ゲームルール紹介 〜 カウンターフラッグ戦
長期的な戦略が必要となる、リアルなゲーム 「カウンターフラッグ戦」
【概要】
1h〜24hという長時間に渡ってフラッグ(数値カウント)を奪い合い、終了時の合計得点を競うゲーム。
チーム対抗で復活が無制限。主に自軍フラッグの防衛をしながら、チームで戦術を組み立てて攻略する。自軍基地を設け、予備弾やガスなど備品の持ち込み可。
【基本設定】
各チーム、自軍フラッグと回復フラッグに手動カウンターを設置
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1. 【制圧対象】敵カウンターフラッグ位置(F)を制圧し、可能な限り連打。逆に自軍フラッグは制圧されないように守る。
2. 【復活条件】ヒットされたらホールドアップで自軍の回復カウンター (R)で1カウントしてから陣営(P)の砦にタッチすると復活できる。なお、敵の復活カウンターには触れてはならない。
3. 【得点方法】 = 敵軍フラッグ制圧カウント数 − (自軍復活数 x 8〜10)
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■復活の条件の調整
・回復カウンター位置に3人そろったら砦に移動+復活可能、とすれば、戦力喪失期間が長くなるため、より緊張感が高い方向へ戦局が変わってくる。 また、待っている2人は多少の休憩時間がとれることになる。
■使用ウェポン・弾数・・・基本ルールに準ずる
■ゲームの開始・終了・・・指定時間で開始、終了する。終了時間以降のカウント無効。
■ダメージ範囲
・HITに関しては、身体・装備すべて対象、跳弾、味方誤射も対象
・HIT〜R(回復カウント)〜P戻り(陣営タッチ)の間はホールドアップでノーダメージ
■カウンターの仕様
9999までカウント可能。そこまで押すには名人的な連打で33分以上の制圧が必要。
各カウンターには旗+鈴(+発光装置)を付ける。アタックを食らっている間は、揺れたり音が鳴るので、気づいたらすぐに防衛線を強化しなければ、制圧アタックを許し続けてしまう。
■弾薬補給
携行分やガスが切れたら、Pに帰還して補給可能。弾切れ時も「イキ」であり、丸腰でもホールドアップ移動は不可。
■確認されているバグ
・双方が無防御で、カウンターを押しっぱなしになるケース → 自軍フラッグカウンターは必ず監視し、防衛しましょう。
・陣営が襲撃を受けて復活できない → 死角に回り込んで復活し、即逃げて体制を立て直すなど、工夫しましょう。
■その他
デフォルトでは、ゲームマスターが配置設定を行い、最初に全員で配置確認をします。デフォルトは下記の条件を考えています。
→RとPはヒットから復活まで時間を要する配置(歩いて5分程度)
→F周辺の防御力が高くなりすぎないよう、Pの死角に配置 (陣営からは守れない)
→Fカウンターは隠密行動でもカウントゲットできるような場所 (2方向に壁がある等)
応用編 として…
【 センターフラッグ制圧戦 】
フラッグカウンターをセンター(砦が必要)に2コ設置して上記同様のルールで実施する。攻撃地点が1点に集中するため、激しい戦闘となることが予想される。
【 フラッグ拠点制圧戦 】
フラッグカウンターを、単純なチームフラッグに置き換えて、制限時間での制圧回数を競う。(2チーム4〜5フラッグ拠点、自軍のフラッグを差し替えることで制圧)
実戦インプレ (1)
条件
・8名x8名
・森林フィールド
・カウンターフラッグ各1
・約45分間
上記の設定で、このゲームのトライアルを行った時のインプレを記録しておく。
結果は、双方ともフラッグはとれず、マイナスカウントのみ。陣営に2人残して見張り、防衛ラインに3人、攻撃チーム3人というバランス戦略を展開。いずれかがHITされて復活し、陣営に戻るごとに新たな作戦が立てられ、役割分担も明確にできたため、非常に面白い一戦となった。
反省点
・無線機が無かったため、チーム内の動きはヒットされて「陣営」に戻った時しか、情報交換ができなかった。(が、それもまたアナログで面白かったかもしれない)
・初回トライアルだったので、「陣営地」に旗を設置してしまい、敵のカウンター位置を見失うケースがあった。
・お互いに敵の攻撃を何度も防衛した。(状況に応じて、随時増員できた為)
おまけ
・攻撃部隊に加わった時、MAC10の多弾マガジンを落としてしまった(自分はMAC10一挺で参戦したが、動きが軽快すぎてダッシュを利かせた際に、恐らく飛んでいった…)
実戦インプレ (2)
条件
・オールナイトで実行
・9×9名
・草原フィールド
・カウンターフラッグ各1
・1h〜2h
夜のため隠密行動がしやすくなり、理想的な遊び方が実現。
ターンによって400〜5000に及ぶカウントを取りあった。(最大の9999まで打つには単純計算でも33分以上の制圧が必要であり、非常に難しい。まれに、敵に自軍フラッグの”守り”を固められて大きくカウントを許してしまうシーンもあった。もちろん自らMAC10やUZIで突入して事態を打破する役を担った。)
100円サイリュームのフラッグは、カウントを打たれている間、釣りウキのごとく動き、離れた自軍拠点からも確認できた。(昼間なら鈴を付けるのも一案)
緊張感が続いたが、監視や攻撃、防御、隠密行動といった動きが好きなように出来、それがリアリティに溢れて面白かったため、疲れを忘れて戦い続ける展開となった。
反省点
防衛の重要性が理解されていない場合がある (砦に居ついてしまっても意味が無い)
回復カウントはx5〜10としたほうが、ライフの重みが増し、カウント合計のバランスも取れる。
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