サバイバルゲームの発祥地
ガンコントロールの厳しい日本では、映画や雑誌、アニメなどメディアの影響で、銃の世界を知ることになります。そしてまず、何は無くともモデルガンや銀玉鉄砲があれば、遊びで撃ちあいごっこをしてみたくなるのが男子ではないでしょうか。
そういった”ごっこ遊び”から、”サバイバルゲーム”としての基本ルールを確立し、雑誌やTVなどで世に広めたのは、1980年代当時、愛知県春日井市にあったショップでした。(情報ソース:キャロムショット) それがサバイバルゲームというものの発祥と言っても良いでしょう。
それから30余年が過ぎ、エアソフトガンの技術は飛躍的に向上し、銃刀法も適用されたり、数々の専用フィールドが建設・運営されるなど、取り巻く環境は大きく変わりました。ゲーマー人口も爆発的に増えています。しかし、サバイバルゲームの基本ルールや本質は当時と全く変わっていないのです。そして今や、世界中にもそのブームが広がっています。
※確かな資料や数値に基づいたグラフではありませんので、参考程度にお考えください
ペイントボールとの違いや魅力
ペイントボールは、アメリカで1980年頃にゲームとして開催された、サバイバルゲームのルーツとも言えそうな競技です。ペンキの入った1センチ程の弾で撃ちあい、着弾の跡が残るので、競技性が高いのが特徴です。その違いを比較しておきたいと思います。
● ペイントボール…マーカー(銃)は本来、家畜に識別マーキングをするためのものであり、独特のスタイルをしている。直径10ミリほどの弾には着色料が含まれ、着弾を目視できるので競技性が高い。アメリカでは賞金付トーナメントが行われるほどである。
○ エアソフト…プラスチックのBB弾を使用し、着弾は完全に自己判定のため、競技よりも遊び要素が強い。エアソフトガンは非常にリアル(実銃と同じデザイン)なため、装備も合わせたコレクション要素もあり、実戦でのテクニックなどの応用も利くという面白さがある。道具も安く、非常に手軽なのが、成功の大きな要因と思われる。
サバイバルゲーム多様化の時代 2010年~
現在では技術が進歩し、さらに海外製品の開発・生産が活性化してきたことで、より一層さまざまな種類のエアソフトガンが入手できるようになりました。ハードウェアに飢えていた時代は終わり、遊び方などのソフトウェアを追い求めるべき時代に入ったといえるでしょう。