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電動ガン の記事一覧

東京マルイ H&K MP5A4 HG ~ トップクラスの戦闘力

2006/9/30 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

東京マルイ MP5A4 HG
東京マルイ H&K MP5A4 HG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:680mm
重量:2100g
装弾数:50発/200発
参考初速:82.2m/s(0.68J)

H&K MP5 は1964年に登場したサブマシンガン(SMG)である。それまでのSMGは、拳銃弾を大量にばら撒く、近距離での制圧力に特化したものであったが、MP5は瞬時の火力と精密な射撃を両立したコンセプトが大ヒットした。現在でも評価は高く、法的執行機関や軍用としても多く活用されている。

電動ガン MP5 の思い出
1992年頃に、初めて入手した電動ガンは MP5A4 であった。当時はまだホップアップ無しの仕様だったが、季節を問わず安定した射撃が出来ることに感動したものである。MP5 は固定ストックのほうが、全体のデザインが美しくまとまっていて、トイガンでも強度の心配が少なく、あらゆるシーンで万能に働いてくれるだろうと期待して MP5A4 を愛用していた。ラージバッテリー搭載の安心感という点も、A5より上だったし、ストックもまったくグラつかないので、信頼性の高さではピカイチだった。電動ガンの出始めの頃は、全弾を同じ出力でフルオート射撃できることそのものが衝撃的だった。それまでのエアーガン(ガスガン)はエアタンクは別として、フルオートで全弾撃ちつくすことすら叶わなかったのである。今でもガスガンでそうはいかないのは、残念ながら進化していない。
初代電動ガン MP5A4 はその後、さまざまなチューンを施したり、HOPバージョン MP5A5 を買い足したりして、ゲームでもかなり活躍した。スプリング、ピストン周りの交換やパーツのメタル化、メタルレシーバー換装、精密バレル、今では無いレーザーサイトやハンドガード、ドットサイト装着など、出来ることはほとんどやった記憶がある。そして、2001年頃には全てのMP5が手元を離れていた。

リニューアル版HGバージョンの登場
そして記念すべき一代目から14年ほど超えた今、 MP5 には食傷気味だと思いつつも、万能選手として、リニュアルされたHG(ハイグレード)バージョンを購入してみた。発売自体は数年前のはずである。HG版では、バレル首周りの剛性を高める強化スリーブ、金属製のリアサイトベース、14mm逆ネジのマズルが採用され、より安定性が高められている。さらに、EG700モーターがセットされ、回転も非常に軽快になっている。昔のEG560モーターやアフターで交換したEG700よりもレベルアップしている印象である。EG1000にしたら、セミの切れは一層良くなるかもしれない。
さて、ショップで現物を持ってみると、思っていたより軽く感じたが、それは最後に持っていたMP5がメタルレシーバー仕様だったからだろう。HGは、金属パーツの増点や、表面仕上げを含めて統合的にレベルアップしていて、初期のものより断然良い。トリガー形状まで変わって、使いやすさも向上しているのである。

東京マルイ MP5A4 ローマウントレイル

新型の軽量ローマウント・トップレイル
オプション装備として、まずドットサイトを載せたくなるが、クソ重たいハイマウントレールを今は使う必要もなく、軽量なローマウントを常備しておける。これもうれしい進展だ。ちなみに上記の写真では前後を逆にして取り付けているのでご注意いただきたい(これはG3の付け方)。私は、視界を広く取るため、ドットサイトをフロント寄りにつけたいがためにこうしている。しかしローマウントの場合、ドット側マウントをハイにしないとフロントサイトが邪魔で…という人がいるが、左目で標的、右目でドットを見るようにすれば、あまり関係がない。

時代と共にバッテリーも進化
ところで、今ではニッケル水素バッテリー登場のおかげで、ニッカドのラージバッテリーを使用する必要もなくなってしまった。その点で、今回の選択もMP5A5やクルツ系でも構わなかったのだが、私は総合的な信頼性やデザインをとってA4にしてみた。そして、できるだけ軽量にして機動力を確保したいため、ミニサイズのニッケル水素バッテリーをスポンジでくるんで、ストックに収納して使用する。ラージバッテリーは300g以上あり、これを入れると結構重くなってしまう。バッテリーの進化も電動ガンの楽しみを広げてくれたといえる。

