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WA ベレッタ M1934 (vol.2) ~ ロイヤルブルー 気品あるデザインと仕上がり

2007/8/16 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA ベレッタ M1934 ロイヤルブルー
WA ベレッタ M1934 ロイヤルブルー
ガスブローバック

スペック
全長:150mm
重量:595g
装弾数:20+1発
参考初速:61m/s (0.37J)
・ヘビーウエイト樹脂製
・固定ホップアップ

←WA ベレッタ M1934 前回のレビュー記事 (vol.1)

気品あるデザインと仕上がり
WA ベレッタ M1934 には、さまざまな仕上げの異なるバリエーションが存在する。前回紹介した、オールシルバーモデルも素晴らしい出来だったが、このロイヤルブルーも負けてはいない。気品のあるスチールブルーが、適度なツヤで再現されている。明るいシルバーに比べると、見た印象、持った印象ともに、重く感じる。

WA ベレッタ M1934 ロイヤルブルー

質感や撃ち味はオールシルバーモデルと変わらず、小気味良いブローバックと安定した命中精度を持っている。15~20mが射程圏内であり、インドア戦には充分使えるハンドガンだ。ロイヤルブルーモデルは、宝物のような小粋なコレクションとしても、コスプレ道具としても満足を与えてくれるに違いない。
他にも WA M1934 には、オリジナルのフルオート「M1934R マシンピストル」というバージョンが存在する。トリガーを半分引くと「セミオート」、引ききると「フルオート」となる仕様で、動作を重視したABSスライドとなっており、ゲーム向きには良さそうだ。

→次のレビュー記事 WA ベレッタ M1934R (vol.0)

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KSC ベレッタ M93R II (05HK) 〜 面白さ抜群の3点バースト

2007/7/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC ベレッタ M93R-II
KSC ベレッタ M93R -II
ブローバックガスガン
05ハードキックバージョン
※ショートカスタム

スペック
全長:248mm
重量:1035g
装弾数:38発
参考初速 76.6m/s – 0.2g (0.59J)
・セミオート – 3点バースト – フルオート切替

ガスガン ベレッタ M93R の歴史
KSC の ベレッタ M93R はその系譜を追ってみると、日本で初のガスガン「 MGC M93R 」まで遡る。当時はもちろんブローバックでもリキッドチャージでもない固定ガスガンだったが、話題になったものである。現在では、数少ないフルオートのブローバックハンドガンとしても、KSC M93R は元祖的な存在といえる。
実は私も以前、AGグレードの2ndバージョンを所有していたが、ブローバック動作がイマイチで、それほど使用しないまま手放していた。しかし昨今、インドアのフィールドが充実し、インドアであれば M93R の活躍の場があると思い、再び自分の中でも光が当たった次第である。3点バーストをブローバックで楽しめるのはこの M93R と VP70 くらいしかなく、3発連射ぐらいならガス冷えによる回転不良もおきにくいので、ガスフルオートSMGよりも使いようがあるというものだろう。

箱をあけると、さすが KSC の質感の良さが、ぱっと見ただけでも分かる。実際持ってみると、重量感やバランスも適度で、造りもしっかりしており、コレクションとしても満足いくモデルといえる。もちろんシューティングやサバゲーで撃って楽しむのが一番だとは思う。 M93R II は今までと何が違うかというと、一番大きな点が「フルオートシアー搭載」である。簡単に言えば、フルオート時にちゃんとスライドが戻りきるまで、ハンマーが落ちない仕組みだ。本来あるべきだが、今まで簡略化されていたということになろうか。これにより、3点バーストおよびフルオート時の連射性能が安定するようになった。 M93R-AG系 とはパーツやマガジンの互換性が無いため、注意が必要だ。

瞬速のブローバック
まずセミオートで撃ってみると、ブローバックのスピードに驚いた。AGの時はスライドの往復音が2回聞こえたが、IIではひとつの音に聞こえるほどに速い。記憶していた昔の M93R より速く感じる。3点バーストも、実に確実な動きを見せてくれる。弾が当たる当たらないより、何といっても撃ち味がたまらない。しかもIIになって、作動が確実になっている分快感度も増している。これはフルオートシアが追加されたことにより、スライドが戻るまでハンマーが保持され、確実に動作するようにしたとうたわれている。スライドのストローク量は少な目でブローバックの反動も軽いが、3点バースト以上で回すことを基本と考えると、このほうが都合が良い。
余談だが、チームメンバーの持っているガンショップFirstカスタムの「フルオート・マルイ ハイキャパ」も面白さでは同等で、初めて撃った人が狂喜しているのを何度も見ている。フルオートのハンドガンは、他のどんなブローバックガスガンよりも撃ち味が非常にハデで、楽しいものである。

