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コッキングエアガン の記事一覧

JLS ベレッタ CX4 STORM ~ セミオートカービン のレアなモデルアップ!

2008/3/12 By: maxi カテゴリー: ライフル

JLS ベレッタ CX4 STORM
JLS ベレッタ CX-4 ストーム (S-M6)
コッキングエアーライフル

スペック
全長:740mm
重量:1500g
装弾数:45発
実測初速:87m/s(0.75J)

レアな CX4 STORM のコッキングエアーガン
このモデルは2006年にベレッタから発表された、拳銃弾を使う セミオートカービン ” CX4 ” をモチーフとしたコッキングライフルである。近代的なデザインではあるが、微妙に使いどころが分からないGUNだったりする。しかしエアガンの世界では使いどころも何も、ゲームかシューティングしかないので、この新しいデザインのコンパクト・ライフルは歓迎すべきだと考える。

サブマシンガンライクな、独特のデザイン
まずこの CX4 はかなり太めのグリップ部分にマガジンを格納するようになっており、ハンドガンを拡張したようなモデルとも言えそうだ。ベレッタだけに昔マルシンから出ていた M92Fカービンデバイス も思い起こさせる。

スコープのアドオンができる待望のコンパクト・コッキングライフル
上部にはボディと一体成型の20mmレールが付いているため、ドットサイトやスコープを簡単に乗せることができ、ゲームではスナイパーライフルとして使えるのではないかと想像している。冒頭のスペック紹介でご覧の通り、パワーも充分であり、コッキングハンドルは左にあるため、構えたままの操作も可能となっている。

JLS ベレッタ CX4 スプリングエアーガン

これで性能さえよければ、サイズがコンパクトで取り回しやすいため、インドアでもアウトドアでも活躍できそうだ。次回ゲームで、性能のほどを確かめたい。

ファーストインプレッション
本体はモナカ構造だが、ABSに肉厚があり剛性感は非常に高い。しかし「アウターバレル」はプラスチック製である。先端には16mm程度の正ネジがついてはいるが、残念ながらそのサイズの他パーツは見当たらず、拡張性は期待できない。なお、付属のエクステンションバレルを全くつける気が起きない(意味もなければカッコよくも無い?)ため、M14SOCOM用のフラッシュハイダーを取り付けてみた。
ひどいと思ったのは、そのような付属品が使用するに値しないことだ。
ドットサイトの形をした「ただのお飾り」、差し込むだけでは「取付けの出来ない」エクステンションアウターバレル(接着するのだろうか…)、100均一クオリティの「薄っぺらなスリング」、消音効果も皆無の本当に形だけの「サイレンサー」。ただし、バイポッドを兼ねた「フロントグリップ」と、「マルイ製をパクったBBローダー」だけは使えそうだ。しかし、このCX4はあくまでコンパクト、かつスコープをポンと載せられることが唯一の美点なので、余計な付属品は気にしなくてもよいと考えた。

初回 射撃テスト
スコープをダイレクトに乗せられる、コンパクトで安価なエアーコッキングライフルは他に無いので、そういう意味でこのCX4はレアな一品だ。早速 4x28mmスコープを18mmのハイマウントで搭載し、10mでの集弾テストを実施してみた。(マルイ0.2gBB、HOPオフ)
だが結果は「よく分からない」ものとなった。初回は80mm程度に収まったが、2-3回目は100mm以上にひろがっている。HOPをオフにしたことが原因かもしれないので (現にコッキング後、前から弾が落ちる)、もう少し撃ち込まないと分からないのが正直なところだが、いずれにしてもトリガープルがものすごく重いという特徴があった。粘った上にガツンと切れるトリガーのため慣れが必要だ。昔で言う標準?というか、マルイのコッキングライフルと同等かもしれない。発射音もマルイのそれに酷似している。現在のエアガン水準においては「ひどいトリガープル」といえるだろうが、電動ガン主流の今では、かえって新鮮だったりする。コツとしては一気に引き絞る感じにすれば、ブレも少なくスッキリ撃てる。よく、軍用銃は安全性のためにトリガープルを重くしていると聞くが(CX4は軍用ではないものの…)、そのような感触と思いこんで、慣れれば良いかもしれない。

→JLS ベレッタCX4 次のレビュー記事 (vol.2)

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東京マルイ M3ショーティー エアーショットガン (vol.1) ~ ショットガン アタックを楽しむ

2007/9/30 By: maxi カテゴリー: ショットガン

東京マルイ M3ショーティ
東京マルイ M3ショーティー
コッキングエアーショットガン

スペック
全長:640mm
重量:1500g
装弾数:30発(3発x10連射)
参考初速:82m/s(0.67J)

