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サバゲーの人数を考える

サバゲーの人数に関する考察
有料フィールドの整備・拡大に伴って、サバイバルゲーム人口が増え、特に関東圏ではその盛り上がりぶりに驚く。2012年春には、あるフィールド定例会において、ついに400人ものプレイヤーが集まるという事態にまで発展した。さすがにフィールドキャパシティは超えているものの、ひとつの祭りと思えばそれもまた楽しいものかもしれない。この盛り上がりぶりは、サバゲーを30年も続けている私にとって驚きでもあり、本当に嬉しいことである。

これまでの「フラッグ戦」は成立しない
さてここで考えたいのは、大人数化に伴うゲームルールの見直しである。
サバイバルゲームの定番と言えば「フラッグ戦」が挙げられるが、これは非常にシンプルなルールでありながらも、攻防のあらゆる要素が詰まっており、奥が深い。しかしながら、フラッグ戦が成立するのは10人から多くても50人程度であり、あまりに人数が増えすぎるとゲームとして成立しなくなってしまうのである。

具体的には、時間制限15~20分程度では相手の戦力を削りきれず、必ずどこかで膠着するため、決着が付かない、ということである。ならば時間を30分以上に長くしたら良いのでは?とも思うが、それではヒットされて戻った人の待ち時間が長すぎ、待ちくたびれてしまう。
かといって、そこに復活制を盛り込むと、お互いの戦力が削られなくなるため、決着はつかないということになる。

大人数だから面白くない のではない!
つまり私の考えでは、100人を超えたら普通のフラッグ戦はまず成立しないといっても過言ではない、ということだ。どのフィールドも、キャパシティは基本100人程度だと思うが、100人であっても、既存のフラッグ戦には難がある。フィールドが広ければいいというものでもない。ゲームのクオリティを維持するために、人数制限を設けるといったこともあるが、やりようによっては200人でも、やりがいのあるゲームは出来るはずだ。一体、どのようにすれば大人数でも決着のつく、面白いゲームが出来るだろうか?もちろん全員が理解できるシンプルなルールでなくてはならない。

ベーシック・ゲームルールを見直すべき時がきた
解決できそうなゲーム・アイデアは既にいくつもある。あえてヒントを出すならば、これまでGUN道場で行ってきたさまざまなゲームの中に答えはある。
いずれにせよ、サバイバルゲームは50mの距離でお互いに立ち止まってバラまく遊びではない。これだけファンが増えた今だからこそ、サバイバルゲームの本当の面白さを、全員に知っていただきたいものである。