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ハンドガン の記事一覧

WA ベレッタ M1934 オールシルバー ~ 飽きのこない 繊細な美しさ

2006/7/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA ベレッタ M1934 シルバー ガスブローバック
ウエスタンアームズ ベレッタ M1934 オールシルバーモデル
ガスブローバック

スペック
全長:150mm
重量:595g
装弾数:20+1発
参考初速:61m/s (0.37J)
・ヘビーウエイト樹脂製
・固定ホップアップ

飽きのこない、繊細な美しさ
イタリア・ベレッタ社が初めて開発したピストル「M1915」から、M1919、M1922、M1923と進化・改良を重ね、1934年に完成したのが ベレッタ M1934 である。故障も少なく扱いやすかったことから、イタリア軍の制式ピストルとして長らく愛用されたようだ。

WA ベレッタ M1934 ガスブローバック

ベレッタ M1934 はこれまで、トイガン(モデルガン)としても多数のメーカーがリリースしてきており、人気の高さが伺える。おそらく、ベレッタ M1934 のもっている美しさに惹かれるからだろう。機械の美しさというのはなかなか言葉で語れるものではないが、所々の曲線とパーツデザインには、見ても触っても全く飽きのこない深さがある。WAのガスガンも、余すところなくその不思議な魅力と感動を再現している。
コンパクトボディーに収められたマグナブローバックや、メタルパーツを随所に使用したM1934は、撃っても眺めても楽しませてくれるというコレクター必携のアイテムだ。

WA ベレッタ M1934

このハンドガンの魅力は、サバイバルゲームで発揮されるものとは異なるかもしれない。戦いに向いていない気がするのである。たぶん、部屋で撃ったり、芸術品的に眺めたりするほうが合っている。そういう意味での作りこみは完璧で、色あせない魅力を放ちつづけるに違いない。

WA ベレッタ M1934

WA ベレッタ M1934

射撃性能としては、固定ホップアップにして有効射程距離は15~20mと短めで、パワーも低めである。そのためアウトドアでは頼りなさ過ぎて、あまり使う気にはならないだろう。片手では操作できないマガジンキャッチも、実戦では不便である。だが、なにぶん元が古い銃でもあり、絶対的性能を求めるものではないところにも愛着を感じる。

WA ベレッタ M1934

しかし、インドアのハンドガン限定戦であれば M1934 が活躍する場も多いに違いない。撃ち味はシャープで心地よいので、撃っていて楽しい点は間違いなく、近距離戦でのバックアップにしたり、スパイ戦などを行うには好適かもしれない。もしも M1934 をサバイバルゲームで使うなら、インドアや市街地で、シチュエーションを練ったゲームで活躍させたい所である。

※2011年9月には「WA ベレッタ M1934 ノワール DXエディション」というモデルが数量限定で販売された。

→WA ベレッタ M1934 次のレビュー記事 (vol.2)

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KSC USP45 (05HK)

2006/7/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USP45 (05HK)
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25+1
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

現代を代表する拳銃
H&K USP(Universal Self-loading Pistol)は1993年に登場した拳銃であり、オーソドックスながらもそのシステムにはさまざまな技術や工夫が投入され、コルトガバメントと同じ操作性をもっているところなども高く評価された。その結果、様々なバリエーションが展開され、軍や法的執行機関に多く使用されている。最初は9mmと.40仕様だったが、1995年に.45口径が追加された。USPは現代を代表するピストルと言っても良いだろう。

USPは、エアガンにおいても人気機種であり、各社から個性的なモデルが発売されている。中でもシャープな造形と、確実なブローバック動作で人気を誇るのがKSC USPシリーズだ。トイガンとしては唯一45口径モデルを再現し、大型スライドにも関わらず機敏な動作をみせる。ハンマー周辺システム(※)は焼結金属でかためられ、実銃のダブルコイル・バッファーシステム、保管時のロックキーシステムまでも再現するなど、内容も非常に凝ったものとなっている。(※焼結成形金属部品 ハンマー、シアー、シアーコンプリート、インパクトバー、ロックプレート)

圧倒的なリアリティーと高い信頼性
KSC USP45 ガスブローバックをまず手にとって思ったのは、スライドの仕上がりが美しい点だ。エッジがきいて安っぽさのない、高級感漂う表面仕上げは、傷をつけたくないと思わせる出来で、KSCお得意の加工技術によるものだ。そして程よい重量があり、操作感もしっかりしている。中身もリアリティーにこだわって作られており、非常に好感がもてるトイガンである。

KSC USP.45 (05HK)
※スライドはキズ防止のため、マットブラックで塗装済み

さて、これまでKSC製品の常として言われていたのが、動作部のタイトな設計である。経験上、開封したてのKSCのエアガンは、動作が渋めということが多かったが、USP45については何のことはない、箱だしでもスムースに動いてくれた。個体差はあるかもしれないが、買って即ゲーム投入をしても問題なさそうである。

リアルさの追求ゆえの弱点
KSC USP45(ハードキック05)の欠点をあげるとすると、「フォロアーのないリアルなマガジン」である。見た目のリアルさは最高だが、ゲームで撃って、使って何ぼと思う私にとっては、不利になる要因と考えてしまう。ダブルカラムで、リップが大きく開いているため、手で込めるのが難しく、BBローダーが必須になる。専用ツールを使わないと追加・全弾装填ができないというのは、少々面倒な点である。