装備オプション
G&P M3 フォールディングストック

ショットガン・アタックを楽しむ!
東京マルイのエアーショットガンは、ショットガン比較レビューでも1-2位を争う実力派ウェポンとして紹介しているが、数ある中でも質実ともに「ショットガン」らしく、しかもゲームで有効に使えるのがこの M3ショーティー である。コッキングは静かだが、発射音はうるさく、撃ち応えという観点でも十分満足いく出来ではないだろうか。

戦い方としては、会敵したらおおまかに狙いながら、出来る限りのラピッドファイアで多くの散弾を撃ち込む方法が今のところ有効と考えているが、どこまで連射できるかはそのときの「姿勢」や「腕力次第」となる。一撃につき3発×2〜3回の連射が出来れば十分な効果はあげられるだろう。また、シェルはできるだけ多数用意し、カラになったらエンプティポウチなどに放り込んでいけば良い。

マルイ M3ショーティ ストック

購入当初、私は、 M3ショーティー の遠距離射撃性能があまりにも高かったので(M14並に)、じっくり狙って狙撃するような使い方をしていたが、よりショットガンらしく使うべく、現在ではM3ショーティにG&Pのフォールディングストックを取り付けて、コッキングの安定性を上げ、極力ラピッドファイア攻撃の方法をとっている。ストックがあったほうが連射がしやすく、狙撃安定性にも優れて使いやすいが、難点もある。このストックはチークパッドが設定されているため、相対的にノーマルのサイト位置が低くなり、狙いづらくなるのである。似合うかどうかは別として、レール&ドットサイトでも装着すれば、かなり狙いやすくはなるだろう。

さて、ラピッドファイア戦法は、まずあらかじめコッキングした状態で索敵しつつ、射撃が必要と判断したときトリガーを引く→狙いを維持しつつトリガーは引いたまま力いっぱいコッキングを1〜2回行う、という工程になる。電動ガンよりも「初弾到達のレスポンス」と「瞬時の連射弾数」はこのショットガンのほうが上回る。ただし基本的には、トリガーを引きっぱなしで連射し続けられる電動ガンとまともに対峙するのは危険であり、勝ち残るにはヒット&アウェイなど、相応の戦術を要求されることは念頭に置くべきである。

東京マルイ M3ショーティー 用 フォールディングストック 取り付け方法
M3ショーティー は、しっかり肩につけてコッキング&連射したら、もっと楽に運用できて射撃も正確になるのではないかと思い、G&Pのフォールディングストックを取り付けてみることにした。

M3 ショーティ フォールディングストック

このG&PのM4タイプストックを取り付ける際、英語の説明書を参考にしなければならないのだが、何より、超長いプラスドライバーを用意しなければならないことに手間取った。100円ショップで最長の15cmドライバーを買ったが、あとわずか数ミリが届かない。しかしホームセンターなどで買ってくる時間やお金もムダなので、ドライバーをコンロであぶって、プラの柄部分からペンチで少し引っ張り出すという荒療治をしたのち、作業を行った。実際は15.5〜16cm程度あれば足りるということになる。
本体側の出っ張りはノコギリでカットし、無事取り付けはできたが、1つ謎の?パーツが残る。説明によると “Screw Cap is for packing only not for assembly.”とされており、下記写真のスクリューキャップ?は組み付けには不要だと勝手に解釈して、外したあと取り付けはしていない。

M3 ショーティ フォールディングストック

それから、東京マルイのエアーショットガンシリーズは、複雑なローディングシステムを持っているため、マルイ以外の、特にエクセルのような小さめのBB弾を使用すると簡単に壊れてしまうことに注意しなければならない。小さい弾はちゃんと規定位置まで弾が行かずに、3つのノズルの真ん中に挟まってノズルが変形し、一発でオジャンになってしまうのである。(具体的には、エアー漏れによる大幅な初速ダウンを目の当たりにした)

参考までに・・・
ショットガン比較レビューでは、マルゼン CA870 をNo1にあげているが、あちらは単発狙撃型、ラピッドファイアー無しとなっているため、この マルイ M3ショーティー とは運用方法がまるで異なる。CA870はどちらかというと、連射できるスナイパーライフル、という所になるので、物陰に隠れてじっくり狙い撃つほうが合っている。CA870は、くらげ/あたりめ+スコープ等を取り付ければ例えば10mで2cm以内に集弾させられるような精度や、40m以上の有効射程も持っているので、まったくもって侮れない。
双方ともヒットを取る実力は甲乙つけがたいが、マルゼン CA870 で隠れながらピンポイント狙撃する戦法のほうが「守り」が固くできるため、総合的には強いと考えられる。しかし”散弾”を利用して、より積極的にショットガンらしく戦えるという意味では M3 や スパス12 に軍配が上がると言えよう。何よりコッキングが硬いため、連射をすると狙いがかなりブレて、結果的に散弾ぽくなる。そして、結局はどちらを使っても「楽しめる」ということは言うまでも無い。好みや気分に合わせて、ハイレベルなショットガンナーを目指してみてほしい。

