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G&G F2000 ( G2010 ) 電動ガン vol.5 ~ マガジンが抜けなくなるトラブルと解決案

2011/2/18 By: maxi カテゴリー: ライフル

G&G G2010 (F2000)
G&G G2010 (F2000)
スタンダード電動ガン

スペック
全長:758mm
重量:3300g
インナーバレル長:430mm
装弾数:450発
参考初速:82.1m/s (0.67J) ※スプリングアジャスター実装(パワー調整機能付き)
軸受け:8mmボールベアリング
モーター:ハイトルク・ショート(25000rpm)

←G&G F2000 (G2010) 前回のレビュー記事 (vol.4)

G&G F2000 はゲームに数回投入したが、なかなか安定した性能を見せてくれた。個人的な難点としては、大柄なボディのために若干身動きが取りづらく、後方支援ポジションになりがちだったことだろうか。
さてその後、しばらく使用せずに置き、久々にゲームへ持ち出そうとチェックしていたら、マガジンが抜けなくなるトラブルが発生。純正の450連マガジンが抜けなくなってしまった。

▼問題のマガジンキャッチ部分。ダイキャスト製で頑丈なパーツだが、斜めに飛び出ているのが見える。
G&G F2000 (G2010) マガジンキャッチ 不具合

▼メカボックスを外してチェックしてみると、マガジンキャッチの引き具合が甘くなっており、上部のカバーを開けて該当のパーツを棒で押し込んだら、マガジンは抜けおちた。
G&G F2000 (G2010) マガジンキャッチ 不具合

▼リリースボタンをいっぱいに押した状態でもこれだけ爪が出ている。2-3ミリ程度だろうか。
G&G F2000 (G2010) マガジンキャッチ 不具合

購入後、今までは問題なかったのに、なぜ突然こうなったかを考えてみたが、グリップ後方にあるリリースボタンから、テコを介してキャッチを動作させているため、使用を繰り返してどこかがヘタったものと見受けられる。または、引っかかって抜けない状態でグイグイ引っ張ったため、周辺の保持パーツにガタが出たかもしれない。それ以外にも、マガジンを引っ掛ける部分にあるスプリングが固そうなことも原因の一つと思われる。応急処置としては、メカボックスを一度外す以外に、「プラ板」をマガジンとハウジングの隙間から挿し込み、キャッチを開放する方法が考えられる。

さて・・これはどうしたものか。マグキャッチの分解に至るには、ボディをバラす必要がありそうで、恐らくかなりの工数がかかってしまう。それも視野に入れて、いくつか解決方法を考えてみた。

F2000 マグキャッチ修正案
1.キャッチ(ダイカスト製)の爪部分を2-3ミリほど削る
2.キャッチの爪部分にあるスプリングを弱いものに変える
3.テコ部分のクリアランスや、ボタンのストロークを見直し、もっと押し込めるようにする
4.マガジン側でオフセットさせる(へこませる)

「1」は一見簡単そうだが、非常に危険性がある。なぜなら3ミリも削ると爪が無くなってしまい、マガジンが落ちるなどの副作用が起こるに違いない。「4」は同じ副作用と、マガジンの汎用性が無くなるのが問題だ。となると、「2」と「3」を組み合わせてやってみるしかなさそうだ。
この現象は、他社のマガジンでも同様に起こるため、騙し騙し使うわけにもいかず、根本的に解決しなければならない問題といえる。この製品は出来が良いと思っていたが、残念ながら思わぬところで手間のかかる電動ガンだったと言わざるを得ない。

→G&G F2000 ( G2010 ) 次のレビュー記事 (vol.6)

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マルシン コンストリクター Xカートリッジ ~ 息をのむ迫力と重量感

2011/2/11 By: maxi カテゴリー: リボルバー

マルシン コンストリクター Xカートリッジ
マルシン コンストリクター リボルバー
ガスリボルバー / Xカートリッジ仕様

スペック
全長:320mm
重量:1090g(シルバーABS) / 1285g(ブラックHW)
装填数:6発 8mmBB弾
参考初速:80.2m/s – 0.34g

