サバイバルゲームの基本ルール
[1] 合法なエアガン(初速99m/s以下の遊戯銃)を使用すること。
[2] 目を保護できる専用ゴーグルを必ず着用すること。
[3] 自分に1発でも弾が当たったら自己申告でヒット(戦死)となる。
[1]合法なエアガンでも、ケガの可能性や危険性に注意
使用するエアガンが合法品であることはまず大前提です。海外製やカスタマイズしたエアガンを手にする際には、必ず自分の弾速計も用意して、初速を管理できる体制を整えてください。
10歳以上対象のエアソフトガンではケガなどが殆ど起こらないように配慮されていますが、18歳以上対象のエアソフトガンは、BB弾が至近距離で素肌に当たれば流血することもあり、失明したり、歯が折れたり、指の骨にヒビが入るなどの事故が起こる危険性をもっています。
ケガや事故が起きた場合でも、基本的には自己責任です。ゲームでは万が一に備えて、保険証などを持参したほうが良いでしょう。
[2]ゴーグルは目を守るための、サバゲー必須アイテム
フィールド内では、いつ弾が飛んできてもおかしくないと考え、必ず専用ゴーグルを着用しましょう。まず自分の身は自分で守る、自己防衛です。またゴーグル以外の安全装備の度合いは個人任せですが、エアソフトガンが玩具であるとはいえ、ナメてかからないほうが良いです。実銃と同じ扱いを心がけてください。
・ゲームが終了してセーフティエリアに帰る途中でも外さない。ゲームをしていなくてもフィールド内で撃つ人はいます。
・レンズが曇ってしまったら、一旦フィールドを退出して拭く。
・セーフティエリア内では全員が無防備のため「マガジンを外す」「銃の安全装置をかける」など、絶対に暴発させないように注意。マガジンを外した「カラ撃ち」も、絶対安全ではなく不安を煽るため禁止。
[3]着弾・ヒットが自己申告であるという大原則
サバゲーでは、空中にあるBB弾が1発でも自分に当たったら戦死扱い=「ヒット」となります。身体以外の装備品や銃に当たった場合、跳弾(壁などから跳ね返った弾)、同士討ち(フレンドリーファイヤー)であっても適用されます。「跳弾」を無効とするルールも見られますが、その判定は個人任せですので、どこまでが跳弾でどこからが跳弾ではないのか?など、判定の曖昧さに拍車がかかるため、お勧めできません。
GUN道場の推奨するルール・考え方
・身体、装備すべてがヒット対象, 例外を設けない
・上からポロっと落ちてきた弾、装備をかすった弾もすべてヒット
・跳弾も全てヒット
・味方撃ちされた場合もヒット
これらは、当たると非常に悔しい、残念なヒットです。しかしどんな弾であっても例外なく「当たったらヒット」とするのがベストでしょう。
「この場合に限りヒットではない」という例外を設けてしまうと、その「程度」や「捉え方」「判断」が人によって曖昧になり、ヒットそのものの概念が揺らいでしまうからです。また、他のフィールドや集まりで通用しなくなるという問題もあります。
同士撃ちで味方を撃ってしまった場合は、必ず相手にひと言謝り「冷静さを欠いて判断する前に撃った」ということを大いに反省しなければなりません。そういった、ちょっとしたコミュニケーションがその一日を楽しくしてくれる、最も大事なものなのです。
ヒットした時の対応
自分に着弾した場合は出来るだけすぐに、大きな声で「ヒット!」と申告します。しかし、かなり痛かったときや、本当に当たったかどうかが判断しかねた場合は、一瞬、間があいても構いませんので、潔くコールしてください。何らかの理由で退出したい場合には、当たっていなくてもヒットコールして退出すればOKです。
ヒットコールをしたら、両手を上げて振るなど、大きなジェスチャーでアピールしながら、セーフティエリアに移動します。帰還の途中で、交戦地帯を抜ける場合は「ヒット通ります!」など何度もアピールし、余計に撃ちこまれること(オーバーキル)を防いでください。
生きているプレイヤーは、移動しているヒットプレイヤーを確認したら、交戦を一旦停止するなど、お互いに気を使ってください。
ゾンビ行為とは?
