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マルシン M629クラシック (旧カートリッジ式) ~ 侮れない実力!

2006/12/23 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン S&W M29 クラシック
マルシン S&W M629クラシック
ガスリボルバー
※ブラックモデルは正確には「 M29クラシック 」

スペック
全長:273mm
重量:740g
使用弾:6mmBB弾
装弾数:6発 (旧カートリッジ式)
参考初速:72.3m/s(0.52J)

実銃の紹介
1956年に登場し、.357マグナムを超える .44マグナム弾を撃てるということで 最強の拳銃 として話題になった S&W M29 。
M29クラシック は、M29 を改良進化させて、1991年に登場したモデルである。 コルト アナコンダ の対抗馬として設定されたという見方もある。反動による銃身の跳ね上がりを抑えるために付けられたフルラグのバレルが大きな特長となっており、射撃時の安定性が増している。

冬はリボルバーの季節!?
いや、満足にゲームが出来ていれば私からそんな台詞はないはずである。雨天や、家庭事情のためしばらくゲームが出来ていないゆえ、勝手に「季節化」してみた。その「へりくつ」はこうである。満足にゲームが出来ない→でも撃ちたい→外では気軽に撃てない→家の中で撃つ→静かに楽しめるエアーガン→リボルバー。結果、この冬はリボルバーに傾倒してみることにした。ただしもちろん近い将来的なゲームでの活用性もしっかり考えているつもりではある。

マルシン M29 の歴史
さて、 マルシン の ガスリボルバー M29 シリーズ といえば約20年前に カートリッジ式の S&W M29 が発売され、私は S&W M629 6インチ を購入して、ハンマーが折れるまで遊んだ覚えがある。もちろん M29 への興味は 映画 ダーティーハリー が元だったが、当時としては革新的な ガスリボルバー の登場に胸を躍らせたものである。今回の M29クラシック は、つい気分がその時代に遡ってしまったが、このモデルは バイオハザード3 (カプコン) で登場したゆえに話題を呼んだそうである。マルシン のこのモデルは、ブラックバージョンもシルバーメッキバージョンも M629 と刻印が打たれているが、ブラックモデルは M29クラシック が正しい呼び名だ。さすがにコスト削減の跡なのであろう、 M29Classic の刻印が無いのは少々残念でもある。

マルシン M29 クラシック

ニ世代前のシステム…だが侮れない実力!
可動式フォーシングコーンが当時とまったく変わっていないところに驚きつつ、ハンマースプリングがただのピアノ線であるところに郷愁を覚えたが、実射してみると昔の マルシン M29 とは撃った感触が違う。このリボルバーは、マルシン が マキシ・シリーズ を展開していた時期のシロモノなので、規定内とはいえパワー感が備わっている。とくにシングルアクション時のガス吐出量や発射サウンドは、昔の M29 よりレベルが高くて、素直に楽しく、頼もしいと思った。

残念ながら、このリアルさに欠けた 真鍮製の カートリッジ は正直無くてもよい気がする。こんなヘンテコなカタチのカートなら、あまりうれしく無い。さすがにここは昔と違い、フロントにBB弾を装填する仕様になっている。また、Oリングが細く、BB弾に余計な抵抗を与えない設計となっており、実際に命中性能が意外に高いのは評価できるポイントといえよう。現在リボルバー業界?をリードする タナカワークス のそれよりも命中精度は期待できる。

マルシン M29 クラシック

さてこの M29クラシック を サバイバルゲーム でどう運用するか。まずメインにするなら インドア フィールド であることは間違いない。実際、真冬のうちに、 インドアフィールド(U-BOX) を予約してあるが、しかもあえて全員が ガスガンオンリー / 電動ガン禁止 / 加温装置禁止 で展開する予定を組んでいる。となると、この リボルバー の活躍するチャンスもあるといえる。最初から リボルバー 前提で組んだバトルではないが、上記のような制限を加えると生かせるに違いない。
オートマチック は マガジンの加温無しで おそらく冬場は 5-6連発 がいいところと考えられるので、FIXEDガスガンである リボルバー なら多少は対抗できるだろう。何より「リボルバーで戦う」スリルと楽しさは、他の銃では味わえないところでもあるので、是非試してみてほしい。

