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フィールドレビュー の記事一覧

どんぱち インドア サバイバルゲーム フィールド レビュー

2011/1/12 By: MAXI カテゴリー: フィールドレビュー

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どんぱち インドアシューティング HP

国内最大級のエキサイティングな屋内フィールド
「どんぱち」は2009年にオープンした「マルサバ」が2010年12月にリニューアルして改名したものだ。オープン当時を含めてレビューを進めたい。

2010年2月…ひそかに人気上昇中の「マルサバ」
2009年秋、千葉県八街市(やちまたし)にいつともなくオープンしたインドアフィールドが「まる鯖」である。色々調べてみると、「面白い」「楽しい」といった声があふれており、行く前から期待が高かった。そして、行ってみればウワサどおりの、最高のインドア・シチュエーションフィールドであることが分かった。

どんなシーンも演出できる!?「6区画」のフィールド
マルサバは縫製工場の跡地となっており、もとの設備を生かした部屋や空間が多数あって、色々なゲームが自在に楽しめる。それぞれの区画同士においても、適度に遮蔽物が設置され、攻防ともに絶妙なバランス感で設計されている。ここまで奥深さがあるインドアは初めてである。100m×12m程という細長いフィールドだが、さまざまな遮蔽物により、ヨコでの至近距離バトルも激しいものになった。長モノ(ライフル類)も許容できる広さだ。ちなみに、プラ弾もOKとなっているので、フルサイズの電動ガンのみならず、0.12gなどの軽量弾を使えば安全性も高く安上がりだ。人数が10~15人程度なら、2~3区画をローテーションしながら、色々な組み合わせで使うのが面白いだろう。そんなふうに自由度が高いところも楽しかった。

貸切ゲームレギュレーション
初戦は貸しきりでゲームを実施。インドアということでハンドガン戦をメインにバトルを行った。冬にはもっぱら弱いガスガンだが、ある程度手で温めれば、なんとか10発くらいまでなら撃てる。手で加温をしながら、マグチェンジや弾補充をして戦い続ける。途中で、各チームにフルオート電動ガンを入れることもあったが、壁に着弾する音が鳴り響いて、恐ろしいものがあった。

このときは、マルイG17グロックカスタムとKSCシステム7 USP45を使用。USP45のほうが、動作のキレは良い。しかし命中の安定性から、結局はグロック17カスタムを多用。その他、シングルカラムのミリガバなどは気温的にやはり厳しいものがある。インドアでも冬は、ダブルカラムのオートか、何かしらのエアーコッキングガンを持参するのがおすすめである。

さて・・・終日遊んでかなりのゲーム数を行ったはずなのに、終了時にまだ何かをやり残した感があった。
例えば、隠れ小部屋などを使っての人質救出戦や、長い移動距離を生かした脱出戦など、思いつく限りのシチュエーションゲームが出来そうな、非常にユニークなフィールドなのである。オーナーからは、米兵が訓練のために泊りがけでキャンプをしたいようなオファーがあった等のエピソードも聞いたが、9:00~16:00~0:00までの長時間利用など、フレキシブルに対応していただける部分もあるようなので、じっくり遊びたいという方は相談してみると良いだろう。

その他メモ
・気温の低い地域のようで、当日風が強かったこともあって終日冷え込んだ。しかしインドアということもあり、雨風の影響が無い。
・セイフティには暖房(ストーブ)やマガジン加温器具(食器乾燥機)があり、他に電子レンジなども用意されている
・セミバイオ弾、プラ弾OK ※フルサイズ電動フルオートなら0.12gがお勧め。ただしかなり散る。また、フルオートの人数が多いと、当然ながら跳弾が激しくなる。

2010年9月 G-PROJECT協力で定例会を開始
マルサバは貸し切り専用フィールドだったが、2010年9月にGUN道場PROJECT(G-PROJECT)の協力で定例会を開始することになった。G-PROJECTはサバイバルゲームを専門にプロデュースする事業を行っており、定例会を希望する声が多かったために実現した。

「どんぱち」へリニューアル
オープンから約1年を経た2010年11月、マルサバはいったんフィールドを休業し翌月12月には「どんぱち」へと変わった。フィールド概要や注意点はマルサバ時代と変わらないが、内部のストラクチャーは、動線が大幅に増やされ、さらに開けている部分と密度が高い部分のメリハリが加えられて、より緊張度を増すマッピングとなった。

フィールドマップ
どんぱち インドア フィールドマップ

内部の概要(どんぱち)
※左端をエリア1と設定。外側から入る扉やエントランスは全部で6つある。

1. エントリーゾーン
セフティエリアに最も近い場所がエリア1である。最端には2階構造の高台があり、1.2区画分まで見通せるが、死角も多い。真ん中には八角形をした迷路状の建物が設置され、内部にいくつかある扉で移動できる。