→東京マルイ M3ショーティー 次のレビュー記事 (vol.2)

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東京マルイ VSR-10 プロスナイパー (vol.2) ~ ボルトアクション の存在価値とは?

2007/3/17 By: maxi カテゴリー: ライフル

山猫は眠らない(1993)
東京マルイ VSR-10 プロスナイパー
ボルトアクションライフル

スペック
全長:1075mm
重量:1995g
装弾数:30発
参考初速:90.5m/s(0.82J)

←東京マルイ VSR-10 前回のレビュー記事 (vol.1)

東京マルイ VSR-10 の存在価値とは何か?
VSR-10 はエアーコッキング ボルトアクション スナイパーライフル としては非常にコストパフォーマンスが高いモデルである。ただしそれは、同じジャンルの他メーカーライフル本体と比べてであり、カスタムアップの前提や、エアソフトガン全体で見れば それほど安価なわけではない。
本体は スタンダード電動ガン とほぼ同じ価格であるが、当然 火力では全く電動にはかなわない。ソースが不要というのも、今やほとんどソース不要に近い電動ガンからみればナンセンスであろう。有効射程 や 集弾性能もほとんど変わらず、一体何に価値があるのかと切り捨てる人もいるかもしれない。

しかし、このオーソドックスなスタイルと、静かで確実な発射システム、軽さと剛性感の両立、度々各部を操作する必要性など、電動ガンが何挺あっても得がたい、別の価値を備えている。弾をバラ撒くのではなく、たった一発で仕留める楽しみ というのもまた、サバイバルゲームの世界なのである。カスタムの方向性も、電動ガンとは異なり、社外品の木製ストックでも換装すれば、重量感も適度でしっくりとくるため、M14のそれよりも木の感触をじっくり楽しむ”余裕”があり、何より撃つ度に必ずボルトに触れなくてはならないので、愛着がわくのが魅力である。
最大限、ゲームで活躍させてみたいなら、エアガンスナイパー戦術を磨いて挑んでみるか、コッキングオンリー戦・狐狩り・缶フラッグ戦などの、VSR-10を活かせるゲームをしてみるのが良いのではないだろうか。

インドアでの意外な活躍
VSR-10 を電動ガン戦に交えて使う人は今のところあまり見ないが、先日インドア戦(U-BOX)で、自分で使ってみて高い有効性が確認できたので、記しておきたい。インドアなのでハンドガン戦が主であったが、相手がハンドガンとなると途端にアドバンテージが増す。5発で5人倒す勢いで、ハンドガンの射程外からバッタバッタとヒットを取れたのには正直驚き、楽しかった。しかもインドアでは相手から見えない位置につきやすく、発射音が静かで反撃をうけないことも大きなメリットとなった。またフルオートを交えたバトルでも、インドアでは反撃を受けにくいことが項を奏して、活躍できた。インドアは確実に壁や暗がりに隠れられることが多いため、狙撃のチャンスも多いといえるだろう。

逆に、アウトドアで少しでも優位に立つには、発射位置がばれにくいことを最大限に生かして、「動かない」戦法と、極力「自然と一体化する」カモフラージュが一つのポイントであろう。その観点なら、プローン(伏せ撃ち)で相手から見えない位置から撃ち込むのが理想である。しかし逆にアクティブな狙撃手として動く方法もあり、その時は「狙う敵を選ぶ」ということも考えられる。例えば砦や要塞に篭った敵は、ほんの一部が見え隠れていることが多いので、ピンポイントで狙撃することもできるはずだ。スコープを活用し、敵にみつからない位置からピンポイント狙撃を仕掛ける。私がフラグアタックを行う時はよく、近くのスナイパーに指示をだしている。どうしても自分がアイアンサイトで狙撃できない敵を、スナイパーに倒してもらってから、前進するという手法を使うことは多い。
電動ガンばかりでなく、スナイパーライフルという遊び方も是非楽しんでみて欲しいと思う。

→東京マルイ VSR-10 次のレビュー記事 (vol.3)

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