GUN道場レビュー

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マルシン アナコンダ 6インチ Xカート (vol.2) ~ 意外に伸びる有効射程

2010/7/01 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン アナコンダ Xカートリッジ
マルシン コルト アナコンダ 6インチ
8mm ガスリボルバー
Xカートリッジモデル

スペック
全長:310g
重量:590g (+ Xカートリッジ 174g)
装弾数:6発 8mmBB弾
初速:80.2m/s – 0.34g (8月計測)
・シングル/ダブルアクション
・可変ホップアップ

←マルシン コルト アナコンダ 6インチ Xカートリッジ 前回のレビュー記事 (vol.1)

先日、CKF(千葉北フィールド)で マルシン アナコンダ のテスト&実戦を行ったインプレッションを載せておきたい。考えてみれば、8mmBB弾を屋外で撃ったことが無かったが、室内で撃っていても0.34g弾は不安定に反れることは知っていた。この機会に弾を割ってみたところ、0.34gは内部に2mm程度の気泡があり、そのバラつきとつまずきホップによって、弾道が反れるであろうことが伺える。逆に0.45g(生産中止品)は、気泡が皆無に等しいくらい微量だった。

CKFで実際にシューティングテストをしてみたところ、0.34g弾では25m先のマンターゲットサイズにロクに当たらず、0.45gならマンターゲットにはほぼ当たるという結果になった。

次に0.45g弾を、見通せる場所で撃ってみたところ、有効射程的には40mほどまっすぐ飛んでいく。これは同時にテストした、G&G F2000 電動ガンとそう変わらない。8mmのしかもリボルバーがこんなにも飛ぶのかと驚いた。もちろん、電動ガンほど精度を求められるレベルではないものの、6発中1〜2発ぐらいは、大体狙ったあたりに着弾する。まあ、6発中2発(30%)というところが結果的に使えないところではあるが、ともかく質実ともに1発あたりの重みがあり、撃って面白いということに変わりは無い。

あとはまだ、8mmエアガンでゲームに参加する人をほとんど見ないため、自分自身が8mmのヒットを食らったことが無く、どんな感触なのか気になるところなので、次はそれをテストしてみたい。着弾の様子から想像するに、たいして痛くはないが、音にビックリしそうな気はする。

その後… アナコンダ は屋外リボルバー戦でメインウェポンとして大いに活躍している。8mmのバイオBB弾(0.35g)はなかなか安定した飛びを見せ、ボールを投げるかのような弾道を描いて飛んでいくので、比較的狙ったところに当てられる。弾速を考慮した未来射撃により、20mほど先で右から左に走っていたプレイヤーまでヒットできたりもした。相手が止まっていれば20m先での2発連続ヒットも可能で、 アナコンダ 6インチ 侮るべからずといったところだ。ちなみに 4インチ では、6インチほどの安定性は得られないため、より至近距離での射撃が必要になる。
しかし、8mmBB弾は何度撃たれても痛い。6mmのパシッという着弾と異なり、ドンッという重い衝撃と痛みが走るのである。もっとも薄着の私服で遊んでいるからそうなるのだが、それでもリボルバー戦にはやめられない面白さがある。皆様にも是非一度、体験してみていただきたい。

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マルシン S&W M36 チーフスペシャル 8mm Xカートリッジ ~ キットモデルに挑戦!

2010/6/25 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ
マルシン S&W M36 チーフスペシャル 2インチ
Xカートリッジ
8mm ガスリボルバー

スペック
全長:163mm
重量:315g (HW版390g)
装弾数:5発 8mmBB弾
参考初速:39.5m/s – 0.34g (0.265J 6月計測)
・ABS仕様 (光沢ブラック素地)
・シングル / ダブルアクション
・固定ホップアップ

懐かしのキットタイプ・エアガンに挑戦!
どんどん刷新の進んでいる、マルシンの Xカートリッジ リボルバー シリーズだが、その中の二機種だけ、キット形態でも販売されているものがある。
それが、S&W M36 チーフスペシャルと、ポリスリボルバー だ。キット形態のエアガンというのは、プラモ全盛期の少年時代を過ごしたアラフォーには懐かしい限りだ。箱を開けたときの、部品が配置された様子は、子供のころのワクワク感を思い出させてくれる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

