GUN道場レビュー

エアソフトガン、電動ガン、ガスガンのレビューサイト
Subscribe

東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ (vol.2) ~ リアル カートリッジ 仕様への変更

2010/11/21 By: maxi カテゴリー: リボルバー


東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ カートリッジ仕様
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ
ガスリボルバー
カートリッジ仕様

スペック
全長:243mm
重量:535g
装弾数:24発
・固定ホップアップ機構
・初期型 SMITH&WESSON刻印
・ガンブルー塗装仕上げ

装備品
マルベリーフィールド .357 リアルカートリッジ
初速:62.5m/s – 0.2g (0.39J 11月測定)

←東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ 前回のレビュー記事 (vol.1)

カートリッジ仕様への変更で、リアルな M19 に!
東京マルイ M19 は、キャロムショット と マルベリーフィールド から販売されている メタル カートリッジ仕様 に カスタム することで、リアルさがグンと増す。元々の24連射システムはオミットして、6発装填ということになるが、何より金属カートリッジで装填できて、重量感も増すうえ、若干パワーも上がるというオマケ付きだ。

カートリッジ方式の S&W M19 コンバットマグナム は、モデルガンを除いて現在、クラウンモデル のみが ガスガン / コッキングエアガン としてモデルアップしている。クラウンモデル の ガスリボルバー は、低価格 かつ 比較的 高めの初速を打ち出せることでロングヒット商品となっているが、カートリッジ は 空薬莢タイプで、シリンダーにインサートがあり、スピードローダー も適合していないところが、若干残念である。

東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ カートリッジ仕様

カートリッジ式へのカスタム方法
カートリッジへの換装作業は、難しいものではない。取扱い説明書に忠実に作業すれば良いだけだ。

<取扱い説明書の説明文>

例1 … 簡単に加工をする場合
シリンダーの前から5mmくらいの棒で叩いて、中身を出してください。そのままでご使用いただけます。
例2 … 後で元に戻したい場合
右側面シリンダー下のネジを緩め、ヨークごと外してから、エキストラクターロッドを回し(S&Wは逆ネジ) 分解します。エキストラクターまで順番にカラー等を外すと中身が簡単に取りだせます。尚、パイソンの場合は、取扱い説明書P-5の、[5] シリンダーセット時の注意をお守りください。

▼シリンダー内部の分解状態。この機構が6つ収まっていることになる。例1の叩き出す方法では、リム部分のツメが折れて再使用できなくなる。
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ カートリッジ仕様

▼カートリッジ化により、HKS の スピードローダー が使用できるようになる。シリンダーサイズ的に、M10 用(右) とパイソン 357マグナム用(左) のどちらでも対応できた。
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ カートリッジ仕様

東京マルイ M19 は カートリッジ化によって、この上ないコレクションアイテムとなるに違いない。モデルガン用のダミーカートを入れて観賞用とすることも出来る。サバイバルゲームで使用するには、パワー、装弾数 とも足りないが、絶対的な性能ではなく リボルバーを使ってみたい、楽しみたいという方も多いのではないだろうか? 機会があれば是非、GUN道場 リボルバー戦 にも参加してみていただきたい。

2012年に 再販 が決定!
2011年10月のホビーショーで、M19 コンバットマグナム の 再販 が発表された。さらに、M19 のステンレスモデルである M66 および、今まで無かった 2.5インチ仕様 が登場する。現行の コルト パイソン と同様の バージョンアップ版 (Vパッキン、可動式ローディングノズル採用) となるようだ。

→東京マルイ M19 コンバットマグナム 次のレビュー記事 (vol.3)

東京マルイ M19 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ M19 マグナム’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ M19 のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる★リボルバーカタログ★リボルバー戦

東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ (vol.1) ~ ゲームでの戦力化を目指したガスリボルバー!

2010/11/20 By: maxi カテゴリー: リボルバー


東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ
ガスリボルバー

スペック
全長:243mm
重量:535g
装弾数:24発
初速:53.5m/s – 0.2g (0.28J)
・固定ホップアップ機構
・初期型 SMITH&WESSON刻印
・ガンブルー塗装仕上げ

1999年頃に 東京マルイ から発売された ガスリボルバー S&W M19 コンバットマグナム。独創的な給弾機構と、安定性の高いホップアップシステムで、それまでの リボルバー型エアソフトガン の常識を破ったモデルとして登場した。

▼S&W M19 のパッケージ。発売当初は、SMITH & WESSON M19 としっかり書かれていた。
東京マルイ M19 パッケージ

▼4インチモデルは ホーグタイプ ラバーグリップ が標準だが、本品は スクエアバットの オーバーサイズグリップ に変更している。クラシカルで、エッジが立っていてこちらのほうがカッコイイと思うのは私だけだろうか?
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ

▼SMITH & WESSON の刻印。この後、COMBAT MAGNUM という刻印に変更されることとなる。
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ

高級感ではタナカ ペガサスに大きく道を譲る
シリンダー が金属で、メカニズムも本物と同じ機構を再現している タナカ ペガサス リボルバー に比べると、質感、作動感、重量感など 全ての面で マルイ M19 にオモチャっぽさがあるのは否めない。撃った感じも同様で、メインスプリングにピアノ線を使っているからか、ハンマーがバウンドする感触がある。

▼ダミーのリムが別パーツで再現されたシリンダー後部。固定されているが、雰囲気は出ている。
東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ

さて、東京マルイ M19 のアドバンテージは、高性能なホップアップシステムによる弾道の安定性は言うまでもないが、簡単に フルサイズ カートリッジ仕様 に変更できる点である。これは、タナカ ペガサス リボルバー には絶対に出来ない。個人的にはやっぱり、 リボルバー は、カートリッジ で遊びたいなと思うわけで、特に マルシン の Xカートリッジ シリーズ(8mm) は大いに気に入っている。東京マルイ の M19 と パイソン は、カートリッジ化したところで、エジェクターロッドが可動しないので、排莢時の雰囲気はイマイチだが、スピードローダー を使った リローディング をする時にはテンションがあがる。次の記事では、カートリッジ方式 への カスタム方法を紹介したい。

→東京マルイ M19 コンバットマグナム 4インチ 次のレビュー記事 (vol.2)

東京マルイ M19 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ M19 マグナム’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ M19 のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる★リボルバーカタログ★リボルバー戦

タナカ S&W M36 チーフスペシャル ~ お宝リボルバー!ジュピターフィニッシュ

2010/11/01 By: maxi カテゴリー: リボルバー


タナカ M36 チーフスペシャル ジュピターフィニッシュ
タナカ S&W M36 チーフスペシャル 2インチ
スチールジュピターフィニッシュ
ペガサスシステム ガスリボルバー

スペック
全長:165mm
重量:430g
装弾数:10発
参考初速:56.3m/s (0.32J)
・固定ホップアップ

装備品
・タナカ M36用 グリップアダプター
・タナカ M36用 木製グリップ

仕上げ技術の集大成。お宝級アイテム
2010年は各メーカーともジャンルを問わずに新作が目白押しで、次から次へと欲しいものが出てくる。エアガンラッシュ年といっても良い状況かもしれない。その中の一つに、タナカワークスのジュピターフィニッシュシリーズも挙げられる。
今まで不可能とされてきた、ヘビーウエイト素材にメッキを施す手法がついに開発され、仕上げにも相当な工数をかけて、トイガン史上最高のリアリティを再現したのがこの「ジュピターフィニッシュ」だ。特に、今回発売された S&W M36 は、初の ジュピターフィニッシュ × スチールフィニッシュ となり、かつてないほど最高の出来栄えになった。あまり大量に生産できず、再生産の予定も未知ということもあり、気に入ったら早めに手にしたほうが良い。こういった、古くからのガンマニアも納得の商品を出してくれるのは非常に嬉しく、メーカーの情熱に感謝したい。

タナカ M36 チーフスペシャル ジュピターフィニッシュ

素晴らしい輝きと重量感
ジュピターフィニッシュ は、これまでの「スチールフィニッシュ」よりも、さらに鉄っぽく仕上がっているように感じる。部分的に僅かな磨き跡のようなものがうっすら見えるためかもしれないが、知らない人に見せたら鉄だと思われかねないほど、トイガンの概念を超えていると言える。もはや美術品と言っても良さそうなものだ。
スチールフィニッシュ (ABS) モデル の重量は350gだったが、この スチールジュピターフィニッシュ は430gと手のひらにズッシリくる、程よい重さになっている。

タナカ M36 チーフスペシャル ジュピターフィニッシュ

気持ち良いS&Wアクション
タナカワークス の S&Wモデル は、非常にスムーズで確実な動作を見せてくれる。今では、たかが「ダブルアクション」なのかもしれないが、テコを 2重に組み合わせ、トリガープルの軽減を図った S&W の構造を見事に再現していて、ダブルアクション時の滑らかな撃ち味には毎回、感動を覚えるほどだ。
これまで色々なモデルガンも触ってきたが、タナカ・ペガサスリボルバー の再現性は最高クラスといえる。モデルガンでは、カラ撃ちするのに躊躇してしまうが、こちらはガスガンということもあり、カラ撃ちしても特に問題が無く、存分にアクションを楽しむことができる。

▼うっすらとした磨き跡のようなラインが、スチールの実銃を彷彿とさせる。
ハンマー/トリガーのケースハードン仕上げも素晴らしい。
タナカ M36 チーフスペシャル ジュピターフィニッシュ

ガスの入れすぎに注意
ペガサスはガスを入れすぎるとハンマーの力でバルブが叩けなくなってしまう。ガスを入れたのに、撃っても本当のカラ撃ち(ガスが出ない)になってしまう場合は、シリンダーを固定する「ロッキング・プランジャー」の中心部にある「アーム・プランジャー」をドライバーなどでグッと押しこんで、ガスを抜けば撃てるようになる。
ブローバックハンドガンの感覚で、ガスを補充してしまうクセが私もあるが、ペガサスは燃費が良いため、内部のガスが完全に切れるまで補充はしないほうが良いかもしれない。

タナカ M36 チーフスペシャル ジュピターフィニッシュ

総評
リボルバー本来の美しい造形に加え、表面仕上げはモデルガンを凌駕するもので、そのホンモノのような輝きは何度眺めても飽きが来ないものだ。サバイバルゲームで使うには気が引けるが、お宝的なコレクションとしてこの上ない満足感が得られる。ジュピターフィニッシュシリーズは、高価に見えるかもしれないが、個別で同様の仕上げカスタムを行ったらこんな価格では到底無理だろう。むしろ、よくこの価格でやってくれたと思いたい。

→マルシン S&W M36 Xカートリッジ のレビュー記事を読む

タナカ M36 チーフスペシャルの販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’タナカ M36′ sort_type=’6′ category=’101164′]

タナカ M36 チーフスペシャル のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみるリボルバー特集