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HQリスポンス ~ チームデスマッチ 専用の電子カウンターツール

2012/7/21 By: maxi カテゴリー: サバゲーグッズ


HQ respawns

チームデスマッチ のために考案した復活カウントシステム
まず、チームデスマッチ といえば、数あるFPSゲームのオンラインモードで真っ先に試すことになるゲームメニューではないだろうか。ともかく相手チームの殲滅を図るという、戦闘の本質ともいえる、最もシンプルなゲームモードである。サバイバルゲームでは、殲滅戦の応用として、復活(リスポーン)を可能とすることで、初心者・ベテランを問わず、熱いゲームが展開できる。エアガンそのものや身体のウォーミングアップにも良いし、射撃や動き方の練習にも向いているので、私が千葉で実施している定例会のオープニングゲームでも定番として行ってきた。

今までは、超アナログな「手動カウンター」を用いて、ローカルで数量上限つきのチームデスマッチなどを行っていた。例えば、各チームで20回(人分)まで復活可能とし、21回目に押した人が、フラッグホーンで終了合図、といったやり方である。超アナログであったのは、望む仕様を満たすような、手頃な電子ツールが存在しなかったからに他ならない。しかし・・・ついに見つけたのである。既製品で「スイッチが押された回数を、100m離れたモニターで確認できる電子ツール」というものが存在していた。

サンコー ポストの見張り番
サンコー ポストの見張り番

これは、他に見当たらないアイデア商品で、しかもお手頃価格で量産されている。早速2台購入し、テストしてみた。事前に聞いたメーカーの説明では、周波数は固定式で、2台同時に使うことは出来ない、ということだったが、少なくとも到着した2つの製品は周波数が異なっているようで、同時に且つ別々に稼動させることができた。もしこれが混信する仕様だったなら、逆にそれを上手く活用しようと思っていた。具体的に、このツールはリセットボタンが送信側しか付いていないので、モニター・送信機をセットにして、片方はフィールド内、もう片方はHQコントロールで操作してみようと思っていたのである。ただし1セットだけではチームデスマッチとしては成立しないので、もう一方をどうしようかと考えていた・・・幸い、当初の想定どおりの運用方法で行けることが分かった。

このアイテムは、2013年からプロジェクトをスタートさせる、GUN道場バトルフィールド HQ東海 (ヘッドクォーターズ東海) でのゲーム運用のために製作したものなので、チームデスマッチ専用ツール HQ-RESPAWNS (ヘッドクォーターズ リスポンス)と命名しておいた。

▼標準の機械式スイッチ(レバー)は、あくまでポスト用に作られているため、基盤から配線を伸ばして、別のスイッチを設けた。標準のリセットスイッチも、常用するには小さすぎるので、同じく基盤から配線を伸ばして、別スイッチを設けておいた。
HQリスポンス

▼ガワは適当にプラスチック製の工具箱で製作。オリーブドラブで塗ると、まるで戦車か、怪しいリモコンツールのようになった。何ともプロ仕様っぽいアンテナが付いていて、気味が悪い 謎の物体感が満載。
HQ リスポンス

リセットボタンは送信側しかないので、ゲームごとにプレイヤー側でリセット操作が必要となる。

運用方法の例
数値モニターは、タテ約4センチの大型LEDなので、プレイヤーが全員で確認しやすいのが嬉しいところ。モニターをHQに2台置いて、ゲームマスターが双方のキル数をモニター&アナウンスしながらゲームを運用することもできるし、チームでお互いに復活拠点に置いておけば、相手チームのキル状況がリアルタイムで分かるという、これまでに無かったツールである。

無線の飛距離テスト
障害物・建物ありの市街地フィールド(CKF)でテストを行ってみたところ、約50mの距離で、漏れなくカウント送受信が確認できた。屋外のオープンなフィールドなら、仕様どおり100m近くの交信も期待できそうだ。

HQ東海 サバイバルゲームフィールド