サバイバルゲームにおいて着弾した際は、常に潔く、正直に申告しなければなりません。着弾を無視する行為は「ゾンビ行為」と呼ばれ、これを故意に行う人がいるとゲームが成立しなくなってしまいます。注意を受けたり、退場となる場合があります。
しかし実際には、長距離射撃であったり、走っていたり、装備の厚さにより、本当に気づかない場合も多々ありますので、射撃した側もある程度までは大目にみる必要があります。
特に、長距離射撃のホップアップ弾道は、相手まで届いているように見えて、途中で急激に落下しています。ともかく、そういう心の余裕をもってゲームに取り組んで欲しいということです。経験上では「気づいてもらえない着弾」などは毎回のようにあります。気づいてもらえなかったなら「気づくまで射撃を繰り返す」か「気づく位置まで接近する」のが原則です。概ね30m以内であれば、BB弾の威力も維持されており、撃った側も着弾した側も自覚しやすい距離といえるでしょう。
セーフティエリアでのルールやマナー 4教則
セーフティエリアは文字通り「安全な場所」であるべきです。しかし、エアガンをカラ撃ちする人や、暴発させてしまう人があとを絶ちません。全員が気持ちよくゲームするためには、一人一人が下記のマナー、主に「銃の管理方法」に注意する必要があります。基本的に自己責任とはいえ、万が一セーフティなどで事故が起きて、加害者が特定されれば責任を問われます。
1.セーフティ内では、射撃はもちろん、カラ撃ち、試し撃ちもしない
ゴーグルをしていない場所では、マガジンを抜いた「カラ撃ち」であっても他の参加者の不安を煽ります。とにかく無防備なわけですから、周りの人は一瞬、暴発か?と思って身構えるのです。もしも「自分に限っては弾が入っていないことを確認した」のだとしても、その行為は、他人にとって不安以外の何物でもありません。
2.チャンバーに弾を入れた状態にしない
フィールドからセーフティに入る前には、必ずマガジンを抜いてください。電動ガンの場合は、マガジンを抜いてもチャンバーに弾が残っていますので、フィールドの弾抜き専用箱などに向けて撃つことで、完全に抜いておきましょう。そうすれば、万が一暴発させてしまっても、弾の発射までは免れます。
3.セーフティでは、他の人に銃口を向けない
エアソフトガンを地面や机、台などに置く際も、銃口の向きに注意を払うべきです。休憩しているところで、他人が銃口を自分に向けて置いたらどう思うのか、イメージしてください。
4.スタート地点までの移動時に試し撃ちしない
スタート地点や、そこにたどり着くまでに、バンバン試し撃ちしている人も多いですが、これも控えるべきです。周りは、ゲーム前から被弾するのではないかと不安で仕方がありません。
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[コラム] サバイバルゲームで大切なこと コミュニケーション
サバイバルゲームは、自己申告、相手のヒット確認、連携プレー、気遣いなど、声の掛け合いやジェスチャーによる「リアルなコミュニケーション」が前提のゲームです。
参加者どうしの交流や、コミュニケーションの無いサバゲーは、面白さが半減するどころか、ゲーム・遊びとして成立しなくなってしまう可能性すらあります。
ヒットコールひとつ取ってもコミュニケーションなのです。
プレイヤー一人一人の心がけが最も大切ですが、主催者はゲームイベントを成功させるために、いかにコミュニケーションが取りやすい場を作るか、積極的なコミュニケーションを促すか、という部分にも留意する必要があるでしょう。楽しく、面白く遊べなければ、サバイバルゲームではありません。 ≫ サバゲーの心得とタブー