2. 市街地風ゾーン
一角にPCやデスクが置かれた小部屋があり、それ以外に大きく2つの建物が設置されている。障子の張り巡らされた建物があり、そこには畳まで敷いてあって、さながら旅館か忍者屋敷のようだ。何故かタコヤキの鉄板と営業中の暖簾がかかった屋台も設置されている。

3. 砦と瓦礫ゾーン
まるで荒廃した戦地を歩いているかのようなガレキ地面にドラム缶などのバリケード、そして2階建てのしっかりした建物が建っている。フィールド全体を使ってゲームする場合は、この区画を中心に銃撃戦となりやすい。

4. バリケードゾーン
バリケードが複数ある比較的オープンな区画。やや手狭で、移動で通るか、砦との攻防で使われることが多い。

5. Barカウンター/ 倉庫/ 闇のサンドバッグ部屋
4つの小部屋空間が設定された、雰囲気のある空間。全ての部屋に抜け道が用意されている。サンドバッグ部屋は、暗闇のため隠れるのに使われることが多い。そこには無数のサンドバッグがぶら下がっており、撃ち合いというより拳法の訓練も出来そう。この区画では、どんぱち最大の接近戦となるため、恐怖度が高い。

6. 社長室と厨房(最端)
2つの小部屋(社長室)とキッチンのある区画。大きな金庫や冷蔵庫、フライパンなど小物が面白い。4区画(バリケードゾーン)の中央まで見通せるようになっている。

こういった、シチュエーションの異なる空間が6つもあるので、端から端までをクリアリングしたり、脱出するような、シナリオ的なゲームが非常にハマるのがどんぱちの特長である。
全体的には、動線は多いが射線が少ないため、バッタリ接敵して近距離での撃ち合いとなるか、あるいは、ひらけた場所での銃撃戦となることが多い。くぐりぬける箇所など、スムーズに移動できない動線も多い。またどんぱちでは、電動ガンよりもガスガンやエアーコッキングで、一撃必殺のゲームをしたほうが面白いだろう。

→ どんぱち定例会 毎月第一日曜に開催中!


千葉北フィールド(CKF)サバイバルゲーム フィールドレビュー

2010/6/18 By: MAXI カテゴリー: フィールドレビュー

千葉北フィールド CKF

2010年5月にオープンした新フィールド、千葉北フィールド(CKF / http://ck-f.jp/)に行ってきたのでレポートしておきたい。場所は千葉北インターから数分の国道16号沿いにあり、千葉のフィールドでは最もアクセスが良い。目印としては「千葉脳神経外科病院」の近くになるが、インター出口から16号に出て反対車線に回りこむ必要がある。

今回は7名で参加。現在、平日プランであれば、貸し切り参加5名から受付けと、敷居が低く設定されており、気軽に遊びにいけそうだ。

ファシリティ
・セーフティエリアは32人分以上の椅子があり、広々としている。
・別の建物に受付と、しっかりした女性更衣室がある。
・受付には、カップ麺など簡易な食料がある。

フィールド
・広さは実質約50mx30m程度。
・フィールドの片隅がシューティングレンジになっている。
・恐らく20人ぐらいまでが丁度良い人数とは思われる。

フィールドマップ
CKF map 2011.04版

特徴としては、遮蔽物が非常に多く設置されており、ハンドガンでスピーディに立ち回るような動きやゲームを設定すると面白いのではないだろうか。なお、さすがに16号線沿いだけあって、フィールドの隣には、フットサル場や中古車販売店などがあるため、上空への発砲をしないよう、注意しなければならない。

CKF 動画1 奥のホイッスルから手前(セーフティ側)のホイッスルまでツアー

実施したテストゲーム

1. フラッグx殲滅戦 フルオート [3×4/ 1HP/ 300発]
※テストを兼ねてG&G F2000を投入、こちらは別途レポートしたい。

2. フラッグx殲滅戦 ハンドガンセミオート [3×4/ 1HP/ 2マグ] ※1マグ25発前後

3. ターミネーター戦1 [1×6/ ターミネーターはフルオート、背中に風船/ レジスタンス 1HP 1マグ]

4. 大将討伐戦(護衛+1) [2×5/ 1HP/ 1マグ]

5. フラッグx殲滅戦 ハンドガンセミオート [3×4/ 1HP/ 1マグ]

6. フラッグx殲滅戦 ハンドガンセミオート [3×4/ 2HP/ 1マグ] ※1回のみ仲間1タッチで復活可

7. ターミネーター戦2 [1×6/ ターミネーターはハンドガン2挺、背中に風船/ レジスタンス 1HP 1マグ]
※8mmリボルバー(6発)コルト・アナコンダで挑戦。背中をとって確実に風船に当たる距離(5mぐらい)まで近づく動きを心がけ、最後の最後まで生き残ったものの、1人陽動作戦が失敗し、あえなく撃沈。ベストポジションを取るために動きまわったので、約15分の間に1発しか撃っていないが、ターミネーターさながらの緊張感を楽しめた。