東京マルイ MP5A4 HG

高い機動性、軽快な回転・・・トップクラスの戦闘力
東京マルイの電動ガン UZI SMGと比べてみると、やはりMP5の回転は高速で、車のエンジンに例えるとUZIがOHVなら、MP5はDOHCだ。立ち上がりの鋭さ・セミのキレ、ハイスピード・フルオートの弾幕は頼もしく、機動性の高さから、戦闘力は電動ガン中トップクラスといえるだろう。今回HGを手にしてみて、食傷気味だったはずの MP5 を見直すいい機会となった。持ち運びも便利で、拡張性も含めて、インドアからアウトドア、シューティングまで幅広く遊べる電動ガンである。古くからのユーザーは、同じような境遇の方も多いと思うが、改めて見直してみても良いと思う。本当に全体的なレベルが上がっていて、パーフェクト版と言うにふさわしい。

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東京マルイ UZI SMG (vol.2) ~ UZI のアドバンテージ

2006/9/27 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

東京マルイ UZI SMG 電動ガン
東京マルイ UZI (ウージー) SMG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:470mm / 655mm
重量:2000g
装弾数:40発/220発
参考初速:85.2m/s – 0.2g (0.73J)

←東京マルイ UZI SMG 前回のレビュー記事(vol.1)

コンパクトな電動ガンを比較してみる
フルサイズ電動ガンの中で UZI のようなサイズ(500mm以下)は P90、MP5K、MP5A5、G3SAS ぐらいしかないが、例えば P90 との比較を考えてみると、 UZI の優位点としては下記のようなことが考えられる。P90 は非常に人気があるが、電動ガン、ゲームウェポンとしての信頼性では、個人的には UZI が上ではないかと思っている。

東京マルイ UZI ⇔ FN-P90との比較
○ 射撃姿勢の固定されてしまうP90よりも、操作の自由度が高く、実戦向きスタイル。 UZI はハンドガン的に片手で持てる上、疲れない
○ ハンドガンよりも素早くアクセスが可能なマガジンキャッチ。どんな銃よりも優れていると言っても良いだろう。
○ P90の横置きマガジンよりも給弾の信頼性が高い。
× 光学サイト取り付け、拡張パーツの豊富さではP90が断然上。

東京マルイ UZI の優れている点
・初心者でも扱いやすい操作系。
・非常にコンパクト&シンプルで、実戦向きなデザイン。
・手元を見なくてもチェンジ可能なマガジン。
・片手保持が可能な、前後バランス。
・プラスチック製メカボックスにより、非常に軽量。
・バレル固定がしっかりしており、命中精度が高い。
・フォールディングストックが優秀で使いやすい。

・多弾装220連マガジンは軽量で持ち運びやすく、マグチェンジの緊張感も楽しめる容量。
・ニッケル水素バッテリーを使用する事で、ゲームでのバッテリー切れはほとんど回避可能。

UZI のデメリット(と 対処法)
・メカボックスのチューン、高速化が不可。(不要であると考える。バッテリー変更で回転数などのチューン可能)
・玄人的チューニングしかできない。(パーツが何も出ていないので、自分に合わせた外部加工チューンのみ可能)
・リヤのピープサイト穴が小さすぎる。(キリで穴を拡大、または削ってオープンサイト化すれば使いやすさアップ)
・光学サイトがつけられない。(コッキングレバーを外して、レールをつけることで光学サイトも取り付け可能、ただしガッチリ取り付ける工夫が必要)
・フォアグリップがチープである。(ラバーコーティング等で塗装し、質感と実用性のアップが可能)

▼UZIが、光量の高い「砂漠戦」を想定しているからか、リヤのピープサイト穴が小さくて、森林では見にくいので、穴を拡大。
東京マルイ UZI SMG ピープサイト加工

▼ドットサイトが載せられるようにレイルを装着。一瞬で照準が出来るようになり、戦闘力が上がる。
東京マルイ UZI SMG レイル装着

以上、いろいろな観点から 東京マルイ UZI 電動ガン を見てみたが、オールシーズン、インドア・アウトドア で存分に活躍できるモデルであることに間違いはないだろう。また光学サイトなど使わず、すっぴんでフルオート前提で使うのが最も適した使い方かもしれないが、いずれにしても、扱いやすさはこの上ないので、形が気に入っているのであれば是非、使ってみてほしい。電動ガンに、コンパクトさと使いやすさ、バッテリーの拡張性、コストパフォーマンスを期待するなら、個人的にはMP7A1よりも UZI がお薦めである。

