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サバイバルゲームの基礎

基礎|ルール歴史種類

サバイバルゲームとは、BB弾が発射できるエアーソフトガンを使って、一定のルールの下で撃ち合って遊ぶ模擬戦闘ゲームです。ゲームは、専用のフィールドを使用し、必ずゴーグルを着用して行います。ゲーム中、自分に弾が当たったら自己申告でヒットコールしてフィールドを退出するのが基本ルールとなっています。

サバイバルゲームは、少人数でも大人数でも遊べて、新たな人との交流を広げる可能性をもった、貴重なコミュニケーション空間です。ゲーム仲間が増えれば、楽しみ方も倍増するに違いありません。
ゲームの主要なツールがエアーソフトガン、すなわち銃ですので、ミリタリーや映画、海外ドラマなどのイメージや憧れの世界を、目の前でリアルに再現できるといった面白さがあります。好みに応じて、頭脳プレーからコスプレまで、好きなように楽しんでみましょう!

【 サバイバルゲーム の環境 】 2011年時点

エアソフトガンは、ややマニアックな趣味の世界ですので、何となく敷居が高いイメージや、色々な誤解があるものです。それを払拭するためにも、現在のエアソフトガンの概要やサバイバルゲーム事情を簡単に説明しておきます。

  1. 使う弾 ・・・直径6mmのBB弾を使用。屋外のゲームでは、自然に還元する生分解バイオBB弾(主に0.2~0.25g)が主流となっている。その他、直径8mmのBB弾も存在する。
  2. 装備 ・・・サバイバルゲームは最低限、「エアガン」と「ゴーグル」があれば遊べる。ミリタリー装備やコスプレは必ずしも必要ではない。
  3. 判定 ・・・弾が当たったかどうかは自己申告制。大原則として、一発でも当たったら戦死となり、戦線を離脱する。
  4. 場所 ・・・関東圏を中心に 低価格で楽しめる有料フィールドが続々と登場している。森や丘陵以外にも、屋内や街、砂漠などをモチーフにして、さまざまな趣向がこらされている。
  5. パワー・・・ 銃刀法で、玩具銃の弾の出力エネルギーが制限されている。これを超えるものは使用できない。(直径6ミリ0.2g弾で99m/s以下、0.98ジュール以下)
  6. 性能・・・ バッテリーでモーターを回して、安定した連射が出来る高性能の「電動ガン」が主流。他に、リアルな操作や反動が楽しい「ガスブローバックガン」も人気が高い。

法令により、「威力の上限」が決まり、かつ「専用の遊び場所」が増えたことで、安全性は大幅に向上し、サバイバルゲームはより一般的に、スポーツライクになってきている。そんなサバゲーを、この機会にあなたも始めてみよう!

サバゲーの魅力
サバイバルゲームは日本発祥の遊びです。始まってから約30年が過ぎますが、2005年以降の数年の進化が最もめざましく、ゲーム人口も増えています。きっかけとなったその理由は、法律で威力が制限されたことで安全性が高まった点と、遊び場となる専用フィールドが激増したことにあります。女性にも人気が出始め、良い意味での社会認知度も高まったのがここ数年の特長です。始めると辞められなくなる、そんなサバゲーの魅力はどこにあるのか、迫ってみたいと思います。

  1. 老若男女問わず楽しめる「リアルなゲーム」
    相手に触れない「格闘技」それがサバゲーだ。人と人の間に、ほぼイコールコンディションのエアーガンが存在する。交戦距離は10~50mと、ある程度の距離が置けるので、体力の差が全てではない。その点で、老いも若いも男女も関係ない。サバゲーは、腕前と頭脳を駆使して生身の人間と対戦する、他にはないリアルなゲームである。

  2. 自由度の高さと「役割分担」の面白さ
    サバゲーは自由な戦闘ゲームであり、個人プレーでも構わない。しかしそれぞれのプレイヤーに役割やポジション、フォーメーションを持たせることで面白さが広がる。例えばポジションは、サッカーで言うフォワード(オフェンス/攻撃)、ディフェンダー(防御)であり、サバゲーに置き換えると、アタッカー(攻撃)、ディフェンダー(防御)、スナイパー(後方支援)、タクティクス(特殊工作、陽動・妨害) 、コマンダー(指揮官)などの役割設定がある。自分の体力や趣向に応じた役割を、自分が好きなように選んで楽しめる。自由度が高いのがサバゲーである。

  3. 100人でも一斉に戦えるゲーム
    人気フィールドの定例会では、実に100人以上のプレイヤーが集まる。100人がリアルに対峙して、同時に動くゲームやスポーツは、他にあるだろうか?もはや合戦である。果たしてアナタは生き残れるか!?

  4. 仲間が広がるオモシロさ
    エアーガンは趣味の要素も強い。いろいろな人と交流を広げれば、知識も深まって、ますます面白くなるに違いない。サバゲーに参加して、独自のカスタマイズや戦術など、周りを良く観察してみよう。サバゲーは、スタイルや戦術などで個性が前面に出るから、意外に人の「素」な部分が見れたりして面白い。

  5. いいオトナがハマってしまう「仮想の戦場空間」、ミリタリーやポリスの世界
    ストイックな戦場や建物内の、緊張感あふれる雰囲気を楽しめるのもサバゲーの特長だ。
    世界情勢からみて、こういった遊びというのは決して良い事とは言えないかもしれないが、少なくとも日本ではこれをスポーツ化して楽しめる治安や厳しいガンコントロールがあり、それは世界に誇れることでもあるはずだ。

  6. 射撃の爽快感 メカニズムの奥深さ
    日本のトイガンの技術や精度は世界最先端であり、各国からも注目されている。
    精巧に設計されたシステムにより、何万発もの連続発射が可能であったり、実銃さながらの自動装填「ブローバック」や、さらには反動(リコイル)といった、リアルなギミックが、射撃の楽しさを倍増させる。また、手を加えて楽しむカスタマイズも千差万別であり、好みに合わせた、自分だけのエアーガンを組み上げることも出来る。