弾速計 XCORTECH X3200
小型・軽量でカンタン。ベストオブ弾速計
BB弾の初速を計る弾速計は、チューンナップやゲームレギュレーション適合のために、今では欠かせないアイテムといえる。各種ある中でもイチオシの、台湾製「XCORTECH X3200」を紹介しておきたい。
許容範囲の広さが特長
弾速、サイクルが手軽に計れて、ジュール値も自動計算してくれる。ここまでは既存の計測器と変わらないが、XCORTECH X3200は、各種ハンドガン、リボルバー、8mm弾など広い範囲のトイガンに、しかも追加機器も無く室内で使えるところがポイントだ。BB弾のサイズや重さも細かく設定できる。サイズ(直径)は0.1ミリ単位、重さは0.01グラム単位となっていて、全てのトイガン用BB弾に対応できる。
初速測定範囲:10~99.99m/秒、100~400m/秒
連続発射数測定範囲:100~9999発/分
ジュール測定範囲:0.01ー999J
他機種との比較
ライラクスのBBチェッカーは14mmネジでマズルに固定する必要があるため、測定可能な銃が制限されるうえ、手間もかかる。また、弾の通るチューブの内径が非常に狭いため、ハンドガンなどの計測は不可能に等しいものになっている。
クローニーは屋外で使う分には良いが、室内の蛍光灯下では使用できなかったり、どうにもかさばるという問題がある。
親切設計
説明書は日本語も併記され親切だ。操作ボタンは3つで、簡単なので1度やればすぐに覚えられる。
【操作モード】
・ショットメモリー(チェック記録)
・オートパワーオフ設定
・弾のサイズ/重量設定 (6パターン記録)
・バックライト有無設定
・メートル/フィート単位設定
ところが説明書には「ショットメモリー」の項目が無く、本体の仕様と若干異なっていた。本体のバージョンが上がったか何かだろうか。
▼弾の「直径サイズ」や「重さ」は、あらかじめプリセットされたものの他に、0.1ミリあるいは0.01グラム単位で細かく設定できる。
▼モニター側に三脚の取り付けネジがあるが、重心は後ろに偏っている。しっかりした三脚でないと、固定が安定しない。付属してきたプラスチック製の三脚は、立たせるのが困難だったので、結局ハコの上に置くなどして使っている。
使用時に注意する点は、固定をしっかりさせることと、チューブが太いとはいっても内部には弾を当てないように発射することぐらいであろう。X3200はこれまでのモデルにみられた問題の全てがクリアされており、トイガン用弾速計の決定版と言えそうだ。小型軽量のため収納や持ち運びも便利で、重宝することに間違いない。
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