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ライフル の記事一覧

ARES G36C シミュレーター (vol.3) ~ メカボ分解チェック!

2010/7/13 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES G36C 電動ガン レビュー
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

←ARES G36C 前回のレビュー記事 (vol.2)

G&G F2000 の陰に隠れて、すっかり放置してしまった ARES G36C の使用前チェック&メンテナンスを開始。見た目のクオリティは高いように見えるが、やはり中華のレシピは見ておかないといけない。

▼まずはフィールドストリッピングから。下記の状態にするまで、一切の工具は不要。
フラッシュハイダーも六角ネジは使用されておらず、緩まないようにネジの基部にOリングがはまっているのみ。
ARES H&K G36C シミュレーター

メカボックス以外の分解で気になった点
・フラッシュハイダーが正ネジのため、手持ちの ライラクス エクステンション・アウターバレル他、逆ネジのアタッチメントが使用できない。
・インナーバレルの表面が荒れていて、早速サビがかっている。
・メカボックスから伸びているコードが擦れて傷ついている。

ARES H&K G36C 分解 レビュー

ARES G36C のメカボックス周辺の構造は、マルイG36Cに酷似している。そのため、ほぼ同様の手順で分解が可能だ。むしろARESのほうが親切設計で易しい。チカラワザが一切不要のため、分解組み立ては非常にカンタンだ。

▼グリップとメカの離脱
3本のネジを外し、トリガー上部のピンを抜く。セレクターをセミオートにしてゆっくり引き抜く。モーターにはわざわざ防塵カバーがかかっていた。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼メカボックス右側面
ベベルギヤ部のみボールベアリング軸受け、その他はメタル軸受けの仕様。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼スプリング は単体で着脱が可能。外すときは溝に突起が見える位置までネジを回せば取り出せる。ある程度テンションがかかっているので注意。スプリングは不等ピッチタイプが入っている。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼分解状態 固定は全てがプラスネジというカンタン仕様。シリンダーはニッケルメッキできれいだが、ホール無しのフルサイズとなっている。インナーバレルが240mm程度なので、本来出せる初速が出ていないということになる。しかし、あいにく加速シリンダーの手持ちが無く、今回はこのまま。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼ピストン はラックギアが半分まで金属製の強化型。ダミーボルトを動かすことを前提にしているためだろうか。ピストンヘッドはマルイ純正と同仕様で、気密性も問題なさそうだ。各種ギヤも、もちろん強化型となっている。グリスは、シリコン系の比較的品質の良さそうなものを使っていて、洗浄&差し替えの必要も感じなかった。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

以上で、分解チェックは終了。結局、ほとんど何もせずに再度組み上げた。シリンダーの交換以外、特にやるべきことが見当たらなかったのである。それほど完成度が高い。シリンダーでさえ、フルサイズが入っているのは、何かの他の理由があるのではないかと思ったぐらいだ。耐久性の高いパーツが随所に組み込まれ、一切の逃げが無いのが逆にむしろ不安だが、ノーマルで使っているぶんには問題無いだろう。なお、サバイバルゲームで使用する場合は、ブローバック機能をオミットしたほうが良いかもしれない。その方法はカンタンで、メカボックス上部に飛び出ているツメを後退させたまま、フレームに装着すれば良い。ツメは、何のテンションもなく遊んでいるだけなので、常時後退させておくぶんには、何ら問題は無い。ただしその場合は、ホールドオープンが出来なくなるため、いっそのことツメのパーツを取ってしまっても良い。メカボの上部最後端にあるネジを外せば、カンタンに後ろから引き抜ける。

マルイ G36Cとの比較
ARES G36C には下記のようなアドバンテージがあり、非常に魅力溢れる製品に仕上がっている。価格にも見合った内容ではないかと思う。
・H&K社の刻印が入っている
・ボルトをブローバックさせて遊べる
・シミュレータというだけあって、分解手順やパーツ構成をリアルに再現したものと思われる
・仕上げが塗装でなく、素材そのものの加工になっている
・サイドレールが標準で付属している
・メカボックスは耐久性重視のカスタマイズが施されている

