GUN道場レビュー

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東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.4) ~ 実戦投入レポ その2

2007/7/12 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ コルト M733コマンド
東京マルイ コルト M733 コマンド
スタンダード電動ガン

スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm

←東京マルイ コルト M733 コマンド 前回のレビュー記事(vol.3)

機動力が冴える万能ライフル
前回のバトル投入からだいぶ時間が過ぎたがその間、他の電動ガンも使用してみて、改めて M733 は他機種と一線を画した、扱いやすいライフルだと感じている。細身のボディの軽さ、取り回しやすさ、操作性の容易さ、構えやすさ、高い剛性感など、非常に完成度が高いといえるのではないだろうか。

当初満足のいかなかった「有効射程」については、純正S-SYSTEMのホップシステム換装で解決した。ちなみにS-SYSTEMパーツの導入時、同時にH-HOPも装着してみたが、いまいち弾道が安定しなかったので、ノーマルに戻したところ安定感を得ることができた。H-HOP は形状こそ良く考えられているが、素材が硬いプラスチックのため、交換するとマルイホップ性能の要であるノーマルのラバークッションの良さを失ってしまうのが難しいところかもしれない。

▼300連マガジンには、再塗装を施した。ダークグレーの塗装をざっとはがしたあと、シルバー →クリアスモーク→ つや消しクリアという工程を経て、映画などで目にするタイプのカラーに仕上げている。このカラーバージョンが市販されていないので、好みで色を塗ってみたが、ノーマルのように容易にはがれることもなくなったので満足している。
東京マルイ コルト M733コマンド

そのほか気づいた点としては、何度かテイクダウンしてメンテしたのち、照準位置が多少ずれてくる現象が起こった。やはりバレル保持の苦手な「M16系」ということだろうか。その点ではメタルフレームを組みたいところだが、バレル保持をしているアッパーフレームを交換してしまうと、テイクダウンが出来なくなるため、交換までは至っていない。もしそこまで「剛性」と「重量」と「不便」さが上がってしまうなら、自分の戦術を磨いたほうがいいのではないかと思っている。

EG1000+ニッケル水素でのセミの切れのよさ
まずニッケル水素バッテリーを使用すると、同じ大きさのニッカドに比べて回転数が上がる。M733の場合は容量増大の恩恵に加え、EG1000モーターとの相性のよさもあるのかもしれないが、同時に相当切れ味(反応)の良いセミオート射撃が可能になり、さらにアウターバレルから「シャキン」と響く金属音が心地よい。

ところで私のチーム内にも未だに勘違いしている人がいたが、モーターやバッテリー電圧の違いは「発射パワー(初速)」でなく「発射回転数」に現れるということを認識しなければならない。電動ガンのモーターはこれまでEG560-700-1000とグレードアップしてきたが、この数字は「トルク値」ととるべきであり、軸からいくらかの距離(1cm?)で、560g〜700〜1000gのものを持ち上げる力があると考えればよいだろう。これは電動ガンの場合、起動力に値し、トルクがあるほど立ち上がり=セミ/初弾の反応が良く、強い力でラクにまわせるため燃費が良いのである。つまりはモーターのバージョンアップに伴ってセミオートのレスポンスが良くなり、燃費も向上したと言える。なおフルオート時の発射回転数はギヤ比によって大きく減速されるので、モーターが変わってもさほど違いは無い。
つまりは、セミオートを多用しなければモーターの違いも大して実感できないと言うことができるだろう。事実、電動ガン初代である FA-MAS がEG560モーターにも関わらずハイスピードのギア比+ロングバレルで、一線級の脅威を放っているのである。

→東京マルイ コルト M733 コマンド 次のレビュー記事 (vol.5)

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東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.3) ~ 短射程の原因と解決!?

2007/4/28 By: maxi カテゴリー: ライフル


マルイ コルト M733 コマンド
東京マルイ コルト M733 コマンド
スタンダード電動ガン

スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm

←東京マルイ コルト M733 コマンド 前回のレビュー記事(vol.2)

短射程の原因とホップシステム換装テスト
バトルでしばらく愛用している M733 だが、他と比べて短射程であることがずっと気になっていた。他のほとんどの電動ガンは40mほど射程があるのに、 M733 は30mほどしかない。弾道は素直だが、比較的手前でドロップしてしまう印象だった。
原因調査をしていったところ、バレルの長さやポンプバランスではなく、旧式のホップシステムに原因があることが分かった。そこで今回、M4 S-system 以降で採用されている改良ホップシステムのパーツAssyとBig-outのHホップ(押さえパーツ)をダブルで導入してみた。

さっそく分解だが、M733はテイクダウンが出来るのでバレルに関しては非常に手早く取り出しが可能である。アッパーレシーバーがシリンダー部分を乗り越えるとき大きな力が要るが、一度やってみてコツを掴めば何ということは無い。余談になるが、先日のバトルシティ戦で、メンバーのAK47が弾詰まりを起こした時、テイクダウンできないことの不便さを痛感した。やはりテイクダウンは出来たほうが良い。

さて、Sシステム改良ホップと旧式の違いについてはガンショップFIRSTなどで細かく比較されているのでそちらを見ていただくとして、特長を簡単に言えば、テンションの調整が滑らかになってホップ圧もよくかかるということである。
今回、同時装着したBig-outのホップパーツは、ノーマルが輪切りのゴムなのに対して、真ん中がくびれたプラスチック製の部品となる。これにより、BB弾の3点保持ホップを可能にし、弾道を安定させるという狙いがあるそうだ。

