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タナカ コルト パイソン 3インチ (vol.2) ~ フルサイズグリップ装着&本日のご機嫌の取り方

2009/7/27 By: maxi カテゴリー: リボルバー


タナカ コンバット パイソン 3インチ
タナカ コルト パイソン 3インチ (コンバット パイソン)
ペガサス ガスリボルバー
ミッドナイトゴールドメッキ

スペック
全長:215mm
重量:596g
装弾数:13発
参考初速値:61.9m/s(0.38J)
・ABS樹脂製

装着品
・純正フルサイズグリップ

←タナカ パイソン 3インチ 前回のレビュー記事 (vol.1)

サービスグリップをフルサイズ・スクエアに換装
コンバット パイソン 3インチ は前回のレビューで、グリップが小さく丸すぎて手の中で回転しそうになるという問題を挙げた。そこで、4インチ以上のモデルに装備されているフルサイズのグリップを中古で購入し、装着してみた。
もちろん問題点は改善されるが、あまりに見慣れすぎた パイソン のスタイルであり、外見上、特に面白みはない。

しかしついでなので、ここでタナカ パイソン の「ご機嫌」を保つ方法について記しておきたい。というのは、パイソン は動作がいまいち渋く、モノによってはどこかが引っかかってトリガーが引けないなどの事態が起こってしまうからだ。
コルト リボルバー の トリガーシステム は根本的に、S&W に比べるとどうしてもクセがある。いや、むしろ S&W が出来すぎていて、コルト は普通なのかもしれない。トリガーの引き始めから重く、さらにだんだん重くなるので、力任せに一気に引ききるのが一番撃ちやすい感じになっていて、当然、銃はブレがちだ。
タナカ パイソン はそれを正確に再現していて面白いのだが、シリンダーハンド部分の設計のせいか、悪いことに、ダブル/シングルアクション いずれにしても、シリンダーがキレイに回りきるかどうかが保証できない部分がある。

タナカ パイソン 3インチ

そこで、一応試したいのは、箱から出して動かす前に、または暫くしまっておいたものを引っ張り出した際に、必ずメカ部の「シリンダーハンド周辺」や「シリンダー前面の回転部分」・・・ともかく摺動する部分すべてに軽くシリコンオイルを吹く、という方法である。いわゆる作動前の儀式で、同じく タナカ の コルト ディテクティブ なども含め、タナカ・ペガサスの コルト系リボルバー は必ずその事前準備をやったほうが、きれいに動いてくれるに違いない。

他のエアガンではあまり行わないというか、ほぼ行わなくても問題ないのでなかなか気づかなかったが、この準備をやればいつも快調に「クセのある」 コルトアクション を楽しむことができる。いやはや、リボルバーは地味ながら奥が深くて面白い。

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タナカ コルト ディテクティブ スペシャル 2インチ ~ 古めかしさと不思議な魅力

2008/11/27 By: maxi カテゴリー: リボルバー


タナカ コルト ディテクティブ スペシャル  スチールフィニッシュ
タナカ コルト ディテクティブ スペシャル 2インチ
ペガサス ガスリボルバー
スチールフィニッシュ

スペック
全長:175mm
重量:440g
装弾数:12発
参考初速:52.7m/s(0.28J)
・ABSメッキ仕様

古めかしさと不思議な魅力
スナブノーズ の リボルバー には不思議な魅力がある。デザインの感じ方は人それぞれだが、この コルト ディテクティブ スペシャル の、テーパーのついた古臭い感じのするバレルや、むき出しのエジェクター、パイソンに通ずるフレームなどは、実に味があり、眺めていても飽きのこないものだ。動と静でいえば静の奥深さといった所か。
外観仕上げについては、リアリティメッキの一つの到達点、 スチールフィニッシュ が施され、その深い輝きには、もはや言う事は無い。ヘビーウエイト素材にメッキした ジュピターフィニッシュ もいずれ登場すると思うが、非常に高価になってしまうのが難点である。その点、ABSスチールフィニッシュはリーズナブルでお勧めだ。
メカニズムについては、コルト特有の「微妙に至らない」「クセのある」アクションを再現しており、そこにまた一興がある。ダブルアクション時は引くごとにトリガープルのテンションが高まり、一気に引ききらざるを得ないタッチとなっている。良い悪いではなく、これはこれでコルトっぽさがあって面白いのである。

タナカ コルト ディテクティブ スペシャル  スチールフィニッシュ

実射における特徴として、このサイズでは他に例を見ないパワー感がある。もちろん安全基準に適合しているが、同じペガサスシリーズの M19-2.5インチや M36 チーフスペシャル 、はたまた コルト パイソン と比較しても、発射音にパワー感があり、音の感触が M29 に近い。発射時の 低い音質と、十分なガス放出力がそう感じさせるのだろう。
あまりゲーム向きではないのかもしれないが、ハンドガン&コッキング限定のインドア戦なら、バックアップガンとしての活躍が期待できそうである。可変ホップアップを実装している所もまた便利だ。総じて、小粒ながらよく出来た、満足度の非常に高い リボルバーガスガン と言えそうである。