→ARES H&K G36C 次のレビュー記事 (vol.4)

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G&G F2000 (G2010) vol.4 ~ 詳細徹底レビュー メカボ分解編

2010/7/03 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&G G2010 (F2000)
G&G F2000 (G2010)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
軸受け:8mmボールベアリング
モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

←G&G F2000 (G2010) 前回のレビュー記事 (vol.3)

F2000 のメカボックスをチェック!
F2000 の美点は、P90と同様にメカボもプラスネジ2本で簡単に取り出せるところにある。電動ガンとして実に素晴らしい構造だ。さて、取り出してみたところ、おかしな所が・・・

▼まず、シリンダーのホール(エア抜き)位置が前方寄りにある「MP5K」仕様になっていた。430mmのインナーバレルに、これではパワーも出まい。いやむしろ、これでも80m/sでるのか…と感心してしまった。日本向けの調整なのか、組み違いなのかは分からない。しかし、反転させても360mmバレルサイズなので、標準の430mmバレルは少々長い気がする。そのため、363mmインナーバレルを組むか、フルサイズシリンダーへ交換のいずれかに変更しようと思う。幸い、どちらも予備パーツを持っている。おそらく、全ての個体がこのような仕様ではないと思うので、購入したら一度、診断しておいたほうが良いだろう。いやはや中華は面白い。次はメカボをバラしてチェック&チューニングを進めたいと思う。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

G&G F2000 (G2010) メカボックス

F2000 メカボックスの分解手順
総重量785gのヘビーデューティなメカボックス。やはり P90 と非常に類似している。表面も内部も、荒いブラスト仕上げのようにザラザラしている。こういうのをロストワックス製法と言っただろうか。その重厚さのおかげで静粛性が高いように思える。二重のスイッチシステムもP90と同様だ。ただしスイッチの配置はP90と全く異なっている。なお、上部のレールを除いて、2.5mmの六角レンチが1本あればすべて分解が可能となっている。

G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼モーターとスイッチの分離
P90、バージョン6と同様の構造。互換性があるかどうかは分からない。スイッチは取り付け部が、メカボを挟み込む形で、ネジ2本で留まっている。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼標準サイズのシリンダー
後で363mmのマッドブル・バレルでも試そうと、シリンダーの向きを反転させてセットすることにした。後の初速テストで分かるが、方向が間違っていたのは単に組み間違いであろう。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼不等ピッチスプリングが標準
表面をグリスアップしてセット。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼泥グリス
ドロドロになったグリスや、謎のカケラなどが見つかり、やはり中華と思わせる部分はある。グリスをアルコール(タミヤRCクリーナースプレー)で洗浄し、マルイ純正グリス2種類+タミヤセラミックグリスに塗り替え。
ボールベアリング軸受け(8mm)が標準となっている。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼ギヤは強化型。シムの位置を記録。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼後方吸気シリンダーヘッドが標準
打撃面のホールにわざわざスパイラル状の溝が彫ってある。どこかのメーカーで出していたかどうか、また効果の程は不明だ。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼スイッチ部分
スイッチメカの摺動部にシリコンオイルスプレーを吹いたら、セミオートモード時のバースト発射が無くなった気がする。単に戻りが悪かっただけかもしれない。P90も同様で、スイッチのパーツが多く、摩擦が発生するため、カットオフの働きがどうしても鈍くなる。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

G&G F2000 (G2010) メカボックス

▼….ということで、特に苦難も無く、メンテナンスは完了。
新品とはいえ、メンテナンスしたほうが良い(しないとマズい気がする)というのは、高品質なG&Gとはいってもやはり中華だった。これだけで済むのなら、まだ良いほうだとは思うが…。
G&G F2000 (G2010) メカボックス

さて、箱出しでおかしなことになっていた初速は、最大約99m/sから下方にアジャスターで自在に落とすことが可能になった。ちなみに分解組み付け後は、何故かアジャスターが、マイナスドライバーだけで操作できるようになった…。今回は初速を約90m/sでセッティング。いよいよ実戦投入だ!

