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SMG/PDW の記事一覧

東京マルイ スコーピオン Vz.61 (vol.5) ~ 瞬時のサイティングが可能な CQB最強カスタム!

2011/12/19 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ スコーピオン vz.61 ドットサイト 搭載
東京マルイ スコーピオン Vz.61
電動コンパクトマシンガン

スペック
全長:270mm – 522mm
重量:1110g
銃身長:127.5mm
装弾数:58発/ オプション370発(ドラムマガジン)
実測初速:69m/s – 0.2g (0.47J)
回転数:1150rpm (19発/秒) ※ET1-EX800使用時
・アンダーレイル / ジョイントバレル付属
メーカー希望小売価格:¥26,800
2007年4月25日発売

装着オプションパーツ
GUN道場 スコーピオンvz.61 サイドマウントシステム
HYUGA オープンドットサイト (マルチレティクル)
GUN道場 ET1-EX800 リポバッテリー
東京マルイ ショートサイレンサー
東京マルイ ショートフォアグリップ

←東京マルイ スコーピオン Vz.61 前回のレビュー記事 (vol.4) リポバッテリー実装

近日発売予定のGUN道場オリジナル製品「スコーピオンVz.61 サイドマウントシステム 」の試作品をサバゲー実戦でテストしてみたのでレポートしておきたい。場所は「No.9ミッドタウン」。ユニークな市街地型CQBフィールドで、12/18(日)に開催したNo9-WARシリーズにフル参戦。フルオート有り、セミオートのみで切り分け、ショートゲーム約30戦を行った。

今回のスコーピオンは上記写真のとおりフル装備。しかしながら、全くもって小型軽量で、今まで使ったエアガンの中でも最高の扱いやすさを発揮した。
スコーピオンの弱点といえば、貧弱なサイトである。照門が小さく、位置も低いので、正直使えたものではない。「バラマキSMG」だからと割り切られることも多いが、せっかくの高い射撃性能がもったいないと思っていた。それを解消しようと、ドットサイトの装着を模索するのだが、レシーバーのトップにレイルを付けてしまうと、ストックを伸ばしたままになったり、または外すことになる。第一、レイルをベタ付けしてはリアルさが失われてしまう。それが気に入らず、今回の製作に至ったのであった。

東京マルイ スコーピオン vz61 ドットサイト 装着

CQBでの スコーピオン の有効性をあらためて実感
マウント及びドットサイトの搭載により、スコーピオンは革命的な戦闘力アップを果たした。ここでいう戦闘力とは、照準スピードであり、敵発見から初弾発射までのタイムが大幅に短縮できるようになる。20m以内の近距離戦では、スピードと正確さが命であり、取り回しの良い スコーピオン は最大限の力を発揮する。今回使用した、HYUGA マルチレティクル オープン ダットサイト はレティクルを4段階に切り替えることができ、ピンポイントの狙撃から、面制圧的な射撃まで、さまざまなプレイスタイルやシチュエーションに対応できる。

射撃スピードに関わってくるトリガーレスポンスについては、前回の記事でも紹介した ET1-EX800 リポバッテリー により、それこそガスブローバックハンドガン並みに、全くタイムラグを感じさせないものとなっている。コンパクト電動ガンはピストンストロークが短いため、もともとレスポンス・スピードには長けている。そこに、ドットサイトのメリット「瞬時のサイティング」とスコーピオン持ち前のコンパクトさ が組み合わさって、非常に素早い射撃が可能となる。

参考までに、リポバッテリーならノーマルマガジンが推奨だが、どうしてもドラムマガジンを使いたいという人は、MP5ハイサイクルのドラムマガジン(本体)と、スコーピオンのドラムマガジンの給弾口を組み合わせると良いようだ。恐らくハイサイクル用は給弾のスプリングが強めなのであろう、リポバッテリーによる回転数アップにもついて行ける。

