マルシン M29クラシック 〜Xカートリッジ版 傑作ガスリボルバー
マルシン S&W M629 クラシック 5インチ
ガスリボルバー
※ブラックモデルは正確には「 M29クラシック 」
スペック
全長:273mm
重量:740g
使用弾:6mmBB弾
装弾数:6発 (Xカートリッジ式)
参考初速:72.3m/s – 0.2g (0.52J)
塗装仕上げ
Gスミス スチールブルーII 仕上げ
(ノーマルはつや消しブラック)
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カート式リボルバーの決定版!
2009.9月、マルシン の S&W M629クラシック がリニューアルされた。マルシンの旧 M629クラシック は、その安定した初速と、命中精度から、お気に入りの一挺であり、長らく大事に所有している。ディテールや動作に甘い部分はあるが、何しろタナカの同リボルバー(ペガサス)よりも良く当たるため、ゲームでは一番使えるリボルバーだと、個人的に太鼓判を押していたものである。
さて、新たな「Xカートリッジ」版を触ってみたところ、カートリッジが明らかにリアルさを増して重くなり、全体としても重量感を増した印象であった。カートリッジの径は約12mm、ちょうど44マグナムサイズで、そのリアルな雰囲気はモデルガン並みにバツグンで、価格も手ごろなことから、結局購入してしまった次第である。なお、ロットの違いによるものかもしれないが、プラグリップの色調が旧モデルより茶色ぽくなり、より良い雰囲気になっている。
旧モデルと新モデルの総重量はほぼ同じ(720g程度)で、旧モデルでいう、シリンダーインサート+カートの重量が、新モデルではカート1コあたりの重さに置き換えられている。つまりはカート単体がズッシリ重くなり、形状やサイズも非常にリアルになった反面、シリンダーが肉抜きされてインサートも無くなった分、軽くなっている。なお、このXカートリッジは、エアーガン(ハンドガン)用のカートとしては、その史上、最も重いのではないだろうか。シリンダー以外のメカは、旧モデルから特に変更されておらず、発射システムも同様である。実射性能とカートリッジのリアルさが、非常に高いレベルで仕上がっており、カートの装填が楽しめるガスリボルバー、あるいはゲームでちゃんと使えるリボルバーが欲しいという方には、間違いなくお勧めできる。
ところで、比較対象にできるかどうかは分からないが、東京マルイ の パイソン に比べて、この M29クラシック は価格が安い上に、初速やリアリティが数段上であり、タナカペガサスともまた違う方向で、リボルバーの決定版と言えそうな出来である。
2009年現在、マルシンの精力的な製品開発はモデルガン寄りにみえるが、サバゲー路線のマルイとは対極にあって、その勢いは頼もしい。アウトドア(ゲーム)派のマルイ製品に対して、インドア派と言ったところか。オートマチック&リボルバーの「カートリッジ式ガスガン」の製品展開は留まる所を知らず、いずれSMGやライフルにも展開するようにも思える。モデルガンの投入も積極的で、キャップ発火+8mmBB発射のデリンジャーなども発表されている。今後のラインナップが非常に楽しみである。
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