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ライフル の記事一覧

東京マルイ AK102 次世代電動ガン ~ 戦いの匂いがする 現代AKバリエーション

2010/3/03 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ AK102 次世代電動ガン
東京マルイ AK102
次世代電動ガン

スペック
全長:848mm
重量:2900g
装弾数:480発/74発
参考初速:93m/s (0.86J)
・5.56mmNATO弾バージョン 480連射マガジンを標準装備
2009年10月発売

AK100シリ-ズの海外輸出用として、M4A1 で使用されている 5.56mmNATO弾 を使えるようにしたのが AK102 である。カービンサイズのバレル長設定で、そのショートバレルに合わせたフラッシュハイダーを採用し、レシーバー左側面にはマウントベースを装備している。

戦闘的なAKが登場
AK102 は 全長が848mmとなり、M4A1 の851mmと比べても同等のサイズとなっている。取り回しやすく、かつ実射性能も確保できるサイズとなり、ゲームでの汎用性も非常に高い。サイズの近いものでは AKS74U が挙げられるが、AKS74U はそのままではオプションパーツが付かないシンプルな仕様となっており、ドットサイトなどの光学機器やグリップ・サポートパーツを手軽に装着して運用したい方には、このAK102のカスタムモデルがオススメとなる。

ダイレクトにリコイルが伝わるスケルトンストック
AK102 や AKS74U クリンコフ は、小型軽量なうえに振動吸収のない「メタルストック」のため、振動が強めに伝わってくる。プラスチックストックバージョンである AK74MN は、ストック自体が振動や音を吸収するためか、比較的マイルドなリコイルになっている。 AK102 のほうは発射サウンドも金属音が響くので、AK74MN や AK105 (コンバージョン) とは違った撃ち味になる。今のところ次世代AK系で最もリコイルがハードなのは AKS74U になるが、 AK102 も負けてはいない。

Lipoバッテリーとの相性もバッチリ
次世代AKシリーズをリポバッテリー(7.4V)で回すと、当然回転は上がるが、特に不安感はない。何よりセミのキレが素晴らしいものになり、=リコイルショックにも鋭さが増すというものだ。システム的にも多少の高回転化への許容度は高いかもしれない。なお、ウエイトの駆動方法の違いによるものと思うが、次世代M4ではあまり高回転をさせるとメカ周りにダメージを与え、何かと不具合が発生してしまうようなので注意したほうが良さそうだ。

▼アッパーのハンドガードを、スッキリしたスタンダードタイプに換えてみる。アンダー側のハンドガードは、 AK102 のサイドレールが、握る手のストッパーとなってしっかり保持でき、なかなか使いやすいのでそのまま使うのも良い。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

フラッシュハイダーを交換
ノーマルのノベスケ風ハイダーは、デザイン的に好みの分かれるハイダーである。どちらかというと好みではないという声を周りからも聞くが、私も要らなかったほうだ。ハイダー単品の重量も軽くはない…ということで、ここでは早速換えてしまう。

■LCT AK104 (コンバージョン) のハイダー
スチール製で、角の丸いリアルなラッパハイダー。ネジ径はピッタリ同じで、カンタンに付け替えられた。

■マルイ AKS74U のハイダー(写真無)
ダイキャスト製で、角の立ったラッパハイダー。マルイ純正仕様だけに、もちろん入れ替えは問題ない。しかし AKS74U の短いバレルにあわせた専用ハイダーということで、AK102 / AK104 / AK105 タイプより少しケースが長い仕様となり、リアリティの面では AK102 に付けるのはちょっと違うのかもしれない。

▼タンゴダウンタイプのフォアグリップ+純正サイドステー+オープンドットサイト装着。ラッパハイダーにより、フロントがずいぶん軽量化される。そしてこの組み合わせはコントロール性も非常に高くなり、とくにCQBに適した実戦仕様となる。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

