東京マルイ VSR-10 Gスペック
ボルトアクションエアーライフル
スペック
全長:950mm – 1135mm(サイレンサー装着時)
重量:2100g
装弾数:30発
参考初速:91.5m/s(0.84J)
装備品
・フロンティア 2~7×32 FFズームスコープ
・Laylax PSS2 スイングタイプ バイポッド
スパルタン&パワフルなデザイン
VSR-10 にゲーム向けに改良を施したのが Gスペック である。スタンダード版の 美しいテーパードバレル は、力強い ショートブルバレル に変更され、サイレンサーを標準装備する。サイレンサーを外すと、全長は1mを切り、非常に取り回しの効くスナイパーライフルに変貌する。この短さは、スナイパーライフルとしては異例であろう。
専用の ボルトハンドル は動作範囲の角度が小さく、いわゆるショートストロークになり、素早い連続操作を可能とする。さらには、トリガーが大型化され、形状もストレートになり、引きやすくなった。さらに Gスペック 仕様の ホップアップチャンバーが採用され、この上ない射撃安定性を実現している。
Gスペック …さすがの 実射性能
ノーマルでは、エクセル0.25バイオBBで多少風のある中、30mで20cm程度のまとまりを見せてくれた。実際にグルーピングを計ったわけではないが、撃てば大体スコープのレティクルの中心付近に安定して当たる。これは非常に気持ちが良い。ただ、20cmの着弾ブレは大きいと言えば大きく、ピンポイントを狙撃するケースの多いゲームでは、なかなか一撃必殺とも行かないのかもしれない。VSR-10 をゲームで使うデメリット はいくらでも思いついてしまうのだが、逆にアドバンテージもあるはずで、電動ガンでは味わえない緊張感を、是非一度は味わってみて欲しいと思う。
< 電動ガンと比べた VSR-10 の アドバンテージ >
・単純にエアーガンとして、操作して撃つことが楽しい。
・故障やソース切れは無い。
・軽いので機動力が高く、射撃姿勢を作りやすい+ピンポイント射撃がしやすい。
・少ない弾数のスリル(恐怖感?)がある。
・周囲が弾幕を張る中、一撃必殺を狙うしか他にないスナイパー気分が味わえる。
・これを持つとスナイパー役にしかなれない為、隠密や連携行動に頭を使う必要がある。
・ガスブローバック/エアーコッキング戦での完全な遠距離優位性。
通常の定例ゲームなどで使うと、スナイパーアンブッシュ戦に狩り出されるか、後衛に落ち着かざるを得ないが、後衛だったとしても、(特に勢いで)攻めてくる敵を一人で受けてたつのは全く無理がある。少なくともサポートしてくれるパートナーを付ける必要はありそうだが、昨今の一般的なゲームで使うにはこの銃はクールすぎて、勝ちを得るのとは少し違う方向性になるのは否めない。
電動ガンを使わない戦いや、缶フラッグ戦、隠密行動の可能なバトルに限っては優位性が出てくるので、これで勝ってみたいのなら「ゲームメニュー」を選んだほうが良いかもしれない。経験上で一つだけ言えるのは、インドア(U-BOX)戦においては、目を見張る戦績があげられたことである。
最後に一つ足りていないのは・・・最後の仕上げ!?
ノーマルのブラック・ストックは頬付けでもしようものなら、すぐアブラが付いてプラスチック感まるだしになって醜く、正直萎えてしまう。これを何とか避けられないかと考えたのが、マルイの1911やMAC10で見られるようなシリコンオイル仕上げである。しかしノーマルのストックでは「オイル保湿」が微妙に「不可能」のため、例によってシリコン系(耐熱)塗料を塗布する。これはラバーの感触が付与される上、シリコンオイルとも相性が良いときているので、使わない手は無い。
と言いつつ、他の方法もある。写真のように明るめのカラーに変えてしまうことだ。これはグンゼのダークイエローで塗装してあり、特に冬の森林フィールドや、デザート、シティ、インドアなどあらゆる場所での迷彩効果も期待できる。
アウターバレルも同様で、その微妙につや消しぽい仕上げは、決して眺めて楽しめるレベルではない。ここは逆に、ツヤありのクリアーで「スチール感」を出すのも一案である。クリアーのラッカースプレーを吹くだけで、GUN誌に出てくるホンモノの写真のような!?、リアリティを醸し出せるだろう。
これら2点の組み合わせは絶妙で、ノーマルの安っぽさが一気に解消する。さらに使い込むほど味が出るため、満足度もあがる。ゲームで使うよりも、家に置いておく時間のほうが圧倒的に長いため、やはりリアリティがあってカッコ良いほうがいい。ぜひともチャレンジしてみてほしい外装チューニングである。
難しいチューニングポイント
VSR-10 GSPECは非常に完成度が高く、チューンアップする部分が探しづらい。インナーバレルのブレ止め(バレルスペーサー)を入れたらどうかと思えば、プラスチックのスペーサーが最初から装着されているし、気密も心配するほどではない気がする。ピストンやトリガー部分も何の不具合があろうか。そうなると、まずは「BB弾のセレクト」や「メンテナンス」、「自分」のチューニングのほうが大事かもしれない。
そんな中でまずお薦めするのは、とにかくノーマルで使い倒すことである。
◆BB弾は当然、より精度の高いものが良い。バイオ弾で言えば、マルイ<エクセル<SIIS の順で精度が高いようであり、自分でベストだと思う弾を追求する要素がある。
◆メンテナンスも、ゲーム前のインナーバレル清掃や、ピストン&ボルト部分へのシリコンオイル塗布をすることで、本来持っている最高の性能を叩きだせるはずである。
◆自分自身のチューニングは各々で考えていただきたいが、私の場合はG-SPECを信頼することと、集中力の維持だろうか。
トリガープルは戦闘向けに、不意に撃ってしまわないよう重めで設定し、スコープ調整は満足いくまで行っておく。他のあらゆる銃のことを忘れてVSR-10に賭け、絶対にヒットをとる、そんな思いでゲームに投入すれば、満足の行く結果が出る(かもしれない)。
以上は、非常に普遍的な扱い方の紹介でしかないが、弾を選ぶ、掃除するなど、やるべきことは実銃にも通ずるところがある。使い込むほどに愛着の増すようなエアーガンの代表的存在として、価値のある逸品ではないだろうか。
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