▼No9ミッドタウンでの一コマ

ゲームで体験したシーン
・銃が小さく軽いので、レストポジションから構え→初弾発射までが0.5秒(体感)
・コーナーやバリケードから出た瞬間のクリアリングやサイティングのスピードが倍増
・索敵中に相手がチラっと見えた瞬間の対応スピード、サイティング、射撃スピードが大幅に向上

スコーピオンカスタムの回頭性の高さ、光学サイトによる正確な照準性能は特筆に価し、これまで愛用していたUZIやMAC10をはるかに上回る使い心地の良さであった。東京マルイのショートフォアグリップも、コントロールと狙撃の安定性に一役買っている。 スコーピオンは、ストックが短いおかげで、前後の距離感やアイリリーフを自由に調整でき、狭い通路で構えたままでも移動が可能である。ストックをちゃんと肩につけて、ドットサイトで瞬時に、正確に狙うことを可能とするのが、このサイドマウントシステムの特長といえる。あの寸足らずなストックがここまで使えるものだとは、ゲーム中も驚きの連続だった。

GUN道場 スコーピオン サイドマウントシステム 製品版
→ 販売ショップ GUN道場PRODUCTS

GUN道場完全オリジナル スコーピオン Vz.61用 サイドマウントシステム の特徴
・東京マルイ スコーピオンにドットサイトを装着できるサイドマウントKIT。
・本体の加工は一切不要。本体取付用アダプターとサイドマウントユニットで構成。
・狙撃スピードが大幅に向上し、隠密行動や奇襲作戦、先制攻撃に大活躍!
・サイドマウントを外すと、標準オープンサイトも使用可能。
・レイルは 東京マルイ G36Cサイドサポートレイルを標準装備。ベースに穴あけすれば、別のレイルも装着が可能。
・ストックを伸ばしても縮めても使用できる。
・サイドマウントの着脱は、サイドのボルト1本のみ。
・独創的な固定方法でグラつき無し。
・ABS精密削り出し加工、アッパーレシーバーと同じサンドブラスト仕上げ。
ET1-EX800リポバッテリーHYUGA オープンドットサイト(ミニ)の併用がお勧め。
※製品は、熟練工による手作業工程があるため、基本的に少量生産です。何卒ご了承ください。

2012年1月16日発売開始(GUN道場PRODUCTS)
HQサプライ-オンラインで好評発売中!

参考画像: コールオブデューティ4 モダンウォーフェア に登場したスコーピオン
コールオブデューティ スコーピオン

→東京マルイ スコーピオン Vz.61 次のレビュー記事 (vol.6)

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東京マルイ MAC10 (vol.14) ~ パワーソースの終着点 完全互換型リポ

2011/9/02 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ MAC10 長期レポ
東京マルイ MAC10 (イングラム M10A1)
コンパクト電動サブマシンガンシリーズ

スペック
全長:295 – 548mm (サプレッサー装着 536 – 789mm)
重量:1480g (サプレッサー装着 1710g)
装弾数:65発/ オプション480発
参考初速:71.5m/s(0.51J)

←東京マルイ MAC10 前回のレビュー記事 (vol.13)

バッテリー グレードアップ の終着点
これまで、長きにわたって MAC10 のパワーソースについて考えてきたが、ついに結論を迎えることになった。それは、ET1-800mAhと純正コネクターを結合して、マイクロEXバッテリー型の完全互換リポバッテリーを作ることにあった。当然、銃本体の加工は一切不要で、バッテリーも純正バッテリーと同様に着脱でき、便利であることこの上ない。

MicroEX lipo GUN道場PRODUCTS

ET1-7.4V800mAhは25Cと比較的ポテンシャルが高いリポバッテリーであるため、大きな電流を引き出せる。そのため、以前のE-sky 7.4V800mAh(10C)よりもフルオート回転数が上昇し、約1200rpmにものぼる。そうなると、ノーマルヒューズ(10A)では切れてしまうので、15A以上にスープアップする必要が出てくる。また、回転数の上昇に伴い、多弾連射マガジンではBB弾の供給が追いつかなくなってしまう。細長いマガジンは高速回転が苦手であり、フルオートを多用する場合は、ノーマルマガジンが推奨となってくる。