東京マルイ AK102 次世代電動ガン

▼メタルギアソリッド4 (MGS4 イラスト)にも出てきた、プラストックの AK102 を再現。しかしサバゲーでは、単に刺激を求めて、よりリコイルショックのハードな、スケルトンストックバージョンを使うことになりそうだ。しかし、いつ見てもAK100系の不恰好さ(カッコよさ?)は、「蒸気機関車」のように見えてならない。
東京マルイ AK102 次世代電動ガン

メタルギアソリッド4 スネーク AK102

▼AK102 – AK74M (AK105) マガジン比較
実銃では使用する弾薬の違いにより、マガジンのカーブが異なる。 AK102 は、ほぼ直線ともいえる形だ。 AK102 のスペアマガジン(単品)は、残念ながら今のところ販売の予定は無いとショップでは聞いている。ちなみに中身は AK74MN と同じで、ケースの形状が違うのみ。
東京マルイ AK102 マガジン比較

▼フラッシュハイダーの切り欠き位置 トリビア
フロント部分
上: AK104 (LCTコンバージョン)
下: AK102
東京マルイ AK102 マズル比較

マルイ AK102 と LCT AK104 キット の決定的な仕様の違い
参考サイト http://www.avtomats-in-action.com/parts7.html (海外)
→翻訳すると…ロシア版の戻り止めは高くて(11:00方向)丸く、ブルガリア版の戻り止めは低くて(10:00頃)角ばっている

LCT AK104 フロントキット
ブルガリアのAKを再現、LCTのフロントサイト+ハイダーなら切り欠きは水平になる
マルイAK102
ロシアのオリジナルAKを再現、ピンの位置が上方にあるため、LCTのハイダーを付けると切り欠きが「4:50」の位置になってしまう。ZENのAK105フロントキットに付属するハイダーであれば水平位置で固定できる。

東京マルイ AK102 ハイダー固定ピン比較

AK102 は次世代電動ガンの中でも、最も拡張性が高く、色々な外装パーツや光学機器を付け替えて遊べるので、楽しい一挺だ。射撃性能もスナイピングから突撃までこなす万能選手であり、ゲームでも大いに活躍できるに違いない。

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ARES G36C シミュレーター (vol.2) ~フィールドストリッピング

2009/12/18 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES G36C シミュレーター
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

←ARES G36C 前回のレビュー記事 (vol.1)

ARES G36C のウリ「カンタン分解」
早速だが、前記事で紹介した、ARES G36C のアドバンテージの一つである、フィールドストリッピングを試してみた。
上記写真をご覧のとおり、ピン3本を抜くだけでメカボックスを取り出すことができる。フレームとの固定方式はマルイ製と似通っており、インナーバレルを前に押し込んで、メカボックス前方を下に回しこみながら外す形式となる。
メカボックス自体の組み付け精度は高く、コードの品質も問題なさそうだ(キズ対策のカバーもかかっている)。さらに、シリンダーにメッキがかかっていて、仕上がりが美しいのに好感がもてた。また、上部に飛び出ているリコイル動作用のツメは非常にスムーズに動き、気持ちが良い。また、スイッチには既製のマイクロスイッチが使用されており、クリック感があるうえに、耐久性にも安心感がある。

ARES H&K G36C シミュレーター

そしてやはり、東京マルイ 次世代電動ガン のような リコイルウエイト は無く、プレスのエジェクションポートとボルトパーツ(コッキングハンドル部分)が連動して動くシンプルな仕様だ。該当パーツの重量は97gと、ハンドガンのスライドと同じ重さだが、こちらはキックがあるわけではない。ただ、コッキングハンドルがガシャガシャと動くため、見た目がハデで面白い。何はともあれ、そういったギミックはGUNファンとしては非常にうれしいものである。なお、各部をチェックしていくと、アウターバレルを固定している大きなネジが少し緩んでいたので、購入の際は一度確認しておいたほうが良いだろう。