→東京マルイ UZI SMG 次のレビュー記事(vol.3)

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東京マルイ UZI SMG (vol.1) ~ 特異なメカニズム

2006/9/26 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

東京マルイ UZI 電動ガン
マルイ UZI (ウージー) SMG
スタンダード電動ガン

スペック
全長:470mm / 655mm
重量:2000g
装弾数:40発/220発
参考初速:85.2m/s – 0.2g (0.73J)

実銃の背景
イスラエルのウジール・ガル少佐が自国の防衛のために、1951年に開発したサブマシンガンが UZI SMG である。プレス加工を多用し、構造が単純で高い技術が無くても生産でき、簡単な訓練で使用できるといったコンセプトで開発され、信頼性の高い銃となっている。

電動ガンでは不人気?
東京マルイ 電動ガンシリーズ の中では、微妙に不人気商品といわれてしまうのが UZI SMG である。何より、アフターパーツが無く、メカのチューンナップやカスタムができないことが原因と言われるが、私はそうは思わない。箱出しで85.2m/sという初速が出て、30~40mでの安定した命中精度をもち、コンパクトで操作性もよく、非常に扱いやすい。ゲームウェポンとして優れた一挺であることに間違いはない。さらに、UZI ならではの玄人的チューンを施せば、実に信頼性の高いメインウェポンとしてゲームで活躍してくれるに違いない。

新品箱出しでノズルが破損済み
私は新品で本製品を入手する際に、マルイ製品にしては珍しく返品交換を経験した。箱出し時にノズルのパーツが破損していたことにより(スプリングを引っ掛ける部分、これによりノズルの動作がコントロールされる)、1発たりとも弾が出ない不具合品だったのである。比較的もろいプラスチックが使われているのか、ロットによる不具合なのか、はままたショップサイドの問題なのかは分からない。(ただし、返品交換後のUZIは2年経過しても一切不調は無い 2008.11)

特異な「バージョン5」メカボックス ~OHVエンジン的システム~
マルイ UZI のメカボックスは、他に比べると非常に特異な構造をしている。シリンダーの中をインナーバレルが貫通していて、ピストンを前向きに駆動するなど、普通では思いつかないような構造だ。しかし、やや複雑となってしまい、高回転化が難しいシステムとなっている。ハイサイクルで大火力を求めることは不可能な電動ガンなのである。

東京マルイ UZI SMG 電動ガン メカボックス

その構造は、自動車のエンジンでいうOHV(オーバーヘッドバルブ)システムに似ている。他のメカボックスは OHC(オーバーヘッドカム)型といっても良いかもしれない。OHVは古くからあるエンジンの形式で、カムをクランクシャフト側に置いて、下から長い棒(プッシュロッド)でバルブ開閉を行う機構である。部品点数が少なく構造が単純なため、軽量・コンパクトで整備しやすい。またエンジンの全高を抑え、重心を低く設計できるのが特徴で、高回転が苦手という側面をもつ。今でもアメ車やトラック等に多いのは、その車種の特徴が生かせるからであろう。(大排気量+トルク重視で高回転が不要+トラックではシート下に置かれるエンジンの全高を抑えられる)

UZI の バージョン5 メカボックス は、プッシュロッドを持つその「構造」とロッドの慣性によるもたつきから「高回転が苦手」という点でOHVエンジンに似ている。まずは見ての通り、その全高は他バージョンのどのメカボックスに比べても低い点。そして、回転を限界以上に上げていくと、ピストンを押すプッシュロッドの「戻りスピード」が、モーター及びセクターギヤの回転に追いつかなくなって、クラッシュしてしまうという点である。プッシュロッドはピストンを押したあと、弱めのリターンスプリングで押されて戻るが、高回転ではメタル製のプッシュロッド自体の重さによる慣性に、スプリングの弱さが負けてしまう。
このリターンスプリングを強化することで、高回転にも対応できる可能性はあるが、プラスチック製のフレームにダメージを与えうるため、機関部分の強度の総合的な見直しが必要となるだろう。プッシュロッドを軽量化するという方法も同様の効果が見込めるかもしれないが、残念ながらカスタムパーツとして出ていない。