バッテリー構造の設計変更
2011年9月に ET1 から出荷された ET1-7.4V800mAh(イエローライン) は、外形サイズも一層細くなり、これまでと内部構造が大きく変わった。
レッドラインの構造に似ているが、ET1-EX800を製作する観点からみると、それまでよりも製作工程が増え、さらにバッテリー自体に組みつけられている端子が非常に弱くなったため、若干、接合強度が心配されるものとなった。とはいえ、製作は可能なため、引き続き受注を受けて製作していきたい。

リポバッテリーは、一度使うと手放せなくなるほどに高性能かつ、管理がラクなので、是非試してみていただきたい。
リポバッテリー特集 – GUN道場

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アカデミー マイクロUZI 電動ガン ~ 唯一のモデルアップ

2011/8/18 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


アカデミー マイクロUZI 電動ガン
アカデミー マイクロUZI
10歳以上用 電動ガン

スペック
全長:249mm
高さ:283mm
重量:346g
装弾数:230発
初速:32m/s – 0.2g (0.10J)
・フルオートモードのみ
・推奨使用BB弾:0.12g〜0.15g
・標準は単4アルカリ電池6本使用(マンガン電池は動作不可)
メーカー希望小売価格:4,095円

実銃の紹介
マイクロUZI の登場は1985年頃で、治安部隊や特殊部隊向けに開発された「ミニUZI」のコンセプトを進めて、さらに小型化したサブマシンガンである。全長282mm、重量1.7Kg、9mmパラベラム、クローズドボルト仕様で、毎分1200発という高速連射が可能となっており、ショートレンジでは MAC10 を上回る制圧力をもっていた。アメリカ一般市場向けに、拳銃としてセミオートのみで仕立て上げたものがUZIピストル(9mm/.45ACP)である。

現在唯一手に入れられる マイクロUZI のトイガン
マイクロUZI (またはUZIピストル) のトイガンはかつて、実にさまざまなメーカーから発売されていた。マルゼン (タイプU / GBB)、マルゼン(ガスセミオート)、JAC(ガスフルオート)、マルコシ(ガスセミオート)、 ポイント(カート式エアー) などである。80〜90年代当時は多くの映画にも登場していた為、このように各社から発売されていたのだろう。私もチャックノリス主演「地獄のコマンド」の マイクロUZI ニ挺使い のインパクトが非常に強い。
エアソフトガンでは、全てが低価格のエントリー向けモデルとして位置づけられていた。唯一ガスブローバックだったマルゼン・タイプUも既に絶版となり、現在はアカデミー製しかない。アカデミーにはストック付きのエアーコッキングモデルも存在したが、現在は見当たらず、絶版のようだ。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

コンパクト × 多弾数 のローパワー電動ウェポン
アカデミーの マイクロUZI は、非常にコンパクトなボディでありながら、230発の装弾数を持っているのが特長である。また、低価格も魅力だ。東京マルイ他から同等の製品は発売されておらず、オリジナリティのあるエアガンといえる。

実射インプレ
発射音はけたたましく響き、回転はやや遅めになっている。固定ホップアップが装備されているので、20mくらいは飛ばすことが出来る。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

UZI譲りの無骨なデザインを再現
側面に入ったリブは UZI系 に共通した特徴だ。実銃のプレス・スチールゆえの造形であり、現代のあっさりしたプラスチックのフレームとは全く異なる趣がある。UZIファミリーに共通する、機械や機関車を感じさせるデザインは、古いと言われようが力強くて良いと思う。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

10歳以上用ながらもリアルサイズ
マルイの電動ガンBOYSはデフォルメされているが、アカデミーの電動ガン(M4A1/ K2ライフル/ TMP/ マイクロUZI)は全てリアルサイズとなっている。