G&G F2000とFNCの海外動画レビュー

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G&G F2000 (G2010) vol.3 ~ 詳細徹底レビュー 全体検証編

2010/7/01 By: maxi カテゴリー: ライフル


G&G G2010 (F2000)
G&G F2000 (G2010)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
軸受け:8mmボールベアリング
モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

←G&G F2000 (G2010) 前回のレビュー記事 (vol.2)

▼フィールドストリッピング(簡易分解) 開始
F2000 のフィールドストリッピングは、異常なほど簡単だ。P90と同様に、ロックピンを一本抜けば、バレルAssy.とフレームAssy.が分離できる。この簡便さは必ずどこかで役に立つに違いない。
G&G F2000 分解

▼ロックピンは、ちょっと触ったぐらいでは動かず、知らぬ間に外れてしまうということも無さそうだ。また、完全に抜け落ちない仕様となっており、ステアーAUGのように無くすことも無いだろう。
G&G F2000 分解

▼マルイ互換のインナーバレル。フレームが分離すれば、インナーバレルもスッと抜ける。長さは430mmで、アウターバレル側の保持がしっかりしていてガタツキもほとんどないため、安心感がある。もちろんインナーバレルのカスタムパーツへの変更も自在だ。アウターバレルの内側もキレイにストレートで、一度、流速チューンなども試してみたくなる。
G&G F2000 分解

▼緑色のパッキンは、マルイ製に比べて若干固い気がする。中華としては標準的だが、0.2g弾を0.98J以下で飛ばそうとしたときには若干不安定さが出る。
G&G F2000 分解

▼メカボとノズル周辺。ボディ全体はモナカだが、肉厚があって異音や不安な様子は一切見受けられない。
G&G F2000 分解

▼チャンバーAssy.で気になった点がある。よく見ると、チャンバーをノズル方向に押し付けるスプリングが付いていない。飛ばしてしまったか!?と捜索したが、説明書の分解図にも記載が無く、仕様上、無いものとも取れるが、では何のためにスプリングが入る形になっているのか、不思議になった。
G&G F2000 分解

▼ここはノズル→チャンバーの気密のためのスプリングのはずだ。インスペクションポートから見た様子では、スプリングが無くてもしっかり密着はしているので、問題はないのかもしれないが、一応念のため、他で余っていたスプリングを付けておいた…。工場組付けで欠落した可能性もある。
G&G F2000 分解

▼ちょっと残念!だったスプリングアジャスト。 F2000 には、何とも便利なスプリングアジャスターが付いている。最初、操作方法が分からず困ったので、説明書とにらめっこしていたものの、その説明書は、親切そうに見えてそれほど親切ではない。どんな工具を使え、とも書いていないのである。色々といじって結局、大ネジ(マイナス)と小ネジ(六角4mm)の両方で操作することに気づいた。大ネジにはテンションがかかっておらず、普通のマイナスドライバーでも簡単に回すことができる。緩めれば緩めた分、内部にある六角の小ネジも緩められる、という寸法だ。
G&G F2000 分解

しかし・・・実際に確認したところ、箱出しの状態で最強のテンション(アジャスターが一番奥)になっており、それでいて初速は80m/s前後と、控えめな仕様だったことが分かった。ただ、他所の測定結果では、初速 90m/s以上のものもあるようで、組み込まれたスプリングが違うのか、本機の気密が取れていないのかは分からない。
それでもって、弱める方向にしかアジャスト出来ないため、緩めれば当然初速も下がる一方である。全然意味が無いので、一番強い状態に戻しておいた。

アジャスターは約25mmほどの大きな調整幅があるので、やや強めのスプリングを入れて、弱めにアジャストしておくぐらいにしたいものだ。いずれにしても、カスタムを前提にした仕様になっていることが、何となく伺える。

次回はメカボのチェック&必要ならスプリング変更を行ってみようと思う。

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