息をのむ迫力と重量感
「 コンストリクター 」とは、獲物を締めつけて殺す蛇(特にboa constrictor)を意味している。コルト アナコンダパイソンも「大蛇」だが、極めつけのモデルとして、マルシンが命名したものだ。このリボルバーはマルシンオリジナルであって実在はしないが、かつて流行ったPPCカスタムリボルバーをモチーフにしたデザインで、往年のファンには懐かしいものに映るのではないだろうか。カスタムバレルのゴツさと、実際に持った時の異常な重さ(とはいえ実銃よりは軽いのだろう)は、生半可な気持ちでは扱えないほどだ。

マルシン コンストリクター Xカートリッジ

PPCカスタムとは?
リボルバーをベースとしたカスタムガンの中で最も代表的な存在である“PPCカスタム”。逞しく重厚な外観は、どちらかと言えばスマートな外観を持つオートマチックピストルのカスタムガンと比較して異彩 を放っている。そもそも“PPCカスタム”とは、過去にFBI(アメリカ連邦捜査局)がハンドガントレーニング用に設けたPPC(プラクティカル・ピストル・コース)に準じたシューティングマッチ用のカスタムガンのことである。現在PPCはFBIで採用されていないが、純粋な競技種目として警察官を対象とした全米大会が毎年開催され、一般 市民の間でも行われている。
マンターゲットを使用して制限時間内に各距離、各ポジションから撃った得点の合計で順位 を競うPPCマッチでは、銃の命中精度が勝敗を決める重要な要素となってくる。そのため、PPCカスタムはオートマチックピストルに比べて命中精度が高く、不発や故障が少ないリボルバー(多くがS&Wの.38スペシャル弾を使用するM10やM65)をベースに、命中精度を向上させるべくバレルを交換。バレル下部にウエイトを追加してフロント部分の重量 を増加させることで、反動抑制と安定したサイティングを実現。トリガーやハンマーなどの可動部分をポリッシュしてトリガープルを軽減。そして正確かつ精密に狙えるようにサイトピクチャーの優れたフロント・リアサイトに交換されている。PPCカスタムで有名なガンスミスとしてはデイビス、ロン・パワーなどが挙げられる。smokey’s gun factoryより引用

▼アッパーレイル(ウエイト)はリヤサイトまで伸びていて、ある程度の剛性も確保している。握ってみると分かるが、とんでもなくフロントヘビーで、振り回すのが危険に感じるほどだ。(いや、実際に危険だ)
アッパーもアンダーレイルも20mm仕様のレイルとなっていて、ドットサイトやライトデバイス、グリップなど、つけようと思えば何でも付いてしまう。
マルシン コンストリクター Xカートリッジ

実射性能はコルト アナコンダ 6インチと同一のためここでは省略するが、法定以内の初速であっても夏場の 8mm弾の「パワー感」には恐ろしいものがある。何といっても発射音と着弾音が強烈で、ブローバックハンドガン以上に「マグナム感」を堪能できるのがmaxi8リボルバーシリーズなのである。

マルシン コンストリクター Xカートリッジ

この上なくヘビーデューティな コンストリクター を使いこなすには、相当な訓練がいりそうだが、ダンベルとして訓練に使えば、他のどんな銃でも軽く思えるに違いない。
今回Xカートリッジ仕様になったことでカートのリアルさが増し、スピードローダーとの相性も良くなった。歴代のガスリボルバーの中でも、この マキシエイト Xカートリッジシリーズ は最高峰の出来なので、是非堪能してみてほしい。

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アカデミー TMP SMG フルオート 電動ガン ~ バリエーションゲームに使える一挺

2011/2/10 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

アカデミー TMP SMG
アカデミー TMP SMG
電動ガン 10歳以上用

スペック
全長:345mm
重量:620g
装弾数:230発
初速:37.5m/s – 0.12g (0.084J)
・フルオートのみ
・固定ホップアップ内蔵
・単4アルカリ電池6本使用