マルイ G36C にブローバック風ギミックが追加されているだけのようでもあるが、次世代電動ガンと同様に「発射サウンド」が大きく、バリバリ撃っている感が高いので、間違いなく気分は高まる。ゲーム投入が楽しみである。

ホールドオープン・ギミック
ARES G36C には、一応ホールドオープンが可能なギミックも装備されている。用途としては、いじって遊ぶぐらいしかなさそうだが、ホップ調整時には便利かもしれない。ホールドオープンのロックはトリガーガード内の上にあるボタンを押し込んで行う。このボタンは、FA-MAS と同様のメカボのテンション開放の役目もあり、ダミーボルトの状態に関わらず、押し込めばメインスプリングが開放されるようになっている。なお、レビューvol.3に記載の方法でブローバックをキャンセルすると、ホールドオープンは出来なくなってしまう。

ARES G36C 投入状況 2010年1月
サバゲー定例会に、ARES G36C を持っていくつもりだったのだが、バトル前日のテストで、EnRoute 7.4V 1800mAhのリポのパワーがありすぎることに気づいたため、急遽実戦投入を見送った。ともかく起動力が凄まじく、どんな撃ち方をしても、ボルトカバーが勢いあまって色々な位置で止まり、ギア(ラッチ)にも負担をかけているであろうことが見て取れた。試しに1年半使っているNIMHを使うと、起動も回転も遅いが、ちゃんと定位置で止まってくれる。一体どうしたものかと悩んだが、とりあえずこの日は G36C をやめ、リポバッテリーを M14 に装備して持っていくことにしたのであった。M14 であれば、動作の不安要素は全く無く、大幅な軽量化にもなって好都合であった。

→ARES G36C 次のレビュー記事 (vol.3)

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ARES H&K G36C シミュレーター (vol.1) ~ マルイを超えた?魅惑の電動ガン

2009/12/17 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES G36C 電動ガン レビュー
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

H&K 公認ライセンス付与の G36C!
ARESから「H&K公認ライセンス」と銘打たれた 電動ガン G36C が発売された。ほぼ同時に東京マルイから 次世代 G36K が発売され、色々な点で競合とも言える。もともとマルイ信奉派で、マルイの G36C も愛用していた私だが、この製品には違う魅力を感じ、早速購入してみたのでレポートといきたい。

ARES G36C 電動ガン

海外製電動ガンに関して思うところ
海外製電動ガンは、日本でモデルアップされていない多種多様なモデルがあるが、残念ながら発射機構の精度が粗悪なものが多く、品質管理レベルも低い。それをチューニングして性能を「正す」のも、ベテランにはひとつの楽しみだが、基本クオリティの面ではやはりマルイに軍配があがるのは確かであろう。ここはメーカーの「志」次第でもありそうだが、海外メーカーのクオリティにはかなりバラツキがあるのが現実である。

ARES G36C シミュレーター

▼マガジンは東京マルイ製と共用できる。しかしやはり、マルイ製のほうがクオリティは高い。
ARES G36C シミュレーター

東京マルイを超えた?魅惑のモデル
さて ARES G36C は、まだ箱から出したばかりで分解等はしていないため、まずは外から見たクオリティや動作感などをレポートしておきたい。
ボディは実銃と非常に近いと思われる、シボ加工の無塗装プラスチック(強化ナイロン)で、表面を触っただけでも強度の高さを感じる。ストックの固定精度も高く、ガタは一切無い。マルイ製では、私は再塗装を行って外観のクオリティを上げていたが、ARES G36C はそのままで充分クオリティが高いと思う。

ARES G36Cのアドバンテージ
ARES G36C は、東京マルイ G36C と比較して、下記のようなアドバンテージがある。

・実売価格が28000円程度と、次世代電動ガンよりも安い。
・H&K公認ライセンスが付与されている(ただし UMAREX sportwaffen gmbh というドイツのエアガンメーカー?との契約に基づき、と書かれている)
・コンパクトな G36C で初の 電動リコイル式モデルである(エジェクションポートとコッキングレバー部分がブローバック可動)
・マルイ G36C のマガジンが完全互換(マルイのほうが信頼性は上)
・リアルなテイクダウン形式、頑丈なボディ