さて、このキットモデルは、パーティングラインがしっかりと残っていたり、フレームの表面がABSプラまるだしだったりして、きれいに磨いて仕上げたいなあと思いながら、そのまま放置しがちになるのが難点である。完成の夢を見つつ、危うく放置しそうだったので、もう仕上げは何でもいいから、とにかく素組みだ!と製作を優先した。

▼組み立てられるのを待っているかのようなパッケージ。ワクワクする眺めである。
マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

思ったより難易度が高い…
マルシン の モデルガンキット は、リボルバーからライフルまで色々と作ったことがあるが、特に S&Wリボルバー は部品点数も少なく、それほど難しいものではないと思っていた。しかし、今回の M36 チーフスペシャル は他の大型リボルバーに比べて部品が細かく、けっこう難しかった。これは慣れた人でないと苦戦するに違いない。

・小さいスプリングの区別がつかない
説明書に実寸図がついているが、小さいスプリングはどれが何だか分からない。 過去のリボルバー組み立ての経験から、半分、勘で選ぶという始末・・・組みあがった感じでは特に問題なさそうだが、初めてこういったものを組むという方にはあまりお勧めはできない。

・メカニズム構造が特殊
M36 チーフスペシャル の シリンダーストップ や アクションレバー などは、他の大型リボルバーに比べて構造や組み付けがややこしい。説明書には頻繁に、「より慎重に作業してください。」と記載されている箇所があり、そこではトライ&エラーを繰り返さないと、完了にはたどり着かない。それをやっているうちに、構造や造りを覚えられるという副産物はあるが、久々に悪戦苦闘した気がした。

完成 制作時間は約1時間 
細かいパーツで悪戦苦闘をしたものの、ようやく完成。特に削りや磨きなどの加工をしていない、本当の素組みだが、メカにシリコンオイルスプレーを拭いて何度か動作させると、非常に調子よく動いた。BB弾の発射にもまったく問題なく、さすがは MADE IN JAPAN だ。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

38口径 Xカートリッジの仕様
チーフ用Xカートリッジの重量は9gと、Xカートリッジの中では最も軽い。参考までに、M29クラシック の 44マグナムXカート(6mmバージョン) は1本27gある。それもそのはず、38口径サイズのカートから8mm弾を打ち出すため、極限まで素材が薄くなっているのである。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

一つ気になったところとしては、カートリッジの真ん中あたりにBB弾が保持される点がある。これはツールか何かの棒でつつかないと、弾がセットできない仕様だ。他のXカートでは、ツール無しで前方から手で込められる利便性があったので、すこし不便に思った。さすがに2インチのバレル長では初速が出なさすぎるのだろうか。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

HKS スピードローダーとの相性
M36 チーフスペシャルには、5発装填用のスピードローダーが使用できる。
しかし、Xカートを差し込むと、そのままではきつくてロックがかからなかった。これは、Xカートの径がわずかに大きいことを意味しており、下記の写真で、底のほうに見えているツメの先を少し削ることで、きれいにロックできるようになる。リューターがあればかなりカンタンだし、小さな平やすりでも削れる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

Xカート化により、シリンダー内のインサートが無くなったため、スピードローダーからの装填はスムーズそのもので、カートリッジがストンと落ちてくれるようになった。こうなると、リロードがとても楽しい。
Xカートリッジ・リボルバーは、超お気に入りアイテムとなり、結局ほとんどのモデルを揃えてしまったため、近々特集ページを組んで詳しく紹介したいと思う。

→ マルシン M36 チーフスペシャル 次のレビュー記事 (6mmバージョン)
→ タナカ S&W M36 ジュピターフィニッシュ のレビュー記事も読む

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マルシン コルト アナコンダ 6インチ Xカートリッジ (vol.1) ~ 迫力の撃ち味。マグナムリボルバーの醍醐味を堪能

2010/6/14 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン コルト アナコンダ 6インチ Xカートリッジ
マルシン コルト アナコンダ 6インチ
8mm ガスリボルバー
Xカートリッジモデル

スペック
全長:310g
重量:590g (+ Xカートリッジ 174g)
装弾数:6発 8mmBB弾
初速:80.2m/s – 0.34g (8月計測)
・シングル/ダブルアクション
・可変ホップアップ