細かい部分も再現
アカデミー マイクロUZI は重量こそ軽いものの、しっかりと マイクロUZI のデザインを再現している。

・ミニUZI と同様のスリット・マズルブレーキ
コッキングノブ、エジェクションポートは無可動
グリップセーフティはオミットされているが、グリップサイズは小さめで非常に握りやすい。マルイ UZI とほぼ同様のサイズ。
セーフティレバーは2段切替で、左が撃発、右が安全。
 動作させた後にセーフティをかけると、メインスプリングが開放されるというギミックが備わっている。
トリガーはプラスチック製だが肉厚があり、強度にもさほど心配はない。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

230連マガジン標準装備
マガジンは230連のゼンマイ巻上げ式で、東京マルイの UZI と似たような仕様だ。こちらはオールプラスチック製で、ケースがシースルーのスモークカラーとなっていて、残弾が容易に確認できる。マルイの0.12g弾を使ってサイティングして撃つと、15mくらいで浮き上がって広範囲にばらまく感じになる。SIISの0.15g弾を使うと、約15m先でドロップし始めるが集弾性は高い、という結果だった。ちなみに写真の右端に置いてある マルイ 電動UZI用マガジンとの互換性は無い。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

リポバッテリーを内蔵する
さて、アカデミーの電動サブマシンガンシリーズ(といっても マイクロUZI と TMP しかないが…)は、単4アルカリ電池6本使用の、10歳以上向けモデルとなっている。この設定が曲者で、電池の消耗が早くて撃てる弾数が異常に少ないという問題がある。これでは思う存分遊べないので、リポバッテリー化をお勧めしたい。7.4Vリポバッテリーに換装すれば、約600rpmで1000発以上は撃てるようになり、結果的にリーズナブルだ。11.1Vでさらに回転数を上げてみたいところだが、内蔵できるのはET1-7.4V 700mAhがギリギリの為、今後の研究課題としておきたい。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

耐久性に関して
半年ほど前に購入したアカデミー TMPは、ゲームでかなり酷使している部類に入ると思うが、本体/メカに関しては現在でも異常は無い。しかしマガジンのゼンマイ巻上げがいっぱいになると空回りしてしまうなど、少々ヘタリが生じ始めている。TMP についてはスペアマガジンの販売もあるので必要な方はGUN道場PRODUCTSまで問い合わせてみて欲しい。

遊び方を考える
サバイバルゲーム定例会などをメインに遊んでいる方には、使いどころに困ってしまうかもしれないが、色々と遊び方もあるので紹介しておきたい。10歳以上用のエアガンはパワーが低いぶん、直接肌に当たってもケガには至らないため、至近距離でも危険度が低い点が特長である。

・18歳未満の少年たちのメインウェポンとして
 マルイ電動ガンBOYSに比べて価格が安くてリアルサイズ、マルイミニ電動ガン(または電動ブローバック)よりも多弾装填が可能。もちろん大人が使っても良い。10禁ワンメイク戦なら銀ダン以上にスリリングで楽しいウェポンになるだろう。

・フィールド貸切のネタゲーム等で
 ターミネーター戦などでターミネーターに持たせるには丁度良い。レジスタンス(人間)側は持ち弾3発程度でターミネーターに着けた風船を割るなどのゲーム例がある。(ほぼ無敵のターミネーターが通常のフルパワー電動ガンで暴れると痛い事この上ないので、やめたほうが良い)

・インドアゲーム
 手狭なフィールドなら、ハンドガンやローパワーウェポンのほうが楽しめる。

・U18ウェポン ワンメイクゲーム
 どんなフィールドでも、10歳以上用エアガンに限定してゲームをすると非常に面白い展開になる。とにかく走り回ることにはなるが、子供に返ったかのようにワイワイと遊べるので、是非試してみていただきたい。

・スナイパーのバックアップウェポン
 ともかく軽量なので、緊急脱出時のウェポンとして。

・UZIファンならコレクションと割り切っても良い

マイクロUZI は価格も安く面白い一挺なので、是非お遊び用にでも試してみていただきたい。

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アカデミー マイクロUZI 電動ガンのヤフオク出品状況

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