インドア〜少人数のバトルロワイヤルで大活躍
自分を含めて7名、全員6発限定という最小限のルールでバトルロワイヤルを行ってみた。自分はこのM29クラシック、他の一人はスナイパーライフル5発+マルイ パイソンに1発、ある者はマルイ エアコッキングUSP などというように、まさに全員が思い思いの、ギリギリ最小限の装備で挑んだ。

何ターンか行ったうちの一度は、結果6発で4人までヒットすることが出来た。そのターンではたまたま移動・回避がうまくいったのかもしれないが、弾数が無いときは、必然的に(精神的にも)、「接近+シングルアクション+サイティング射撃」を行うことになり、命中精度を10m未満と想定のうえで接近して、確実に仕留めることを主眼においた成果に違いない。
バトルロワイヤルは自分以外が全て敵、という実に恐ろしいゲームだが、その中でこのM29クラシックが光ったのは、安定したパワーと素直な弾道、動作の信頼性であった。是非また、次回インドア戦にも使用したい。

→マルシン M629クラシック 次のレビュー記事 (vol.2)

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マルシン .44 オートマグ クリント1 ~ 美しさと力強さのコラボレーション

2006/4/17 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム
マルシン .44 オートマグ
8mmBB BLOWBACK MAXI (8mm ガスブローバック)

スペック
全長:333mm(クリント1)
重量:1040g
装弾数:10発
・可変ホップアップ

※写真は全て 6インチ ショート カスタム

色あせない美しさ。ついに決定版 オートマグ が登場!
ゲームで使えないであろうことを知りつつも、購入してしまったマルシンの 8mm ガスブローバック オートマグ クリント1。 オートマグ のエアーガンとしては、東京マルイ の エアーコッキング がかなり昔からあって今でも現役だし、マルゼン から 固定スライドのガスガン なども出ていたが、ガスブローバックはこれが初のモデルアップである。子供のころからの夢だった、 オートマグ の ガスブローバックモデル がついに出て、手に入れないわけにはいかない。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

しかしここにきて オートマグ というのは、ノスタルジーでしかないのだろうか。。実際、手にして、改めて分かったその魅力とは、他のガンとは異なる「美しさ」であり、それが時代を超えても変わらないということだった。斜め前、または斜め後ろからの眺めは何十年たとうが「絶品」である。太くて武骨なデザートイーグル.50と比較すると、オートマグはかなり細身で、何かしら色気があるのだ。言ってみれば、リボルバーのそれに近い。
私の場合、映画 ダーティーハリー でこの オートマグ が出てきたことよりも、元々のデザインの美しさに対して、魅力を感じる比重が大きかった。特に、ホールドオープン状態のエジェクションポート側からの眺めは何とも、古き良き機械らしく、お気に入りのアングルだ。
ブローバックガスガンとしての完成度は、思ったより高く、しかも 8mm弾を使用するので、リアルさと撃った迫力、サウンドは想像以上で、とても楽しいガスガンに仕上がっている。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

購入時にはすこしエピソードがある。珍しく店員への相談なしで指名買いをしてみたのだが、発射チェックをしてもらうと、これがどうした事か、全く動作しない。ハンマーがカチッと落ちるだけだ。…ここで買う気が50%削られてしまった。しかし、ベテランぽい店員が、マガジンのバルブ動作不良を指摘し、ちょちょいとオイルメンテ。一発で直ってしまった。ガスブローバックガンは、どのメーカーにもかかわらず、基本的にバルブのオイルを切らしてはならない。今更ながら再認識したのだった。そして直ったオートマグを数発、試射させてもらう。
これが何とも小気味よく、硬質で鋭いブローバックを見せてくれるではないか。金属製のボルトが動く鋭さや重みが伝わってくる。マルシンのブローバックは今までの経験…リアルカート式のCZ-75やコルトガバメントの2段引き仕様の思い出からは、あまり期待していなかったが、何のことはない、確実に進化したようである。
フィーリング&システムはマルイにも似ており、第一線級のボルト・ブローバックアクションを見せてくれる。
木目調のグリップとアルミケースも付属されていて、パッケージ的にも満足できる内容だ。快調なブローバックを目の当たりにして、一気に購入意欲が復活し、無事購入へと至ったのであった。