コルト アナコンダ とは?
コルト アナコンダ は、有名な コルト パイソン (357マグナム) の兄貴分で、44マグナム弾に対応した大型リボルバー。S&W M29 と同じクラスということになる。全体のデザインは パイソン を踏襲しており、パっと見では区別が付きにくいかもしれないが、パイソン よりも一回り大きい。S&W でいう M586 と M29 の関係と同じだ。現在、トイガンのラインナップはマルシンのみで、バリエーションとして 4インチ・6インチ・8インチ バレル、仕上げにブラック(ヘビーウエイト)仕様、シルバーABS仕様がある。さらに、マルシンオリジナルのカスタムモデルとして、アンリミテッドリボルバー(ブラックHW/ シルバーABS)、コンストリクターが存在する。

マルシン コルト アナコンダ Xカートリッジ

最高に楽しい Xカートリッジ!
8mmリボルバーは、今まで何度もサバゲーで使おうと思っていたが、ローディングに手間がかかることや、弾が高いなどで、なかなか持って行くことが無かった。しかし今回ようやく、Xカートリッジ をもってインドア・サバゲーに投入。Xカートリッジ化されたことにより、さまざまな利点が生まれているので、紹介しておきたい。8mmはこれまでに独自の進化を遂げたが、ここにきてようやく鑑賞やシューティングを楽しむにも最適なリボルバーに仕上がったと言える。

Xカートリッジ化されたことにより、外観および機能の面で大幅なレベルアップを果たした。
1. カートリッジがリアルなマグナム弾形状になった(スピードローダーを使った再装填が一層リアルになった)
2. カートリッジ前方から指で弾込めか可能になった(専用ツールなしで給弾が可能)
3. LD2の廃止、スペリアルバレル+可変スーパーソニックバレル(SSB)への変更
とさまざまな進化をとげている。シリンダーが筒抜けになったことで、ダミーカートリッジを入れると、本物と見紛うばかりの緊張感を味わうことができ、もはやモデルガンを超えた領域にも思える。

▼XカートはHKS スピードローダー 29-Mにもジャストフィットする。
マルシン コルト アナコンダ Xカートリッジ

サバゲー実戦インプレ ~迫力の撃ち味、リボルバーの醍醐味を堪能
ゲームにおいてはもちろん・・・実戦での結果など求めてはいけない。6発撃つよりも、ガチャガチャと排莢して再装填している時間のほうが長かったり、敵に当てるよりも、被弾するほうが多い有様だったが、インドア戦で使ってみたところ「面白さ」ではかなり高いレベルにあった。ダブルアクションではトリガープルが重く、着弾がものすごくブレてしまうため、常時シングルアクションで1発必中を狙った立ち回りをしてみたが、オートマチックでありがちなムダ弾が一切無く、思った以上にヒットはとれる。とくに6インチモデルは意外に弾道が素直で伸びる。8mm弾では軽量となる0.34g弾(6mm換算では0.14g相当)を使ったが、発射音や着弾の音が激しく、間近にいたプレイヤーが驚いた様子も伺えた。

マルシン独自の、LD2(ダブル・ホップアップ機構)が廃止されたものの、インナーバレルは共用しているようで、前方の穴が内側から単にテープでふさがれていたり、SSBのホップパッキンも随分前方にあり、不安定なつまづき型ホップとなっている。もはやバレルの精度や、ホップパッキンがどうという次元とは異なるが、10〜15mぐらいまでは比較的真っ直ぐ飛ぶので、使用上とくに不満は無かった。

8mm Xカートリッジリボルバーの特長
・リアルなカートリッジ形状とリローディング操作
・質実ともに大口径の弾
・力強い発射音
・迫力のある着弾音

これらの特長どれをとっても、「マグナムリボルバー」をエアガンで具現化し、ついに完成させたのが 8mm Xカートリッジ といえるだろう。

マルシン アンリミテッドリボルバー Xカートリッジ
コルト アナコンダ をベースに、コンペンセイター付ヘビーバレル、マウントベース、アンダーマウントを装着したヘビーデューティな仕様。トップヘビーで、使いこなすには練習とコツがいるが、ハンパない迫力の、ゴツい外観は魅力的だ。
スペック
全長:315mm
重量:ブラックHW 1135g / シルバーABS 940g
初速:80.3m/s (0.34g/8月)
マルシン アンリミテッドリボルバー Xカートリッジ

→マルシン コルト アナコンダ 6インチ Xカートリッジ 次のレビュー記事 (vol.2)

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マルシン アナコンダ Xカート のヤフオク出品状況

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