東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.4) ~ 実戦投入レポ その2
東京マルイ コルト M733 コマンド
スタンダード電動ガン
スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm
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機動力が冴える万能ライフル
前回のバトル投入からだいぶ時間が過ぎたがその間、他の電動ガンも使用してみて、改めて M733 は他機種と一線を画した、扱いやすいライフルだと感じている。細身のボディの軽さ、取り回しやすさ、操作性の容易さ、構えやすさ、高い剛性感など、非常に完成度が高いといえるのではないだろうか。
当初満足のいかなかった「有効射程」については、純正S-SYSTEMのホップシステム換装で解決した。ちなみにS-SYSTEMパーツの導入時、同時にH-HOPも装着してみたが、いまいち弾道が安定しなかったので、ノーマルに戻したところ安定感を得ることができた。H-HOP は形状こそ良く考えられているが、素材が硬いプラスチックのため、交換するとマルイホップ性能の要であるノーマルのラバークッションの良さを失ってしまうのが難しいところかもしれない。
▼300連マガジンには、再塗装を施した。ダークグレーの塗装をざっとはがしたあと、シルバー →クリアスモーク→ つや消しクリアという工程を経て、映画などで目にするタイプのカラーに仕上げている。このカラーバージョンが市販されていないので、好みで色を塗ってみたが、ノーマルのように容易にはがれることもなくなったので満足している。
そのほか気づいた点としては、何度かテイクダウンしてメンテしたのち、照準位置が多少ずれてくる現象が起こった。やはりバレル保持の苦手な「M16系」ということだろうか。その点ではメタルフレームを組みたいところだが、バレル保持をしているアッパーフレームを交換してしまうと、テイクダウンが出来なくなるため、交換までは至っていない。もしそこまで「剛性」と「重量」と「不便」さが上がってしまうなら、自分の戦術を磨いたほうがいいのではないかと思っている。
EG1000+ニッケル水素でのセミの切れのよさ
まずニッケル水素バッテリーを使用すると、同じ大きさのニッカドに比べて回転数が上がる。M733の場合は容量増大の恩恵に加え、EG1000モーターとの相性のよさもあるのかもしれないが、同時に相当切れ味(反応)の良いセミオート射撃が可能になり、さらにアウターバレルから「シャキン」と響く金属音が心地よい。
ところで私のチーム内にも未だに勘違いしている人がいたが、モーターやバッテリー電圧の違いは「発射パワー(初速)」でなく「発射回転数」に現れるということを認識しなければならない。電動ガンのモーターはこれまでEG560-700-1000とグレードアップしてきたが、この数字は「トルク値」ととるべきであり、軸からいくらかの距離(1cm?)で、560g〜700〜1000gのものを持ち上げる力があると考えればよいだろう。これは電動ガンの場合、起動力に値し、トルクがあるほど立ち上がり=セミ/初弾の反応が良く、強い力でラクにまわせるため燃費が良いのである。つまりはモーターのバージョンアップに伴ってセミオートのレスポンスが良くなり、燃費も向上したと言える。なおフルオート時の発射回転数はギヤ比によって大きく減速されるので、モーターが変わってもさほど違いは無い。
つまりは、セミオートを多用しなければモーターの違いも大して実感できないと言うことができるだろう。事実、電動ガン初代である FA-MAS がEG560モーターにも関わらずハイスピードのギア比+ロングバレルで、一線級の脅威を放っているのである。
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