マルシン 44 オートマグ クリント1 カスタム

さてひとつ、買う前から決めていたことに アウターバレルのショート化がある。クリント イーストウッド に贈呈されたという「クリント1 モデル」に何の思い入れもない私は、通常のバランスの取れた6インチサイズに手直しした。分解は非常に簡単で、構造もシンプルなので意外にカンタンに切り詰められる。アウターバレル部分には真鍮のインサートがあり、金ノコが必要となる。フロントサイトも切り落とし、面をならして接着剤で止めればできてしまう。(GUN道場PRODUCTSでカスタム発注も可能)
なお、元に戻したくなったら、3,500円でバレル・ボディーパーツ(メッキタイプ)が手に入るようなので、買っておいても良いだろう。もちろん同時にインナーバレルもショート化してしまったのだが、実射性能に大きな問題はない。(もともと遠距離性能は期待していない)

ブラックHWモデルも精悍でなかなか良い
マルシン 44オートマグ クリント1 ブラック

マルシン 44オートマグ クリント1 ブラック

そんなわけで、ここに オリジナル オートマグ が誕生した。やはりこのバランスに限るなあと、一人悦に入ってしまった。マルシン オートマグ ブローバックは、私の「マグナム・コレクション」として、不動の地位を得たと思う。

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マルシン ベレッタ M84 (固定スライド) ~ 唯一のモデルアップ!

2006/2/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


マルシン ベレッタ M84 ガスガン
マルシン ベレッタ M84
固定スライド ガスガン

スペック
全長:172mm
装弾数:15発
参考初速:85m/s – 0.2g (0.725J)
全長172mm、重量610g
・シングル/ダブルアクション
・可変ホップアップ

流麗なイタリアンデザインを再現
ベレッタ の中でも、屈指の美しさが魅力の M84 モデル。ベレッタ M1934 に勝るとも劣らない、コンパクトで美しいデザインは、何度見ても飽きることがない。トリガーガード前面が滑らかな「 M84 」はマルシンからのみ唯一モデルアップされている。シルバー(ABSメッキ)とブラックの2種類が用意されているが、それぞれ全く雰囲気が異なるのも面白い所である。しかし残念ながら、現在発売されている M84 は、刻印やマガジンがリアルでは無かったりするので、リアルさを求めるなら、WA の M84FS を選んだほうが良いかもしれない。なおマルシンも、一時期 WA からライセンス賦与を受けて、ベレッタ刻印の M84 も作っていた。

マルシン ベレッタ M84 ガスガン

静粛性と安定性の光るコンパクトオート
スライド固定ガスガンであるがゆえに、「年間を通して遊べる」「ガスの燃費がよい」「故障しない」ことがアドバンテージとなっている。そういった部分から、ゲーム向けにも充分使えると考えて良いだろう。冬季では役に立たないガスブローバックに比べ、こちらはむしろ冬用のガスガンというポジションを得られるはずだ。パワー規制後も、このサイズにしては充分なパワーを確保している。また動作不良もめったに起きない上、静粛性・命中精度も充分に高い。ホップアップ性能は、マルイには及ばないが、WA M84FS よりは断然良く、ゲームのサブウェポンとしてなかなか信頼のおける一挺だったりする。そういう観点でみれば、コレクションに加えても良いモデルといえよう。

トリガー・ハンマー以外の可動部分としては、スライドが若干動くが、ハンマーをコッキングできるまでは後退できない。あとは、ディスアッセンブリーレバーは別バーツで、回せばスライドとフレームが分離するようになっている。

マルシン ベレッタ M84 ガスガン

システムとしてはオーソドックスなバレル後退型であり、トリガープルもやや重めとなる。しかし銃のサイズが小さいこともあって、連射してもあまり気にならないレベルの重さだ。そのほか気になった点は、メタルパーツの品質感(仕上げの質)がやや低いことである。但しこれは、マルシンのガスハンドガン製品全般に言えることでもあり、マルシン製品に関しては”細かいことを気にしない”ほうが吉である。

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