そして「高回転」に関連する事では、マルイUZIには純正のニッカドバッテリー8.4V 600mA以外は使用できない、と説明書でも書かれていることからも、限界の低さが見て取れる。高電圧やラージバッテリーがだめだというのは、電力の増加による回転数のアップにシステム(メカボックス)が耐えられないということである。OHVエンジンと同様、プッシュロッドの存在がその原因となる。
しかし、多弾数発射および、長時間の使用を目的として、大容量のバッテリーを使う方法はある。

マルイ UZI ニッケル水素バッテリー

ニッケル水素バッテリーでスタミナアップ&回転下げのデチューン
さて、マルイ純正の600mA程度のバッテリーでは実質700~1000発、つまり多弾マガジンを3-5本も撃つとバッテリーが息絶えてしまい、ゲームではなんとも心もとい。
そこで、今主流となりつつある、ニッケル水素バッテリーを使用することで、ラージサイズの容量を確保しつつ、電圧を7.2Vに下げることでバランスをとるチューンが可能である。8.4V 1400mAhのNHバッテリーを 7.2Vにデチューンすれば、ノーマルAKニカド使用時の(700-850rpm、実質800rpm程度か) に対して、回転数は安全圏(650~700rpm程度)まで下がり、3000発以上の発射も可能となるというわけだ。方法は1セルを切り落としてコードをハンダ付けするだけである。またさらに、ヒューズを外して直結させるれば、やや回転数を取り戻すこともできるだろう。

ニッケル水素の電圧を下げると、セミオートのレスポンスはどうしても鈍くなってしまう。セミオート・オンリーで使用する場合には、8.4Vのままのほうがトリガー・タイムラグが少なくて良いので、両方持てばシチュエーションによって使い分けられる。ちなみに8.4V 1400mAhを使用すると、バースト撃ちで早くも給弾不良が発生したりする。回転はやはり速くなり、壊れそうな雰囲気があるなので、4バースト以上の連射は試していない。
電圧を下げる場合は、フルオートをメインで活用する場合に向いている。しかし、このデチューンで回転が下がるとはいえ、実際にゲームしてみて不利になった事はない。回転が遅めになるということは「無駄弾を減らせる」という利点があり、より「リアルな回転数」でUZIの撃ち味や撃ち方を楽しむことができると考えれば良い。
(※2010年、7.4Vのリポバッテリー登場によってレスポンスも大幅に改善した)

実銃においても UZI は、フルオートで600rpmと比較的低回転型に設定されているが、マルイ UZI も前述のバッテリー・デチューンにより、それに近い状態でいざ実戦投入してみると、なぜウジール少佐がこの回転数で設定したのかが分かってくるようで面白い。GUN誌10月号のDVDでも実証されているが、実銃のノーマル UZI の回転は遅めだが、フルオートでの優れた集弾性に驚かされる。しかしライトチューンで900rpmまで回転数を上げた カスタム UZI は15mでもかなり弾が散ってしまい、コントロールが難しくなっているのだ。このリアリティーを感じるのもまた楽しみといえる。ちなみに マルイ UZI は肩づけして撃つと確かなリコイルが感じられるのも面白い。これはピストンが後ろ向きに叩いていることよりも、前述の “OHV”プッシュロッドが戻ったときの反動が大きいと思われる。

実銃の UZI はオープンボルト+9mm弾ということが利点でもあり、欠点でもある。オープンボルトシステムの特徴は、WAのミニUZI を扱ってみると分かるが、重いボルトが前に走って激突してから発射するため、厳密な集弾性能は追及できない。また、扱い方もオープンボルトなりの慣れが要求される。だが、それだけで良し悪しを語るべきではないだろう。特にエアソフトガンでは、そういうことがなんら関係なく楽しめることは美点と考えたい。50年の歴史をもつ古い銃が、電動ガンともなれば他と対等に渡り合えるということが面白くもあるのだ。

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東京マルイ UZI SMG のヤフオク出品状況

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