ブローバックの反動は及第点
撃ち応え感としては、ウエスタンアームズ製品のブローバック・キックスピードには及ばないが、いい線をいっている。ある程度、マガジン温度さえ確保すれば、ABS製とはいえ大型で重めのスライドゆえに、手ごたえのあるブローバックが楽しめる。パンチも充分にあり、発射サウンドも良いので、オンシーズンでは相当楽しい一挺となるだろう。WAを100点とすると90点以上の合格点をつけても良いのではないだろうか。
また、KSC USPコンパクトと比較してみると、.45はどうしてもスライドが大きいためブローバックの動きがやや遅い印象はある。しかし夏場など条件のいいときは、動作スピードに不満はなく、手ごたえもこちらのほうが強くて楽しい。USPコンパクトは9mmなりのシャープな味付けであり、.45の力強い雰囲気を楽しみたいならこちらの選択がお勧めである。なお、実射性能はUSP45のほうが若干安定性がある。
弾道はなかなか素直で、ハンドガンとしての命中精度は充分であり、ゲームでの操作性・信頼性もトップクラスといえる。

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マルシン .44 オートマグ クリント1 ~ 美しさと力強さのコラボレーション

2006/4/17 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム
マルシン .44 オートマグ
8mmBB BLOWBACK MAXI (8mm ガスブローバック)

スペック
全長:333mm(クリント1)
重量:1040g
装弾数:10発
・可変ホップアップ

※写真は全て 6インチ ショート カスタム

色あせない美しさ。ついに決定版 オートマグ が登場!
ゲームで使えないであろうことを知りつつも、購入してしまったマルシンの 8mm ガスブローバック オートマグ クリント1。 オートマグ のエアーガンとしては、東京マルイ の エアーコッキング がかなり昔からあって今でも現役だし、マルゼン から 固定スライドのガスガン なども出ていたが、ガスブローバックはこれが初のモデルアップである。子供のころからの夢だった、 オートマグ の ガスブローバックモデル がついに出て、手に入れないわけにはいかない。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

しかしここにきて オートマグ というのは、ノスタルジーでしかないのだろうか。。実際、手にして、改めて分かったその魅力とは、他のガンとは異なる「美しさ」であり、それが時代を超えても変わらないということだった。斜め前、または斜め後ろからの眺めは何十年たとうが「絶品」である。太くて武骨なデザートイーグル.50と比較すると、オートマグはかなり細身で、何かしら色気があるのだ。言ってみれば、リボルバーのそれに近い。
私の場合、映画 ダーティーハリー でこの オートマグ が出てきたことよりも、元々のデザインの美しさに対して、魅力を感じる比重が大きかった。特に、ホールドオープン状態のエジェクションポート側からの眺めは何とも、古き良き機械らしく、お気に入りのアングルだ。
ブローバックガスガンとしての完成度は、思ったより高く、しかも 8mm弾を使用するので、リアルさと撃った迫力、サウンドは想像以上で、とても楽しいガスガンに仕上がっている。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

購入時にはすこしエピソードがある。珍しく店員への相談なしで指名買いをしてみたのだが、発射チェックをしてもらうと、これがどうした事か、全く動作しない。ハンマーがカチッと落ちるだけだ。…ここで買う気が50%削られてしまった。しかし、ベテランぽい店員が、マガジンのバルブ動作不良を指摘し、ちょちょいとオイルメンテ。一発で直ってしまった。ガスブローバックガンは、どのメーカーにもかかわらず、基本的にバルブのオイルを切らしてはならない。今更ながら再認識したのだった。そして直ったオートマグを数発、試射させてもらう。
これが何とも小気味よく、硬質で鋭いブローバックを見せてくれるではないか。金属製のボルトが動く鋭さや重みが伝わってくる。マルシンのブローバックは今までの経験…リアルカート式のCZ-75やコルトガバメントの2段引き仕様の思い出からは、あまり期待していなかったが、何のことはない、確実に進化したようである。
フィーリング&システムはマルイにも似ており、第一線級のボルト・ブローバックアクションを見せてくれる。
木目調のグリップとアルミケースも付属されていて、パッケージ的にも満足できる内容だ。快調なブローバックを目の当たりにして、一気に購入意欲が復活し、無事購入へと至ったのであった。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

さてひとつ、買う前から決めていたことに アウターバレルのショート化がある。クリント イーストウッド に贈呈されたという「クリント1 モデル」に何の思い入れもない私は、通常のバランスの取れた6インチサイズに手直しした。分解は非常に簡単で、構造もシンプルなので意外にカンタンに切り詰められる。アウターバレル部分には真鍮のインサートがあり、金ノコが必要となる。フロントサイトも切り落とし、面をならして接着剤で止めればできてしまう。(GUN道場PRODUCTSでカスタム発注も可能)
なお、元に戻したくなったら、3,500円でバレル・ボディーパーツ(メッキタイプ)が手に入るようなので、買っておいても良いだろう。もちろん同時にインナーバレルもショート化してしまったのだが、実射性能に大きな問題はない。(もともと遠距離性能は期待していない)

ブラックHWモデルも精悍でなかなか良い
マルシン 44オートマグ クリント1 ブラック

マルシン 44オートマグ クリント1 ブラック

そんなわけで、ここに オリジナル オートマグ が誕生した。やはりこのバランスに限るなあと、一人悦に入ってしまった。マルシン オートマグ ブローバックは、私の「マグナム・コレクション」として、不動の地位を得たと思う。

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