※リポバッテリー7.4V1800mAh20C搭載カスタム
発射速度:775rpm

楽しいバリエーションゲームに使える一挺
最近、10歳以上対象のエアガンは、東京マルイ から SOPMOD-M4 が発売されたり、ハンドガンも一通り揃っていたりと比較的ラインナップが多い。今回ゲーム用に「10歳以上用」「多弾マガジン付属」で「安価」な フルオート電動ガン を探したところ、アカデミー製 TMP が目にとまったので、入手してみた。このシリーズは他にも、コルトM4A1、K2ライフル、マイクロUZI などがある。各種ハンドガンも出ているようだ。
あえて10歳以上用を選んだのは、インドアでのお遊びゲームメニュー用で、ターミネーター戦、バイオハザード戦など、これまでは標準電動ガンを使用していたが、どうしても至近距離で撃ちこまれてしまう場合が多く、危険性を排除したい想いがあった。もちろんこの TMP なら、非常に安心できるゲームになる。パワーは0.08Jしかないが、近い距離で素肌に当たればチクっとするヒット感があるし、フルオートなので装備の上からでもある程度着弾が分かる。弾は怖くないが、敵ボスに追い掛け回されることが怖いという、狙った面白さを得ることができた。

チープな外観だがリアルなサイズ
実売3500円前後とリーズナブルなため、仕上がりを求めるものではないが、形状や雰囲気は非常に良く出来ている。 KSC のモデルと比べると、若干サイズが大きくてマズル部が長いのが少し気になったぐらいだ。可動部分は、トリガーとマガジンキャッチ、セーフティだけだが、ゲームには必要充分であろう。

単4アルカリ電池の消耗が激しいのがネック
動力源にはアルカリ電池(6本)が必要で、しかも100円ショップのものではあっという間に切れてしまう。そうでなくても、2マガジン程度撃てるかどうかという所だ。
これではコストがバカにならないので、早々に充電池(リポバッテリー)を内蔵した。乾電池6本ということで、元々9V仕様となっているが、8.4Vニッケル水素では回転が上がりすぎたので、7.4Vリポにしたら適度な回転数になった。

▼何も分解せずとも、バッテリーケースを取り出せる。一度ケースを奥に押し込んで、銃口側を持ち上げれば良い。
アカデミー TMP SMG

▼電池ボックスは単純に2本のリード線が出ているだけ。これにミニコネクターを取り付ける。
アカデミー TMP SMG

▼たいしてハードな使用を想定していないので、とくにハンダ付けもしていない。
アカデミー TMP SMG

▼計ったかのように1800mAhサイズのリポがピッタリ収まった。ガタツキも全くなく、この収まりは美しすぎる。なおET1-7.4V800mAhもピッタリ収まる。
アカデミー TMP SMG

快調な230連マガジン
マルイ UZI の雰囲気に似た 多弾マガジンは、裏ブタをあけてBB弾をジャラジャラと流し込み、あとは底にあるゼンマイを巻き上げるだけ。これがなかなか調子が良い。ゼンマイが少し固いものの、きれいに給弾してくれる。

総評
安いトイガンではあるが、デザインはモールドながらも良く出来ているし、全くバカにできない性能を秘めていて、何だか気に入ってしまった。インドアはもちろん、屋外ゲームのサブウェポンにも、意外に使えたりするかもしれない。あとは、内部メカにどれほど耐久性があるかが気になるところだが、5-6ゲーム使った感じでは全く問題ない。今回リポに換装して多少心配はあるが、しばらく使ってみたいと思う。

短期レビュー2011/02
リポ化した TMP は驚くほど快調で、とりあえず1000発程度撃っているものの特に問題は無い。発射速度も800rpm近く、10歳以上用、3400円のエアガンにしては戦力高めだ。こうなるとスペアマガジンが欲しくなってくる。とはいえ、心臓部はプラスチック製と思われるので、耐久性にそれほど高い期待はもてないだろう。
それから命中性能に関して、元々なのかリポ化の弊害なのか分からないが、弾はものすごく散る。0.12gで10m先にすごい勢いで散開し、命中精度云々を語る要素は一つも無い。もっとも、私もそんな使い方は想定していないので何も問題はないが、参考までに記しておきたい。

→アカデミー マイクロUZI のレビュー記事も読む

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