屋外実射テスト
早速、河原でのテストを行ってみた。一言でいえば、有効射程はズバリ完全に解決されたようだ。歩測だが約40mどころか50m近くまできれいに飛んでいく(0.2g弾使用)。弾道を見るとホップの効きも最後にフワッと上昇するところまで強めることができ、調整の幅が広がった。なお、Hホップの効果は、ノーマルと比較していないのでまだ分からないが、以前より遠くへ飛ばせるようになったのは間違いはない。

M733 は全長が短く軽量ながら、これで電動SMGクラスよりか多少射程が長くなったので、電動アサルトライフルとして、アタックウェポンとしても、もはや言うことはあるまい。次回のアウトドア戦が非常に楽しみなものになった。

→東京マルイ コルト M733 コマンド 次のレビュー記事 (vol.4)

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東京マルイ コルト M733 コマンド (vol.2) ~ オプションお試しレポート

2006/12/02 By: maxi カテゴリー: ライフル


マルイ コルト M733コマンド
東京マルイ コルト M733 コマンド
スタンダード電動ガン

スペック
全長:690mm – 774mm
重量:2550g
装弾数:68発/ 300発(オプション)
参考初速:82.5m/s (0.68J)
銃身長:300mm

←東京マルイ コルト M733 コマンド 前回のレビュー記事(vol.1)

過去の苦い思い出 XM177E2
かつて、東京マルイのコルト XM177E2 (電動ガン)を所有していたとき、愛用銃とするあまり、一度としてノーマルで使用することが出来なかった経緯がある。当時は、チューンを色々考えて、とにかくやってみたかった頃で、非常に苦労した思い出ばかりが残っている。それに似た香りのある「 コルト M733 」も購入早々、ふいに内部メカ&外装チューンに手を出すところであったが、無事ノーマル状態だ。内外装とも、手を入れてパーツを組むと、たいていノーマルより早くガタがくるので、長く使いたいなら特に内部メカはノーマルがベストだと進言したい。
しかし、拡張性を生かすための外部オプションをいつの間にか買い足して、増えてきた…。前回のバトルで「ショートサイレンサー」「ドットサイト」を活用してみたので、まずはそのパーツ・インプレッションを記しておきたい。

東京マルイ プロサイレンサー ショート
汎用性の高いマルイ製14mm逆ネジ サイレンサー。全長や重量感にそれほど影響を与えることなく、特殊任務ライフル的な雰囲気を醸し出すことができる。本来、バレルの短い電動グロックやM93Rに使用するとテキメンの効果を発揮するが、M733に対しての消音効果はやや弱めで、ピストン打撃時の高音部分が少しカットされる程度である。マルイ ソーコムMk23用のサイレンサーの消音パイプ部分だけの入れ替えが可能で、この処方をすると音量はかなり低減する。

マルイ コルト M733 コマンド カスタムパーツ

ANGEL 30mmドットサイト
マルイ製ドットサイトと同じ低価格帯ながら、30mmの大口径設計、イルミ11段階切替が非常に使いやすい。バトラーキャップは付属していないが、別途”39mm”のキャップを買えばポン付けできる。明るいアウトドアではドットがやや見にくい場合もあるが、これに限ったことではないし、最高輝度にすればほとんど問題はない。M733では何といっても高い位置にアイポイントがくる点が良好で、これ以上見やすいサイトはない!と断言してもいいほどだ。

マルイ コルト M733コマンド ドットサイト

TASCO 4×28 ショート・ライフルスコープ
全長17cmという、かなり短めのスコープ。前回のゲームで”缶フラッグ 篭城戦” を行った際、最大射程距離でのターゲット補足が困難だったことと(視力の問題ともいう…)、同じバトルを今後も行う予定のため、この4倍スコープを購入。昔はこのようなショートスコープがゴロゴロしていたが、最近ではあまり見かけないのでヤフオクでGET。
レティクルは11段階で赤く光らせることが出来るが(OFF時は黒)、光るレティクルをどのような状況で使うべきかはまだ不明だ…。インドア戦など、暗いところで使うのだろうが、レンズに倍率が入っているのに目の前で光ると、標的が見えにくくなる。だが最小輝度の設定であれば使えそうでもある。次回、実戦に投入して確かめたい。

マルイ コルト M733 コマンド スコープ

実戦投入レポ(1回目)
M733 はバレルとポンプとのバランスのせいなのか、有効射程がやや短いようである。M14 や FA-MAS との比較による結果だが、どんなに調整してもホップアップの効きが、少し足りないか強すぎるのどちらかになってしまう。ある調整点から、弾道が急に上へ跳ね上がる印象で、少々、着弾点の距離感が掴みにくい。パワーは同等(92.4m/s[0.854J]実測/ノーマル)なのに不思議なものである。結局、少しホップの効きが足りない設定で使うことにしており、もっと届かせたい場合はサイトで上目を狙うことにしている。
加速シリンダーと300mmバレルの相性が悪いのであれば、MP5と同じ230mmかP90の250mm程度に長さをカットしてみるのも良いかもしれない。MP5とP90は弾がきれいに伸びる印象がある。ただし、射程が短いことは、必ずしも負けることを意味しているわけではなく、その軽さと機動力、扱いやすさを生かして、アクティブに攻め込む体制でゲームには挑むと良いだろう。

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