ペガサスシリーズ お勧め 3点チューニングポイント
ペガサスリボルバーの リアリティアップ と 命中精度アップ の、比較的手軽な方法を紹介しておきたいと思う。

[1]パッキンの切削
リューターを利用して、フロントの外側部分を切削、さらに6mm前後の丸ヤスリで内部を拡張する。抜弾抵抗を下げ、命中精度を上げる目的である。その引き換えに装弾数は6+1〜2発程度に減ってしまうが、真っ直ぐ飛ばない12発よりも、素直に飛んでくれる6発のほうが、撃って楽しいのではないだろうか?

[2]ダミーカートリムの雷管メッキはがし
これもリューターで、ラバーポイントを使ってセンター部分を少し磨けばリアル感が増す。

[3]ダミーカートリム連結部分の塗装
ダミーリムのつながっている部分を黒で筆塗りするだけで、全く印象が異なってくる。

▼[2]と[3]の施工後。削りカスはハブラシなどで掃除しておいたほうが良い。
タナカ コルト ディティクティブ スペシャル スチールフィニッシュ

コルト ディテクティブ スペシャル は「男の癒しアイテム」。そんな言葉が似合う銃かもしれない。サバイバルゲームにはあまりお勧めできないが、コレクションには最高のリボルバーとなるに違いない。

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タナカ コルト パイソン 3インチ (vol.1) ~ ダントツのカッコ良さ!

2008/11/25 By: maxi カテゴリー: リボルバー


タナカ コルト パイソン 3インチ
タナカ コルト パイソン 3インチ (ミッドナイトゴールド)
ペガサス・ガスリボルバー

スペック
全長:215mm
重量:596g
装弾数:13発
参考初速値:61.9m/s(0.38J)
・ABS樹脂製

数ある リボルバー の中でもダントツのカッコ良さで人気の高い、コルト パイソン .357マグナム モデル。タナカワークスはシリンダー内部にガスタンクを装備する「ペガサスシステム」を搭載して、実銃と同じトリガー&ハンマーメカニズムを再現している。S&Wリボルバーと異なり、引くほどに重くなる「ごく普通の」ダブルアクション機構と、グリースアップなどメンテをしないといまいち動作が渋いものとはなっているが、それも パイソン の味と思えば、特に不満には思わない。
ミッドナイトゴールド・メッキは、オイルの付き加減や、光の当たり具合で表情が変わる、何とも奥深い仕上げになっており、眺めても楽しいモデルになっている。
3インチモデルは、別名「 コンバット パイソン 」と命名されており、文字通り、至近距離で戦うためにバランスセッティングされたものだ。タナカから発売されている パイソン では最も短い銃身仕様ということになる。

タナカ コルト パイソン 3インチ

パッキンのチューニング&インドアサバゲー実戦投入
パイソン はノーマルで13発の装填数をもつが、そのおかげで命中精度を犠牲にしている面がある。BB弾を保持するパッキンがきつめになっているのだ。逆に言えば、装弾数を6発と割り切ってパッキンを緩めてやれば、命中精度が向上するということになる。所有している他のタナカ・リボルバーも全てその施工を行っているが、それでもシリンダーとバレルの僅かなズレなどで、大抵はフライヤー弾などが発生する。しかし パイソン では、その頻度が低く、比較的狙ったところに着弾してくれる。リボルバーワンメイク戦などの際には、なかなか頼もしい相棒になりそうである。
実際に、インドアのハンドガン戦で試してみたが、コンバット パイソン は弾の飛びに安定感があり、意外にヒットをとるのは苦ではなかった。

さて、コンバット パイソン に標準で付属するサービスグリップ(正式名は不明)は、個人的には少々使いにくい気がした。細身で小さいため、握った際にクルっと回転しそうになってしまうのである。リボルバー は ダブルアクション のときにトリガーまでの距離が遠く、また パイソン 特有の トリガープルの重さがあるため、しっかり握らないとブレてしまう。しっかり握る必要があるのは、どの銃でも同じだが、クセがあってコツがいる印象である。ただし パイソン そのものがそういう銃であったりもするため、その扱いにくさすら楽しんでしまえば、何も問題はない、という考え方もある。グリップについては、一度フルサイズ(オーバースクエア)のものを入手して、試してみたいと思う。その場合、3インチのわりには全体的に大型になってしまうが、どんなカタチになるのか少し楽しみだ。

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