス陸軍SAS、法的執行機関など、予算に余裕のある機関や特殊部隊で多く採用されている。

軽快な撃ち味、最高の集弾性
東京マルイ シグザウエル P226R は、現在販売されているハンドガンの中では、屈指の性能を誇るパーフェクトなブローバックガスガンと言える。命中性能に関しては、15~30mのピンポイント射撃が可能である点や、デザートイーグルなどの大型拳銃よりも抑え目で鋭いブローバックは、実用的で撃ちやすく、人間工学に基づいたグリップの握りやすさも完璧だ。ゲームで使うブローバックハンドガンを、1挺だけ選ぶなら、1-2位を争えるかもしれない。
しかし「完璧な実用性能」をもったシグザウエル P226R も、なんとなくチープに仕上がっている外観は残念である。オールつや消しブラック塗装で、持っていて何か”軽い”というか「重厚感」が全く足りない。特にプラ丸出しのアウターバレル、チャンバー周辺はいただけない。表面仕上げや材質をもっと良くすれば格は上がるだろう。また、わざわざ2分割組み付けを再現したマガジンは、長期使用においてまれに、ガス漏れなども起こってしまうようだ。しかし P226R は、店によっては1万少々で購入でき、安い部類なので、値段の割には良く出来ているとも評価できる。動作不良などはまったくおきないし、狙って撃てば難なく当たる。メンテもほとんど不要で手間がかからない。これが車なら、言わばトヨタ車的な感覚だ。ソツはないが刺激は弱く、深い愛着には至らない。あくまで道具としてクールに接するのが正しい使い方なのかもしれない。

…ということで、一丁もっておくと非常に重宝することには違いない。ゲームでの実射性能は、パーフェクトの領域なのだから。東京マルイのブローバックガスガンシリーズは、今後も ガバメント や グロック17 などの選択肢が追加されていくようなので、楽しみなシリーズといえよう。

シグ ザウエル P226 レイル メタルアウターバレル

チューニングパーツ
マルイ製のエアガンだけに、チューニングパーツはあらゆるものが出ている。
P226R に関して、個人的にはその中でも、メタルアウターバレルがオススメである。何よりこれひとつでプラ丸だしから一歩抜け出し、ちょっとした高級感が手に入る。銃を持ち上げた瞬間から初弾装填時の、チャキン!という高音質な響きが心地よいのだ。本体とセットで買っても、WAのガン(マグナテック以外)と同等の価格で収まるし、不足している”外観”を補ってくれるパーツである。

東京マルイ シグ ザウエル P226 レイル メタルアウターバレル

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KSC USP45 05HK (vol.2) ~ ブラックスチール塗装

2006/7/31 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25発
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

← KSC USP45 前回のレビュー記事 (vol.1)

外観上で唯一の不満点
全般的に好印象のKSC USP45だったが、じっくり見ていくと、つや消しブラックのスライドが中途半端に塗装されたような色合いだった。何というか塗装が薄い感じで、均一ではない。そこで、質感向上のために、キャロムショットのブラックスチールで塗装してみた。塗装の際はスライドを分解するか、マスキングする必要があるが、ブラックスチールは多少雑に塗っても液だれせず、色ムラも出ず均一に塗れるのでお勧めできる。そして若干グレーっぽい色合いになる。
実銃も、ポリマーフレームとスチールスライドの色は異なるはずで、よりリアルな雰囲気が出たような気がする。

KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

▼迫力のマズル側ショット
KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

KSC USP45は、リコイルスプリングガイドにステンレスパーツが奢られ、強度も高く見た目も引き締まっている。純正レベルでここまでやってくれるメーカーは他に無いのではないだろうか?質感の高いエアガンをお求めなら、是非お勧めしたい。

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