ARES G36C シミュレーター

動作クオリティも及第点
さっそく動作させてみると、海外製によくある「ギアノイズ」が無く、ちゃんとシム調整がされていると思われる。これなら買って早々、バラしてチューニングを施す必要もなさそうである。
さらに輸出クリアのためか、初速テスト(10発)の結果が箱に貼られており、しかも初速数値が安定しているため、外から見ただけでも ARES G36C のクオリティは及第点といえるだろう。なお、説明書は付属しておらず、webサイトからダウンロードするように指示が書いてある。こういった様式は初めて見たが、逆にやはり、初心者や初めてG36系を触る方にはあまりオススメはできないかもしれない。また、補修パーツの供給がどうしても難点と思われるので、その点はご注意いただきたい。

▼エジクションポートを開けると、ニッケルメッキのシリンダーがのぞく。高級感をわざと見せる仕様といっても良いだろう。
ARES G36C シミュレーター

▼箱には、初速のチェックシートが貼られていた。
ARES G36C シミュレーター 初速

▼トリガー周りではマイクロスイッチ(写真のマガジンキャッチ付近に見える)が実装されているようで、クリック感があって、セミオートのキレは良い。モーターの起動トルク感も安定しており、心配要素は無い。
ARES G36C シミュレーター

広告では「リコイル式」となっていたが、実際のリコイルは軽めで、マルイ次世代 AK74、M4ほどの重みはない。ウエイトによるリコイルコントロールではなく、単にボルト部分を動かしているだけのように見える。しかし、射撃時のサウンドが大きくハデに響き渡り、撃っている感が強くてなかなか面白い。ウエイトが無い(軽い?)分、セミのレスポンスが鋭いので、セミオート戦でもストレスなく戦えそうである。その他、細かい点になるが、リアサイトはハンドガンと同様のオープン型と大型のピープ型が切り替えられるようになっている。

変形型バッテリー仕様
今回、インテレクトのNIMH8.4V-1600mAhをセットしようとしたところ、ややきつめで、ピンをはめるのに苦労した。すきまから覗いてみるとバッテリーが斜めに収まっているが、固定するリブなどが無いため、バッテリーによって収まりは異なる仕様なのかもしれない。なお、さらなるレスポンスアップという点からも、LiPoバッテリーなどを入れたほうが良さそうである。→あとでメーカーサイトにある取説図をよく見たら、バッテリーの絵の形が普通の ===| でなく、===− となっていた…。特殊な形で、探すのが面倒なため、LiPoバッテリー 使用の方向にしたいと思う。

ところで、この ARES の広告で、世界で唯一 H&K公認 と記載があり、そう言えばマルイのG36Cが「タイプ G36C」であったことを今更知ったのであった。
さて次回は、実戦投入を行った結果をレポートしたい。

【編集後記】
少し冷静になって考えてみると、実は ARES G36C は、マルイ G36C と大きくは変わり無いかもしれないな?との思惑もよぎった。しかし、ハイクオリティな仕上がり と リアルな動作ギミックは、これまでに無い、満足いくものであり、「次世代電動扱い」でいける電動ライフルではないか、とも思える。これで、充分な耐久性や安定性が確保されているなら、買う価値があるというものだ。
マルイ製の G36C 新品 が現在23000円程度で販売されている所を見ると、 ARES G36C は、5000円足す以上の満足感が得られると思う。何より銃のメカニズムや作動が好きなGUNフリークには間違いなくオススメである。それでは引き続き、分解や実戦投入レポートを行っていきたい。

→ARES G36C 次のレビュー記事 (vol.2)

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