総括
今回は、[6]の1マグ2HPぐらいが丁度バランスがとれて面白いゲームとなった。2マンセルで声を掛け合って挟み込んだり、陽動したりして、仲間が2ヒットで倒れたら、他のセルに加勢するなど、色々と動いてみた。

このフィールドでは、7人でも会敵する機会がかなり多く、隠れる場所も多いため、身軽に動き回ると非常に面白い。ライフルで遠距離を狙える位置も無くは無いが、動きやすく射程の短いハンドガンで戦うことをお勧めしたい。建物や遮蔽物をうまく使って、何とかして敵の後ろをとるような隠密行動が、昼間でもやりやすいのが特長といえるかもしれない。また、屋外と屋内のバランスがマッチして、今までに無かった、面白いフィールドに仕上がっている。

CKF動画2 セーフティから中間までツアー

CKF動画3 中間から奥のホイッスルまで ツアー


トリガートーク インドア サバイバルゲーム フィールド レビュー

2010/2/27 By: MAXI カテゴリー: フィールドレビュー

トリガートーク インドア サバイバルゲームフィールド

トリガートーク インドア サバイバルゲームフィールド マップ

トリガートーク (http://trigger-talk.com/)は、2009年に埼玉県三芳(所沢IC付近)にオープンしたインドア サバイバルゲームフィールドである。以前から気になっていたインドアフィールドなので、とりあえずは行ってみた。今回ゲームはしなかったが、フィールドの大きさや雰囲気、ショップの様子など、ゆっくり見ることが出来たのでレポートしておきたい。

トリガートーク サバイバルゲームフィールド

30人規模のゲームが可能な広さ
事前にHPで見てなんとなく、非常に狭いフィールドを想像していたが、実際に見るとずっと広く、建物を2棟使っていることもあって、意外に多くの人数で楽しめるようになっている。

緊張感満点のCQBフィールド AとBの2フィールドの趣向
Aは、多数の小部屋・ドアエントリー・迷路・階段・シンプルな2Fを使って色々と緊張感あふれるゲームが楽しめそうだ。
Bは、小さな街並みのイメージで、迷路のような路地+小さな家(部屋)、車なども置かれていて雰囲気が抜群である。ライティングの調整次第では、昼間でも夜を演出することができる。

A、Bそれぞれ、20人(10対10)ぐらいまでなら相当に楽しめそうだ。さらに全面使用であれば、この2つをつなげて使うこともできる。また、いずれにしても会敵距離は非常に近いと思われるので、特にフェイスマスクなどの防御装備はしっかりして行ったほうがよいだろう。なお、前回行って楽しかった「まる鯖」に比べても、設備状況やシチュエーションなど全くひけをとらなかった。

トリガートーク セーフティ

併設のショップ+カスタム工房
最初に2Fの受付兼ショップに入って驚いたのは、EnRouteのリポバッテリー「EnLipo」とそれに関するオプション(EnRouteの充電器、延長ケーブル、コネクター類)がほぼ全種類そろっていたことであった。LipoはどのGUNショップでもほとんど取り扱われていないため、これはリポを愛用している方、これから使いたいという方にはかなりうれしい品揃えといえる。何より、実装して試したり、オーナーのノウハウを聞いたりできるというのは、実店舗ならではのメリットだ。

リポバッテリーは、安全を謳われているリフェ(LiFe)に比べて、電圧が高くて小型で、何より価格が安いというメリットがある。さらに電動ガンに使えば、セミ・フルともにレスポンスが格段に向上し、このバッテリーだけで絶対に電動ガンは見違えるものになる。扱いが難しい、破裂が怖いなどといわれているが、それはニッケル水素も同様である。特性を理解して専用のバランス充電器で管理を行えば、それほど臆することではない。Lipoバッテリーはノートパソコンや携帯電話に使われているものと同様であり、間違った管理を行わなければ、問題はないはずである。

Lipoに関しては、トリガートークのブログでも何度か紹介されていたが、コンパクト電動ガンへのリポ実装が非常に有効という所で共通点があったので、しばらく談義が盛り上がった。オーナーもMAC10がお好みのようで、色々と試されているようだ。

あとはショップ隣に、中華エアガンのカスタム工房 ガンスミス・バトン が併設されており、なかなか気になるアイテムを取り扱っている。この工房には、フィールドの一部を活用した35mの無風テストレンジがあって、テストしながらセッティングができるという非常に良い環境が作られており、羨ましい限りであった。

なお今回は、フィールドの充分な広さと、作りこみの面白さが確認できたので、GUN道場PROJECT の16戦ラリーにも盛り込みたいと思う。