▼ M93R の象徴である、長いバレル(アウター)は何だか邪魔に感じてしまい、カットしてしまった。個人的にはコンパクトにしたかっただけなのだが、ぱっと見 M92F ライクになって、こちらのほうが好みの外観である。ちょうどこの長さ内に、インナーバレルも収まっているのでので、アウターバレルをカットするのは非常にたやすい。
KSC ベレッタ M93R-II

インドアバトル投入 インプレ
実際にインドアバトルで使用した時、正直、使い方が少し難しいと感じた。
というのは、万能ではないという意味で、近接戦でのバラマキには非常に都合がよいが、15m以上離れたときの狙撃能力がやや不足している。具体的には KSC ホップアップ性能 の限界によるものといえる。セミオートであっても、15mも離れると狙ったところにあたってくれない。マルイのガスブローバックと交互に使用すると、それが顕著にみえてしまった。もしかすると弾の相性や、オイルの付着、パッキンの馴染みなどあるのかもしれないので、しばらく使って様子を見たい。

しかし、イコール「使えないハンドガン」ではない。戦闘で有効に活用するならショットガンライクに、出会い頭の制圧に活用するのも良いだろう。ハンドガンゆえに機動性が高いことを利用して、遮蔽物などから片手で突き出してバースト撃ちで牽制射撃や制圧射撃をするような戦法も、ひとつの活用方法といえる。 M93R ならではの戦い方を、ぜひ編み出してみてほしい。

→KSC ベレッタ M93R II システム7 次のレビュー記事

dvd_mpistor.jpgGun DVD vol.4 名銃シリーズ マシンピストルの世界(国際出版)
ベレッタ M93R や、モーゼル M712、スチェッキン 他のマシンピストルの魅力がふんだんに映像化されたDVD。ハンドガンファンなら持っておいて損はない。


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WA ベレッタ M1934 オールシルバー ~ 飽きのこない 繊細な美しさ

2006/7/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA ベレッタ M1934 シルバー ガスブローバック
ウエスタンアームズ ベレッタ M1934 オールシルバーモデル
ガスブローバック

スペック
全長:150mm
重量:595g
装弾数:20+1発
参考初速:61m/s (0.37J)
・ヘビーウエイト樹脂製
・固定ホップアップ

飽きのこない、繊細な美しさ
イタリア・ベレッタ社が初めて開発したピストル「M1915」から、M1919、M1922、M1923と進化・改良を重ね、1934年に完成したのが ベレッタ M1934 である。故障も少なく扱いやすかったことから、イタリア軍の制式ピストルとして長らく愛用されたようだ。

WA ベレッタ M1934 ガスブローバック

ベレッタ M1934 はこれまで、トイガン(モデルガン)としても多数のメーカーがリリースしてきており、人気の高さが伺える。おそらく、ベレッタ M1934 のもっている美しさに惹かれるからだろう。機械の美しさというのはなかなか言葉で語れるものではないが、所々の曲線とパーツデザインには、見ても触っても全く飽きのこない深さがある。WAのガスガンも、余すところなくその不思議な魅力と感動を再現している。
コンパクトボディーに収められたマグナブローバックや、メタルパーツを随所に使用したM1934は、撃っても眺めても楽しませてくれるというコレクター必携のアイテムだ。

WA ベレッタ M1934

このハンドガンの魅力は、サバイバルゲームで発揮されるものとは異なるかもしれない。戦いに向いていない気がするのである。たぶん、部屋で撃ったり、芸術品的に眺めたりするほうが合っている。そういう意味での作りこみは完璧で、色あせない魅力を放ちつづけるに違いない。

WA ベレッタ M1934

WA ベレッタ M1934

射撃性能としては、固定ホップアップにして有効射程距離は15~20mと短めで、パワーも低めである。そのためアウトドアでは頼りなさ過ぎて、あまり使う気にはならないだろう。片手では操作できないマガジンキャッチも、実戦では不便である。だが、なにぶん元が古い銃でもあり、絶対的性能を求めるものではないところにも愛着を感じる。

WA ベレッタ M1934

しかし、インドアのハンドガン限定戦であれば M1934 が活躍する場も多いに違いない。撃ち味はシャープで心地よいので、撃っていて楽しい点は間違いなく、近距離戦でのバックアップにしたり、スパイ戦などを行うには好適かもしれない。もしも M1934 をサバイバルゲームで使うなら、インドアや市街地で、シチュエーションを練ったゲームで活躍させたい所である。

※2011年9月には「WA ベレッタ M1934 ノワール DXエディション」というモデルが数量限定で販売された。

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WA M1934 のヤフオク出品状況

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